ノルディック映画賞2018 ノミネーション発表!

 第15回ノルディック映画賞(The Nordic Council Film Prize)のノミネーションが発表されました。(8月21日)

 ノルディック映画賞(The Nordic Council Film Prize)は、ノルディック・カウンシル(The Nordic Council/日本語では「北欧理事会」と訳されることがある)が設けた映画賞で、2002年にノルディック・カウンシル50周年を記念して、アキ・カウリスマキの『過去のない男』に贈られたのが最初で、2005年以降は毎年、北欧5カ国のノミネート作品の中から1本を選んで表彰するという形式になり、現在に至っています。

 ノルディック・カウンシルは、第二次世界大戦での苦い経験を踏まえて、北欧諸国の協力関係を築くことを目的として1952年にスタートしたもので、スカンジナビア3国を中心に北欧5カ国と3つの地域(グリーンランド、フェロー諸島、オーランド諸島)で構成されています。
 映画賞は、2000年代になってようやく設けられた賞ですが、文学と音楽に関しては、既に60年の歴史があり、1962年に「文学賞」、1965年に「音楽賞」が設けられています。(文学賞は最初から常設の賞となり、音楽賞は90年から常設化しています。)

 映画賞は、2007年までは5カ国でそれぞれ2作品ずつノミネート作品を選んでいましたが、2008年以降は各国1本ずつノミネート作品を出しています。

 過去のノミネート作品、および、受賞作品は、以下の通りです。

 【2002年】
 ◎『過去のない男』 監督:アキ・カウリスマキ [フィンランド]

 【2005年】
 ・“Dís” 監督:シリャー・ホウィクスドウッティル(Silja Hauksdóttir) [アイスランド]
 ・『スクリーミング・マスターピース』“Screaming Masterpiece(Gargandi Snilld)” 監督:アリ・アレクサンダー(Ari Alexander)、イルギス・マグヌッソン(Ergis Magnússon) [アイスランド]
 ◎“Manslaughter(Drabet)” 監督:ペール・フライ(Per Fly) [デンマーク]
 ・『プッシャー2』“Pusher II: With Blood on My Hands” 監督:ニコラス・ウィンディング・レフン [デンマーク]
 ・“The Guitar Mongoloid(Gitarrmongot)” 監督:リューベン・オストルンド(Ruben Östlund) [スウェーデン]
 ・“A Hole in My Heart(Hål i mitt hjärta)” 監督:ルーカス・ムーディソン [スウェーデン]
 ・“Frozen Land(Paha Maa)” 監督:アク・ロウヒミエス(Aku Louhimies) [フィンランド]
 ・“The 3 Rooms of Melancholia(Melancholian 3 huonetta)” 監督:ピルヨ・ホンカサロ(Pirjo Honkasalo) [フィンランド]
 ・“Hawaii, Oslo” 監督:エリック・ポッペ(Erik Poppe) [ノルウェー]
 ・“Kissed by Winter(Vinterkyss)” 監督:Sara Johnsen [ノルウェー]

 【2006年】
 ・“A Little Trip to Heaven” 監督:バルタザール・コルマウクル [アイスランド]
 ・“Thicker Than Water(Blóðbönd)” 監督:Árni Ásgeirsson [アイスランド]
 ・『アフター・ウェディング』 監督:スザンネ・ビア [デンマーク]
 ・“Offscreen” 監督:クリストファー・ボー(Christoffer Boe) [デンマーク]
 ・“Mouth to Mouth(Mun mot mun)” 監督:Björn Runge [スウェーデン]
 ◎“Zozo” 監督:Josef Fares [スウェーデン]
 ・“Mother of Mine(Äideistä parhain)” 監督:クラウス・ハロ [フィンランド]
 ・『革命の歌』“Revolution(Kenen joukoissa seisot)” 監督:ヨルコ・アールトネン(Jouko Aaltonen) [フィンランド]
 ・『厄介な男…からぽっな世界の生き方』“The Bothersome Man(Den brysomme mannen)” 監督:イエンス・リエン(Jens Lien) [ノルウェー]
 ・“Free Jimmy(Slipp Jimmy fri)” 監督:Christopher Nielsen [ノルウェー]

 【2007年】
 ・“Children(Börn)” 監督:Ragnar Bragason [アイスランド]
 ・『湿地』“Jar City(Mýrin)” 監督:バルタザール・コルマウクル [アイスランド]
 ・“AFR ” 監督:Morten Hartz Kaplers [デンマーク]
 ◎“The Art of Crying(Kunsten at Græde i Kor)” 監督:Peter Schønau Fog [デンマーク]
 ・“Darling” 監督:Johan Kling [スウェーデン]
 ・“Falkenberg Farewell(Farväl Falkenberg)” 監督:Jesper Ganslandt [スウェーデン]
 ・“A Man's Job(Miehen työ) 監督:Aleksi Salmenperä [フィンランド]
 ・『リプライズ』“Reprise” 監督:ヨアキム・トリアー(Joachim Trier) [ノルウェー]
 ・“Sons(Sønner)” 監督:Erik Richter Strand [ノルウェー]

 【2008年】
 ・“White Night Wedding(Brúðguminn)” 監督:バルタザール・コルマウクル [アイスランド]
 ・“The Early Years: Erik Nietzsche Part 1(De unge år - Erik Nietzsche Del 1)” 監督:ヤコブ・トゥーセン(Jacob Thuesen) [デンマーク]
 ◎『愛おしき隣人』 監督:ロイ・アンダーソン [スウェーデン]
 ・“The Home of Dark Butterflies(Tummien perhosten koti)” 監督:ドメ・カルコスキ(Dome Karukoski) [フィンランド]
 ・“The Man Who Loved Yngve(Mannen som elsket Yngve)” 監督:Stian Kristiansen [ノルウェー]

 【2009年】
 ・“The Amazing Truth About Queen Raquela ” 監督:オーラフ・デ・フルル・ヨハンネスソン(Olaf de Fleur Johannesson) [アイスランド]
 ◎『アンチクライスト』 監督:ラース・フォン・トリアー [デンマーク]
 ・“Light Year(Ljusår)” 監督:Mikael Kristersson [スウェーデン]
 ・“Sauna” 監督:アンティ=ジュッシ・アニラ(Antti-Jussi Annila) [フィンランド]
 ・“North(Nord)” 監督:Stian Kristiansen [ノルウェー]

 【2010年】
 ・“The Good Heart” 監督:ダーグル・カウリ [アイスランド]
 ◎『光のほうへ』 監督:トマス・ヴィンターベア [デンマーク]
 ・“Metropia” 監督:Tarik Saleh [スウェーデン]
 ・“Steam of Life(Miesten vuoro)” 監督:Joonas Berghäll、Mika Hotakainen [フィンランド]
 ・“Upperdog” 監督:Sara Johnsen [ノルウェー]

 【2011年】
 ・“Undercurrent(Brim)” 監督:Árni Ólafur Ásgeirsson [アイスランド]
 ・“Truth About Men(Sandheden om mænd)” 監督:ニコライ・アーセル [デンマーク]
 ◎“Beyond(Svinalängorna)” 監督:ペルニラ・アウグスト [スウェーデン]
 ・『グッド・サン』“The Good Son(Hyvä poika)” 監督:ザイダ・バリルート(Zaida Bergroth) [フィンランド]
 ・『オスロ、8月31日』“Oslo, August 31st(Oslo, 31. August)” 監督:ヨアキム・トリアー(Joachim Trier) [ノルウェー]

 【2012年】
 ・“Either Way(Á annan veg)” 監督:Hafsteinn Gunnar Sigurdsson [アイスランド]
 ・『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』 監督:ニコライ・アーセル [デンマーク]
 ◎『プレイ』“Play” 監督:リューベン・オストルンド [スウェーデン]
 ・『パンク・シンドローム』 監督:ユッカ・カルッカイネン、J-P・パッシ [フィンランド]
 ・“The Orheim Company(Kompani Orheim)” 監督:Arlid Andersen [ノルウェー]

 【2013年】
 ・『ザ・ディープ』 監督:バルタザール・コルマウクル [アイスランド]
 ◎『偽りなき者』 監督:トマス・ヴィンターベア [デンマーク]
 ・“Eat Sleep Die (Äta sova dö)” 監督:Gabriela Pichler [スウェーデン]
 ・“Open Up to Me(Kerron sinulle kaiken)”(スウェーデン・フィンランド) 監督:Simo Halinen [フィンランド]
 ・“I Belong(Som du ser meg)” 監督:Dag Joham Haugerud [ノルウェー]

 【2014年】
 ◎『馬々と人間たち』 監督:ベネディクト・エルリングソン [アイスランド]
 ・『ニンフォマニアック』 監督:ラース・フォン・トリアー [デンマーク]
 ・『フレンチアルプスで起きたこと』 監督:リューベン・オストルンド [スウェーデン]
 ・『コンクリートナイト』“Concrete Night(Betoniyö)” 監督:ピルヨ・ホンカサロ [フィンランド]
 ・『ブラインド 視線のエロス』“Blind” 監督:エスキル・ヴォクト(Eskil Vogt) [ノルウェー]

 【2015年】
 ◎『好きにならずにいられない』“Virgin Mountain(Fúsi)” 監督:ダーグル・カウリ [アイスランド]
 ・『サイレント・ハート』“Silent Heart(Stille hjerte) 監督:ビレ・アウグスト [デンマーク]
 ・“Gentlemen” 監督:ミカエル・マルシメーン(Mikael Marcimain) [スウェーデン]
 ・『2人だけの世界』“They Have Escaped(He ovat paenneet)” 監督:ユッカペッカ・ヴァルケアパー(Jukka-Pekka Valkeapää) [フィンランド]
 ・“Out of Nature(Mot naturen)” 監督:Ole Giæver [ノルウェー]

 【2016年】
 ・『スパロウズ』“Sparrows(Þrestir)”(アイスランド・デンマーク・クロアチア) 監督:ルナー・ルナーソン(Rúnar Rúnarsson) [アイスランド]
 ・『ヒトラーの忘れもの』(映画祭題『地雷と少年兵』)“Land of Mine(Under Sandet)”(デンマーク・独) 監督:マルティン・サンフィリート(Martin Zandvliet) [デンマーク]
 ・『波紋』“The Here After(Efterskalv)”(ポーランド・スウェーデン・仏) 監督:マグヌス・フォン・ホーン(Magnus Von Horn) [スウェーデン]
 ・『オリ・マキの人生で最も幸せな日』“The Happiest Day in the Life of Olli Mäki(Hymyilevä mies)”(フィンランド・独・スウェーデン) 監督:ユホ・クオスマネン(Juho Kuosmanen) [フィンランド]
 ◎『母の残像』“Louder Than Bombs”(ノルウェー・デンマーク・米・仏) 監督:ヨアキム・トリアー(Joachim Trier) [ノルウェー]

 【2017年】

 ・『ハートストーン』“Heartstone”(アイスランド) 監督:グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン [アイスランド]
 ・“Forældre(Parents)”(デンマーク) 監督:クリスチャン・タフドルップ(Christian Tafdrup) [デンマーク]
 ・『サーミの血』“Sami Blood(Sameblod)”(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー) 監督:アマンダ・シェーネル [スウェーデン]
 ◎『リトル・ウィング』“Little Wing (Tyttö Nimeltä Varpu)”(フィンランド・デンマーク) 監督:セルマ・ヴィルフネン(Selma Vilhunen) [フィンランド]
 ・“Hunting Flies”(ノルウェー) 監督:Izer Aliu [ノルウェー]

 ※ ノミネート作品は、前年の7月1日から当年の6月30日までに各国で劇場公開された作品が対象で、各国からのノミネーションは、映画関係者および批評家らによる各国3名からなる審査員が行なう。受賞作の審査は、各国3名の審査員のうちの1名が代表となり、各国1名ずつ計5名の審査員によって行なう。

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 本年度のノミネーションは、以下の通り。

 ・“Woman at War (Kona fer í stríð)”(アイスランド・仏・ウクライナ) 監督:ベネディクト・エルリングソン [アイスランド]
 物語:Hallaは、女ひとりで地元のアルミニウム工場に戦争を挑む。彼女が愛するアイスランドの自然のままのハイランドを守るためなら、あらゆるものを賭けるリスクもいとわない。だが、そんな彼女の生活に思いもかけず、ひとりの孤児が入り込んでくる……。
 『馬々と人間たち』のベネディクト・エルリングソンの第2監督長編。
 カンヌ国際映画祭2018 国際批評家週間出品。
 シドニー映画祭2018出品。
 ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭2018出品。
 ニュージーランド国際映画祭2018出品。
 ラックス賞2018 ノミネート。
 メルボルン国際映画祭2018出品。
 ヨーロッパ映画賞2018 オフィシャル・セレクション。


 ・“Winter Brothers (Vinterbrødre)”(デンマーク・アイスランド) 監督:Hlynur Pálmason [デンマーク]
 出演:Elliott Crosset Hove、Simon Sears、Victoria Carmen Sonne、ペーター・プラウボー(Peter Plaugborg)、ラース・ミケルセン(Lars Mikkelsen)
 物語:寒い冬。石灰石の採掘場。外界からは完全に遮断され、夜と昼は溶け合い、粉塵がすべてのものを灰色に変える。弟のEmilと兄Johanは、ここで働いている。彼らの、決まり事、習慣、儀式が描かれる。とまどわせるようなサウンドと抽象的なヴィジュアルが、抑えつけられた生活のイメージを直情的に伝える。緊張と暴力が今にも破裂しそうになっている。Emilは、他者と親しく生活し、働きたいと思っているが、ここでは人間的なつながりも異性とのつきあいも痛々しいほどに欠落している。それで、彼は、VHSの妄想の中や、自家製の酒やマンガに慰めを見出そうとする。ここには、温かさも冷たさもなく、善も悪もない。ただ震えるような存在があり、振り払うには、ワイルドでハードだ。
 2016年5月に、デンマークのFaxeにて、6週間かけて16mmで撮影された。
 日本にも短編『七隻の船』が紹介されているHlynur Pálmasonの初監督長編。
 ロカルノ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。男優賞(Elliot Crosset Hove)、エキュメニカル審査員賞 スペシャル・メンション、Europa Cinemas Label、ヤング審査員賞受賞。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2017出品。国際批評家連盟賞オナラブル・メンション受賞。
 ノルウェー国際映画祭2017出品。
 トロント国際映画祭2017 DISCOVERY部門出品。
 オルデンブルク映画祭2017出品。
 レイキャビク国際映画祭2017出品。
 バンクーバー国際映画祭2017出品。
 CPH:PIX 2017 New Talent Grand Pix受賞。
 ハイファ国際映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 第1回作品コンペティション部門出品。
 釜山国際映画祭2017フラッシュ・フォワード部門出品。
 ムンバイ映画祭2017出品。
 La Roche-sur-Yon国際映画祭2017出品。
 シカゴ国際映画祭2017出品。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2017出品。撮影賞受賞。
 AFIフェスト2017出品。
 Camerimage2017撮影監督コンペティション部門出品。最優秀撮影デビュー賞受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞、録音賞スペシャル・メンション受賞。
 アンジェ・ファースト・フィルム・フェスティバル2018出品。
 デンマーク・アカデミー賞2018 作品賞、監督賞、主演男優賞(Elliott Crosset Hove)、助演女優賞(Victoria Carmen Sonne)、撮影賞、美術賞、衣裳賞、メイキャップ賞、録音賞受賞。助演男優賞(ラース・ミケルセン)、助演男優賞(Simon Sears)、脚本賞、編集賞、作曲賞、観客賞ノミネート。
 アイスランド・アカデミー賞2018 作品賞、主演男優賞(Elliott Crosset Hove)、助演男優賞(ラース・ミケルセン)ノミネート。
 ヴィリニュス国際映画祭2018出品。
 デンマーク映画批評家協会賞2018 作品賞、主演男優賞(Elliott Crosset Hove)、助演男優賞(Simon Sears)ノミネート。
 ニュー・ディレクターズ/ニュー・フィルムズ2018出品。
 サンフランシスコ国際映画祭2018出品。
 ウィスコンシン映画祭2018出品。
 Molodist国際映画祭2018出品。


 ・“Ravens (Korparna)”(スウェーデン) 監督:イェンス・アスール(Jens Assur) [スウェーデン]
 物語:懸命に働いていた農夫が、厳しい現実に打ちのめされて、息子に農場を引き継がせ、家業を続けさせようとする。母親は、家族が一緒に暮らすために最善を尽くす。ところが、父親の行動はどんどんおかしくなってくる。彼は、どこかよそに避難場所を見つけようとするが、運命からは逃れられない。
 初監督長編。イェンス・アスールは、サンダンス・インスティテュート/NHK賞2012を受賞している。
 トロント国際映画祭2017 DISCOVERY部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 ニュー・ディレクターズ部門出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Journey部門出品。
 釜山国際映画祭2017 フラッシュ・フォワード部門出品。
 テッサロニキ国際映画祭2017 出品。最優秀作品賞/ゴールデン・アレクサンダー“テオ・アンゲロプロス”賞受賞。
 トビリシ国際映画祭2017出品。作品賞(ゴールデン・プロメテウス賞)受賞。
 スウェーデン・アカデミー賞2018 オリジナル音楽賞受賞。作品賞、主演男優賞(レイ・ブリノフソン)、助演女優賞(マリア・ヘイスカネン)、撮影賞、視覚効果賞、録音賞ノミネート。
 ロッテルダム国際映画祭2018出品。
 バンガロール国際映画祭2018出品。
 ヴィリニュス国際映画祭2018出品。Cineuropa Award受賞。
 サンフランシスコ国際映画祭2018出品。
 Molodist国際映画祭2018出品。


 ・『ペット安楽死請負人』“Euthanizer (Armomurhaaja)”(フィンランド) 監督:テーム・ニッキ(Teemu Nikki) [フィンランド]
 物語:Veijoは、ブラックマーケットで、病気で苦しんでいたり、望まれなかったりするペットの安楽死を手がける医者である。ここは裕福な地域ではなく、必然的に地元の医者が扱えないケースを扱うことになる。
 いくつかの短編や長編『ラブミッラ』(2015)が紹介されているテーム・ニッキ監督の最新作。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 L'Étrangeフェスティバル(仏)2017出品。
 レイキャビク国際映画祭2017出品。
 東京国際映画祭2017 コンペティション部門出品。脚本賞受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2017出品。
 ナイト・ヴィジョンズ映画祭(フィンランド)2017出品。
 フィンランド・アカデミー賞2018 脚本賞、音楽賞受賞。作品賞、監督賞、助演女優賞(ハンナマイヤ・ニカンデル)ノミネート。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2018出品。
 Biografilmフェスティバル2018出品。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2018出品。


 ・『テルマ』“Thelma”(ノルウェー・スウェーデン・仏・デンマーク) 監督:ヨアキム・トリアー [ノルウェー]
 出演:エイリ・ハーボー、カヤ・ウィルキンス、ヘンリク・ラファエルソン、エレン・ドリト・ピーターセン
 物語:テルマは、ノルウェー西部にある宗教心の強い実家から、学校に通うためにオスロに引越しをする。読書室にいる時、彼女は、突然、強い力にとらえられる。それは、両親から受け継いだものだった。また、彼女は、同じ学生のアンニャと出会い、互いに惹かれ合う。セルマは、いままで自分が知らなかった力に圧倒され、それがだんだん強くなるのを感じる。医者に診てもらっても説明してもらえない。恐ろしく、超自然的な力が2人を解放する。それから、ある日、アンニャが跡形もなく行方をくらます。
 ノルウェー国際映画祭2017出品。ノルウェー映画批評家賞受賞。
 米国アカデミー賞2019 外国語映画賞 ノルウェー代表。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 L'Étrangeフェスティバル2017出品。
 ファンタスティック・フェスト2017出品。
 バンクーバー国際映画祭2017出品。
 ニューヨーク映画祭2017出品。
 サンディエゴ国際映画祭2017出品。
 アデレード映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Cult部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2017 ファンタスティック・コンペティション部門出品。審査員特別賞、脚本賞、シルバー・メリエス賞受賞。
 リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭2017出品。
 ムンバイ映画祭2017出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2017出品。
 シカゴ国際映画祭2017 インターナショナル長編コンペティション部門出品。
 ゲント国際映画祭2017出品。
 ボルドー・インディペンデント映画祭2017出品。
 ライデン国際映画祭2017出品。
 Noordelijk映画祭2017出品。
 ロス・カボス国際映画祭2017出品。
 リュブリャナ国際映画祭2017出品。
 Scanorama映画祭ヴィリニュス2017出品。
 AFIフェスト2017出品。
 ザグレブ映画祭2017出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2017 女優賞(エイリ・ハーボー)、撮影賞受賞。
 カタロニア国際映画祭2017出品。
 サンディエゴ映画批評家協会賞2017 外国語映画賞受賞。
 ユタ映画批評家協会賞2017外国語映画賞受賞。
 パームスプリングス国際映画祭2018出品。
 ヒューストン映画批評家協会賞2018外国語映画賞受賞。
 デンバー映画批評家協会賞2018 外国語映画賞受賞。
 ゴールデン・リール賞2018 長編外国語映画部門ノミネート。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2018出品。
 GLAADメディア・アワード2018 作品賞 限定公開作品部門ノミネート。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2018出品。
 アマンダ賞2018 撮影賞、編集賞、作曲賞受賞。作品賞、監督賞、主演男優賞(ヘンリク・ラファエルソン)、主演女優賞(エイリ・ハーボー)、助演女優賞(カヤ・ウィルキンス)、脚本賞、美術賞、音響デザイン賞、視覚効果賞ノミネート。


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 対象作品としては、アイスランドには“Undir Trénu(Under The Tree)”があり、スウェーデンには『ザ・スクエア 思いやりの聖域』、フィンランドには“Ikitie(The Eternal Road)”があったわけですが、ノミネート作品は、上記のようになりました。

 この1年での受賞歴で比べれば、おそらく『ザ・スクエア 思いやりの聖域』がノミネートされ、受賞もしたかもしれませんが、ノルディック映画賞はそういうチョイスはしないということなのでしょう。圧倒的に評価の高い作品に順当に賞を与えるより、賞を贈ることでもうちょっと作品を前に押し出してあげようとしている、というか。

 ノミネート5作品では、ヨーロッパ映画賞2018オフィシャル・セレクションに選ばれているのは“Woman at War (Kona fer í stríð)”だけ、ラックス賞2018にノミネートされているのも“Woman at War (Kona fer í stríð)”だけ、米国アカデミー賞2018外国語映画賞各国代表に選ばれているのは『テルマ』だけです(米国アカデミー賞2019外国語映画賞各国代表に選ばれている作品はまだありません)。

 過去に複数回受賞しているのは、トマス・ヴィンターベアだけですが、同じ人はなるべく選ばないようにしているようにも見えます。だとすると、受賞経験者である“Woman at War (Kona fer í stríð)”のベネディクト・エルリングソンと『テルマ』のヨアキム・トリアーは、受賞の可能性は低くなるかもしれません。

 ノミネート5作品の中で受賞歴が最も多いのは明らかに“Winter Brothers (Vinterbrødre)”ですが、有名すぎるほど有名というわけでもないし、やっぱり受賞するのは“Winter Brothers (Vinterbrødre)”かなあという気もしますね。

 本年度の授賞式は、10月30日にオスロで行なわれる予定になっています。

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 *当ブログ記事

 ・ノルディック映画賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_32.html
 ・ノルディック映画賞2017 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201711/article_2.html
 ・ノルディック映画賞2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201608/article_38.html
 ・ノルディック映画賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201611/article_2.html
 ・ノルディック映画賞2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_30.html
 ・ノルディック映画賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_2.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年3月~9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201803/article_33.html

 追記:
 ・ノルディック映画賞2018 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_50.html

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