トロント2014 ラインナップその4 MIDNIGHT MADNESS部門、VANGUARD部門

 【MIDNIGHT MADNESS部門】

 ・“[REC] 4: Apocalypse”(西) 監督:ジャウマ・バラゲロ [ワールド・プレミア]
 出演:マヌエラ・ベラスコ、パコ・マンサネド、エクトール・コロメー、Ismael Fritschi、Críspulo Cabezas、Paco Obregón
 物語:アンヘラ・ヴィダルは、若いTVレポーターで、カメラを手に、消防士とともに、未知の感染症が発生した建物に入り、生還する。彼女は、暫定的に、陸から数マイル離れたところに浮かぶ古いタンカーに隔離される。兵士たちは気づいていなかったが、彼女は奇妙な伝染性の種を運んできていた……。

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 ・“Cub(Welp)”(ベルギー) 監督:Jonas Govaerts [ワールド・プレミア]
 物語:夏、サムは、カブスカウトの一員として、森にでかけ、精神を病んだハンターたちにつけられていることに気づく。ハンターたちは、狡知で、死の罠を森中に張り巡らせていた。

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 ・“Big Game”(フィンランド・英・独) 監督:ヤルマリ・ヘランダー(Jalmari Helander) [ワールド・プレミア]
 出演:サミュエル・L・ジャクソン、レイ・スティーヴンソン、テッド・レヴィン、ジム・ブロードベント、フェリシティー・ハフマン、ヴィクター・ガーバー、
 物語:オスカリは、シャイで、神経質な13歳の少年。彼にも、先祖から代々続く大人になるための儀式を果たさなければならない時がやってきた。それは、一昼夜、森の中でひとりで過ごし、弓と矢だけで獲物を仕留めて帰ってくることだ。だが、その夜は様子が違った。エフォース・ワンがテロリストに撃墜されて、オスカリのキャンプサイトの近く落ちたのだ。オスカリは、脱出ポッドを使って、難を逃れた米国大統領を助ける。テロリストが2人の近くに迫っている。オスカリと大統領は協力し合うが、2人の運命は、オスカリの手に委ねられたといってもよかった……。
 『レア・エクスポーツ ~囚われのサンタクロース~』のヤルマリ・ヘランダー監督最新作。

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 ・『TOKYO TRIBE』“Tokyo Tribe”(日) 監督:園子温 [インターナショナル・プレミア]
 オープニング作品。

 ・“Electric Boogaloo: The Wild, Untold Story Of Cannon Films”(オーストラリア・米・イスラエル・英) 監督:マーク・ハートリー(Mark Hartley) [インターナショナル・プレミア]
 イスラエル出身のメナヘム・ゴーランとヨーラム・グローバスといういとこ同士が立ち上げたキャノン・フィルム(1967-1993)に関するドキュメンタリー。映画に対する2人の情熱は、映画の作り方を変え、売り方を変えた。そして、そうした情熱さ、最終的にどのように会社を終わらせたのかについても探る。
 出演:モーリー・リングウォルド、アレックス・ウィンター、ドルフ・ラングレン、オリヴィア・ダボ、マリア・サーティス、ボー・デレク、ロバート・フォスター、カサンドラ・ピーターソン、ミミ・ロジャース、キャサリン・メアリー・スチュワート、エリオット・グールド、ロバート・チェンバレン、フランコ・ネロ、マイケル・ダディコフ、ダイアン・フランクリン
 ※今年のカンヌ国際映画祭で、全く同じ題材を扱った“The Go-Go Boys: The Inside Story Of Cannon Films”という作品が上映されています。“The Go-Go Boys: The Inside Story Of Cannon Films”の方が、2人の創業者のパーソナリティーにより焦点を当てているようにも見えますが、コメントを寄せている映画人が全く重なっていないところを見ると、ほぼ同じ時期に企画が立ち上げられて、競合したまま、対立を隠そうともせず、製作が進められたらしいことがわかります。

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 ・“What We Do in the Shadows”(ニュージーランド・米) 監督:タイカ・ワイティティ(Taika Waititi)、ジェマイン・クレメント(Jemaine Clement) [カナダ・プレミア]
 出演:タイカ・ワイティティ(Taika Waititi)、ジェマイン・クレメント(Jemaine Clement)、Jonathan Brugh、Ben Fransham、Cori Gonzalez-Macuer、Stuart Rutherford、Jackie van Beek
 物語:ヴィアゴ(379歳)、ディーコン(183歳)、ヴラディスラフ(862歳)は、ニュージーランドのウェンリントンにあるフラットで暮らしている。彼らは、ヴァンパイアだが、現代社会と折り合いをつけて生きていくために、フラットの家賃も払えば、家事もこなしている。彼らが人間と違うのは、不死であることと、人間の血を必要とすることだ。彼らの仲間には、もうひとりヴァンパイアの大先輩8000歳のピーターがいるが、3人の容貌が人間に似ているのに対し、ピーターの容貌は非人間的なヴァンパイアそのものであり、そのためにひっそりと地下室で暮らしている。また、彼らは、日光を避けて生きていかなければならないので、ジャッキーという人間の女性を召使として雇い、使い走りをさせている。ある日、彼ら3人は、晩御飯に大学生のニックを食しようとしていたが、手違いが起こって失敗する。ところが、ピーターがうっかり彼をヴァンパイアに変えてしまう。3人がこれに気づいたのは数ヶ月後だった。ニックを受け入れることにしたヴィアゴたちは、ニックにヴァンパイアとして生きていくためのガイドをし、一方、ニックは、ヴィアゴたちに現代社会やファッション、テクノロジー、インターネットなどを教えた。ところが、このニックが人間の友人スチュを誘い入れたことから、彼らの生活は根本的に変えられてしまう……。
 サンダンス映画祭2014 パークシティー・アット・ミッドナイト部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2014 ミッドナイト・スクリーニング部門出品。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2014ワールド・ファンタスティック・シネマ部門出品。

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 ・“It Follows”(米) 監督:デイヴィッド・ロバート・ミッチェル(David Robert Mitchell) [北米プレミア]
 物語:19歳のジェイにとって、秋と言えば、学校と、男の子たちと、湖で週末を過ごすことだった。しかし、無邪気な性的体験をした後、彼女は、誰か、あるいは、何かにつけられているという奇妙な感覚を味わう。ジェイとティーンエージャーの友人たちは、少しずつ後ろから近づいてくる恐怖から逃げなければならない。
 第2回監督作品。
 カンヌ国際映画祭2014 批評家週間出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2014 ミッドナイト・スクリーニング部門出品。

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 ・“The Guest”(米) 監督:アダム・ウィンガード(Adam Wingard) [カナダ・プレミア]
 出演:ダン・スティーヴンス、マイカ・モンロー、ブレンダン・マイヤー、シェイラ・ケリー、リーランド・オーサー
 物語:ピーターソン一家は、長男カレブをアフガニスタン戦争で失ったことを引きずっていた。彼らは、何らかの慰めを欲していたが、そんな時、彼らの家のドアをノックする者があった。それは、最近、軍隊を除隊したばかりの、鋼の目をしたカリスマティックな男デイヴィッドだった。彼は、亡くなった戦友との約束を果たすためにやってきたのだという。カレブの妹アンナや弟ルカは、最初デイヴィッドの存在にとまどうが、彼がルカのいじめっ子を追い払ったりしたことで、彼らの信用を勝ち得ていく。ところが、その後、一家のまわりで奇妙な出来事が立て続けに起こるようになる。
 『サプライズ』『ABC・オブ・デス』『V/H/S ネクストレベル』などで知られるアダム・ウィンガード監督最新作。
 サンダンス映画祭2014 パークシティー・アット・ミッドナイト部門出品。

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 ・“Tusk”(米) 監督:ケヴィン・スミス [ワールド・プレミア]
 出演:マイケル・パークス、ジャスティン・ロング、ハーレー・ジョエル・オスメント、ジェネシス・ロドリゲス、ラルrフ・ガーマン、Harley Morenstein、ジョニー・デップ
 物語:ポッドキャスターのウォレス・ブライトンが、ミスター・ホーというミスタリアスな船乗りをインタビューにマニトバの奥地に行って、そのまま行方不明になる。彼の友人たちは、元警察官とともに彼を捜しに出かける。

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 【VANGUARD部門】

 ・“The Duke Of Burgundy”(英) 監督:ピーター・ストリックランド [ワールド・プレミア]
 出演:シセ・バベット・クヌッセン(Sidse Babett Knudsen)、キアラ・ダンナ
 物語:アマチュアの鱗翅類研究家がいて、彼女の欲望はますます大きくなっていくばかり。それは、女友だちとの友情に試練を与えることになる……。

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 ・“Hyena”(英) 監督:Gerard Johnson [インターナショナル・プレミア]
 出演:ピーター・フェルディナンド(Peter Ferdinando)、スティーヴン・グラハム(Stephen Graham)、ニール・マスケル(Neil Maskell)、Elisa Lasowski
 物語:マイケルは、ロンドンで、最大にして最悪の麻薬取引をターゲットとした特別任務についている。ギャングを逮捕するためには、ギャング内部に入り込むことと、麻薬取引を通じて個人的な恩恵を受けることの区別が曖昧になる。ところが、アルバニア人兄弟が関わってきたところで、ゲームが変わる。古い同僚が、アルバニア人の調査を引き継ぐことになった時、マイケルは複雑な立場に追いやられる。しかも、内部調査が近づいてきて、マイケルと彼のチームは絶体絶命の窮地に追い込まれる……。
 エジンバラ国際映画祭2014マイケル・パウエル賞/最優秀英国映画賞コンペティション出品。

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 ・“Luna”(英) 監督:デイヴ・マッキーン(Dave McKean) [ワールド・プレミア]
 出演:ベン・ダニエルズ、デヴラ・カーワン、ステファニー・レオニダス、マイケル・マロニー、モーリス・ローヴ、カティア・ウィンター
 物語:グラントとクリスティンは、赤ん坊を失った後、人里離れた海辺の家で暮らしている友人の家を訪ねる。長い週末の間、彼らの古い傷がえぐられ、夢の中に、死んだはずの赤ん坊が現われるようになる。
 『ミラーマスク』のデイヴ・マッキーン監督最新作。

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 ・“Shrew’s Nest (Musarañas)”(西) 監督:Juanfer Andrés、Esteban Roel [ワールド・プレミア]
 出演:ルイス・トサル、カロリーナ・バング、ウーゴ・シルバ
 物語:1950年代のスペイン。Montseの母親が赤ん坊を生んでなくなる。父親はどうしていいかわからずに逃げ出し、赤ん坊の面倒はMontseが見ることになる。Montseは、四角い壁の中で、父親役と母親役を果たそうと懸命になるうち、広場恐怖症になり、一歩も外へ出られなくなる。彼女は聖書の世界に逃げ込む。Montseの現実との唯一のつながりは赤ん坊である妹だけだったが、妹ももはや赤ん坊とは言えないくらい成長する。ある日、そんな彼らの家に、隣人のカルロスが迷い込んでくる。
 アレックス・デ・ラ・イグレシアがエグゼクティヴ・プロデューサーを務める。

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 ・“Alleluia(Halleluiah)”(仏・ベルギー) 監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ(Fabrice Du Welz) [北米プレミア]
 出演:ローラン・リュカ(Laurent Lucas)、ロラ・ドゥエニャス(Lola Dueñas)、エレナ・ノゲイラ(Héléna Noguerra)、David Murgia、Stéphane Bissot、Renaud Rutten、Philippe Résimont
 物語:グロリアは、子供を連れて、嫉妬深い夫から逃げ出す。彼女は、男からも世界からも離れて、新しい生活を始めようとするが、親友のマドレーヌに唆されて、デート・サイトを通じて知り合ったミシェルと会う約束をする。2人の間には、会った瞬間にスパークが走る。ミシェルは、プロのジゴロだったが、恐れ戦いて、その場から逃げ出す。しかし、グロリアは、彼を見つけ出し、もう二度と置き去りにしないと約束させる。彼女は、愛のためなら何でもしようと決め、子供を棄て、彼がこれまで通り「仕事」ができるように、妹役を演じる決心をする。
 『ハネムーン・キラーズ』や『深紅の愛 DEEP CRIMSON』、『ロンリーハート』と、これまで何度も映画化されてきた、アメリカの殺人鬼カップル、レイモンド・フェルナンデスとマーサ・ベックの物語を描いた作品。
 『変態村』のファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督最新作。
 カンヌ国際映画祭2014 監督週間出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2014 アナザー・ビュー部門出品。

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 ・“Waste Land (ベルギー) 監督:Pieter Van Hees [ワールド・プレミア]
 出演:ジェレミー・レニエ、Natali Broods、Peter Van den Begin、Peter Van den Eede、Mourade Zenguendi、Francois Beukelaers、Babetida Sadjo
 物語:ブリュッセル。レオは、殺人課の刑事で、妻カトリーンと5歳の息子とともに暮らしている。ある日、彼は、妻から妊娠していると聞かされて、思いがけないことに動揺する。コンゴ人街で死に取りつかれたディーラーにまつわる殺人事件が起こり、レオが担当することになるが、彼は次第に闇の世界に引きずり込まれていき、妻子のことは頭から離れていってしまう。

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 ・“Goodnight Mommy (Ich Seh, Ich Seh)”(オーストリア) 監督:ヴェロニカ・フランツ(Veronika Franz)、Severin Fiala [北米プレミア]
 物語:夏。森ととうもろこし畑の広がる田舎にある一軒家。10歳の双子の兄弟が母親の帰りを待っている。母親は頭部に手術を受け、頭を包帯でぐるぐる巻きにされた姿で帰ってくる。これまでとは様子がおかしい。母親は、家族を外界から遠ざけるようになる。息子たちは、母親が本物なのか疑い出し、真実を探ろうとする。
 ヴェロニカ・フランツは、「パラダイス」3部作などウルリヒ・ザイドル作品で知られる脚本家。
 ベネチア国際映画祭2014 Orizzonti部門出品。

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 ・“They Have Escaped”(フィンランド) 監督:JP Valkeapää [北米プレミア]
 物語:少年と少女が、問題を抱える若者のための保護センターで出会う。少年は、奉仕活動をするために来ていて、少女は、そこに収容されているメンバーの1人だった。少女の中には炎があり、欲望を抑えきれずに、問題ばかり起こした。少年は、少女とともに罰せられる。彼は、どもる癖があり、無口だった。彼の中にも炎があった。規則、法律、罰、理解のない敵意ある環境など、みんな壊してしまいたいと思った。2人は車を盗んで、終りなき逃避行に旅立つ。
 ベネチア国際映画祭2014 ベネチア・デイズ出品。

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 ・『喰女 -クイメ-』“Over Your Dead Body”(日) 監督:三池崇史 [インターナショナル・プレミア]

 ・『渇き。』“The World Of Kanako (Kawaki)”(日) 監督:中島哲也 [インターナショナル・プレミア]

 ・“Spring”(米) 監督:Justin Benson、アーロン・ムーアヘッド(Aaron Moorhead) [ワールド・プレミア]
 物語:個人的な悩みを抱えた若者が、アメリカからイタリアへと逃れる。彼は、ひとりの少女と出会って恋に落ちるが、彼女にはダークな秘密があった。

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 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その1 GALA部門、SPECIAL PRESENTATIONS部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_19.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その2 SPECIAL PRESENTATIONS部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_20.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その3 TIFF DOCS部門、MASTERS部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_27.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年3月~11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_4.html

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