ナストロ・ダルジェント賞2013 受賞結果!

 第67回ナストロ・ダルジェント賞の結果が発表になりました。(7月6日)

 【ナストロ・ダルジェント賞】

 ナストロ・ダルジェント賞(Nastro d'Argento / シルバー・リボン賞)は、イタリアの映画批評家協会(The Sindacato Nazionale dei Giornalisti Cinematografici Italiani(Association of Italian Film Critics))の映画批評家たちが投票して決める賞、つまり「イタリア映画批評家協会賞」に当たる賞で、1947年にスタートして、今年で、67回目を迎えています。
 Wikipediaでは、米国アカデミー賞に次いで世界で2番目に古い映画賞であると紹介されています。「米国アカデミー賞が世界で最も古い映画賞である」という言い方には、各方面から異議申し立てが出そうですが、まあ、ナストロ・ダルジェント賞が世界でも最も古い伝統ある映画賞の1つであるということは確かなことなのだろうと思われます。

 部門的には、作品賞はなくて、その代わりにプロデューサー賞が設けられていること、また、ドキュメンタリー賞、短編映画賞、特別賞・名誉賞まで含めて、部門の数がかなり多い、というのがこの賞の特徴の1つとなっています。
 1つの部門に同じノミニーが複数ノミネートされることはありませんが、複数の対象作品に対して1人のノミニーが選ばれたり、1つの対象作品に対して複数のノミニーが選ばれたりすることも普通に認められているようです。

 ノミネーション結果、受賞結果に関しては、特定の作品にノミネーションや賞が集中することは少なく、多くの作品で、ノミネーションや賞を分け合うことが多いようです。

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 ◆監督賞(Regista Del Miglior Film Italiano)
 ・Roberto Ando’ “Viva La Libertà”
 ・マルコ・ベロッキオ 『眠れる美女』“Bella Addormentata”
 ・Claudio Giovannesi  “Alì Ha Gli Occhi Azzurri”
 ・パオロ・ソレンティーノ “La Grande Bellezza”
 ◎ジュゼッペ・トルナトーレ “La Migliore Offerta”

 パオロ・ソレンティーノは、2年連続ノミネートです。
 Roberto Ando’とジュゼッペ・トルナトーレは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞ではジュゼッペ・トルナトーレが受賞。

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 ◆主演男優賞(Migliore Attore Protagonista)
 ◎アニエッロ・アレーナ 『リアリティー』“Reality”(監督:マッテオ・ガローネ)
 ・ラウル・ボヴァ、マルコ・ジャリーニ  『リアリティー』(監督:Edoardo Leo)
 ・ルカ・マリネッリ(Luca Marinelli) 『来る日も来る日も』“Tutti I Santi Giorni”(監督:パオロ・ヴィルツィ)
 ・ヴァレリオ・マスタンドレア 『綱渡り』“Gli Equilibristi”(監督:イヴァーノ・デ・マッテオ)、“Viva La Libertà”
 ・フランチェスコ・シャンナ “Itaker”(監督:Toni Trupia)

 アニエッロ・アレーナ、ルカ・マリネッリ、ヴァレリオ・マスタンドレアは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。
 マルコ・ジャリーニは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では助演男優賞にノミネートされています。

 ◆主演女優賞(Migliore Attrice Protagonista)
 ・マルゲリータ・ブイ “Viaggio Sola”(監督:マリア・ソーレ・トニヤッツィ)
 ・ラウラ・キアッティ “Il Volto Di Un’Altra”(監督:パッピ・コルシカート)
 ・ラウラ・モランテ “Appartamento Ad Atene”(監督:Ruggero Dipaola)
 ・カシア・スムトゥニアク “Benvenuto Presidente”(監督:リカルド・ミラニ)、“Tutti Contro Tutti”(監督:ロランド・ラヴェッロ)
 ◎ジャスミン・トリンカ “Miele”(監督:ヴァレリア・ゴリーノ)、“Un Giorno Devi Andare”(監督:ジョルジョ・ディリッティ)

 マルゲリータ・ブイとジャスミン・トリンカは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。
 ジャスミン・トリンカは、イタリア・ゴールデングローブ賞で女優賞を受賞しています。

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 ◆助演男優賞(Migliore Attore Non Protagonista)
 ・Stefano Altieri “Tutti Contro Tutti”
 ・カルロ・チェッキ “Miele”
 ・ファブリツィオ・ファルコ 『それは息子だった』“E’ Stato Il Figlio”(監督:ダニエレ・チブリ)、『眠れる美女』“Bella Addormentata”
 ・Michele Riondino “Acciaio”(監督:Stefano Mordini) 『眠れる美女』“Bella Addormentata”
 ◎カルロ・ヴェルドーネ “La Grande Bellezza”

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とは1人も重なっていません。

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 ◆助演女優賞(Migliore Attrice Non Protagonista)
 ・クラウディア・ジェリーニ 『司令官とコウノトリ』“Il Comandante e La Cicogna”(監督:シルヴィオ・ソルディーニ)、“Una Famiglia Perfetta”(監督:Paolo Genovese)
 ◎Sabrina Ferilli “La Grande Bellezza”
 ・アンナ・フォリエッタ “Colpi Di Fulmine”(監督ネリ・パレンティ)
 ・エヴァ・リッコボーノ “Passione Sinistra”(監督:Marco Ponti)
 ・Fabrizia Sacchi “Viaggio Sola”

 クラウディア・ジェリーニは、前回は主演女優賞にノミネートされています。
 Fabrizia Sacchiは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。

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 ◆脚本賞(Migliore Sceneggiatura)
 ・マルコ・ベロッキオ、Veronica Raimo、ステファーノ・ルッリ 『眠れる美女』“Bella Addormentata”
 ・ジュゼッペ・ピッチョーニ、Francesca Manieri “Il Rosso e Il Blu”(監督:ジュゼッペ・ピッチョーニ)
 ・パオロ・ソレンティーノ、ウンベルト・コンタレッロ “La Grande Bellezza”
 ・ジュゼッペ・トルナトーレ “La Migliore Offerta”
 ◎Roberto Andò、アンジェロ・パスクィーニ “Viva La Libertà”

 パオロ・ソレンティーノとウンベルト・コンタレッロは、2年連続ノミネートです。
 “La Migliore Offerta”と“Viva La Libertà”は、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では“Viva La Libertà”が受賞。

 ◆オリジナル・ストーリー賞(Migliore Soggetto)
 ・Fabio Bonifacci “Benvenuto Presidente”
 ◎Massimo Gaudioso、Matteo Garrone 『リアリティー』“Reality”
 ・Pappi Corsicato、Monica Rametta “Il Volto Di Un’Altra”
 ・Maurizio Braucci、Leonardo Di Costanzo 『日常のはざま』“L’Intervallo”(監督:レオナルド・ディ・コンスタンツォ)
 ・Ivan Cotroneo、Francesca Marciano、Maria Sole Tognazzi “Viaggio Sola”

 ◆最優秀撮影賞(Migliore Fotografia)
 ◎ルカ・ビガッツィ 『日常のはざま』“L’Intervallo”、“La Grande Bellezza”、“Un Giorno Speciale”(監督:フランチェスカ・コメンチーニ)
 ・ロベルト・チマッティ “Un Giorno Devi Andare”
 ・イタロ・ペットリッチョーネ “Educazione Siberiana”(監督:ガブリエレ・サルヴァトレス)
 ・Federico Schlatter “Razzabastarda”(監督:アレッサンドロ・ガスマン)
 ・ファビオ・ザマリオン “La Migliore Offerta”

 ルカ・ビガッツィは連続受賞で、イタリア・ゴールデングローブ賞でも撮影賞を受賞しています。
 イタロ・ペットリッチョーネとファビオ・ザマリオンは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。

 ◆最優秀編集賞(Migliore Montaggio)
 ・Clelio Benevento “Viva La Libertà”
 ・ウォルター・ファサーノ(Walter Fasano) “Viaggio Sola”
 ・ジョジョ・フランチーニ “Miele”
 ◎マッシモ・クアリア “La Migliore Offerta”
 ・Giuseppe Trepiccione “Alì Ha Gli Occhi Azzurri”

 Clelio Beneventoとウォルター・ファサーノとマッシモ・クアリアは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。

 ◆最優秀美術賞(Migliore Scenografia)
 ・マルコ・デンティチ 『眠れる美女』“Bella Addormentata”、『それは息子だった』“E’ Stato Il Figlio”
 ・フランチェスコ・フリジェッリ “Venuto Al Mondo”(監督:セルジョ・カステリット)
 ・Rita Rabassini “Educazione Siberiana”
 ・パオロ・ボンフィーニ 『リアリティー』“Reality”
 ◎マウリツィオ・サバティーニ、Raffaella Giovannetti “La Migliore Offerta”

 フランチェスコ・フリジェッリは、3年連続ノミネート。
 フランチェスコ・フリジェッリ以外は、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でも“La Migliore Offerta”が受賞。

 ◆最優秀衣裳賞(Migliori Costumi)
 ・パトリツィア・チェリコーニ “Educazione Siberiana”
 ・Roberto Chiocchi “Il Volto Di Un’Altra”
 ・Daniela Ciancio “La Grande Bellezza”
 ・Grazia Colombini 『それは息子だった』“E’ Stato Il Figlio”
 ◎マウリツィオ・ミレノッティ 『リアリティー』“Reality”、“La Migliore Offerta”

 パトリツィア・チェリコーニとGrazia Colombiniとマウリツィオ・ミレノッティは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。

 ◆最優秀録音賞(Migliore Sonoro In Presa Diretta)
 ・マウリツィオ・アルゲンティエリ “Venuto Al Mondo”
 ・ガエターノ・カリート、Pierpaolo Merafino 『眠れる美女』“Bella Addormentata”
 ◎Emanuele Cecere “La Grande Bellezza”、“Miele”
 ・ジルベルト・マルティネッリ “La Migliore Offerta”
 ・カルロ・ミッシデンティ “Un Giorno Devi Andare”

 ガエターノ・カリートとジルベルト・マルティネッリは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。

 ◆最優秀作曲賞(Migliore Colonna Sonora)
 ・Thony 『来る日も来る日も』“Tutti I Santi Giorni”
 ・マルコ・ベッタ “Viva La Libertà”
 ・ピヴィオ&アルド・デ・スカルツィ(Pivio & Aldo De Scalzi) “Razzabastarda”
 ・レーレ・マルキテッリ “La Grande Bellezza”
 ◎エンニオ・モリコーネ “La Migliore Offerta”

 エンニオ・モリコーネのみ、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもエンニオ・モリコーネが受賞。

 ◆最優秀オリジナル歌曲賞(Migliore Canzone Originale)
 ・“Pulce Non C’è”(監督:Giuseppe Bonito)-‘Il Silenzio’ Niccolo’ Fabi
 ・“Cose Cattive”(監督:Simone Gandolfo)-‘Hey Sister’ ヴィオランテ・プラシド(Violante Placido)
 ・『司令官とコウノトリ』“Il Comandante e La Cicogna”-‘La Cicogna’ ヴィニチオ・カポッセラ(Vinicio Capossela) & バンダ・オシリス(Banda Osiris)
 ・“Tutti I Rumori Del Mare”(監督:Federico Brugia)-‘Grovigli’ Malika Ayane
 ◎“Padroni Di Casa”(監督:Edoardo Gabbriellini)-‘Amor Mio’ Cesare Cremonini 曲:ジャンニ・モランディ(Gianni Morandi)
 ・“Bianca Come Il Latte, Rossa Come Il Sangue”(監督:ジャコモ・カンピオッティ(Giacomo Campiotti))-‘Se Si Potesse Non Morire’ Francesco Silvestre 曲:Modà

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とは全く重なっていません。

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 ◆プロデューサー賞(Migliore Produttore)
 ・シモーネ・バキーニ、ジョルジョ・ディリッティ、リオネッロ・チェッリ 協力:Valerio De Paolis “Un Giorno Devi Andare”
 ・アンジェロ・バルバガッロ “Viva La Libertà”
 ・ドナテッラ・ボッティ “Il Rosso e Il Blu”、“Viaggio Sola”
 ◎Isabella Cocuzza &アルトゥーロ・パーリア “La Migliore Offerta”
 ・ニコラ・ジュリアーノ、フランチェスカ・シーマ “La Grande Bellezza”
 ・リッカルド・スカルマチョ、ヴィオラ・プレスティエーリ “Miele”

 ニコラ・ジュリアーノとフランチェスカ・シーマは、2年連続ノミネートです。
 アンジェロ・バルバガッロ、Isabella Cocuzza &アルトゥーロ・パーリアは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。

 ◆新人監督賞(Regista Esordiente)
 ・Giuseppe Bonito “Pulce Non C’è”
 ・レオナルド・ディ・コンスタンツォ 『日常のはざま』“L’Intervallo”
 ・アレッサンドロ・ガスマン “Razzabastarda”
 ◎ヴァレリア・ゴリーノ “Miele”
 ・ルイジ・ロ・カーショ “La Città Ideale”

 レオナルド・ディ・コンスタンツォとアレッサンドロ・ガスマンとルイジ・ロ・カーショは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でもノミネートされています。
 “Miele”は、イタリア・ゴールデングローブ賞で第1回作品賞を受賞しています。

 ◆最優秀コメディー賞(Migliore Commedia)
 ・“Benvenuto Presidente” 監督:リカルド・ミラニ
 ・“Buongiorno Papa’ ” 監督:Edoardo Leo
 ・“Tutti Contro Tutti” 監督:ロランド・ラヴェッロ
 ・“Una Famiglia Perfetta” 監督:Paolo Genovese
 ◎“Viaggio Sola” 監督:マリア・ソーレ・トニヤッツィ

 [特別賞・名誉賞]

 ◆ナストロ・ダルジェント特別賞(Nastro D'argento Speciale)
 ◎ロベルト・ヘルリッカ
 ◎セルジョ・カステリット &マルガレート・マッツァンティーニ

 ◆年間特別ナストロ賞(Nastro straordinario dell'anno)
 ◎トニ・セルヴィッロ

 ◆ナストロ・ダルジェント特別賞2013(Nastro D'argento Dell'anno)
 ◎『孤独な天使たち』 監督:ベルナルド・ベルトルッチ

 ◆ビラーギ賞(Premio Guglielmo Biraghi)
 ◎ロザベル・ラウレンティ・セラーズ(Rosabell Laurenti Sellers) “Buongiorno Papà”、『綱渡り』、“Passione Sinistra”
 ◎フィリッポ・シッキターノ(Filippo Scicchitano) “Un Giorno Speciale”

 ◆ヤング・ビラーギ賞(Biraghi Giovanissimi)
 ◎ジャコポ・オルモ・アンティノーリ 『孤独な天使たち』
 ◎ジュリア・ヴェレンティーニ(Giulia Valentini) “Un Giorno Speciale”

 ◆ブルガリ賞(Nastro Bulgari)
 ◎テア・ファルコ

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 ◆Persol賞 パーソン・オブ・ザ・イヤー(Premio Persol al personaggio dell'anno)
 ◎マリア・ソーレ・トニヤッツィ(Maria Sole Tognazzi) “Viaggio sola”

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 ◆Hamilton賞 ビハインド・ザ・カメラ 新人賞(Premio Hamilton behind the camera - Opera prima)
 ◎アレサンドロ・ガスマン “Razzabastarda”

 ◆Cusumano賞 コメディー賞(Premio Cusumano alla commedia)
 ◎フランチェスカ・ネリ “Una famiglia perfetta”

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 [ドキュメンタリー部門](Nastri D'argento Per I Documentari)

 ◆ドキュメンタリー賞(Miglior Documentario)
 ◎“Terramatta” 監督:Costanza Quatriglio
 ・“Anja, La Nave” 監督:Roland Sejko
 ・“Il Gemello” 監督:Vincenzo Marra
 ・“Il Mundial Dimenticato” 監督:Filippo Macelloni、Lorenzo Garzella
 ・“Noi Non Siamo Come James Bond” 監督:Mario Balsamo

 ◆映画にまつわるドキュメンタリー映画賞(Miglior Documentario Sul Cinema)
 ◎“Giuseppe Tornatore - Ogni Film Un'opera Prima” 監督:Luciano Barcaroli、Gerardo Panichi
 ・“Carlo! ” 監督:ジャンフランコ・ジャーニ(Gianfranco Giagni)、Fabio Ferzetti
 ・“Furio Scarpelli” 監督:Francesco Ranieri Martinotti
 ・“Il Leone Di Orvieto” 監督:アウレリアーノ・アマディ(Aureliano Amadei)
 ・“L'insolito Ignoto” 監督:Sergio Naitza

 ◆審査員特別賞(Premio Speciale Della Giuria)
 ◎“Il Gemello” 監督:Vincenzo Marra

 ◆スペシャル・メンション(Menzioni Speciali)
 ◎“Il Leone Di Orvieto” 監督:アウレリアーノ・アマディ(Aureliano Amadei)
 ◎“L'insolito Ignoto” 監督:Sergio Naitza
 ◎“The Summit” 監督:フランコ・フラカッシ(Franco Fracassi)、Massimo Lauria

 ◆ナストロ・ダルジェント・キャリア賞(Premio Alla Carriera)
 ◎Giovanna Gagliardo(ドキュメンタリーの監督)

 ◆俳優賞特別賞(Premio Speciale Miglior Attore Protagonista)
 ◎ジュリアーノ・モルタルド(Giuliano Montaldo)  “Quattro Volte Vent'anni”(監督:Marco Spagnoli)

 [短編部門](Corti D'argento)

 ◆短編映画賞(Miglior Cortometraggio)
 ◎“Tiger Boy” 監督:Gabriele Mainetti
 ・“Ciro” 監督:Sergio Panariello
 ・“La Casa Di Ester” 監督:ステファノ・キオディーニ(Stefano Chiodini)
 ・“La Legge Di Jennifer” 監督:Alessandro Capitani
 ・“La Prima Legge Di Newton” 監督:Piero Messina

 ◆審査員特別賞(Premio Speciale Della Giuria)
 ◎“Ciro” 監督:Sergio Panariello

 ◆シネマスター(Cinemaster)
 ◎“La Legge Di Jennifer” 監督:Alessandro Capitani

 ◆短編アニメーション賞(Targa Miglior Corto D'animazione)
 ◎“Muri Puliti” 監督:Davide Tromba

 ◆スペシャル・メンション(Menzioni Speciali)
 ◎チェチリア・ダッツィ(Cecilia Dazzi)(女優)
 ◎Tommaso Arrighi(プロデューサー)
 ◎“Babylon Fast Food” 監督:Alessandro Valori

 ◆特別賞(Premio Speciale)
 ◎“Il Turno Di Notte Lo Fanno Le Stele” 監督:エドアルド・ポンティ(Edoardo Ponti)

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通りです。

 ・“La Migliore Offerta”(6/9):監督・脚本・撮影・編集・美術・衣裳・録音・作曲・プロデューサー
 ・“La Grande Bellezza”(4/9):監督・助演男優・助演女優・脚本・撮影・衣裳・録音・作曲・プロデューサー
 ・“Miele”(3/6):主演女優・助演男優・編集・録音・プロデューサー・新人監督
 ・“Viva La Libertà”(1/6):監督・主演男優・脚本・編集・作曲・プロデューサー
 ・“Viaggio Sola”(1/6):主演女優・助演女優・ストーリー・編集・プロデューサー・コメディー
 ・『眠れる美女』(0/6):監督・助演男優・助演男優・脚本・美術・録音
 ・『リアリティー』(3/4):主演男優・ストーリー・美術・衣裳
 ・“Un Giorno Devi Andare”(1/4):主演女優・撮影・録音・プロデューサー
 ・『日常のはざま』(1/3):ストーリー・撮影・新人監督
 ・“Il Volto Di Un’Altra”(0/3):主演女優・ストーリー・衣裳
 ・“Benvenuto Presidente”(0/3):主演女優・ストーリー・コメディー
 ・“Tutti Contro Tutti”(0/3):主演女優・助演男優・コメディー
 ・『それは息子だった』(0/3):助演男優・美術・衣裳
 ・“Educazione Siberiana”(0/3):撮影・美術・衣裳
 ・“Razzabastarda”(0/3):撮影・作曲・新人監督
 ・“Alì Ha Gli Occhi Azzurri”(0/2):監督・編集
 ・『来る日も来る日も』(0/2):主演男優・作曲
 ・『司令官とコウノトリ』(0/2):助演女優・歌曲
 ・“Una Famiglia Perfetta”(0/2):助演女優・コメディー
 ・“Il Rosso e Il Blu”(0/2):脚本・プロデューサー
 ・“Venuto Al Mondo”(0/2):美術・録音
 ・“Pulce Non C’è”(0/2):歌曲・録音

 今年のイタリア国内の映画賞3賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、イタリア・ゴールデングローブ賞、ナストロ・ダルジェント賞は、ノミネート作品の対象期間がほとんど重なっていたわりには、ノミネーションにはかなりのズレがあり、受賞結果もけっこうバラけたものになりました。

 その中では、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とナストロ・ダルジェント賞は、監督賞と美術賞と音楽賞と脚本賞で一致し、イタリア・ゴールデングローブ賞とナストロ・ダルジェント賞は撮影賞と新人監督賞で一致しました(ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とイタリア・ゴールデングローブ賞とは全く異なる結果になりました)。

 全体的に見ると、2013年のイタリア映画を代表する作品は、ジュゼッペ・トルナトーレの“La Migliore Offerta”ということで間違いなさそうで、イタリアの映画人たちと映画批評家たちの支持を集めています。外国人記者(イタリア・ゴールデングローブ賞)では、“La Migliore Offerta”は無冠に終わっていますが、ジュゼッペ・トルナトーレに生涯貢献賞を贈ることで、敬意を表しているように思います。

 新人監督部門は、アレッサンドロ・ガスマンの“Razzabastarda”か、ヴァレリア・ゴリーノの“Miele”かどちらかという評価でしょうか。

 まだベネチア国際映画祭とローマ国際映画祭で、重要な作品が発表される可能性もありますが、2012-2013年のイタリア映画には、ベルトルッチ、トルナトーレ、ベロッキオ、ソレンティーノ、マッテオ・ガローネ、ガブリエレ・サルヴァトレス、ダニエレ・ヴィカリという錚錚たる映画監督たちの新作が並び、しかもそれぞれが高い評価を受けていて、なかなかに豊作な年だったのではないでしょうか。

 あとは、大きな番狂わせがない限り、米国アカデミー賞2014外国語映画賞イタリア代表も“La Migliore Offerta”が選出される見通しで、イタリア映画はしばらく米国アカデミー賞から遠ざかっていることもあり、けっこういいところまで行けるのではないかと予想されます。
 ヨーロッパ映画賞でも善戦するのではないでしょうか。

 上記では、映画にまつわるドキュメンタリー映画賞で、“Giuseppe Tornatore - Ogni Film Un'opera Prima”が受賞していますが、これは、トルナトーレがシチリアでスーパー8を使って映画を撮り始めた最初期からの彼のキャリアを振り返るドキュメンタリーで、彼と関係の深い俳優人のインタビューなどを交えて、トルナトーレの創作の秘密や映画への情熱を探る作品です。
 タイトルにある“Ogni Film Un'opera Prima”とは、どの作品を撮る時も、常に基本に戻り、処女作のつもりで制作に望んでいるというトルナトーレの映画に対する心構えを表しているようです。
 “La Migliore Offerta”の日本公開に併せて、こちらも公開されるといいですね。

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 *当ブログ記事

 ・ナストロ・ダルジェント賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_11.html
 ・ナストロ・ダルジェント賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_1.html
 ・ナストロ・ダルジェント賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_29.html
 ・ナストロ・ダルジェント賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201106/article_16.html
 ・ナストロ・ダルジェント賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_2.html
 ・ナストロ・ダルジェント賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_23.html
 ・ナストロ・ダルジェント賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200906/article_29.html

 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_17.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_15.html

 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_13.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201307/article_5.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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