『東京家族』がグランプリ! バリャドリッド国際映画祭2013 受賞結果!

 第58回バリャドリッド国際映画祭(10月19日-26日)の受賞結果が発表になりました。


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 【オフィシャル・セレクション 長編部門】

 ※審査員:Nabil Ayouch(フランスの監督)、Ginger Colbertt(イギリスのパブリシスト)、Thomas Bidegain(スペインのプロデューサー/脚本家)、Nuria Vidal(メキシコの映画批評家/映画祭プログラマー)、ラウル・ペック、Ana Torrent(スペインの女優)

 ・“Metro Manila”(英・フィリピン) 監督:ショーン・エリス
 ・“Run & Jump”(アイルランド・独) 監督:Steph Green
 ・“Tots Volem el Millor per a ella”(西) 監督:Mar Coll
 ・“Presentimientos”(西) 監督:Santiago Tabernero
 ・“La por (El miedo)”(西) 監督:Jordi Cadena
 ・“Au bout du conte”(仏) 監督:アニエス・ジャウイ
 ・“I’m the Same, I’m an Other”(ベルギー) 監督:Caroline Strubbe
 ・“Marina”(ベルギー・伊) 監督:Stijn Coninx
 ・“Papusza”(ポーランド) 監督:ヨアンナ・コス=クラウゼ(Joanna Kos-Krauze)、クシシュトフ・クラウゼ(Krzysztof Krauze)
 ・“Omar”(パレスチナ・UAE) 監督:ハニ・アブ=アサド(Hany Abu-Assad)
 ・『東京家族』“Tokyo Kazoku (Una familia de Tokio)”(日) 監督:山田洋次
 ・“Night Moves”(米) 監督:ケリー・ライヒャルト(Kelly Reichardt)
 ・“Short Term 12”(米) 監督:Destin Cretton
 ・“La Reconstrucción”(アルゼンチン) 監督:Juan Taratuto
 ・“Zéro”(モロッコ) 監督:Nour-Eddine Lakhmari

 ◆金のスパイク賞(Golden Spike Feature-length)
 ◎『東京家族』“Tokyo Kazoku (Una familia de Tokio)”(日) 監督:山田洋次

 ◆銀のスパイク賞(Silver Spike Feature-length)
 ◎“Run & Jump”(アイルランド・独) 監督:Steph Green
 物語:ヴァネティアは、キャセイ家の中でも、活発で極めて楽天的だ。彼女は、38歳の夫コナーが、人格が変わるほどの珍しい脳卒中にかかり、ノーマルな生活を取り戻すべく、懸命に働く。アメリカから彼らの住むアイルランドに、2ヶ月間滞在する予定で、テッド・フィールディング博士がやってくる。博士の目的は、コナーの病気を研究だ。博士の研究と滞在により、この家に経済的支援も与えられる。ヴァネティアは、家族の活力の源だが、さすがに日中に2人の子供と2人の大人がいては、爆発しそうになる時もあり、当初は、テッドと彼の研究には忍耐を持って応じていた。ところが、彼の静かな性格が家族に影響を与えるのを見て、彼に友情を抱き始める。しかし、やがて、テッドの滞在は、この家に感情的な衝突をもたらす……。
 Steph Greenは、“New Boy”(2007)で米国アカデミー賞短編映画賞にノミネートされている監督で、長編作品はこれが初めて。テッド役は、「サタデー・ナイト・ライブ」出身のウィル・フォーテで、本格的なドラマ出演はこれが初めて。
 トライベッカ映画祭2013 ノラ・エフロン賞ノミネート。
 Galway Film Fleadh2013 観客賞 最優秀アイルランド映画部門&最優秀第1回アイルランド映画部門。
 モントリオール世界映画祭2013 フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門出品。


 ◆監督賞(Best Director Award)
 ◎“Papusza”(ポーランド) 監督:ヨアンナ・コス=クラウゼ(Joanna Kos-Krauze)、クシシュトフ・クラウゼ(Krzysztof Krauze)
 物語:Bronisława Wajs(1908-1987)は、Papuszaという愛称で知られる、世界で最も有名な、ポーランド生まれのロマ人の詩人である。彼女の詩の才能は優れているが、その人生には謎が多い。若くして高飛車なフォーク・ミュージシャンと結婚させらせたこと、2つの戦争と共産主義時代の迫害、文学的名声を得ながらも貧困に苦しんだこと、古くから伝わるロマの文化や習慣の秘密を非ロマ社会にさらして、ロマを汚したとして、ロマ社会から追放されたこと等、知られざる彼女の人生が描かれる。
 『ニキフォル 知られざる天才画家の肖像』のクシシュトフ・クラウゼとその妻ヨアンナ・コス=クラウゼの最新監督作品。
 ほとんど職業俳優を起用せず、ポーランド語のロマ方言を用い、約1年かけて製作された。また、ジプシーの住まいや小村は細部まで再現された。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 グディニャ国際映画祭2013 助演男優賞(Zbigniew Walerys)、メイキャップ賞(Anna Nobel-Nobielska)、音楽賞(Jan Kanty Pawluśkiewicz)受賞。
 BFIロンドン映画祭2013 DEBATE部門出品。
 シカゴ国際映画祭2013 ワールド・シネマ部門、ReelWomen部門出品。


 ◆男優賞(Best Actor Award)
 ◎Zbigniew Walerys “Papusza”(ポーランド)

 ◆女優賞(Best Actress Award)
 ◎Nora Navas “Tots Volem el Millor per a ella”(西)(監督:Mar Coll)

 “Tots Volem el Millor per a ella”(西)(監督:Mar Coll)
 物語:交通事故から1年経って、Geniが人生を再開させる。少なくとも彼女の家族はそれを望んでいたが、彼女自身はそうではなかった。みんなを喜ばせたい気持ちはあったが、事故前の生活に興味はなかったし、なぜそこに戻らなければならないのかがわからなかった。彼女の行動はだんだん常軌を逸し始め、彼女の中で、現実から逃げてしまいたいという思いが強くなる。


 ◆脚本賞/'Miguel Delibes' Award to the Best Script
 ◎アニエス・ジャウイ、ジャン=ピエール・バクリ “Au bout du conte(Under the Rainbow)”(仏) 監督:アニエス・ジャウイ

 “Au bout du conte(Under the Rainbow)”(仏) 監督:アニエス・ジャウイ
 物語:ローラは、24歳で、素敵な王子さまが現われるのを信じて待っている。パーティーでサンドロと会った時、彼こそ夢の王子さまだと思い込む。しかし、さらにマキシムと出会い、どちらが本当の王子さまなのか悩む。本当の王子さまであれば、他の男性よりも魅力的なはずだ……。サンドロもまた問題を抱えていた。彼の父親ピエールは、実父の葬式で、占い師のマダム・イルマと再会し、彼女が以前彼に彼が死ぬと予言していた期日を思い出す。そのことが気になり始めるともうピエールは何も手がつかなくなる。サンドロや、彼の新しいパートナーであるエレオノールが何を言ってもムダだった。また、マキシムやエレオノールらも問題を抱えていた。だが、心配するなかれ。すべては最後にめでたしめでたしで終わるのだから。
 シカゴ国際映画祭2013 ReelWomen部門出品。


 ◆撮影監督賞(Best Director of Photography Award)
 ◎Christopher Blauvelt “Night Moves”(米)(監督:ケリー・ライヒャルト(Kelly Reichardt))

 “Night Moves”(米) 監督:ケリー・ライヒャルト(Kelly Reichardt)
 出演:ジェシー・アイゼンバーグ、ダコタ・ファニング、ピーター・サースガード、ジェームズ・レグロス(James Le Gros)
 物語:3人のラディカルな環境論者が、水力発電のダムの爆破を目論む。エネルギーを消費し、資源を貪り食う水力発電は、彼らの軽蔑する工業文明の象徴のようなものだった。ハーモンは、元海兵で、海上での任務の間にラディカルになった。軍務を経たにもかかわらず、彼の無謀さは変わらず、冒険好きで、破壊と騒乱の期待に興奮していた。デナは、上流階級からのドロップアウト組で、彼女を育んだはずの消費経済が大嫌いだった。彼女は親元を離れて、ラディカルな政治にのめり込んでいった。リーダーのジョシュは、自ら望んで過激派になり、どんな手段を使っても、地球を守ろうとしていた。彼は、有機農業を営む中流階級の出身で、生まれつき個人主義的であり、みんなの中では最も深い信念を持っていた。
 ベネチア国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 ドーヴィル・アメリカン映画祭2013 コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 トロント国際映画祭2013 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 ガラ部門出品。


 ◆新人監督賞/'Pilar Miró' prize to the Best New Director
 ◎“Matterhorn”(オランダ) 監督:Diederick Ebbinge
 物語:フレッドは、54歳で、妻と死別してから独りで暮らしている。息子は随分前に彼の人生から去っている。彼は、ローカルのバスに乗り、教会に通い、毎日6時ちょうどに緑豆とポテトと肉の食事をとる。そんな彼の前に放浪者テオが現れる。フレッドも、最初は、彼に対し猜疑心を抱いていたが、やがて家へと招き入れることになる。フレッドは、テオの中にある才能を見出し、それが彼をこれまでのルーティーンの生活から抜け出させることになる。
 初監督長編。
 ロッテルダム国際映画祭2013 観客賞受賞。
 モスクワ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。観客賞受賞。
 台北電影節2013 インターナショナル・ニュー・タレント・コンペティション部門出品。


 ◆観客賞(Oficial Section Audience Award)
 ◎“Short Term 12”(米) 監督:Destin Cretton
 物語:グレースは、20代で、保護の必要なティーンエージャーをケアする保護施設の職員をしている。彼女は、情熱的でタフであり、同僚で、長い間つきあっているボーイフレンドのメイソンとともに子供たちの面倒を見ている。しかし、才能があるが、問題を抱えている少女が新しい入居者としてやってきたことで、彼女は、自分の過去と将来に向き合わざるを得なくなり、混乱に陥る。
 出演:ブリー・ラーソン(Brie Larson)、ジョン・ギャラガー・ジュニア(John Gallagher Jr.)、ケイトリン・デヴァー(Kaitlyn Dever)、ラミ・マレック(Rami Malek)、Keith Stanfield、Kevin Hernandez、メローラ・ウォルターズ(Melora Walters)、ステファニー・ベアトリス(Stephanie Beatriz)、Lydia Du Veaux、Alex Calloway
 SXSW映画祭2013 長編ナラティヴ・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 ロサンゼルス映画祭2013 観客賞ナラティヴ部門受賞。
 ナンタケット映画祭2013 長編部門 最優秀脚本賞受賞。
 ロカルノ国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。女優賞受賞(ブリー・ラーソン)。
 サラエボ映画祭2013 キノスコープ部門出品。
 ドーヴィル・アメリカン映画祭2013 コンペティション部門出品。
 釜山国際映画祭2013 ワールド・シネマ部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 JOURNEY部門出品。
 ゴッサム・アワード2013 女優賞ノミネート(ブリー・ラーソン)。


 ◆ヤング審査員賞(Official Section Young Jury Award)
 ◎“Papusza”(ポーランド) 監督:ヨアンナ・コス=クラウゼ(Joanna Kos-Krauze)、クシシュトフ・クラウゼ(Krzysztof Krauze)

 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“La Reconstrucción”(アルゼンチン) 監督:Juan Taratuto
 物語:エドゥアルドは、秘密主義で、徹底した個人主義で、リオグランデにある家の外には自分のプライベートを漏らすことがない。しかし、友人とその家族に頼られることになり、自分の中にあるヒューマニティーに気づく。
 ベネチア国際映画祭2013 ベネチア・デイズ出品。
 レインダンス映画祭2013 インターナショナル長編コンペティション部門出品。


 [アウト・オブ・コンペティション]

 ・『ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区』“Centro Histórico”(ポルトガル) 監督:ヴィクトル・エリセ、マノエル・デ・オリヴェイラ、ペドロ・コスタ、アキ・カウリスマキ
 ・“Wałęsa. Człowiek z nadziei”(ポーランド) 監督:アンジェイ・ワイダ
 ・“The Canyons”(米) 監督:ポール・シュレイダー

 【オフィシャル・セレクション 短編部門】

 ・“The Missing Scarf”(アイルランド) 監督:Eoin Duffy
 ・“Nadador”(西) 監督:Dani de la Orden
 ・“Canis”(西) 監督:Anna Solanas、Marc Riba
 ・“La gallina”(西) 監督:Manel Raga
 ・“L’Aurore Borèale”(仏) 監督:Karen Ben Rafae
 ・“De wake”(ベルギー) 監督:Pieter Coudyzer
 ・“Houses With Small Windows”(ベルギー) 監督:Bülent Öztürk
 ・“Nyuszi és Öz”(ハンガリー) 監督:Péter Vácz
 ・“Boles”(スロヴェニア・独) 監督:Spela Cadez
 ・“Subconscious Password”(カナダ) 監督:クリス・ランドレス(Chris Landret)
 ・“Gloria Victoria”(カナダ) 監督:セオドア・ウシェフ(Theodore Ushev)
 ・“Hollow Land”(カナダ・デンマーク・仏) 監督:Michelle & Uri Kranot
 ・“Al Hadaf – La cible”(モロッコ) 監督:Munir Abbar

 ◆金のスパイク賞(Golden Spike Short)
 ◎“Boles”(スロヴェニア・独) 監督:Spela Cadez
 物語:フィリップは、貧しい地区で暮らしていて、将来は作家として成功して、もっと栄えた町で優雅に暮らしたいと考えている。ある日、彼の部屋に年上の娼婦テレザが訪ねてくる。彼女は、彼がずっと避けていた相手だが、今日は自分のフィアンセに手紙を書いてほしいと頼みがあってやってきたのだと言う。フィリップはそれに応じる。1週間後、テレザが再び訪ねてきて言う。前の手紙の返事が欲しいと。
 Maksim Gorkyの短編“Her Lover”の映画化。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション部門出品。


 ◆銀のスパイク賞(Silver Spike Short)
 ◎“Subconscious Password”(カナダ) 監督:クリス・ランドレス(Chris Landret)
 物語:チャールズは、友人の名前が思い出せなくて、動揺しているのに、その動揺を隠そうとする。
 往年の人気TV番組PASSWORDからインスパイアされた作品。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 SIGGRAPH コンピューター・アニメーション・フェスティバル2013 短編&長編部門出品。
 トロント国際映画祭2013 SHORT CUT CANADA部門出品。
 オタワ国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション ナラティヴ部門出品。


 ◆ヨーロッパ映画賞 短編映画賞 バリャドリッド代表
 ◎“The Missing Scarf”(アイルランド) 監督:Eoin Duffy
 物語:リスのアルバートは、巣の中に置いておいた大好きな襟巻きがなくなっているのに気づいて、驚き、森に飛び出していく。彼は、森の中で、他の動物たちと出会うが、それぞれに悩みを抱えている。見知らぬ物への恐怖、失敗への恐怖、拒絶される恐怖、そして死への恐怖。彼は、彼らを助けるが、なかなか自分の目的には到達しない……。
 LA短編映画祭2013 最優秀アニメーション賞受賞。
 ニューハンプシャー映画祭2013 最優秀アニメーション賞受賞。
 Galway Film Fleadh2013 The James Horgan Award受賞。
 バンクーバー国際映画祭2013 オフィシャル・セレクション。


 【ミーティング・ポイント部門】 (Meeting Point 2013)

 ユニークな題材やスタイルの作品を対象としたコンペティション部門

 [長編部門]

 ※審査員:Isabel de Ocampo(スペインの監督)、Lucia Dore-Ivanovitch(アンリ・ラングロワ・アソシエーション副会長/Cine d’Hier設立)、Marta Figueras(バルセロナのプロデューサー)

 ・“82 Dagen in April (82 Days in April)”(ベルギー・オランダ) 監督:Bart Van den Bempt
 ・“Benur”(伊) 監督:Massimo Andrei
 ・“Russendisko”(独) 監督:Oliver Ziegenbalg
 ・“Istensi Müszak (Heavenly Shift)”(ハンガリー) 監督:Márk Bodzsár
 ・“The Weight of Elephants”(デンマーク・ニュージーランド・スウェーデン) 監督:Daniel Joseph Borgman
 ・“Rock the Casbah”(イスラエル・仏) 監督:Yariv Horowitz
 ・“Hayatboyu (Lifelong)”(トルコ・独・オランダ) 監督:Asli Özge
 ・“Berlin -7º”(イラン・独) 監督:Ramtin Lavafipour
 ・“Wajma (An Afghan Love Story)”(仏・アフガニスタン) 監督:Barmak Akram
 ・“The Rocket”(オーストラリア・ラオス・タイ) 監督:Kim Mordaunt
 ・“Whitewash”(カナダ) 監督:Emanuel Hoss-Desmarais
 ・“Hide Your Smiling Faces”(米) 監督:Daniel Patrick Carbone
 ・“Las búsquedas”(メキシコ) 監督:José Luis Valle
 ・“Tercera llamada”(メキシコ 監督:Francisco Franco
 ・“Malak”(モロッコ) 監督:Abdeslam Kelai

 ◆最優秀作品賞(Meeting Point Best Feature)
 ◎“Wajma (An Afghan Love Story)”(仏・アフガニスタン) 監督:Barmak Akram
 出演:Wajma Bahar、Mustafa Abdulsatar、Haji Gul、Breshna Bahar
 物語:カブールで青年が少女を誘惑する。少女が妊娠したと言った時、彼は少女の処女性を疑う。やがて少女の父親がやってきて、昔ながらの暴力が振るわれる。それはまさに犯罪さながらで、まるでいけにえにされたかのようなものであった。
 “Kabuli Kid”(2009)のBarmak Akramの監督第2作。
 サンダンス映画祭2013 脚本賞受賞。
 モントリオール世界映画祭2013 フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門出品。
 米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 アフガニスタン代表。


 ◆スペシャル・メンション(Meeting Point Especial Mention)
 ◎“82 Dagen in April (82 Days in April)”(ベルギー・オランダ) 監督:Bart Van den Bempt
 物語:ベルギー人夫婦がイスタンブールにやってくる。彼らの目的は、旅行中に死んだ息子の荷物を引き取ることで、彼らはその中に、現像されていないフィルムと、細かく書き込まれたノートを見つける。彼らは、それらを元に、息子の人生最後の旅をたどり直すことにし、息子が見たものを見て、彼の人生の最後の部分を再構成し、より彼に近づこうとする。
 モントリオール世界映画祭2013 ファースト・フィルム・ワールド・コンペティション部門出品。

画像

 ◆観客賞(Meeting Point Audience Award)
 ◎“Benur”(伊) 監督:Massimo Andrei
 物語:セルジョは、映画のスタントマンだったが、出演したアメリカ映画で事故に遭い、それ以降、コロシアムの百人隊長のような役を演じることで、糊口をしのいでいる。一方、彼と一緒にアパートで暮らしている妹のマリアは、テレホンセックスを仕事にしている。2人の生活は、浮き草のように漂っていったが、ベラルーシからやってきた不法移民のミランと出会って、変化を迎える。ミランは、セルジョの「奴隷」になり、セルジョに代わって、百人隊長を演じ、さらに、競技に打ち勝って、ツーリストたちのアイドルになっていく。また、祖国で技師をしていた彼は、『ベン・ハー』に出てくるような1人乗りの二輪馬車を作ってみせ、これがさらなる評判を呼ぶ。こうしてミランとの出会いは、セルジョにとって予想もしなかった幸運を招いたが、一方、マリアにとっても恋という思わぬ結果を呼ぶ。


 ◆ヤング審査員賞(Meeting Point Young Jury Award)
 ◎“Hide Your Smiling Faces”(米) 監督:Daniel Patrick Carbone
 物語:9歳の少年が不可解な死を遂げて、小さな町に波紋が広がる。悲劇的な事故の中で、これまで普通に行なわれていたやりとりが、恐ろしげなトーンを帯びてくる。14歳のエリックと9歳のトミーの兄弟は、死んだ少年の友だちで、彼らも、死というものについて考えざるを得なくなる。2人は、現実から目をそむけて、彼らのまわりにある豊かな森の中に逃げ込む。
 サラエボ映画祭2013 オペレーション・キノ部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 第1回作品コンペティション部門出品。
 シカゴ国際映画祭2013 ワールド・シネマ部門出品。


 [短編部門]

 ・“Cold Warrior”(英) 監督:Emily Greenwood
 ・“Skin”(仏) 監督:Cédric Prévost
 ・“L’Homme à la tête de kraft”(仏) 監督:Thierry Dupety、Sandra Joubeaud
 ・“Où je mets ma pudeur”(仏) 監督:Sébastien Bailly
 ・“Der Pinguin”(独) 監督:Annettte Jung
 ・“Kann ja noch kommen”(独) 監督:Philipp Döring
 ・“Seksten en halv time”(デンマーク) 監督:Malou Reymann
 ・“Äta lunch”(スウェーデン) 監督:Sanna Lenken (See card/ Ver tráiler)
 ・“Kilimanjaro”(スウェーデン) 監督:Nima Yousefi
 ・“Chofesh Gadol”(イスラエル) 監督:Tal Granit、Sharon Maymon
 ・“Ngurrumbang”(オーストラリア) 監督:Alex Ryan
 ・“The Keeper”(ニュージーランド) 監督:Dylan Pharazyn
 ・“The Pamplemousse”(カナダ) 監督:Jonathan Watton

 ◆最優秀外国短編映画賞(Meeting Point Best Foreign Short)
 ◎“Äta lunch(Eating lunch)”(スウェーデン) 監督:Sanna Lenken
 物語:15歳のクララと、同じ年の少年少女たちが、ランチを目の前にしている。彼らは、摂食障害を抱えていて、センターのナースたちが見守る中、30分でそれらをたいらげなければならない。
 ベルリン国際映画祭2013 ジェネレーション14plus部門出品。
 サラエボ映画祭2013 ティーン・エリア部門出品。


 ◆スペシャル・メンション(Meeting Point Especial Mention)
 ◎“Cold Warrior”(英) 監督:Emily Greenwood
 物語:体操選手の少女がいて、自分が、勝利をもぎ取るための政府の胡散臭いプロットの一部でしかないことを知って、チャンピオンになるという自分の夢に疑問を感じる。
 モントリオール世界映画祭2013 フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門出品。


 [スペインの夜部門](La Noche Del Corto Español(A Night of Spanish Shorts'))

 ・“Habitantes”(西) 監督:レティシア・ドレラ(Leticia Dolera)
 ・“Hogar, hogar”(西) 監督:Carlos Alonso
 ・“Meeting With Sarah Jessica”(西) 監督:Vicente Villanueva
 ・“Plumas”(西) 監督:Quike Francés
 ・“Y otro año, perdices”(西) 監督:Marta Díaz de Lope
 ・“You and Me”(西) 監督:Rafa Russo
 ・“Inside The Box”(米・西) 監督:David Martín Porras

 ◆スペインの夜賞('A Night of Spanish Shorts' Prize)
 ◎“Inside The Box”(米・西) 監督:David Martín Porras
 物語:テキサスの小さな町からやってきた警官が、地元の弁護士によって、彼が最後に行なった逮捕に関しての調査を受ける。彼は、そこのことで、自分の秘密が妻にばれるのではないかと恐れる。


 ◆スペシャル・メンション(Especial Mention 'Night of the Spanish Short Film')
 ◎“Habitantes(Inhabitants)”(西) 監督:レティシア・ドレラ(Leticia Dolera)
 物語:われわれは、麻酔をかけられ、孤立し、痛みから免れている。もし、ある日、感情の麻酔が失われたら、どうなるだろうか。


 【タイム・オブ・ヒストリー2013部門】 (Time of History 2013)

 ドキュメンタリー作品のコンペティション部門。

 ※審査員:Roberto Fiesco(メキシコの監督/プロデューサー)、Masha Novikova(ロシアの監督)、David Rokach(オーストラリアのアンテナ・ドキュメンタリー映画祭の創立者・芸術監督)

 ・“InRealLife”(英) 監督:ビーバン・キドロン
 ・“Salma”(英・インド) 監督:キム・ロンジノット
 ・“Al escuchar el viento”(西) 監督:Alfonso Palazón
 ・“Manzanas, pollos y quimeras”(西) 監督:Inés Paris
 ・“Piratas y libélulas”(西) 監督:Isabel de Ocampo
 ・“Writing Heads: Hablan los guionistas”(西) 監督:Alfonso S. Suárez
 ・“Los colonos del caudillo”(独・西) 監督:Lucía Palacios、Dietmar Post
 ・“La Maison de la Radio”(仏・日) 監督:ニコラ・フィリベール
 ・“L´Homme de sable”(ベルギー) 監督:José Luis Peñafuerte
 ・“Le Chant des Tortues”(ベルギー) 監督:Jawad Rhalib
 ・“Mein Weg Nach Olimpia”(独) 監督:Niko von Glasow
 ・“Fire in the Blood”(インド・英) 監督:Dylan Mohan Gray
 ・“Assistence Mortelle”(仏・ハイチ・米・ベルギー) 監督:ラウル・ペック(Raoul Peck)
 ・“High Five, A Suburban Adoption Saga”(カナダ) 監督:Julia Ivanova
 ・“Tinghir Jerusalem: Echoes of the Mellah”(仏・モロッコ) 監督:Hachkar Kamal
 ・“Plot for Peace”(南ア) 監督:Mandy Jacobson、Carlos Agulló

 ◆第1席(Time od History First Prize)
 ◎“La Maison de la Radio”(仏・日) 監督:ニコラ・フィリベール
 セーヌ川河畔に建つ丸い建物、ラジオ・フランスに、ニコラ・フィリベールが半年通いつめて、撮影したラジオ局に関するドキュメンタリー。録音スタジオや、プロデューサー、司会者、ジャーナリスト、さまざまなゲストたちの姿をとらえたり、ツール・ド・フランスの実況に備えたりする様子をドキュメントする。
 共同製作は、日本のロングライド。
 ベルリン国際映画祭2013 パノラマ部門出品。
 イスタンブール国際映画祭2013出品。
 エルサレム映画祭2013出品。
 バンクーバー国際映画祭2013出品。
 BFIロンドン映画祭2013 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。
 ハワイ国際映画祭2013出品。
 ストックホルム国際映画祭2013出品。


 ◆第2席(Time of History Second Prize)
 ◎“High Five, A Suburban Adoption Saga”(カナダ) 監督:Julia Ivanova
 キャシーとマーティンのウォード夫妻は、北米からウクライナまで旅をして、6歳から17歳までの5人の兄弟を養子にする。一緒に養女にされていた真ん中の姉妹以外はバラバラになっていて、1年かけて、5人は合流した。長女のユリヤは、何年もの間、孤児院で母親代わりの役目をしていて、新しい家族になじめず、兄弟の絆を失ってしまっていたことを悲しく思う。撮影チームは、3年にわたって、夫婦2人が7人家族になっていく様子を追い、国際的な養子縁組の複雑な現実や、ティーンエージャーたちの強靭さや、それらにともなう心の痛み、をもとらえていく。
 HotDocs国際カナディアン・ドキュメンタリー映画祭2013出品。


 ◆スペシャル・メンション(Especial Mention)
 ◎“Piratas y libélulas(Pirates and Dragonflies)”(西) 監督:Isabel de Ocampo
 中等学校で、ロマ人と非ロマ人のグループで、文学教師の助けを借りつつ、自分たちの言葉を使って、「ロミオとジュリエット」を作り上げようとする。しかし、困難な問題が持ち上がり、なかなかスムーズには進まない。


 [アウト・オブ・コンペティション部門]

 ・“Gabor”(西) 監督:Sebastián Alfie
 ・“Juego de espías”(西) 監督:Ramón J. Campo、Germán Roda
 ・“Por qué escribo”(西) 監督:Gaizka Urresti、Vicky Calavia
 ・“Quebranto”(メキシコ) 監督:Roberto Fiesco
 ・“La ahorcadita”(メキシコ) 監督:Pierre Saint-Martin、Carlos Torres

 【その他の賞】

 ◆カスティーリャ&レオン短編映画賞(Shorts Castilla y León Prize)
 ◎“Los dinosaurios ya no viven aquí”(西) 監督:Miguel Ángel Pérez Blanco

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 単なる偶然かもしれませんが、受賞監督の多くが、女性監督であることが目を惹きます。

 
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 *当ブログ記事

 ・バリャドリッド国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_37.html
 ・バリャドリッド国際映画祭2010 ラインナップ&受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_10.html
 ・バリャドリッド国際映画祭2009 ラインナップ&受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_37.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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