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zoom RSS 米国アカデミー賞2019 オリジナル歌曲賞 ショートリスト 15作品 発表!

<<   作成日時 : 2018/12/18 21:50   >>

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 第91回米国アカデミー賞 オリジナル歌曲賞 ショートリスト15作品が発表されました。(12月17日)

 本年度は、エントリー作品全リストの発表はなく、いきなりショートリストが発表になりました。
 発表になったのは、作品名と楽曲名だけで、作曲者名等は添えられていません。

画像

 【第91回米国アカデミー賞 オリジナル歌曲賞 ショートリスト15作品】

 ・『バスターのバラード』“The Ballad of Buster Scruggs”(米)(監督:ジョエル&イーサン・コーエン)-‘When A Cowboy Trades His Spurs For Wings’
 ・“Beautiful Boy”(米)(監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン)-‘Treasure’
 ・『ブラックパンサー』“Black Panther”-“All The Stars”
 ・“Boy Erased”(米)(監督:ジョエル・エドガートン)-‘Revelation’
 ・“Dumplin’”(米)(監督:アン・フレッチャー)-‘Girl In The Movies” from
 ・“The Hate U Give”(米)(監督:ジョージ・ティルマン・ジュニア)-“We Won’t Move”
 ・『メリー・ポピンズ リターンズ』 “Mary Poppins Returns”(米)(監督:ロブ・マーシャル)-‘The Place Where Lost Things Go’
 ・『メリー・ポピンズ リターンズ』“Mary Poppins Returns”-‘Trip A Little Light Fantastic’
 ・『クインシーのすべて』“Quincy”(米)(監督:ラシダ・ジョーンズ、アラン・ヒックス(Al Hicks))-‘Keep Reachin’’
 ・“RBG”(米)(監督:Julie Cohen、Betsy West)-‘I’ll Fight’
 ・『シュガー・ラッシュ:オンライン』“Ralph Breaks the Internet”(米)(監督:リッチ・ムーア、 フィル・ジョンストン)-‘A Place Called Slaughter Race’
 ・“Sorry to Bother You”(米)(監督:ブーツ・ライリー)-‘OYAHYTT’
 ・『アリー/スター誕生』“A Star Is Born”(米)(監督:ブラッドリー・クーパー)-‘Shallow’
 ・『サスペリア』“Suspiria”(伊・米)(監督:ルカ・グァダニーノ)-‘Suspirium’
 ・『妻たちの落とし前』“Widows”(英・米)(監督:スティーヴ・マックイーン)-‘The Big Unknown’

 ドキュメンタリーが2作品、アニメーションが1作品選ばれています。

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 【オリジナル歌曲賞の傾向】

 オリジナル歌曲賞の特徴としては―

 @アニメーション作品はノミネートされやすい。
 『ベルヴィル・ランデブー』『ポーラー・エクスプレス』『シュレック2』『カーズ』『ウォーリー』『プリンセスと魔法のキス』『塔の上のラプンツェル』『トイ・ストーリー3』など。

 Aかつてアニメーション作品がよく歌曲賞を受賞していたが、2002年を境に受賞されなくなった。
 1990年の『リトル・マーメイド』から始まって、『美女と野獣』、『アラジン』、『ライオン・キング』、『ポカホンタス』、『プリンス・オブ・エジプト』、『ターザン』、『モンスターズ・インク』まで、ほぼ毎年のようにアニメーション作品が歌曲賞を受賞していましたが、2002年の『モンスターズ・インク』を境に、アニメーション作品の歌曲賞受賞はパッタリ途絶えています。(2011年に『トイ・ストーリー3』、2014年に『アナと雪の女王』が受賞していますが。)
 これはアカデミー賞に長編アニメーション賞ができたのとたぶん無関係ではなく、それまではアニメーション作品への評価を歌曲賞に肩代わりさせていたようなところがあったのが、長編アニメーション賞を設けたことでその必要もなくなり、「歌曲賞はもっとほかの作品に」と考えられるようになったからだろうと考えられます。
 長編アニメーション賞ができたのと同じ年にアニメーション作品の歌曲賞受賞がパッタリ途絶えたというのはとても象徴的です。(この時代は、ちょうど1990年代のディズニー・アニメーションの全盛期とも重なっていて、ひょっとすると、ディズニー関係者は、アカデミー会員にこの部門でプロモーションをかけたのではないか、とも考えられます。)
 近年は、歌曲賞のノミネート枠が増えて、また傾向が変わったのか、ノミネートされやすくなり、2014年には『アナと雪の女王』と『怪盗グルーのミニヨン危機一発』、2015年には『LEGO ムービー』、2017年には『モアナと伝説の海』と『トロールズ』がノミネートされ、『アナと雪の女王』が受賞を果たしています。

 B音楽にまつわるドラマはノミネート&受賞しやすい。
 アニメーションに替わって、受賞することが多くなったのが、音楽が重要なファクターとなっている作品の受賞で、受賞作品には、『エビータ』『8マイル』『ハッスル&フロウ』『ONCE ダブリンの街角で』『クレイジー・ハート』『ザ・マペッツ』『ラ・ラ・ランド』があり、そのほかのノミネート作品には、『ミュージック・オブ・ハート』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『シカゴ』『オペラ座の怪人』『コーラス』『ドリームガールズ』『NINE』『レミゼラブル』などがあります。

 C作品賞受賞作品が歌曲賞までも制してしまうこともある。
 『タイタニック』『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』『スラムドッグ$ミリオネア』など。
 このクラスの作品がノミネートされると俄然受賞の確率も高くなります。

 D2007年にドキュメンタリー作品として(たぶん)初めて『不都合な真実』が歌曲賞を受賞しています。それ以降、ドキュメンタリーからの受賞はありませんが、近年「ノミネート枠」を確保しつつあるように見えます。

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 【前哨戦】

 ◆サテライト・アワード2019 オリジナル歌曲賞(Original Song)ノミネーション
 ・‘All The Stars’ 『ブラックパンサー』
 ・‘Can You Imagine That?’ 『メリー・ポピンズ リターンズ』
 ・‘Requiem for a Private War’ “A Private War”
 ・‘Revelation’ “Boy Erased”
 ・‘The Shallow’ 『アリー/スター誕生』
 ・‘Stawberries & Cigarettes’ 『Love, サイモン 17歳の告白』

 ◆ゴールデン・グローブ賞2019 オリジナル歌曲賞 ノミネーション
 ・『ブラックパンサー』-‘All The Stars’
 音楽・作詞:ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、アンソニー・ティフィス(Anthony Tiffith)、Mark Spears、SZA(Solana Rowe/ソラーナ・ロウ)、Al Shuckburgh

 ・『Dumplin'』(恋するぷにちゃん)-‘Girl in the Movies’
 音楽・作詞:ドリー・パートン、リンダ・ペリー

 ・“A Private War”-‘Requiem for a Private War’
 音楽・作詞:アニー・レノックス

 ・“Boy Erased”-‘Revelation’
 音楽:トロイ・シヴァン(Troye Sivan)、ヨンシー(Jónsi)
 作詞:Jon Thor Birgisson、トロイ・シヴァン(Troye Sivan)、Brett McLaughlin

 ・『アリー/スター誕生』-‘Shallow’
 音楽・作詞:レディー・ガガ、マーク・ロンソン(Mark Ronson)、アンソニー・ロッソマンド(Anthony Rossomando)、アンドリュー・ワイアット(Andrew Wyatt)

 ◆ロサンゼルス・オンライン映画批評家協会賞 オリジナル歌曲賞(Best Original Song)
 ・‘All The Stars’ 『ブラックパンサー』
 ◎‘The Shallow’ 『アリー/スター誕生』
 ・‘Hollywood Ending’ “Anna and The Apocalypse”(米・英)(監督:ジョン・マクフェール)
 ・‘Revelation’ “Boy Erased”(米)(監督:ジョエル・エドガートン)
 ・‘Hearts Beat Loud’ “Hearts Beat Loud”(米)(監督:Brett Haley)

 ◆クリティクス・チョイス・アワード2019 歌曲賞(Best Song)ノミネーション
 ・『ブラックパンサー』-‘All the Stars’
 ・『Dumplin'』(恋するぷにちゃん)- ‘Girl in the Movies’ Dumplin’
 ・“RBG”-‘I’ll Fight’
 ・『メリー・ポピンズ リターンズ』-‘The Place Where Lost Things Go’
 ・『アリー/スター誕生』-‘Shallow’
 ・『メリー・ポピンズ リターンズ』-‘Trip a Little Light Fantastic’

 ◆ニュー・メキシコ映画批評家協会賞 オリジナル歌曲賞(Best Original Song)
 ◎‘Suspirium’ 『サスペリア』
 次点:‘Shallow’ 『アリー/スター誕生』

 ◆アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞 歌曲賞
 ◎『ブラックパンサー』-‘All the Stars’

 ◆ラスベガス映画批評家協会賞 歌曲賞
 ◎『アリー/スター誕生』-‘Shallow’ レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー

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 歌曲賞を持つ映画賞は多くはありませんが、前哨戦から有力候補を探すと、ざっと

 ・『ブラックパンサー』“Black Panther”-“All The Stars”
 ・“Boy Erased”(米)(監督:ジョエル・エドガートン)-‘Revelation’
 ・『メリー・ポピンズ リターンズ』 “Mary Poppins Returns”(米)(監督:ロブ・マーシャル)-‘The Place Where Lost Things Go’
 ・『メリー・ポピンズ リターンズ』“Mary Poppins Returns”-‘Trip A Little Light Fantastic’
 ・『アリー/スター誕生』“A Star Is Born”(米)(監督:ブラッドリー・クーパー)-‘Shallow’
 ・『サスペリア』“Suspiria”(伊・米)(監督:ルカ・グァダニーノ)-‘Suspirium’

 といったところでしょうか。

 本命を決める手がかりは特にはありませんが、案外ここあたりが『アリー/スター誕生』の落としどころかな、と思ったりしますね。

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 *当ブログ記事

 ・米国アカデミー賞2019 オリジナル作曲賞 ショートリスト15作品発表:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201812/article_48.html

 ・米国アカデミー賞2018 歌曲賞候補70曲:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_75.html
 ・米国アカデミー賞2017 歌曲賞候補91曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_49.html
 ・米国アカデミー賞2016 歌曲賞候補74曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_26.html
 ・米国アカデミー賞2015 歌曲賞候補79曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_7.html
 ・米国アカデミー賞2014 歌曲賞候補75曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_56.html
 ・米国アカデミー賞2013 歌曲賞候補75曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_23.html
 ・米国アカデミー賞2012 歌曲賞候補39曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_46.html
 ・米国アカデミー賞2011 歌曲賞候補41曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_30.html
 ・米国アカデミー賞2010 歌曲賞候補63曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_29.html
 ・米国アカデミー賞2009 歌曲賞候補49曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_28.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年10月〜2019年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_5.html

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