米・撮影監督協会賞(ASC)2015 ノミネーション!

 第29回米・撮影監督協会賞(ASC)のノミネーションが発表になりました。(映画部門のノミネーション発表は1月7日、テレビ部門のノミネーション発表は11月19日。)

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 【映画部門】

 ・『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 ・『グランド・ブダペスト・ホテル』 ロバート・イェーマン
 ・『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』 オスカル・ファウラ
 ・『ターナー、光に愛を求めて』 ディック・ポープ
 ・“Unbroken” ロジャー・ディーキンス

 【テレビ部門】

 ◆シリーズ作品部門(Episode of a Regular Series)
 ・“Viking”:‘Blood Eagle’ P.J. Dillon
 ・『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』:‘Golden Days for Boys and Girls’ ジョナサン・フリーマン
 ・『ゲーム・オブ・スローンズ』:‘The Children’ アネット・ハエルミック
 ・“Gotham”:‘Spirit of the Goat’ クリストファー・ノアー
 ・“Manhattan”:‘Perestroika’ リチャード・ルトコウスキー
 ・『ゲーム・オブ・スローンズ』:‘Mockingbird’ Fabian Wagner

 ◆テレビ映画/ミニシリーズ/パイロット版部門(Television Movie, Miniseries or Pilot)
 ・“The Trip to Bountiful” デイヴィッド・グリーン
 ・“Manhattan” ジョン・リンドリー
 ・“Gotham” David Stockton
 ・“Deliverance Creek” テオ・ヴァン・デ・サンデ

 ※テレビ・シリーズ部門は、前回までは、30分ドラマ・シリーズ部門と1時間シリーズ部門に分かれていたのですが、今年は(今年から?)まとめられてしまったようです。

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 映画部門について

 【アカデミー賞との関係】

 2014年(7/5) ASC=AA:『ゼロ・グラビティ』
 2013年(4/5) ASC:『007 スカイフォール』 AA:『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
 2012年(4/5) ASC:『ツリー・オブ・ライフ』 AA:『ヒューゴの不思議な発明』
 2011年(5/5) ASC=AA:『インセプション』
 2010年(4/5) ASC:『白いリボン』 AA:『アバター』
 2009年(4/5) ASC=AA:『スラムドッグ$ミリオネア』
 2008年(5/5) ASC=AA:『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
 2007年(3/5) ASC:『トゥモロー・ワールド』 AA:『パンズ・ラビリンス』
 2006年(4/5) ASC=AA:『SAYURI』
 2005年(3/5) ASC:『ロング・エンゲージメント』 AA:『アビエイター』
 2004年(3/5) ASC:『シービスケット』 AA:『マスター・アンド・コマンダー』
 2003年(4/5) ASC=AA:『ロード・トゥ・パーディション』
 2002年(4/5) ASC:『バーバー』 AA:『ロード・オブ・ザ・リング』
 2001年(4/5) ASC:『パトリオット』 AA:『グリーン・デスティニー』
 2000年(4/5) ASC=AA:『アメリカン・ビューティー』
 1999年(4/5) ASC:『シン・レッド・ライン』 AA:『プライベート・ライアン』
 1998年(4/5) ASC=AA:『タイタニック』
 1997年(6/5) ASC=AA:『イングリッシュ・ペイシェント』
 1996年(2/5) ASC=AA:『ブレイブハート』
 1995年(4/5) ASC:『ショーシャンクの空に』 AA:『レジェンド・オブ・フォール』
 1994年(4/5) ASC:『ボビー・フィッシャーを探して』 AA:『シンドラーのリスト』
 1993年(3/5) ASC:『ホッファ』 AA:『リバー・ランズ・スルー・イット』
 1992年(4/5) ASC:『バグジー』 AA:『JFK』
 1991年(4/5) ASC=AA:『ダンス・ウィズ・ウルブス』
 1990年(3/5) ASC:『ブレイズ』 AA:『グローリー』
 1989年(4/5) ASC:『テキーラ・サンライズ』 AA:『ミシシッピー・バーニング』
 1988年(3/5) ASC:『太陽の帝国』 AA:『ラスト・エンペラー』
 1987年(4/5) ASC:『ペギー・スーの結婚』 AA:『ミッション』

 ※ ( )内はノミネーションが一致した割合です。

 2つの賞は、ノミネーションでは大体4作品が一致し、受賞作は約40%の割合で一致することがわかります。


 ◆撮影賞 前哨戦の結果
 1.ニューヨーク映画批評家協会賞:ダリウス・コンジ 『エヴァの告白』
 4.ボストン・オンライン映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
 5.ボストン映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 6.ニューヨーク批評家オンライン賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 7.ロサンゼルス映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 8.ワシントンDC映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 11.サンフランシスコ映画批評家協会賞:『イーダ』
 12.オンライン映画批評家協会賞:『グランド・ブダペスト・ホテル』
 13.サンディエゴ映画批評家協会賞:“Nightcrawler” ロバート・エルスウィット
 14.シカゴ映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 同:『グランド・ブダペスト・ホテル』 ロバート・イェーマン
 15.セントルイス映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 17.ダラス・フォートワース映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 19.フェニックス映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
 21.オースティン映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 22.ユタ映画批評家協会賞:“Nightcrawler”
 23.ラスベガス映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
 24.フロリダ映画批評家協会賞:『インターステラー』
 25.ネバダ映画批評家協会賞:『インターステラー』 ホイテ・ヴァン・ホイテマ
 33.ノース・テキサス映画批評家協会賞:『インターステラー』 ホイテ・ヴァン・ホイテマ
 37.セントラル・オハイオ映画批評家協会賞:『グランド・ブダペスト・ホテル』 ロバート・イェーマン
 38.ジョージア映画批評家協会賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ

 ◆サテライト・アワード2015 撮影賞ノミネーション
 ・『インターステラー』 ホイテ・ヴァン・ホイテマ, F.S.F., N.S.C.
 ・『ターナー、光に愛を求めて』 ディック・ポープ, BSC
 ・『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ, ASC, AMC
 ・“Inherent Vice” ロバート・エルスウィット
 ・『博士と彼女のセオリー』 ブノワ・ドゥローム
 ・『ゴーン・ガール』 ジェフ・クローネンウェス, ASC

 ◆クリティクス・チョイス・アワード2015 撮影賞ノミネーション
 ・『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 ・『グランド・ブダペスト・ホテル』 ロバート・イェーマン
 ・『インターステラー』 ホイテ・ヴァン・ホイテマ
 ・『ターナー、光に愛を求めて』 ディック・ポープ
 ・“Unbroken” ロジャー・ディーキンス

 ◆BAFTA英国アカデミー賞2015 撮影賞ノミネーション
 ・『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 ・『グランド・ブダペスト・ホテル』 ロバート・イェーマン
 ・『イーダ』 ウカシュ・ジャル、リシャルト・レンチェフスキ
 ・『インターステラー』 ホイテ・ヴァン・ホイテマ
 ・『ターナー、光に愛を求めて』 ディック・ポープ

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 【予想】

 前哨戦の結果で明らかなように、本年度の撮影賞の本命は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』&エマニュエル・ルベツキ、で間違いありません。

 懸念の材料は、前回の受賞者もエマニュエル・ルベツキだったことで、2年連続で同じ人に賞をあげる必要もないのではないか、という心理が働けば、別の結果になる可能性もあります。(米・撮影監督協会賞(ASC)も米国アカデミー賞も。)

 というようなことを踏まえて、米国アカデミー賞2015撮影賞ノミネートを予想すると、以下のようになります。(上位3本はほぼ当確だと思いますが、あとの2本はどれが選ばれてもおかしくはないように思えます。)

 ・『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 エマニュエル・ルベツキ
 ・『グランド・ブダペスト・ホテル』 ロバート・イェーマン
 ・『インターステラー』 ホイテ・ヴァン・ホイテマ
 ・『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』 オスカル・ファウラ
 ・“Unbroken” ロジャー・ディーキンス
 ・『ターナー、光に愛を求めて』 ディック・ポープ
 ・『イーダ』 ウカシュ・ジャル、リシャルト・レンチェフスキ

 本命は、もちろんエマニュエル・ルベツキで、対抗はロバート・イェーマンとホイテ・ヴァン・ホイテマ、穴がディック・ポープ、大穴がウカシュ・ジャル&リシャルト・レンチェフスキ、というところでしょうか。

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 第29回米・撮影監督協会賞(ASC)の受賞結果の発表は、2月15日です。

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 *当ブログ記事

 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_25.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_6.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_26.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_22.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_22.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_25.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_23.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_24.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_18.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_1.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_7.html
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_20.html

 ・全米映画賞レース2014の結果をまとめてみました(前半戦):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_1.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年10月~2015年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201410/article_1.html

 追記:
 ・米・撮影監督協会賞(ASC)2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201502/article_12.html

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