インディアナ映画ジャーナリスト協会賞2012 発表!

 インディアナ映画ジャーナリスト協会賞(Indiana Film Journalists Association)2012が発表されました。(12月17日)

画像

 ◆作品賞
 “Safety Not Guaranteed”
 次点:“Beasts of the Southern Wild”

 あちこちの映画賞に顔をのぞかせていましたが、“Safety Not Guaranteed”の作品賞受賞は初めて。

 “Safety Not Guaranteed”(米) 監督:Colin Trevorrow
 出演:オーブリー・プラザ(Aubrey Plaza)、マーク・デュプラス(Mark Duplass)、ジェイク・ジョンソン(Jake Johnson)、Karen Soni
 物語:3人の雑誌編集者がタイムトラベルのパートナーを求める募集広告を調査する。そのうちの1人が、誇大妄想的ではあるけれども魅力的な人物を見つけて、興奮し、彼が今どうしているか調べようとする。
 サンダンス映画祭2012 脚本賞受賞。

画像

 [その他のファイナリスト]
 ・『ジャンゴ 繋がれざる者』
 ・『レ・ミゼラブル』
 ・『リンカーン』
 ・『ムーンライズ・キングダム』
 ・“The Perks of Being a Wallflower”
 ・“The Sessions”
 ・『世界にひとつのプレイブック』
 ・『ゼロ・ダーク・サーティ』

 ◆監督賞
 ◎クエンティン・タランティーノ 『ジャンゴ 繋がれざる者』
 次点:キャスリン・ビグロー 『ゼロ・ダーク・サーティ』

 クエンティン・タランティーノの監督賞受賞は初めて。

 ◆主演男優賞
 ◎ブラッドリー・クーパー 『世界にひとつのプレイブック』
 ◎ダニエル・デイ=ルイス 『リンカーン』

 ブラッドリー・クーパーは、NBR、サテライトに続き、主演男優賞を受賞。
 ダニエル・デイ=ルイスはこれまで発表された18の映画賞のうち、12の映画賞で主演男優賞を受賞。

 ◆主演女優賞
 ◎ジェシカ・チャステイン 『ゼロ・ダーク・サーティ』
 次点:ジェニファー・ローレンス 『世界にひとつのプレイブック』

 NBR、ボストン・オンライン、ワシントン、シカゴ、セントルイスに続き、ジェシカ・チャステインが受賞。

 ◆助演男優賞
 ◎トミー・リー・ジョーンズ 『リンカーン』
 次点:クリストフ・ヴァルツ 『ジャンゴ 繋がれざる者』

 ボストン・オンライン、ニューヨーク・オンライン、ラスベガス、サンフランシスコに続き、トミー・リー・ジョーンズが受賞。

 ◆助演女優賞
 ◎アン・ハサウェイ 『レ・ミゼラブル』
 次点:ヘレン・ハント, “The Sessions”

 本命!

 ◆オリジナル脚本賞
 ◎Derek Connolly “Safety Not Guaranteed”
 次点:クエンティン・タランティーノ 『ジャンゴ 繋がれざる者』

 初受賞。

 ◆脚色賞
 ◎スティーヴン・チョボスキー “The Perks of Being a Wallflower”
 次点:デイヴィッド・O・ラッセル 『世界にひとつのプレイブック』

 初受賞。

 ◆作曲賞(Best Musical Score)
 ◎トーマス・ニューマン 『007 スカイフォール』
 次点:マイケル・ダナ 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

 初受賞。

 ◆ドキュメンタリー賞
 ◎『シュガーマン 奇跡に愛された男』 監督:マリク・ベンジェルール
 次点:“Room 237” 監督:Rodney Ascher

 NBR、セントルイスに続き、『シュガーマン 奇跡に愛された男』が受賞。

 ◆長編アニメーション賞
 ◎“Rise of the Guardians”『不思議の国のガーディアン』 監督:ピーター・ラムジー
 次点:『パラノーマン ブライス・ ホローの謎』 監督:クリス・バトラー、サム・フェル

 アフリカン・アメリカン、サテライトに続き、“Rise of the Guardians”が受賞。

 ◆外国語映画賞
 ◎『ザ・レイド』(インドネシア・米) 監督:ギャレス・エヴァンス
 次点:『愛、アムール』(オーストリア・仏・独) 監督:ミヒャエル・ハネケ

 初受賞。

 “The Raid:Redemption”(インドネシア) 監督:ギャレス・エヴァンス
 物語:ジャカルタのスラムに、殺し屋やギャングを匿う隠れ家があった。そこは、屈強な警官ですら決して入り込むことのできない場所だと思われていた。しかし、あたりを静寂が支配する夜明け前、エリート・スワット・チームが、麻薬王をつかまえるために、その隠れ家を急襲しようと待機している。襲撃直前にその情報が麻薬王の耳に届く。明かりが消され、出口がふさがれる。チームは、最悪の死闘を繰り広げつつ、退路を断って、敵をビルの6階まで追い詰めていく。
 トロント国際映画祭2011MIDNIGHT MADNESS部門出品。

画像

 ◆オリジナル・ヴィジョン賞(Original Vision Award)
 ◎“Beasts of the Southern Wild”
 次点:『ジャンゴ 繋がれざる者』

 ◆The Hoosier Award(インディアナ住民賞)
 ◎Jon Vickers
 Jon Vickersは、Indiana University Cinema(アートハウス系の映画館)の設立ディレクター。

--------------------------------

 インデイアナ映画ジャーナリスト協会賞は、わりとメイン・ストリームに近いチョイスをする映画賞だったはずですが、前回あたりからインディーズ色が強くなり、今回、さらにその傾向を強めてきました。
 意識してやらないとこういう結果にはならないはずで、他の映画賞の動向を横目で見つつ、こうした方向に向けて音頭をとっている人がいるのではないかと思われます。(あるいは、若く、意欲的で、新しいものを評価することに熱心な人が多い、ということなのかもしれませんね。)

  団体名を「Critics」としないで、「Journalists」としているところからも、他と差別化しようとしているという意識は感じられますが、今後、こういう方向によりシフトしていけば、ユニークなチョイスをしている映画賞として、もっと注目されるようになるかもしれません。


 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事
 ・インディアナ映画ジャーナリスト協会賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_22.html
 ・インディアナ映画ジャーナリスト協会賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_21.html
 ・インディアナ映画ジャーナリスト協会賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_23.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年6月~2013年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_9.html

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック