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zoom RSS ニューヨーク映画批評家協会賞2018 受賞結果!

<<   作成日時 : 2018/11/30 06:28   >>

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 第84回ニューヨーク映画批評家協会賞が発表されました。(11月29日)

 【ニューヨーク映画批評家協会賞】

 ニューヨーク映画批評家協会賞は、映画批評家が選ぶ映画賞としては最も古い映画賞で1935年に設立されています。
 多数決で決められるような映画賞には得てして“多数決によるブレ”があったりするものですが、ニューヨーク映画批評家協会賞にはそれが少なくて、作品賞であればその時々の意欲作、野心作、映画作家の成熟を示す作品、男優賞・女優賞であれば俳優としての転機となるような作品を確実に選んできています。
 たとえば、作品賞として、『ディパーテッド』ではなく『ユナイテッド93』を選ぶとか、『グラディエーター』ではなく『トラフィック』を選ぶとか、『タイタニック』ではなく『LAコンフィデンシャル』を選ぶとか……。
 まあ、ある意味、アカデミー賞よりもわかりやすい映画賞だと言ってもいいかもしれません。

 ニューヨーク映画批評家協会(The New York Film Critics Circle(NYFCC))
 設立年:1935年 会員数:43人
 公式サイト:http://www.nyfcc.com/

 [特徴]
 スタッフ部門は、監督賞と脚本賞と撮影賞のみという、コンパクトな部門構成の映画賞。
 特別賞を設けている。
 その年の全米映画賞レースの方向を占う映画賞として重要視されている。
 ニューヨーク映画批評家協会への入会を断られた映画批評家が全米映画批評家協会を作った(1966年)という経緯がある。
 メンバーに「ウォールストリート・ジャーナル」のJoe Morgenstern、「ローリング・ストーン」のPeter Traversなど、多くの著名な映画批評家を抱える。

 2017年の作品賞は『レディ・バード』、2016年の作品賞は『ラ・ラ・ランド』、2015年の作品賞は『キャロル』、2014年の作品賞は『6才のボクが、大人になるまで。』、2013年は『アメリカン・ハッスル』、2012年は『ゼロ・ダーク・サーティ』、2011年は『アーティスト』。

 本年度の受賞結果は以下の通りです。

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 ◆作品賞
 ◎『ROMA/ローマ』(メキシコ・米) 監督:アルフォンソ・キュアロン

 ◆監督賞
 ◎アルフォンソ・キュアロン 『ROMA/ローマ』

 ◆主演男優賞
 ◎イーサン・ホーク “First Reformed”(米)(監督:ポール・シュレイダー)
 ゴッサム・アワードに続いての受賞。

 ◆主演女優賞
 ◎レジーナ・ホール “Support the Girls”(米)(監督:アンドリュー・バジャルスキー)

 ◆助演男優賞
 ◎リチャード・E・グラント “Can You Ever Forgive Me?”(米)(監督:マリエル・ヘラー)

 ◆助演女優賞
 ◎レジーナ・キング 『ビール・ストリートの恋人たち』“If Beale Street Could Talk”(米)(監督:バリー・ジェンキンス)
 ナショナル・ボード・オブ・レビューに続いての受賞。

 ◆脚本賞
 ◎“First Reformed” ポール・シュレイダー
 ゴッサム・アワード、ナショナル・ボード・オブ・レビューに続いての受賞。

 ◆撮影賞
 『ROMA/ローマ』 アルフォンソ・キュアロン

 ◆ドキュメンタリー賞(Best Non-Fiction Film)
 ◎“Minding the Gap”(米) 監督:Bing Liu

 ◆アニメーション賞(Best Animated Film)
 ◎『スパイダーマン: スパイダーバース』“Spider-Man: Into the Spider-Verse”(米) 監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン

 ◆外国映画賞(Best Foreign Film)
 ◎“Cold War(Zimna Wojna)”(ポーランド・英・仏) 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
 ナショナル・ボード・オブ・レビューに続いての受賞。

 ◆第1回作品賞(Best First Film)
 ◎“Eighth Grade”(米) 監督:Bo Burnham
 ゴッサム・アワード2018ではブレイクスルー監督賞受賞。ナショナル・ボード・オブ・レビューでは新人監督賞受賞。

 ◆特別賞(Special Award)
 ◎Kino Classics Box Set “Pioneers: First Women Filmmakers“
 2018年11月にリリースされた、初期の女性監督たちの作品を収録したDVD/ブルーレイ。
 ドロシー・ダヴェンポート(Dorothy Davenport Reid)、アリス・ギィ(Alice Guy-Blaché)、 ロイス・ウェバー(Lois Weber)、ヘレン・ホームズ(Helen Holmes)、メイベル・ノーマンド(Mabel Normand)、グレイス・キュナード(Grace Cunard)の作品の2Kまたは4Kの修復版を収録。1710分。DVD:52.87ドル、ブルーレイ:66.09ドル。

画像

 ◎David Schwartz
 Museum of the Moving Imageのチーフ映画キュレーターを33年にわたって務めた(stepping down as Chief Film Curator at Museum of the Moving Image after 33 years)

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 けっこうフレッシュな受賞結果になりました。

 『アリー/スター誕生』『女王陛下のお気に入り』『ブラックパンサー』『ブラック・クランズマン』『ファースト・マン』『ザ・ライダー』『ビューティフル・デイ』『バスターのバラード』“Green Book”等は、完全にスルーされました。

 イーサン・ホークの主演男優賞、レジーナ・ホールの助演女優賞、ポール・シュレイダーの(オリジナル)脚本賞、“Cold War(Zimna Wojna)”の外国語映画賞、”Eighth Grade”の第1回作品賞(新人監督賞)は、一気に本年度の映画賞レースの本命になりました。

 アニメーション賞はサプライズです。今後そんなに受賞を重ねるとも思えませんが、どうでしょうか。

 本年度の全米映画賞レースは、どうやら『ROMA/ローマ』、『アリー/スター誕生』、“Green Book”の3作品のうちどれかを作品賞に選んで、他の2つはスルーするような展開になるという感じでしょうか。古き良きハリウッド派は『アリー/スター誕生』、リベラル派は“Green Book”、インターナショナル志向は『ROMA/ローマ』という風に分けられるかもしれませんね。

 ちなみに、昨年度のニューヨーク映画批評家協会賞もけっこうサプライズな受賞結果でしたが、最終的に米国アカデミー賞と一致したのは(長編)アニメーション賞だけでした。

 第84回ニューヨーク映画批評家協会賞の授賞式は、2019年1月7日です。

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 *当ブログ記事

 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2017 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_1.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_4.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_4.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_3.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_7.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_8.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_27.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_23.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_23.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_18.html

 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2017 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201801/article_10.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2016 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_9.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2015 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_8.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2014 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_13.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2013 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_17.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2012 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_17.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2011 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_15.html
 ・ニューヨーク映画批評家協会賞2010 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_27.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年10月〜2019年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_5.html

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