テーマ:ヤン・シュヴァンクマイエル

ヤン・シュヴァンクマイエルの5年ぶりの新作は『サバイビング・ライフ(理論と実践)』!

 ヤン・シュヴァンクマイエルの5年ぶり新作が完成していて、ベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門で上映されることになっています。  タイトルは、「サバイビング・ライフ(理論と実践)」“Přežít svůj život (teorie a praxe)/Surv…
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「食」の集大成 ヤン・シュヴァンクマイエル 『フード』

 今のところ、シュヴァンクマイエルの最後の短編映画となっている『フード』。  「朝食」「昼食」「夕食」という3部構成で、それぞれ5分55秒、7分3秒、3分23秒。  「食」がテーマで、監督がシュヴァンクマイエルであれば、行き着く先は当然のように想像できてしまいますが……。 Jidlo (aka Food) - Jan Svan…
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少女の冒険? 『ジャバウォッキー』 ヤン・シュヴァンクマイエル

 本作は、元々、ルイス・キャロルや『不思議の国のアリス』の世界に魅せられていたシュヴァンクマイエルが初めて自らの作品の中にルイスの世界(『鏡の国のアリス』の中詩の「ジャバウォッキー」)を取り込んだ作品『ジャバウォッキー』です。  「ジャバウォッキー」はテリー・ギリアムも映画化していますが、詩自体は、本作の中でも朗読されている部分だ…
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シュヴァンクマイエル vs ヒュー・コーンウェル 『アナザー・カインド・オブ・ラヴ』

 シュヴァンクマイエル来日とシュヴァンクマイエル作品が多数リリースされたのに合わせて、久しぶりに、シュヴァンクマイエル作品について書いてみることにしました。  当ブログでまだ取り上げていないシュヴァンクマイエルの短編は、あと10作品くらいありますが、今回は、シュヴァンクマイエルにとって唯一のミュージック・ビデオである『アナザー・カイン…
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ヤン・シュヴァンクマイエル 2007年 夏!

 映画『ルナシー』のDVD発売に合わせて、シュヴァンクマイエルが来日もし、各種のイベントが行なわれるようなので、ここでまとめておきたいと思います。  コロンビア ミュージック エンタテインメント:http://columbia.jp/prod-info/XT-2485-6/info.html#3174  ◆DVD  ・DV…
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ブニュエル的? カフカ的? 『部屋』 ヤン・シュヴァンクマイエル

 シュールな部屋に突然放り込まれた男の物語。  前半  後半  【物語】  ドアの取っ手がまわって、男が転がり込むようにして部屋の中に飛び込んでくる。  男が入ってきたドアは直後にひもで縫いつけられて開かなくなってしまう。  部屋にはチョークで矢印が書かれてあり、男がたどっていくと、ドアの取っ手に着く。 …
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不条理なストーリーと上映禁止の不条理 『庭園』 ヤン・シュヴァンクマイエル

 もしも垣根が生身の人間でできていたら……。  前半    後半    【物語】  ヨゼフは、旧友フランチシェクを家に招待すべく、車を走らせている。  2人が逢うのは20年ぶりで、お互いに全然変わらないなあ、などと話している。  ヨゼフは、家に入る手前の道で反対側からやって来た霊柩車をやり過ごす。  家の前…
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『アッシャー家の崩壊』 ヤン・シュヴァンクマイエル

 エドガー・アラン・ポーにとって、『アッシャー家の崩壊』は、自身の死と妻ヴァージニアの死を予感し、生きることの苦悩を象徴的に描いた作品だったようですが、シュヴァンクマイエルはこの作品をもうちょっと違う風にとらえたようです。  前半  後半  ストーリー(字幕)を追っていくと、なかなか映像までは目に入ってきません…
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10分でわかるチェコスロバキア戦後史 ヤン・シュヴァンクマイエル 『スターリン主義の死』

 チェコスロバキアの政治状況に翻弄され続けた映画作家ヤン・シュヴァンクマイエルによる「スターリン主義の死」。だから、作品の内容も、皮肉に満ちて、辛辣なもの。そういうイメージがあったのですが、今回、新たに、見直してみて、印象が変わってきました。    【物語】  大きな建物が崩壊する。~第二次世界大戦のイメージ?  壁…
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ただ黙って朽ちていく…… その2 『J・S・バッハ G線上の幻想』

 当ブログで取り上げるヤン・シュヴァンクマイエル作品もこれで11本目。  パッと見て、その面白さがわかるような作品はもういくつも残されてはいないのですが……。  『J・S・バッハ G線上の幻想』は、シュヴァンクマイエルの第2作で、カンヌ国際映画祭短編部門で審査員賞を受賞している作品です。  【物語】 男が建物の中に入っ…
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人を呪わば穴二つ? 『棺の家』 ヤン・シュヴァンクマイエル

 シュヴァンクマイエルの第4作で、シュヴァンクマイエルの原点である人形を使った作品(初期に多く見られる)の1つです。  【物語】 機械じかけのサルの楽団の演奏が行なわれている。  扉が開いて、紙人形による家族風景が現われ、それが、機械じかけで動いていることが示される。  続いて、フライング・パイレーツのような振り子状に…
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ただ黙って朽ちていく…… 『フローラ』 ヤン・シュヴァンクマイエル

 ヤン・シュヴァンクマイエルが『肉片の恋』に続いて、MTVのために作った作品。  【物語】 顔と手以外が、野菜でできた人物がベッドに拘束されている。体の一部である野菜はみるみる朽ちていくが、もはや彼女(?)の意思ではどうにもできない。彼女は、すぐ近くにあるけれど届かないコップの水を、ただうらめしそうに見つめるだけだった。 …
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飛ぶ、調教する、描く 『エトセトラ』 ヤン・シュヴァンクマエイル

 シュヴァンクマイエルの5番目の短編。3つのパートから構成されている平面アニメーションです。  【物語】 最初のパート「翼」 2つの椅子が並べられていて、その下には大きさの違う3つの翼がある。2つの椅子の距離を広げて、どの翼なら1つの椅子からもう1つの椅子へとジャンプできるかとチャレンジする。最初は翼なしから始めて、一番大…
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シュヴァンクマイエル流からくり時計 『石のゲーム』

 この作品は、シュヴァンクマイエルの処女作ではありませんが、その後のシュヴァンクマイエルを特徴づけることになるいろんな要素が見られる作品です。それは、シュヴァンクマイエルが、映画でやれること、やりたいことをこの作品を作る過程で発見したということも意味しているかもしれず、そういう意味で、シュヴァンクマイエルの第2の処女作と言ってもいいかも…
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ベスト・オブ・シュヴァンクマイエル! 『対話の可能性』

 「永遠の対話」「情熱的な対話」「不毛な対話」という3つのパートからなる作品。対話と言ってもシュヴァンクマエイルですから、ただの“対話”ではないわけですが……。  Part1  Part2  「永遠の対話」は、「台所用品でできた人」と「野菜でできた人」と「文房具でできた人」がそれぞれ互いを呑み込み合い続けていく…
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冒涜か?鎮魂か?芸術か? 『コストニツェ』 ヤン・シュヴァンクマイエル

 今のところ、シュヴァンクマイエルが監督した唯一のドキュメンタリー。  この作品を初めて、何の予備知識もなしに観た時は、シュヴァンクマイエルの悪い冗談か何かなのかと思ったんですが、実在するんですね。こういう施設が。  チェコ語のナレーションが少しありますが、全く気にしないで大丈夫です。 Jan Svankmajer - Kos…
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カツレツになる前に…… 『肉片の恋』 ヤン・シュヴァンクマイエル

 肉塊から切り出された2片の肉。ささやかな出逢いをし、ラジオから流れてくる音楽に合わせて踊り、小麦粉の上でじゃれ合い、そして……。    “女”の肉片が、自分の容姿を気にしてスプーンを覗いてみたり、“男”の肉片にタッチされて、小さな悲鳴を上げた後で、恥ずかしげに布巾を体にまとってみたり……という芸の細かさが面白いですね。まあ…
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8パートからなる博物誌 ヤン・シュヴァンクマイエル『自然の歴史(組曲)』

 ヤン・シュヴァンクマイエルによる、8つのパートで構成された博物誌。フォックストロット、ボレロ、メヌエット……という風にパートごとに異なるBGMが使われ、組曲仕立てにもなっています。 中古車・中古車情報・中古車販売なら車選びドットコム  各パートは――  1.水生類/フォックストロット  2.昆虫類/ボレロ  3.…
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クレイ・アニメのケッサク! ヤン・シュヴァンクマイエル『闇・光・闇』

 わかりやすくて、しかもシュヴァンクマイエルらしさがそこここに見られる作品。    粘土でできた体のパーツが集まってきて、1個の人体を形成する。ただそれだけの話ですが、この作品がそうである以上に面白いのは、それらを窮屈な部屋に入れたことと、体の各パーツが意思を持ったように動き、様々な表情を見せるから、でしょうか。  シ…
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自由にのびのびと…… ヤン・シュヴァンクマイエル『男のゲーム』

 ヤン・シュヴァンクマイエルの作品の中で最も好きな作品の1つです。DVD『シュヴァンクマイエルの不思議な世界』も持っていますが、最も繰り返し観たのはおそらくこの作品ですね。 中古車・中古車情報・中古車販売なら車選びドットコム  サッカーを一撃必殺のサドンデスのゲームに見立てて、ギャグにしているようなところがありますが、意…
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もっとシュヴァンクマイエル テーマ&モチーフ篇

 ここでは、シュヴァンクマイエル作品によく出てくるモチーフやテーマ、コンセプト、その他の関連事項などについて書き出してみました。  それぞれの項目に関連作品のタイトルなども挙げてありますが、すべての作品を見直したわけではないので、うろ覚えのところがあります。  アヌシー国際アニメーション・フェスティバル 1960年にスタートした…
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もっとシュヴァンクマイエル スタッフ&カンパニー篇

 ヤン・シュヴァンクマイエルの作品のスタッフや製作会社(およびシュヴァンクマイエルを語る時に欠かせない人物や団体)について調べてみました。まあ、日本でたくさん出ているシュヴァンクマイエル本にもきちんと整理した形でこうしたことが載っているものが1冊もないからなんですが……。  シュヴァンクマイエル作品がどのようにしてできるのか、その謎に…
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ヤン・シュヴァンクマイエル 日本公開史

 ヤン・シュヴァンクマイエルの作品は、短編が多いということもあって、初期の作品から順番に日本公開されたというわけではないのですが、ここで、一度、シュヴァンクマイエル作品を頭の中で整理する意味も込めて、日本での公開史をまとめておきたいと思います。  必然的に東京を中心とした公開史になってしまいますが、何をいつどこで観たかという自分の記憶…
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ヤン・シュヴァンクマイエル 本と作品

 映画『ルナシー』公開を記念して、ヤン・シュヴァンクマイエルについてまとめておくことにしました。  ◆ヤン・シュヴァンクマイエル フィルモグラフィー ・シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック(1964)11min43sec DVD6 ・J・Sバッハ G線上の幻想(1965)9min49sec DVD6 …
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チェコアニメ映画祭2006、または、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー

 「チェコアニメ映画祭2006」(4月1日~5月12日@新宿K’s cinema&吉祥寺バウスシアター)、「アンダーカバー・ミーツ・シュヴァンクマイエル」(5月2日~7日@アサヒ・アートスクエア)、チェコ映画『プラハ!』のロードショー、2冊のチェコアート本の発売と、このところチェコづいている東京。  私は行けなかったのですが、「アンダ…
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造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル展 ~幻想の古都プラハから 

 行ってきました、シュヴァンクマイエル展!  9月10日から既に開催されていたんですが、その場所が、神奈川県立近代美術館葉山館なので、東京からだと片道だけで2時間半かかり、1日つぶす覚悟がないと行けなかったんですね。  何故葉山なのか? それについては一切説明がなされていませんでしたが、おそらくやりたいと熱望した学芸員の方がいて…
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