ベネチア国際映画祭2018 ベネチア・デイズ ラインナップ

 【第15回ベネチア・デイズ】


 [オフィシャル・セレクション]

 ・”Continuer(Keep Going)”(ベルギー・仏) 監督:Joachim Lafosse
 出演:ヴィルジニー・エフィラ(Virginie Efira)、ケイシー・モッテ=クライン(Kacey Mottet Klein)、Diego Martín
 物語:離婚して、子持ちのSybilleは、テイーンエージャーの息子Samuelが暴力的で無意味な生活に落ち込んでいくのを見ているのが我慢できなかった。彼女は、また、自分自身のデーモン、過去と現在とも格闘していた。Sybilleは、Samuelを連れて、最後のリゾート、キルギスタンを巡る長い旅にでかける。同行するのは2頭の馬だけ。2人は、壮麗だけれども、敵意をむき出しにする自然環境や、危険、報い、人々、そして中でもお互いと向き合うことになる。
 Laurent Mauvignierの小説“Continuer”(2016)の映画化。


 ・”C'est ça l'amour(Real Love)”(仏) 監督:Claire Burger
 出演:ブーリ・ランネール、Justine Lacroix、Sarah Henochsberg、Cecile Remy-Boutang、Antonia Buresi、Tiago Gandra、Célia Mayer、Gaëtan Terrana、Lorenzo Demanget、Yasmina Douair
 物語:フランスの東部、フォルバック。マリオは、愛を除けば、大きな野心はなく、妻が家を去った後、出発点に戻ってくる。彼は、自分自身と、思春期に入って、彼と同じようにテイーンエイジ・クライシスのようなものに突入しようとしている2人の娘の面倒を見なければならない。14歳のフリーダは、母がいないことで父を責めている。彼女は、17歳の新しいガールフレンドに対してアンビヴァレントな感情を育んでいて、まもなく家を出ようとしている。それまで、彼女はよい生活をする。マリオは、愛する女たちを失わざるを得ない。彼らは、お互いに相手が進むことに同意しなければならない。次々と誰かを失うことを受け入れることは、誰かを見出すことにつながるだろうか。


 ・”Ricordi?”(伊・仏) 監督:ヴァレリオ・ミエーリ(Valerio Mieli)
 出演:ルカ・マリネッリ(Luca Marinelli)、Linda Caridi、ジョヴァンニ・アンザルド(Giovanni Anzaldo)、Camilla Diana、Anna Manuelli、Eliana Bosi
 物語:若い夫婦の記憶を通してみた長いラヴ・ストーリー。ムードや異なる視点、時間それ自体によって変わっていく追憶。2人の個人の旅は、1つのエモーションの流れや感情の陰影の中で、結びつき、分かれ、幸福になり、不幸になり、深く愛し、または他人を愛した。映画が進むにつれて、彼は愛が本当に続くことを学び、彼女はノスタルジーとともに生きることを学ぶ。彼らの記憶は、さらに、時を超えて変化する。幸せとともに、色あせるか、あるいは破裂する。たちまち滑り落ちていく現在の中で、記憶になっていく。
 『テン・ウィンターズ』のヴァレリオ・ミエーリ監督の9年ぶりの第2作。


 ・”Pearl”(スイス・仏) 監督:Elsa Amiel
 出演:Julia Föry、ピーター・ミュラン、Vidal Arzoni、アリエ・ワルトアルテ(Arieh Worthalter)、アガタ・ブゼク(Agata Buzek)
 物語:インターナショナル女子ボディービルディング・チャンピオンシップのファイナルから72時間。Lea Pearlは、名誉あるMiss Heavenのタイトル戦に向けて準備する。ところがそこへ、彼女がほとんど知らない6歳の息子をつれて元カレのベンが姿を現す。
 『さすらいの女神たち』『メゾン ある娼館の記憶』『カミーユ、恋はふたたび』『SAINT LAURENT サンローラン』『正しい人間』など、17年のアシスタント・ディレクター歴を持つElsa Amielの初監督長編。


 ・”Joy”(オーストリア) 監督:スダベー・モルテツァイ(Sudabeh Mortezai)
 物語:Joyは、若きナイジェリア女性で、セックス・トラフィックの危険なサークルに引っかかってしまう。彼女は、搾取者であるMadameへの借金を払うためにストリートで働く。一方で、ナイジェリアの家族を支え、ウィーンに住む小さな娘のよりよい生活を願っていた。Joyは、ナイジェリアからやってきた10代の娘Preciousを監督するためにMadameから紹介された時、無慈悲な搾取のシステムにおける自分の役割を必死に理解しようとする。
 『マコンド』(2014)のスダベー・モルテツァイ監督最新作。


 ・”Mafak(Screwdriver)”(パレスチナ・米・カタール) 監督:Bassam Jarbawi
 物語:Ziadは、5年間の刑務所暮らしの後で、誰もが彼をヒーローとして賞賛するように、現代パレスチナの生活になじもうとする。しかし、彼は現実と幻覚の区別ができず、すべてが始まった場所に戻ろうとする。
 2009年の短編“Roos Djaj”で、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、ドバイ国際映画祭、スペン短編映画祭など多くの賞を受賞したBassam Jarbawiの初監督長編。


 ・“Graves Without a Name (Les tombeaux sans noms)”(仏・カンボジア) 監督:リティー・パン
 『消えた絵 クメール・ルージュの真実』、『エグジール』の後、リティー・パンの個人的でスピリチュアルな探求は続いている。『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』や“Duch, Master of the Forges of Hell”では罪のメカニズムを分析した。本作では、平和への道を探っている。13歳の少年が、クメール・ルージュ時代に家族の大部分を失い、彼らの墓(土の墓なのか、精神的なものなのかはともかく)を探して旅に出る。そこで彼は何を見出すのか。特に、彼は何を探そうとしているのか? 亡霊の木のようなものなのか? 村は見分けがつかないほど破壊されていたか? 脅かされた目撃者たちは、話すことを渋っているか? 夜が近づいてくる時、兄弟姉妹の肉体の霊的な感触が得られるのか? 映画は、1つも国の物語を超えて、普遍性に到達する。
 オープニング作品。
 TIFF DOCS部門出品。


 ・”Three Adventures of Brooke(星溪的三次奇遇)”(中・マレーシア) 監督:Yuan Qing(竹原青)
 物語:Xingxiは、マレーシア北部の町アロースターに独りで旅をする。パンクしたタイヤのせいで、彼女は異なる3つの冒険をする。Xingxiは、謎めいた秘密を持つ異なるアイデンティティーを使って人々に自己紹介をした。その代償として、彼女は全く予想していなかったところに導かれた。最初の冒険では、Brookeは旅行者で、第2の冒険では、人類学者で、第3の冒険では、離婚した女性になった。ピエールという名前のフランス人作家と出会った時、彼女は失望していた。孤独な旅行者2人はすぐに友だちになった。年齢差のある2人は、生と死へのそれぞれの洞察を分かち合った。アロースターの謎の面が明らかになり始めて初めて、Brookeはピエールになぜここに来たのか、本当の理由を話した。彼らは、愛と命の相互作用を理解しようとする。物語が終わりに向かった頃、母なる自然は、マジカルなBlue Tears現象を起こして、愛を追い求める思いを彼女に明らかにした。
 初監督長編。


 ・”Ville Neuve”(カナダ) 監督:Félix Dufour-Laperrière
 物語:パワフルで、詩的なイメージを持つ長編アニメーション。本作では、親密であると同時に集合体的な運命を導く。Josephは、友人の家に行って、彼の許を去った女性との関係をやり直そうとする。脆い贖罪は、想像しうるものになる。ケベックで、おそらく、自立の始まりに。
 初監督長編。インク・オン・ペイパー。


 ・”José”(グアテマラ) 監督:Li Cheng
 物語:19歳のJoséは、50代の母親と一緒にグアテマラで暮らしている。世界で最も危険で、敬虔で、貧しい国の1つでのタフな生活。Joséは末っ子で母親のお気に入りで、教会とサンドウィッチ売りが彼の生活になている。彼は、毎日、混みあったバスとサンドウィッチを売り歩くストリートで過ごす。あきらめと冷淡さ。自由な時間に彼は電話を使って、無作為なセックスに耽る。彼がLuisと会う時、Joséは、今まで想像したこともないような情熱と痛みと内省へと突き動かされる。
 初監督作品“Joshua Tree”(2014)でいくつもの賞を受賞した、中国出身のLi Cheng監督の4年ぶりの第2作。


 ・”Domingo”(ブラジル・仏) 監督:Clara Linhart、フェリペ・バルボサ(Fellipe Barbosa)
 物語:2003年1月1日。ブラジルでは、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァの歴史的な大統領任命が祝福された。リオグランデ・ド・スル出身の中流家族は、家族の秘密やフラストレーションを抱えながらも、古く貧しく受け継がれた家に集まって、シャンペンとバーベキューを囲んだ。日曜日(Domingo)は、他の日と同じく、甘く平和な日になるはずだった。深く気に病む新しい大統領ルーラは、ブラジル国民に変化を約束した。女家長は、彼の権限と富が次第に失われていくのを見るのを恐れた。
 Clara Linhartの初長編フィクション、フェリペ・バルボサの第3監督長編。


 ・”Emma Peeters”(ベルギー・カナダ) 監督:Nicole Palo
 物語: Peetersは、もうすぐ35歳になろうとしていた。パリでのがむしゃらな10年を過ごした後で、彼女はどんなに頑張っても女優にはなれないという事実を受け止める。Emmaは、35歳の誕生日に自殺してしまおうと決心する。そんな時、葬儀場に従業員Alex Bodartと出会う。彼は、Emmaの無謀な試みの中で彼女を助けようとする。それぞれの気持ちを隠すことで、Emmaの最後の目標は達成されるかもしれないと思えてくる。
 第2監督長編。
 クロージング作品。アウト・オブ・コンペティション。


 [スペシャル・イベント](Special Events)

 ・”Goodbye Marilyn”(伊/13') 監督:Maria Di Razza
 物語:90歳の誕生日に、マリリン・モンローはインタビューしたいという手紙をジャーナリストから受け取る。偉大なるハリウッドのディーヴァは、説明されることのない引退以来、50年間インタビューを受けていなかった。驚くべきことに、マリリンは例外を作る決心をする。ジャーナリストは、成功の絶頂で、自由の名の下に名声を棄てて、伝説になった彼女の謎を解明しようとする。
 初監督長編。


 ・”Il bene mio(My Own Good)”(伊) 監督:Pippo Mezzapesa
 物語:Eliaは、地震に見舞われた村Provvidenzaにとどまっている最後の住人で、コミュニティーの残りの住人と一緒に出ていくことを拒んだ。残りの住人はNuova Provvidenzaに転居して、過去と決別していた。Eliaにとってこの村はまだ生きていた。古い友人のGesualdoの助けを借りて、この記憶を生かし続けるために懸命に努力した。村長が、EliaにProvvidenzaを棄てるように命じた時、Eliaは立ち去る潮時のように思えた。その時、彼は奇妙な存在を感じた。事実、学校の瓦礫の中に若い娘Noorが隠れていたのだ。学校はEliaの妻が命を落とした場所でもある。Noorは逃走中で、この偶然の出会いは、Provvidenzaの炎を灯し続けたいというElia自身の願望と結びつき、後戻りしないという彼の決断を後押しした。
 第2監督長編。


 ・”As If We Were Tuna”(伊/18') 監督:フランチェスコ・ジゾラ(Francesco Zizola)
 物語:4月と6月の間に、クロマグロの大きな群れが大洋から地中海の透明で温かい水の中に入ってくる。熟練したイタリアのマグロ漁師は、大きくて複雑な網を海に投げて待つ。マグロの罠は浮きとつながれていて、マグロをチェンバー(室)の迷路に導く。網で作られた様々のチェンバーの中でマグロを獲るために最も重要なのは、「デス・チェンバー」で、つまり、それによってマグロの息の根を止めることができるからだ。この部分はマグロ漁の最終段階であるだけでなく、聖なる儀式でもあって、遠い昔から詩人や哲学者にインスピレーションを与えてきた。本作では、古代ギリシャ悲劇の詩人アイスキュロスが『ペルシャ人』の中で語った、劇的なサラミスの闘いでのペルシャ人の敗北が取り上げられている。本作の映像と音響は、2016年と2017年の4月と6月に、ポルトスクーゾとPorto Pagliaとサルジニアでのクロマグロ漁で収録された。これらは、地中海における伝統的なマグロ漁の最後の2つのドキュメントであり、マグロ漁での継続可能な最後の方法としての役割を強調していて、世界中の魚類個体群を減少させている産業漁業とは対照的である。


 ・”Happy Lamento”(独) 監督:アレクサンダー・クルーゲ(Alexander Kluge)
 これは、私アレクサンダー・クルーゲが過去に作ったのと同じように作家主義の映画である。と同時に、マニラ出身の若く素晴らしい監督Khavnの長編映画でもある。一緒に制作して、結果的に特別な種類の音楽映画になった。実際のところ、この映画は、電灯光、サーカス、歌「ブルームーン」、マニラ北部でのキッズ・ギャングたちのストリート戦争、西洋人の目には受け入れがたい荒地、に関係している。「ブルームーン」は、かつてはエルヴィス・プレスリーの声を思い出させたものだけれども、愛してやまない相手のように、実際には決して現れることのない月に言及している。われわれは、2017年のハンブルクでのG20 サミットでのトランプ大統領の登場で、サーカスが街にやってくる時どのようになるかを見ることができる。われわれは、何年も続いているマニラでのキッズ・ギャングのストリート戦争がどんなものであるのかを見る。ヘルゲ・シュナイダーは、1895年のエジソンの「アナベルのサーペンタインダンス」に、"human light snake"として登場している。私の友人でもある劇作家のハイナー・ミュラーは、月について思索している。われわれは、土曜日に売れ残った商品についてのレクイエムの音楽を聴く。われわれは、1941年にドイツの戦車から逃げようとした象を助けようとする、ロシアのサーカスのドラマチックな退避を見る。早朝の興行で象たちが平和にグルーミングしている姿は、どんどん野蛮になっていくわれわれの世界とは対比的だ。詩人Ann Cottonは、『キング・コング』の中で役を演じる。それは愛する者を守って死んでいく映画的ヒーローの役だ。このモチーフは、私の本“Kong's Big Moment”からの脚色で、映画の終わりに登場する。象は、既に私の映画“Artists at the Top of the Big Top: Perplexed”で重要なキャラクターとして登場している。それは、50年前にベネチアで封切られた。しかし、50年前の映画と比べて、“Happy Lamento”はなんと暴力的に違って見えるのだろう。


 ・”Why Are We Creative? The Centipede's Dilemma”(独) 監督:ハーマン・ヴァスケ(Hermann Vaske)
 映画監督ハーマン・ヴァスケが30年以上にわたって続けているパーソナルなクエストの一部で、世界で興味を惹くアーティストや思想家など50人を超える名士たち、アカデミー賞受賞者やノーベル賞受賞賞、ヴィジュアル・アートや音楽、演技、哲学、詩、詩、ビジネス、科学の面々に「なぜあなたはクリエイティヴなのですか?」と質問を投げかける。
 日本でも2005年に出版されている書籍『WHY ARE YOU CREATIVE?―自分にしかできないことを探す55のヒント』の映画版。
 出演:デイヴィッド・ボウイ、アイ・ウェイウェイ、ビョーク、ヴィム・ヴェンダース、フィリップ・スタルク、ヨーコ・オノ、John Hegarty、デイヴィッド・リンチ、山本耀司、ダミアン・ハースト、アンジェリーナ・ジョリー、荒木経惟、クェンティン・タランティーノ、ボノ、ニック・ケイヴ、ネオ・ラオホ、スティーヴン・ホーキング、ダライ・ラマ、ピーター・ユスティノフ、マリーナ・アブラモヴィッチ、ダイアン・クルーガー、ジュリアン・シュナーベル、ジョン・クリース、ジミー・ペイジ、ヴィヴィアン・ウェストウッド、北野武


 ・”The Ghost of Peter Sellers”(キプロス) 監督:ピーター・メダック(Peter Medak)
 1973年、ピーター・セラーズは、コロンビア・ピクチャーズのパイレーツ・コメディー(『ピーター・セラーズのおとぼけパイレーツ』)に乗り出した。彼は、すぐにその映画に自信をなくし、その映画をサボタージュしようとして、プロデューサーたちをクビにし、それから監督で友人のピーター・メダックに向き合った。製作を白紙に戻すというのが話の核にあった。しかし、若き監督も成功への道を上っているという物語の途上にいた。メダックは、3作作って、続けて成功していて、中でもピーター・オトゥールと組んだ1972年の“The Ruling Class”は、よく知られていて、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されていた。『ピーター・セラーズのおとぼけパイレーツ』は、彼のキャリアを永遠に変えた。45年経って、メダックの傷もかろうじて癒えた。これはこの物語を話すチャンスだ。ついにその失敗にまつわる重しを払いのける時がやってきた。”The Ghost of Peter Sellers”は、映画監督になるために必要なことについて、そして最大の災難を生き延びるための、悲喜劇を描いたドキュメンタリーである。
 出演:ピーター・セラーズ、スパイク・ミリガン、ピーター・メダック


 ・”Dead Women Walking”(米) 監督:ハガル・ベン=アシャー(Hagar Ben-Asher)
 物語:9つのパートで、死刑囚の女性たちの執行までのステージが描かれる。収容者と彼らが出会う人々との数時間。われわれは罪の報いの最後の瞬間を体験する。本作は、女性に対する暴力、貧しさ、人種的ストレス、悲劇的な運命に対する不公平といった問題に対して、身を切るような検証を行なう。
 トライベッカ映画祭コラボレーション作品。
 『悪い女』(2011)の女優/監督のハガル・ベン=アシャーの、2年ぶりの第4監督作品。
 トライベッカ映画祭2018出品。


 [Miu Miu Women's Tales]

 ・#15”Hello Apartment”(伊・米/11') 監督:ダコタ・ファニング
 物語:エヴァは、初めてブルックリンのロフトを借りる。中には何もない。ペンキは塗りたてだが、古い。日光が大きな窓から固い木の床に注ぐ。前の住人の痕跡が残っている。エヴァは座る。これが今の家だ。彼女のホーム。ここで彼女はひとりの男の子と出会い、恋をする。パーティーでワインがこぼれる。彼らは相手に対して叫び声を上げ、すべてが終わったことを悟る。アパートは、エヴァのパーソナルな歴史を目撃する。喜びと悲しみ、希望と失望。われわれが大人へと成長していく普遍的な空間。
 出演:イヴ・ヒューソン(Eve Hewson)、トム・スターリッジ(Tom Sturridge)、Christina Rouner、Malika Samuel
 初監督作品。


 ・#16“The Wedding Singer's Daughter”(伊・米/8') 監督:ハイファ・アル=マンスール(Haifaa Al-Mansour)
 物語:1980年代、サウジアラビアのリヤド。きらきらして、グラマラスな脚が車から出る。伝統的な黒のabayasを纏った女たちは、ウェディング・ホールへと進んでいく。そこで、彼らは下に着ていたものをさらけ出す。眩しいドレス、ワイルドな髪。男には見せたことのない、本当の自分が解放される。サウジアラビアの結婚式には、厳格な隔離の決まりがある。すべての目や耳はウェディング・シンガーに注がれる。それから、突然、電気が消される。「これは最悪のウェディング・シンガーだわ。」 ゲストがおしゃべりする。見下した感じで。若い娘は、彼女の母の威厳を救うことができるだろうか。


 [Venetian Nights]

 ・”One Ocean”(伊) 監督:Anne de Carbuccia
 Anne de Carbucciaは、信じられないくらい美しい大洋を撮影する。そしてその未来が脅かされていることを示す。彼女は、このドキュメンタリーを通して、すべてがつながっていることを知ってほしいと考える。地球温暖化、シベリアでの森林火災、使い捨てのプラスチックの消費。すべてが、海への直接的で恐ろしい結果に結びつく。われわれは、われわれが知っている方法で海を救い、愛していくことができる。われわれがみな種としてそれにコミットしさえすれば。われわれの遺産をトラッシュにしてはならない。


 ・”I villani”(伊) 監督:Daniele De Michele
 本作では、4人の人物の生活に密着する。夜明けから日没まで、1日の仕事時間の始まりかわ終わりまで。4人の「農夫」は、農業や漁、農耕、チーズ作り、ファミリー・クッキングについて話す。日常生活の中で、4人は、同じ料理やワールドワイドの文化的モデルを受け入れることに、数えきれないほど反対や不本意の立場を表明する。4人や彼らの尊敬する家族は、イタリア料理がまだ生活の遺産であるかどうか、ひとつの世代と次の世代の間で共有されている情報が存在しているかどうか、イタリア料理が相続されるものとして生き残っているか消え失せているか、を確かめる。
 初監督作品。


 ・”L'unica lezione”(伊) 監督:Peter Marcias
 物語:今日は、リカルドにとって特別の日だ。彼は大学に入学しようとしている。この旅の途上で、彼は素晴らしい出会いをし、完全に計画が変わってしまう。彼は、自分がイラン人であることを考え直したいという強い衝動にとらわれる。


 ・”Il teatro al lavoro(Theatre at Work)”(伊) 監督:Massimiliano Pacifico
 Elviraの創作の陰でのすばらしい人間的芸術的努力、トニ・セルヴィッロの芝居、ミラノのPiccolo Teatroによる共同製作、1940年にパリのThe Conservatory of the Dramatic Artsで上演されたルイ・ジューヴェの古典に基づく舞台。頭の中にあるジューヴェのレッスンとともに、セルヴィッロと彼の若い演技グループは、ベネチア・ビエンナーレでデビューし、ナポリで上演し、最後にパリのステージに立った。演じたのは、セルヴィッロと他の役者たちによる、手作りで、演技の倫理に基づくダイアログである。


 [ラックス賞ノミネート作品]

 ・ “Styx”(独・オーストリア) 監督:Wolfgang Fischer
 ・ “The Other Side of Everything (Druga strana svega)”(セルビア・仏・カタール) 監督:Mila Turajlić
 ・ “Woman at War(Kona fer í stríð)”(アイスランド・仏・ウクライナ) 監督:ベネディクト・エルリングソン

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 ・ベネチア国際映画祭2018 コンペティション部門ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201807/article_10.html

 ・ベネチア国際映画祭2018 国際批評家週間 ラインナップ:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201808/article_17.html

 ・ベネチア国際映画祭2017 国際批評家週間、ベネチア・デイズ ラインナップ:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201707/article_40.html
 ・ベネチア国際映画祭2016 国際批評家週間、ベネチア・デイズ ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201608/article_4.html
 ・ベネチア国際映画祭2014 国際批評家週間、ベネチア・デイズ ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201408/article_9.html
 ・ベネチア国際映画祭2013 国際批評家週間、ベネチア・デイズ ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201308/article_5.html
 ・ベネチア国際映画祭2012 国際批評家週間、ベネチア・デイズ ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201208/article_29.html
 ・ベネチア国際映画祭2011 国際批評家週間、ベネチア・デイズ ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201109/article_14.html
 ・ベネチア国際映画祭2010 国際批評家週間、ベネチア・デイズ ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201008/article_1.html
 ・ベネチア国際映画祭2009 国際批評家週間、ベネチア・デイズ ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_7.html
 ・ベネチア国際映画祭2008 国際批評家週間、ベネチア・デイズ ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200807/article_30.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年3月~9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201803/article_33.html

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