思いがけず、ユニークな作品が多い! ザグレブ映画祭2019 受賞結果!

 第17回ザグレブ映画祭(11月7日-17日)の受賞結果です。

 ◆最優秀作品賞(Golden Pram for Best Feature Film) 4,000 €
 ◎“Ivana the Terrible”(ルーマニア・セルビア) 監督:Ivana Mladenović
 物語:セルビア生まれで、ルーマニアで暮らす映画監督のIvana Mladenovicが、自分自身の役割を演じる神経衰弱の危機に関するコメディ。このほろ苦い架空の自伝は、個人、家族、そしてより広いコミュニティの親密な神経症を追跡する。この映画は実生活のイベントに触発されていて、友人や家族が出演している。映画はIvana Mladenoviを中心にしている。2017年夏、心理的危機の中で、Ivanaは家族に囲まれたドナウ川の故郷で夏を過ごすことにした。
 ロカルノ国際映画祭2019 フィルムメイカーズ・オブ・ザ・プレゼント コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。
 ミンスク国際映画祭2019出品。

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 ◆スペシャル・メンション(Special Mention)
 ◎『猿』“Monos”(コロンビア・アルゼンチン・オランダ・独・スウェーデン・ウルグアイ・米・スイス・デンマーク) 監督:アレハンドロ・ランデス(Alejandro Landes)
 出演:ジュリアンヌ・ニコルソン(Julianne Nicholson)、モイセス・アリアス(Moisés Arias)、Sofia Buenaventura、Deiby Rueda、Karen Quintero、Laura Castrillón
 物語:落ちこぼれ少年兵のグループが、“the Organization”「組織」という名の反乱グループを結成する。メンバーは、ランボー、ウルフ、レディー、ビッグフットのようなウォーネームをつけ、銃を持って、田舎の荒廃した山の山頂を占拠する。彼らは、そこで訓練を行ない、「徴用した」乳牛を見張り、アメリカ人のエンジニアDoctoraを誘拐して、人質に取る。しかし、彼らは攻撃されると、たちまち基地を放棄せざるを得なくなり、雑多な若いクルーの、遊びの時間は終わった。
 第3監督長編。
 サンダンス映画祭2019出品。審査員特別賞受賞。
 ベルリン国際映画祭2019パノラマ部門。
 カルタヘナ国際映画祭2019出品。最優秀コロンビア映画賞、観客賞受賞。
 トゥールーズ・ラテンアメリカ映画祭2019出品。Prix Des Électriciens Gaziers受賞。
 New Directors/New Films 2019出品。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2019インターナショナル・コンペティション部門出品。オリジナル作曲賞受賞。
 ウィスコンシン映画祭2019出品。
 イマジン映画祭2019出品。
 ウルグアイ国際映画祭2019出品。
 サンフランシスコ国際映画祭2019出品。
 ニューポート・ビーチ国際映画祭2019出品。作品賞、監督賞、女優賞(Sofia Buenaventura)、撮影賞受賞。
 モントクレア映画祭2019出品。長編ナラティヴ作品賞受賞。
 シアトル国際映画祭2019出品。
 シカゴ批評家映画祭2019出品。
 マンモス・レイク映画祭2019出品。
 Art映画祭2019出品。作品賞受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2019出品。作品賞受賞。
 シドニー映画祭2019出品。
 Biografilm フェスティバル2019出品。
 Bildrauschフィルムフェスト・バーゼル2019出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2019アナザー・ビュー部門出品。
 ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭2019出品。
 Transatlantyk映画祭2019出品。
 オデッサ国際映画祭2019出品。監督賞受賞。
 ニュージーランド国際映画祭2019出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2019出品。
 メルボルン国際映画祭2019出品。
 リマ・ラテンアメリカ映画祭2019出品。
 サンティアゴ国際映画祭SANFIC2019インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 Viña del Mar映画祭2019出品。Grand Paoa (作品賞)、Premio Prensa Especializada受賞。
 シネマティック国際映画祭(スロヴァキア)2019出品。
 Miskolc国際映画祭2019出品。CICAE Jury Prize、エメリック・プレスバーガー賞、International Confederation of Art Cinemas Award受賞。
 アトランティック映画祭2019出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2019 ホライズンズ・ラティーノ部門出品。作品賞受賞。
 ベルゲン国際映画祭2019出品。
 米国アカデミー賞2020 国際映画賞 コロンビア代表。
 チューリヒ映画祭2019出品。
 オランダ映画祭2019出品。
 Filmekimi2019出品。
 BFIロンドン映画祭2019オフィシャル・コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 ゲント国際映画祭2019出品。最優秀音楽賞(Georges Delerue Prize)受賞。
 ケルン映画祭2019出品。
 モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭2019出品。
 ハイファ国際映画祭2019出品。Carmel Awardスペシャル・メンション受賞。
 ラテンビート映画祭2019出品。
 テッサロニキ国際映画祭2019出品。
 ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2019インターナショナル・インディペンデント映画賞ノミネート。
 ウィーン国際映画祭2019出品。
 ストックホルム国際映画祭2019出品。
 リュブリャナ国際映画祭2019出品。国際批評家連盟賞受賞。
 シンガポール国際映画祭2019出品。
 カイロ国際映画祭2019出品。
 ゴールデン・グローブ賞2020 外国語映画賞エントリー。
 José María Forqué Awards 2020 最優秀ラテンアメリカ作品賞ノミネート。

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 ◆PLUS Award/ユース映画賞(PLUS Award for Best Youth Film) €500,00
 ◎“The Diary of Diana B”(クロアチア・セルビア・スロヴェニア) 監督:Dana Budisavljević
 物語:Dianaは、迫害されている無実の人々の命も自分の命と同じくらい大切だと強く信じて、ナチス占領クロアチアのウスタシャ収容所から10,000人以上のセルビア人の子供たちを救うという危険な運動に乗り出す。
 プーラ映画祭2019(クロアチア)出品。
 Dubrovnik Summerフェスティバル2019(クロアチア)出品。
 モトヴン映画祭(クロアチア)2019出品。
 Rab映画祭2019(クロアチア)出品。
 アンタルヤ・ゴールデン・オレンジ映画祭2019 インターナショナル長編映画コンペティション賞部門出品。

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 ◆最優秀ゴールデン・バイシクル賞(Golden Bicycle for Best Film in the Together Again Section)
 ※かつてザグレブ映画祭で上映したことがある監督の新作を上映する部門。
 ◎『ジョジョ・ラビット』(チェコ・ニュージーランド) 監督:タイカ・ワイティティ
 物語:第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョは、空想上の友だちであるアドルフの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまう。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。それから、ジョジョの政治的な考えが変わり、ヒトラーのナショナリズムに向き合うことになる。
 出演:ローマン・グリフィン・デイヴィス、トーマシン・マッケンジー、タイカ・ワイティティ、レベル・ウィルソン、スティーブン・マーチャント、アルフィー・アレン、サム・ロックウェル、スカーレット・ヨハンソン
 トロント国際映画祭2019出品。ピープルズ・チョイス賞受賞。
 ボストン映画祭2019出品。
 ファンタスティック・フェスト2019出品。
 アスペン映画祭2019出品。観客賞受賞。
 バンクーバー国際映画祭2019出品。
 ナッシュヴィル映画祭2019出品。
 BFIロンドン映画祭2019出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2019出品。
 モントリオール・ヌーヴォー・シネマ・フェスティバル2019出品。
 Filmekimi2019出品。
 ハンプトンズ国際映画祭2019出品。
 サンディエゴ国際映画祭2019出品。
 シカゴ国際映画祭2019出品。
 ハリウッド映画賞2019 撮影賞、プロダクション・デザイン賞受賞。
 ハリウッド・ミュージックinメディア・アワーズ2019 オリジナル音楽賞ノミネート。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2019出品。
 Camerimage2019出品。
 タリン・ブラック・ナイツ映画祭2019出品。
 ロス・カボス国際映画祭2019出品。
 FilmBathフェスティバル2019出品。
 トリノ映画祭2019出品。
 マカオ国際映画祭&アワード2019出品。

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 ◆最優秀インターナショナル短編賞(Golden Pram for Best International Short Film) 1,000 €
 ◎“The Last Image of Father(Poslednja slika o ocu)”(セルビア/20min) 監督:Stefan Đorđević
 物語:Dusan とLazaは東セルビアを経由してベオグラードに向かっている。 末期の病気の、Dusanは、彼の持てるすべてである息子のLazaのために新しい家を見つけなければならない。
 ロカルノ国際映画祭2019 レパード・オブ・トゥモロー インターナショナル部門出品。ジュニア審査員賞受賞。
 サラエボ映画祭2019出品。
 テッサロニキ国際映画祭2019出品。
 Prvi Kadarサラエボ映画祭2019出品。
 Auteur映画賞(ベオグラード)2019出品。作品賞(Brave Balkans)受賞。

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 ◆スペシャル・メンション(Special Mention)
 ◎“She Runs(南方少女)”(中・仏) 監督:Qiu Yang(邱阳)
 物語:中国のありきたりの冬。小さな町の中学生Yuは、学校のエアロビクスのダンスチームを辞め、独立を主張するために、必死の手段に頼る。
 カンヌ国際映画祭2019国際批評家週間出品。Leitz Cine Discovery Prize for Short Film受賞。
 メルボルン国際映画祭2019出品。
 ドキュフェスト国際ドキュメンタリー&短編映画祭2019出品。
 El Gouna 映画祭2019出品。
 トロント国際映画祭2019SHORT CUTS部門出品。
 モントリオール・ヌーヴォー・シネマ・フェスティバル2019出品。
 フィラデルフィア映画祭2019出品。

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 ◆最優秀短編クロアチア映画賞(Golden Pram in the Checkers Programme) 10,000 HRK
 ◎“Snitch(Druker)”(クロアチア/19min) 監督:Rino Barbir
 物語:Deniはラップミュージックアイドルの生活を送りたい10代だが、まだマザコンの男の子である。教室の同僚や学校のいじめっ子であるKelamに自分を証明したいDeniは、軽犯罪を犯す。警察が自宅に到着すると、Deniは告白する準備ができていたが、母親には別の計画があった。

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 ◆スペシャル・メンション(Special Mention)
 ◎“Summer Fruits(Juzno voce)”(クロアチア) 監督:Josip Lukić
 物語:南部の果物は爽やかだが、あたたかいとすぐに腐ってしまう。

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 ◆観客賞(The HT Audience Award)
 ◎“Babyteeth”(オーストラリア) 監督:Shannon Murphy,
 物語:ティーンエイジャーのミラが小児麻薬の売人モーゼと恋に落ちるとき、それは彼女の両親の最悪の悪夢となる。しかし、ミラの愛が彼女の人生のための新しい欲望をもたらすように、物事は乱雑になり、伝統的なモラルは外に外れる。ミラの両親、モーゼ、敏感な音楽教師、新進の子供のバイオリニスト、そして妊娠中の隣人。フィンレー一家にとって大惨事だったかもしれないことは、代わりに、人生の栄光の混乱の中で手放した恵みを見つけることにつながる。
 初監督長編。
 ベネチア国際映画祭2019 コンペティション部門出品。マルチェロ・マストロヤンニ賞(トビー・ウォレス(Toby Wallace)、Soundtrack Stars Awardスペシャル・メンション受賞。
 チューリヒ映画祭2019出品。スペシャル・メンション受賞。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2019出品。
 BFIロンドン映画祭2019出品。
 ハンプトンズ国際映画祭2019出品。
 ワルシャワ国際映画祭2019出品。
 シカゴ国際映画祭2019出品。
 サンパウロ国際映画祭2019出品。
 ムンバイ映画祭2019出品。
 ピンヤオ国際映画祭2019出品。観客賞Gala-Best Film部門。
 ヒホン国際映画祭2019出品。
 マラケシュ国際映画祭2019出品。
 パームスプリングス国際映画祭2020 観るべき監督たち。

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 [Industry Youth! Section]
 ◆Best Pitch Award
 ◎“Tempest”(スロヴェニア) Anton Emeršič

 ◆スペシャル・メンション(Special Mention)
 ◎“Thirst in the Moonlight”(クロアチア) Marko Dugonjić (Croatia)

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 最優秀作品賞の“Ivana the Terrible”は、ロカルノ国際映画祭の時にチェックしていましたが、ストーリーはよくわかっていませんでした。そうか、そういう話だったんですね。自伝的なドキュメンタリーにはありがちな話かもしれませんが、あまり上映されてきてはいません。面白そうなんだけれど、観る人を選ぶ映画なのでしょうか?

 ザグレブ映画祭は、これまでほとんどチェックしてきていませんでしたが、多くの国(映画祭)では上映されてきていないユニークな作品が多いですね。

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 *当ブログ記事

 ・ザグレブ映画祭2017 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201711/article_42.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2019年10月~2020年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201910/article_7.html

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