テーマ:2006年1月~3月の映画

高倉健がため息をつき、舌打ちする映画。『単騎、千里を走る。』

 東光徳間→解散  ドラゴンフィルム→倒産  ムービーテレビジョン→配給事業からの撤退、および体制&社名変更  冒頭からいきなりネガティブな話もどうかと思うんですが、中国映画を手がけてきた配給会社・映画会社の運命って、どれもこれも悲惨なことになっています。  中国映画を手がけたことが原因でこうなったのかどうかはわかりませ…
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いずこの国も同じ 映画『ひとすじの温もり』

 映画『ひとすじの温もり』は、ゴダール作品を除けば、日本では上映されることが非常に稀になっているスイス映画です。  アラン・タネールも新作を発表し続けているようなのですが、日本にはさっぱり入ってきませんし、ダニエル・シュミットも5年以上ご無沙汰です。ロカルノ国際映画祭という国際的に有名な映画祭もあるのですが……(ちなみに、2005年の…
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怪作!! 映画『拘束のドローイング9』

 ビョークのヌードが見られるから?  3週間という期間限定上映で、上映回数も1日3回のみ、しかも楽日が近いとはいえ、平日の昼にこんなにお客さんが入っているとは思いませんでした。せいぜい10数人くらいじゃないかと想像していたのに、シネマライズ(地下)の客席は半分以上埋まっていました。制服姿の女子高生もちらほら。そんな作品じゃないはずなん…
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ちょっとした拾いもの! 『アサルト13 要塞警察』

 こんな邦題だし、普通だったら観なかったかもしれない映画なのですが、たまたまちょうど時間がよかったので観ちゃいました『アサルト13 要塞警察』。観てみると、これが……ちょっとした拾いものだったんですね~。  キャストには主役級と準主役級が揃っていますが、監督は無名だし、宣伝にもそんなに力が入っていたという印象はありません。あまり映画を…
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危ない映画、危ない写真集 映画『アブノーマル・ビューティ』

 初日の3回目の上映回を観ましたが、観客は私を含めて7人。寂しいですね~。  監督であるパン・ブラザーズには、『レイン』という全国公開された映画(おそらくタイ映画としては日本初)があったにも拘らず、ですから、あまりにも落差が激しいですね~。 内容が内容であるということもあるのでしょうが(本来はレイトショー向き)、宣伝が行き届いていな…
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恐い顔の女 映画『フライトプラン』

 映画『フライトプラン』の元ネタの1つがヒッチコックの『バルカン超特急』(1938)であることはよく知られていて、『バルカン超特急』と比べて……という書き方をしているブログも多いのですが、実はもう1本この映画の元ネタになった映画がありました。  その映画のタイトルは『バニー・レークは行方不明』(1965)。監督はオットー・プレミンジャ…
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『シャークボーイ&マグマガール 3-D』に関するトリビア

 ・この物語は、監督ロバート・ロドリゲスの、7歳の息子レイサー・ロドリゲスが考えたもので、彼の名前は“Story by Racer Rodriguez”としてクレジットされている。  ・この映画には、架空のハンバーガー・ショップ「ビッグ・カフナ・バーガーズ」が登場するが、それはロバート・ロドリゲスの他の作品にも登場したもので、彼の…
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『ダイヤモンド・イン・パラダイス』に関するトリビア

 ・元々は、『イントゥ・ザ・ブルー』(2005)や『ブルークラッシュ』(2002)などの作品で知られる監督ジョン・ストックウェルが監督する予定だったが、2003年夏の時点で降板している。  ・いくつかのビーチ・シーンでは、あまりにも寒すぎて、俳優の息が白く見えるところがある。  ・ビーチハウス(の外観)は、マリブ北部のSyc…
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『アサルト13 要塞警察』に関するトリビア

 ・元々主役のジェイク・ローニック役にはマーク・ウォールバーグがオファーされていたが、彼は引き受けなかった。  ・本作には、“fuck”やそれに類する言葉が、127回も使われている。  以上、元ネタはIMDb  [レビュー]  [キャッチ・コピーで選ぶアメリカ映画 2006年1月~3月]   ←ワン・ク…
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『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』に関するトリビア

 ・ホアキン・フェニックスは、すべての歌を吹替なしで唄い、ギターの演奏もゼロから練習した。  ・リース・ウィザースプーンもすべての歌を自分で唄い、オートハープも自分で演奏できるように練習した。  ・ジューン・カーター・キャッシュは、この映画が製作される前に亡くなった。それで、リース・ウィザースプーンはリサーチとして彼女のクロ…
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映画『ミュンヘン』は、『SAYURI』にも匹敵する一大国際プロジェクトでした。

 エリック・バナ(もしくはダニエル・クレイグ)が、考え込んでしまっているかように、がっくり肩を落として座っているシルエット。  映画『ミュンヘン』の予告編から事前に私が得たイメージ映像はこれだけでした。  アメリカでの先行公開が、アカデミー賞をぎりぎりで狙える12月23日であり、日本でも事前のマスコミ向けの試写も年明けにわずか1回行…
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バンデラス自身もバツイチ・再婚・1女あり! 『レジェンド・オブ・ゾロ』

 『レジェンド・オブ・ゾロ』を見て思うのは、現代アメリカが求めるヒーロー像の変化ですね。つまり、父親、もしくは1人の成人男性とかだけではなく、家族全員が力を合わせて“悪”と闘わなければないということ。名づけて“スパイ・キッズ・シンドローム”です。  1人の男性ヒーローが家族を巻き込んで闘うことになる映画を家族史的に並べてみると―― …
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魅了されちゃいました! 『プライドと偏見』

 過去に映画化されたジェーン・オースティン原作の映画(『エマ』や『いつか晴れた日に』)の印象や原作のタイトルの印象から、大して期待せずに観に行ったのですが、すっかり魅了されて帰ってきました。凄くいいですよ!  内容は、5人姉妹、及びその周辺の男女の人生の選び取り方(つまり、人生のパートナーの選び取り方)を描いた作品、ということ…
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『ジャーヘッド』に関するトリビア

 ・もともとレオナルド・ディカプリオとトビー・マグワイアがこの映画の主役の座を競っていた。実際に主役の座を射止めたのは、ジェイク・ギレンホール。  ・この映画は南カリフォルニアのインペリアル・バレーで撮影されているが、それは気候がイラクと似ているからである。本物の海兵隊も気候がイラクと似ているという理由でブロウリーという田舎町…
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映画『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』に関するトリビア

 ・本作は、2000年5月、マンハッタン・シアター・クラブで初上演されたディヴィッド・オーバーンの戯曲「プルーフ/証明」の映画化。舞台としては、ロングランを続け、ピュリッツァー賞ドラマ部門、トニー賞最優秀舞台作品賞、最優秀演出家賞、最優秀女優賞などを受賞。  2001年6月には、日本でも日本版キャストで上演された。配役は、キャサリン:…
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映画『クラッシュ』(2004)に関するトリビア

 ・ライアン・フィリップがサインする前には、ハンセン巡査役として、ヒース・レジャーとも話し合いが持たれていた。    ・この物語が作られるきっかけとなったできごとの1つは、監督&脚本家であるポール・ハギス自身がカー・ジャックにあったことである。  ・サンドラ・ブロックは、この映画に出演することにとても熱心で、現場に向かうた…
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『アメリカ、家族のいる風景』に関するトリビア

 ・サラ・ポーリー演じるスカイの母の写真には、彼女の本当の母親ダイアン・ポーリーの写真が使われている。ダイアン・ポーリーは、1990年に亡くなっているが、サム・シェパードの大ファンだった。サム・シェパードは、本作でスカイの父親を演じている。  以上、元ネタはIMDb  ・ヴィム・ヴェンダースは、『ランド・オブ・プレンティ…
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映画『RIZE』に関するトリビア

 ・監督のデイヴィッド・ラシャペルは、クリスティーナ・アギレラの“Dirty”のPVのためにクランプ・ダンスを紹介し、自ら監督もしている。  その映像はこちら(http://www.streaming-clips.com/videoclips/1084/Christina-Aguilera/-Dirrty.php)。   ・この…
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映画『悪魔の棲む家』(2005)に関するトリビア

 ・ダッチ・コロニアル様式で建てられた有名な“アミティヴィルの家”(この映画のモデルとなった事件が実際に起こった家)の外観は、ウィスコンシン州のシルバーレイクに建てられた。建物の内部は、イリノイ州バッファロー・グローブの公園にある空き家の中に、臨時のサウンド・ステージを組んで作られた。  ・この映画は、インディペンデント系映画会社…
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『ホテル・ルワンダ』に関するトリビア

 ・監督のテリー・ジョージは、このプロジェクトの最初から、主役にはドン・チードルが相応しいと考えていた。しかし、プレ・プロダクション段階で、このプロジェクトに興味を持った投資家やスタジオは、主役にデンゼル・ワシントンかウェズリー・スナイプス、メキー・ファイファー、ウィル・スミスではどうかとまで言ってきた。そうすれば、ボックス・オフィスで…
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『僕のニューヨークライフ』に関するトリビア

 この映画は、ウディ・アレンが、アナモルフィック・ワイドスクリーン(縦横比を実際とは変えて撮り、スクリーン上で正しい比率で反映されるように撮影するやり方)を使って撮影した2つ目の映画である(1つ目は『マンハッタン』(1979))。  ・アマンダ(クリスティーナ・リッチ)とジェリー(ジェイソン・ビッグス)のアパートの壁には写真の…
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映画『スタンドアップ』に関するトリビア

 ・ミシェル・モナハン演じるシェリーが男性の同僚に仮設トイレに閉じ込められ、そのまま横倒しにされるシーンで、彼女は糞尿まみれになるが、実際に使われたのはゲータレードやココアの粉末、かぼちゃのパイの具 、である。  ・この映画の元になった訴訟は、1998年に行われたものだが、最初に告訴してから10年、ハラスメントが始まってから20…
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映画『プライドと偏見』に関するトリビア

 ・エマ・トンプソンが脚本のリライトに参加しているが、彼女は脚本家としてクラジットされていないし、ギャラも支払われていない。エンド・ロールの”Special Thanks”に名前が挙げられているだけである。  ・この映画の設定は1797年である。この年は、ジェーン・オースティンが『高慢と偏見』”Pride and Prejudic…
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『レジェンド・オブ・ゾロ』に関するトリビア

 ・正式タイトルが決まるまで、タイトルは何度も変更になった。最初は『マスク・オブ・ゾロ2』(The Mask Of Zorro 2)だった。テッド・エリオットとテリー・ロッシオが脚本を書いた段階では『マスクを脱いだゾロ』(Zorro Unmasked)だった。しかし、彼らの脚本は採用されず、タイトルは『ゾロ2』(Zorro 2)になり、…
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映画『ミュンヘン』に関するトリビア

 ・この映画にはベン・キングスレーが参加する予定になっていたが、スケジュールが合わず、断念した。彼が演じることになっていた役は、ジェフリー・ラッシュが演じているエフライム役である。  ・撮影隊のトラックが、ドイツから重い装置を積んでロケ地となったマルタに移動したが、そこで不審火が出た。さてはテロリストの攻撃を受けたのかと大騒ぎにな…
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映画『オリバー・ツイスト』に関するトリビア

 ・ブラウンロー役は、『』戦場のピアニスト』にも出演しているフランク・フィンレイが演じるはずだったが、エドワード・ハードウィックに交替になった。  ・本作のセットはあまりにも大きいので、ロマン・ポランスキー監督はスクーターでセットを走り回っていた。  ・『オリバー・ツイスト』を新たに映画化しようというアイディアは、ポラン…
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『フライトプラン』に関するトリビアなど……

 ◆『フライトプラン』に関するトリビア  ・リッチ機長を演じているショーン・ビーンは、実生活では飛行機が苦手で、どうしても乗らなければならない時以外は絶対に飛行機には乗らない。  ・ピーター・サースガードも飛行機嫌いである。  ・ジョディ・フォスターの役は、元々はショーン・ペンのために書かれたもので、カイルという役名は…
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キャッチ・コピーで選ぶヨーロッパ・その他の地域の映画 2006年1月-3月

 どこの国の映画か。  このところ、映画の国籍なんてあまり気にされなくなっていますけど、それでもマイナス・イメージにつながってしまうことを恐れてか、巧妙に国籍(もしくは物語の舞台)がぼかされていることがあります。特にハリウッドでも活躍している俳優や監督の映画はそうですよね。『イノセント・ボイス』はメキシコ映画だし、『リトル・ランナー』…
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キャッチ・コピーで選ぶアジア映画 2006年1月-3月

 今回120本あまりの最新映画のキャッチ・コピーを書き出してみたわけなんですが、繰り返し出てくる1つのキー・ワードがありました。といっても4作品に、なんですけど。「アカデミー賞最有力」とか「感動」とかももちろん多いんですが、これは昔からですよね。正解は「切ない」。アメリカ映画に1つ、そしてアジア映画に3つ、ありました。  これって、「…
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キャッチ・コピーで選ぶ日本映画 2006年1月-3月

 ちょっと間をあけて、チラシが複数種類出たりすることがありますよね?ビジュアルも変えて、キャッチ・コピーも変えて。  今期の日本映画にもそうしたケースがたくさんありますが、それって、前のチラシがあまりよくなかったから変えてみたとか、ようやく映画が完成したので新しいビジュアルを出せるようになったとか、そういう試行錯誤の表れではないんです…
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