チューリヒ映画祭2013 ラインナップ!

 第9回チューリヒ映画祭(9月26日-10月6日)のラインナップです。

 チューリヒ映画祭は、2005年からスイスのチューリヒで始まった若い映画祭です。

 後発の映画祭だと、あまりプレミア作品ばかりを揃えたりすることはできませんが、その代わり(と言ってはなんですが)、既にどこかの映画祭で上映されて注目度が高まっている作品や、今後さらにあちこちの映画祭で受賞を重ねていくような作品を積極的にピックアップして、ラインナップとしては、なかなか興味深いものになっています。
 インターナショナル長編コンペティション部門には、昨年だと『ハッシュパピー~バスタブ島の少女~』や『シージャック』、『エンド・オブ・ウォッチ』、“Eat Sleep Die”などがエントリーされています。

 また、ドイツ語圏で開催される映画祭として、ドイツ語作品に絞った2つコンペティション部門を設けていますが、これらは、ドイツ語作品にとって貴重なプレミア上映の場となっていて、重要な作品がここでお披露目されることも多く、この映画祭の1つのウリにもなっています。

 今回のコンペティション部門のラインナップは、以下の通りです。

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 ◆インターナショナル長編コンペティション部門(International Feature Film)

 ※審査員:マーク・フォスター(審査員長)、アンドリュー・ドミニク、トーマス・イムバッハ、メリッサ・レオ、Guneet Monga(インドのプロデューサー)、ステイシー・シェア(アメリカのプロデューサー)

 ・“Still Life”(英) 監督:ウベルト・パゾリーニ(Uberto Pasolin)
 ・“La Bataille De Solferino”(仏) 監督:Justine Triet
 ・“Puppy Love”(ベルギー) 監督:Delphine Lehericey
 ・“Miele”(伊) 監督:ヴァレリア・ゴリーノ
 ・“Traumland”(スイス) 監督:Petra Volpe
 ・“Plynace Wiezowce”(ポーランド) 監督:Tomasz Wasilewski
 ・“Jag Etter Vind”(ノルウェー) 監督:Rune Denstad Langlo
 ・“Fruitvale Station”(米) 監督:Ryan Coogler
 ・『パークランド―ケネディ暗殺、真実の4日間』“Parkland”(米) 監督:ピーター・ランデズマン(Peter Landesman)
 ・“La Jaula De Oro”(メキシコ) 監督:Diego Quemada-Díez
 ・“Las Horas Muertas”(メキシコ) 監督:Aaron Fernandez
 ・“O Lobo Atras Da Porta”(ブラジル) 監督:Fernando Coimbra

 ◆インターナショナル・ドキュメンタリー・コンペティション部門(International Documentary)

 ・“A ciel ouvert”(仏) 監督:Mariana Otero
 ・“Gangster te Voli”(クロアチア) 監督:Nebojsa Slijepcevic
 ・“Lej En Familie A/S”(デンマーク) 監督:キャスパー・アスルップ・シュレーデル(Kaspar Astrup Schroeder)
 ・“The Human Scale”(デンマーク) 監督:Andreas M. Dalsgaard
 ・“These Birds Walk”(パキスタン) 監督:Omar Mullick、Bassam Tariq
 ・“The Manor”(カナダ) 監督:Shawney Cohen
 ・“Gore Vidal: The United States of Amnesia”(米) 監督:Nicholas Wrathall
 ・“Inequality for All”(米) 監督:Jacob Kornbluth
 ・“Linsanity”(米) 監督:Evan Jackson Leong
 ・“Anos De Calle”(アルゼンチン) 監督:Alejandra Grinschpun

 ◆ドイツ語長編コンペティション部門(German Language Feature Film)

 ・“Die Erfindung Der Liebe(The Invention of Love)”(ドイツ・ルクセンブルク) 監督:Lola Randl
 ・“Die Frau, Die Sich Traut”(独) 監督:Marc Rensing
 ・“Finsterworld”(独) 監督:Frauke Finsterwalder
 ・“Houston”(独・米) 監督:Bastian Gunther
 ・“Manner Zeigen Filme & Frauen Ihre Bruste”(独) 監督:Isabell Suba
 ・“Nordstrand”(独) 監督:Florian Exchanger
 ・“Talea”(オーストリア) 監督:Katharina Muckstein
 ・“Tore Tanzt”(独) 監督:Katrin Gebbe

 ◆ドイツ・オーストリア・スイス ドキュメンタリー・コンペティション部門(Documentary Film – Germany, Austria, Switzerland)

 ・“Der Bauer Bleibst Du”(独) 監督:Benedikt Kuby
 ・“Die Familie”(独) 監督:Stefan Weinert
 ・“Journey To Jah”(独) 監督:Noel Dernesch、Moritz Springer
 ・“Nan Goldin - I Remember Your Face”(独) 監督:Sabine Lidl
 ・“Wer Ist Thomas Muller?”(独) 監督:Christian Heynen
 ・“Das Erste Meer”(オーストリア) 監督:Clara Trischler
 ・“Neuland”(スイス) 監督:Anna Thommen
 ・“Service Inbegriffe”(スイス) 監督:Eric Bergkraut

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 作品のコンペティション部門は、上記の4つですが、このほかに、前回より「映画音楽コンペティション」(Film Music Competition)という部門が新たに設けられています。
 これは、短編映画(今回は“Reign of Death”という作品)に音楽をつけて、その優劣を競うもので、事前に募集されていて、今回は、25カ国約100人の作曲家から応募があり、優秀作品5作品が映画祭期間中に発表され、演奏つきで上映されることになっています。

 上映プログラムとしては、そのほかに―
 ・ガラ・プレミア部門
 ・特別上映作品
 ・New World View:ブラジル
 ・Border Lines
 ・ZFF for Kids
 ・レトロスペクティヴ
 ・Film Music
 ・ZFF Masters
 という部門があります。

 このうち、「New World View:ブラジル」と「Border Lines」のラインナップを書き出しておきます。

 ◆New World View:ブラジル

 ・“Cidade Cinza(Grey City)”(ブラジル) 監督:M. Mesquita、G. Valiengo
 ・“Cores(Colors)”(ブラジル) 監督:Francisco Garcia
 ・“Domėstica(Housemaids)”(ブラジル) 監督:Gabriel Mascaro
 ・“Ėden”(ブラジル) 監督:Bruno Safadi
 ・“Era Uma Vez Eu, Verônica(Once Upon A Time Was I, Verônica)”(ブラジル・仏) 監督:Marcelo Gomes
 ・“Faroeste Caboclo(Brazilian Western)”(ブラジル) 監督:René Sampaio’s
 ・『サッカーに裏切られた天才、エレーノ』“Heleno”(ブラジル) 監督:ジョゼ・エンヒケ・フォンセカ(José Henrique Fonseca)
 ・『センチメンタルなピエロの旅』“O Palhaço(The Clown)”(ブラジル) 監督:セルトン・メロ(Selton Mello).
 ・“O Som Ao Redor(Neighbouring Sounds)”(ブラジル) 監督:Kleber Mendonça Filho
 ・“Os Mortos Vivos (The Living Dead)”(ブラジル) 監督:Anita Rocha da Silveira [短編]
 ・“Quinha”(ブラジル) 監督:Caroline Oliveira [短編]
 ・“Dona Sônia Pediu Uma Arma Para Seu Vizinho Alcides (Mrs Sonja Borrowed A Gun From Her Neighbour Alcides)”(ブラジル) 監督:Gabriel Martins [短編]
 ・“Licuri Surf”(ブラジル) 監督:Guile Martins [短編ドキュメンタリー]
 ・“Ovos De Dinossauro Na Sala De Estar (Dinosaur Eggs In The Living Room)”(ブラジル) 監督:Rafael Urban [短編ドキュメンタリー]

 ◆Border Lines

 ・“Leaving Greece”(独) 監督:Anna Brass [ドキュメンタリー]
 ・“Pardé”(イラン) 監督:ジャファール・パナヒ、Kamboziya Partovi
 ・“Fire In The Blood”(インド) 監督:Dylan Mohan Gray [ドキュメンタリー]
 ・“Tales From The Organ Trade”(カナダ) 監督:Ric Esther Bienstock [ドキュメンタリー]
 ・“God Loves Uganda”(米) 監督:Roger Ross Williams [ドキュメンタリー]
 ・『ダヤニ・クリスタルの謎』“Who Is Dayani Cristal?”(英・メキシコ) 監督:マーク・シルバー(Marc Silver) [ドキュメンタリー]

 そのほか、映画祭期間中に下記の映画人の名誉賞・特別賞の授与式が行なわれます。

 ・生涯貢献賞(Lifetime Achievement Award):ハリソン・フォード
 ・キャリア貢献賞(Carrer Achievement Award):トム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
 ・ゴールデン・アイコン(Golden Icon):ヒュー・ジャックマン
 ・トリビュート賞(Tribute to…Award):ミヒャエル・ハネケ

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 *当ブログ記事

 ・チューリヒ映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_2.html
 ・チューリヒ映画祭2010 ラインナップ&受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201010/article_8.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

 追記:
 ・チューリヒ映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_12.html

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