ドイツ映画批評家賞2020 受賞結果

 ドイツ映画批評家賞2020の受賞結果です。(ノミネーション発表は1月23日、結果発表は2月24日)

どいつ映画批評家賞2020.png

 ◆作品賞(Bester Spielfilm)
 ・“Frau Stern”(独) 監督:Anatol Schuster
 ・“Ich war zuhause, aber…”(独・セルビア) 監督:アンゲラ・シャーネレク(Angela Shanelec)
 ・“Lara”(独) 監督:ヤン・オーレ・ゲルスター
 ・“Vakuum”(スイス・独) 監督:Christine Repond
 ◎“Wintermärchen”(独) 監督:Jan Bonny

 ◆男優賞(Bester Darsteller)
 ・ライナー・ボック(Rainer Bock) “Atlas”(独)、“Lara”
 ・Jean-Luc Bubert & Thomas Schubert “Wintermärchen”
 ◎アレクサンダー・フェーリング 『ブレイム・ゲーム』“Das Ende der Wahrheit”
 ・Leonard Kunz “Mein Ende. Dein Anfang”(独)、『ビューティフル・カップル 復讐の心理』“Das schönste Paar”
 ・Albrecht Schuch  “Systemsprenger”(独)

 ◆女優賞(Beste Darstellerin)
 ・バルバラ・アウア(Barbara Auer) “Vakuum”
 ◎コリンナ・ハルフォーフ(Corinna Harfouch) “Lara”
 ・サスキア・ローゼンダール(Saskia Rosendahl) “Mein Ende. Dein Anfang”
 ・Ricarda Seifried “Wintermärchen”
 ・Ahuva Sommerfeld “Frau Stern”
 ・Helena Zengel  “Systemsprenger”

 ◇アンサンブル賞Sonderpreis für ein Darsteller-Ensemble
 ◎Ricarda Seifried、Jean-Luc Bubert、Thomas Schubert “Wintermärchen”

 ◆脚本賞(Bestes Drehbuch)
 ・“Ich war zuhause, aber…” アンゲラ・シャーネレク(Angela Schanelec)
 ◎“Mein Ende. Dein Anfang” Mariko Minoguchi
 ・“Das melancholische Mädchen”(独) 監督・脚本:Susanne Heinrich
 ・“Weitermachen Sanssouci”(独) 監督・脚本:Max Linz、脚本:Nicolas von Passavant
 ・“Wintermärchen” Jan Bonny & Jan Eichberg

 ◆撮影/イメージ・デザイン賞(Bildgestaltung)
 ・フランク・グリーベ(Frank Griebe) “Lara”
 ◎ベンジャミン・ローブ(Benjamin Loeb) “Wintermärchen”
 ・Ivan Markovic “Ich war zuhause, aber…”

 ◆編集賞(Beste Montage)
 ・Andreas Menn “Mein Ende. Dein Anfang”
 ◎アンゲラ・シャーネレク(Angela Schanelec) “Ich war zuhause, aber…”
 ・Stefan Stabenow & Christoph Otto  “Wintermärchen”

 ◆音楽賞(Beste Musik)
 ・Paul Eisenach & Xaver Böhm “O Beautiful Night”(独)(監督:Xaver Böhm)
 ◎ピア・ホフマン(Pia Hoffmann) 『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』
 ・The Notwist “Roads”(独・仏)(監督:ゼバスチャン・シッパー)

 ◆長編デビュー映画賞(Bestes Spielfilmdebüt)
 ・“Golden Twenties ”(独) 監督:Sophie Kluge
 ・“Liebesfilm”(独) 監督:Robert Bohrer
◎“Mein Ende. Dein Anfang” 監督:Mariko Minoguchi
 ・“Das melancholische Mädchen”(独) 監督:Susanne Heinrich
 ・“Systemsprenger” 監督: ノラ・フィングシャイト(Nora Fingscheidt)

 ◆ドキュメンタリー賞(Bester Dokumentarfilm)
 ・“Barstow, California”(独・米) 監督:ライナー・コマース(Rainer Komers)
 ・“Havelland Fontane”(独) 監督:Bernhard Sallmann
 ◎“Heimat ist ein Raum aus Zeit”(独・オーストリア) 監督:Thomas Heise
 ・“Island Of The Hungry Ghosts”(独・英・オーストラリア) 監督:Gabrielle Brady
 ・“Searching Eva”(独) 監督:Pia Hellenthal

 ◆児童映画賞(Bester Kinderfilm)
 ・“Als Hitler das rosa Kaninchen stahl”(独・スイス) 監督:カロリーネ・リンク
 ◎『フリッツィ』“Fritzi – eine Wendewundergeschichte”(独・ルクセンブルク・ベルギー・チェコ) 監督:Ralf Kukula & Matthias Bruhn
 ・“Invisible Sue”(独・ルクセンブルク) 監督:Markus Dietrich
 ・“Ostwind – Aris Ankunft”(独) 監督:テレーザ・フォン・エルツ(Theresa von Eltz)

 ◆実験映画賞(Bester Experimentalfilm)
 ◎“Ada Kaleh”(独) 監督:Helena Wittmann
 ・“Maman Maman Maman”(独) 監督:Lucia Margarita Bauer
 ・“Ralfs Farben”(オーストリア・独・西・仏) 監督:Lukas Marxt
 ・“A Return”(独) 監督:James Edmonds

 ◆短編映画賞(Bester Kurzfilm)
 ◎“Dead Sea Dying”(独) 監督:Katharina Rabel & Rebecca Zehr
 ・“Souvenir”(独・オランダ) 監督:Miriam Gossing & Lina Sieckmann
 ・“Nacht über Kepler 452b”(独) 監督:Ben Voit

 2019年の審査員(Die Jurys 2019 setzen sich wie folgt zusammen)
 作品賞(Spielfilm/Einzelleistungen)
 ・Tim Caspar Boehme
 ・Juliane Liebert
 ・Cosima Lutz
 ・Michael Meyns
 ・Rüdiger Suchsland

 児童映画賞(Bester Kinderfilm)
 ・Axel Timo Purr
 ・Christel Strobl
 ・Rochus Wolff

 ドキュメンタリー賞(Dokumentarfilm)
 ・Esther Buss
 ・Jan Künemund
 ・Carolin Weidner

 短編賞(Kurzfilm)
 ・Malik Berkati
 ・Ricardo Brunn
 ・Luc-Carolin Ziemann

 実験映画賞(Experimentalfilm)
 ・Dunja Bialas
 ・Patrick Holzapfel
 ・Sebastian Markt
 ・Wir danken sehr herzlich den Unterstützern des „Preises der deutschen Filmkritik“:
 ・Barbarella Entertainment
&
 ・Roadrunner’s Paradise

 ◆ドイツ映画評論家賞名誉賞(Ehrenpreis der deutschen Filmkritik)
 ◎Gertrud Koch

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通り。

 “Wintermärchen”(3/7):作品・男優・女優・アンサンブル・脚本・撮影・編集
 “Ich war zuhause, aber…”(1/4):作品・脚本・撮影・編集
 “Lara”(1/4):作品・男優・女優・撮影
 “Mein Ende. Dein Anfang”(2/4):女優・脚本・編集・デビュー
 “Systemsprenger”(0/3):男優・女優・デビュー
 “Frau Stern”(0/2):作品・女優
 “Vakuum”(0/2):作品・女優
 “Das melancholische Mädchen”(0/2):脚本・デビュー

 “Wintermärchen(A Winter's Tale)”(独) 監督:Jan Bonny
 物語:ベッキー、トミ、マイクは、右翼のテロ・グループを結成して、地下で生活し、国中から注目を浴びたいと夢見ていた。愛、憎しみ、友情といった複雑な関係性の中で、彼らは一連の暴力的な犯罪へとつながる破壊行動へと進んだ。名誉やプライド、忠誠といったいわゆる彼らの価値は、どんどん方向性が見失われていくことで低下していった。
 ロカルノ国際映画祭2018 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ケルン映画祭2018 NRW Film Award受賞。

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 “Mein Ende. Dein Anfang(Relativity)”(独) 監督:Mariko Minoguchi
 「Mariko Minoguchi’s Relativity (Mein Ende, Dein Anfang) は、事前決定と偶然、罪悪感と償還、そして時間の直線性に関する賢明で遊び心のある反映により、私たちをより哲学的な領域に連れて行く。野心的なロマンスで、アクションも恥ずかしがらず、NoraとAaronは地下で偶然出会って恋に落ちる。しかし、彼らの愛は一目見ただけで劇的に短くなり、最終的にはNatanがNoraの進路をたどり続ける。 これも偶然ですか? 今年初めのミュンヘン映画祭での初演に続いて、そのリスクとその視覚的才能のために多くの賞賛を得て、この映画はドイツの主流映画の地平線を超えており、そこで見つけたものをチェックする価値があるかもしれません。」(BFIロンドン映画祭(http://europe.org.uk/event/films-from-germany/))
 BFIロンドン映画祭2019 第1回作品コンペティション部門出品。
 Biberach映画祭2019 観客賞受賞。

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 Mariko Mizoguchi
 1988年ミュンヘン生まれ。父親が日本人、母親がドイツ人。
 16歳の時に編集のインターンシップを終了。
 18歳の時に公的な支援なしに初めて短編を完成させた。
 23分間の“Maybe”(2007年)は、ある夜の若い友人グループの普通の経験を描いている。主役はJanina StopperとSidney Gersina (Peter Gersina監督の娘)が演じた。
 翌年、Mizoguchiはさまざまな映画制作のインターンおよびアシスタントを務めた。彼女は、“Resturlaub”(2010年)と“Spieltrieb”(“Gaming Instinct” 2012年)でGregor Schnitzlerのセカンド・アシスタントディレクターを務めた。
 彼女は映画学校に通わなかった。代わりに、彼女は他の短編映画を作り、2015年までミュンヘンの制作会社Trimaphilmのチームのメンバーとなり、Eva Trobischの賞を受賞した短編映画“Wie duküsst(”The Way You Kiss“ 2012)などを作った。
 Trimaphilm(2017年からTrimafilmと改称した)は、不治の癌を持つ女性(JulianeKöhler)が夫(Matthias Brandt)を去るというMinoguchi監督の短編映画関係のドラマ "Karlstod"(2012)も制作した。この映画は、Hofer FilmtageとMaxOphülsPreis映画祭で上映された。
 Mizoguchi監督は、ミュンヘン市立博物館(2012年)およびミュンヘンのDOK.fest(2013年)のコマーシャルとトレーラーも制作した。
 2018年春、Mizoguchi監督は長編映画デビュー作であるラブストーリー“Mein Ende. Dein Anfang(Relativity)”の撮影を開始した。初上映はミュンヘン映画祭2019で行われた。Biberach映画祭では観客賞を受賞した。映画は2019年11月に映画館で公開された。

mizoguchi.jpg

[FILMOGRAFIE]
2018/2019 “Haven - Above Sky” 脚本
2018/2019 “Mein Ende. Dein Anfang.” 監督・脚本
2013-2015 “I Remember” 製作
2012 “Wie du küsst” 製作
2011/2012 “Karlstod” 監督・脚本
2007 “Maybe” 監督・脚本・製作

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 *当ブログ記事

 ・ドイツ映画批評家賞2019 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201905/article_13.html
 ・ドイツ映画批評家賞2018 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201801/article_54.html
 ・ドイツ映画批評家賞2018 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_45.html
 ・ドイツ映画批評家賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_33.html
 ・ドイツ映画批評家賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201605/article_12.html
 ・ドイツ映画批評家賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_72.html
 ・ドイツ映画批評家賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_27.html
 ・ドイツ映画批評家賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_24.html
 ・ドイツ映画批評家賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_26.html
 ・ドイツ映画批評家賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_43.html
 ・ドイツ映画批評家賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_26.html
 ・ドイツ映画批評家賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_24.html
 ・ドイツ映画批評家賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_31.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2020年2月~5月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202002/article_7.html

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