海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS 米国アカデミー賞2012 外国語映画賞各国代表 続々発表!

<<   作成日時 : 2011/09/08 12:16   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 米国アカデミー賞2012 外国語映画賞各国代表が続々と発表されています。

 ・イラン代表:“A Separation(Jodaeiye Nader az Simin)”(イラン) 監督:アスガー・ファルハディー
 出演:Leila Hatami、Peyman Moadi、シャハブ・ホセイニ(Shahab Hosseini)、Sareh Bayat、Sa rina Farhadi、ババク・カリミ(Babak Karimi)、メリッラ・ザレイ(Merila Zarei)
 物語:シミンは、夫と娘とともにイランを出国する計画を立て、準備を進めていた。しかし、夫のナダールには、別の考えがあった。というのも、彼の父親はアルツハイマー病を患っており、父を置いて、出国することはできなかったからだ。ナダールが出国を取り消したが、シミンはなおも出国を望んだので、離婚の協議が行なわれることになる。しかし、認められず、シミンはナダールと暮らすことを拒絶して実家に帰る。父の世話をすることになったナダールは、ラジーという名の若い娘を雇い入れる。彼女は妊娠していたが、父親が誰なのかは明かさなかった。ある日、ナダールが家に帰ると、父が独りぼっちで、しかもテーブルにしばりつけられているのを発見する。ナダールは、ラジーに怒りを爆発させるが、それは彼の人生を崩壊させ、娘に幻滅を味わわせることにもなる……。
 ベルリン国際映画祭2011 コンペティション部門出品。金熊賞、銀熊賞(女優賞:女性キャスト・アンサンブル)、銀熊賞(男優賞:男性キャスト・アンサンブル)、エキュメニカル審査員賞受賞。

画像

 ・オーストリア代表:“Atmen (Breathing)”(オーストリア) 監督:カール・マルコヴィクス(Karl Markovics)
 物語:ロマン・コグラーは、18歳で少年院に入っている。もう既に刑期も半分を終え、執行猶予で出所することもできたが、彼には家族はなく、うまく社会でやっていく自信もなかった。失敗を繰り返した後、彼は、執行猶予期間中に働く場所として死体安置所を見つける。ある日、彼は、そこで、ある女性の遺体と遭遇し、それが彼の母親でないことはわかっていたが、それが契機となって、実の母親を捜してみようという決心をする。
 『ヒトラーの贋札』『マーラー 君の捧げるアダージョ』『アンノウン』などに出演しているオーストリアの俳優カール・マルコヴィクスの初監督作品。
 カンヌ国際映画祭2011 監督週間出品。Label Europa Cinemas / The Europa Cinemas Label受賞。

画像

 ・オランダ代表:“Sonny Boy”(オランダ) 監督:Maria Peters
 物語:1920年、青年ワルデマールが、スリナムからハーグへと勉強のためにやってくる。下宿の女主人リカは、夫がメイドに手を出して以来、夫とは夫婦関係を絶っていたが、17歳年下のワルデマールと関係を持つようになり、妊娠する。リカは、ワルデマールに内緒で堕胎しようとするが、心変わりし、妊娠4ヶ月になって、ようやくワルデマールに妊娠を打ち明ける。リカは、肌が浅黒い男の子を生むが、リカの夫は、2人を結婚させないために、離婚に応じず、仕事先のインドネシアへと去る。リカとワルデマールは、2人の子供ワルディー(ニックネームがソニー・ボーイ)とともにさまよい、老ユダヤ人の世話になる。やがて第二次世界大戦勃発。脱走兵などを匿った罪で、一家3人は逮捕され、ワルディーだけが釈放される。リカとワルデマールは、収容所を転々とし、一方、ワルディーも再逮捕を逃れて、身を隠すことにする……。
 Annejet van der Zijlの、実話に基づく同名のベストセラーの映画化。

画像

 ・韓国代表:“The Front Line (고지전/ Go-ji-jeon/高地戦)”(韓) 監督:チャン・フン
 出演:コ・ス、シン・ハギュン、コ・チャンソク、リュ・スンス
 物語:1953年、朝鮮戦争の休戦交渉は膠着し、その間にも、少しでも領土を広げようと、南北による小さな高地の奪い合いが繰り広げられていた。その高地戦で、中隊長が死ぬが、遺体からは味方の銃弾が検出される。また、隊の中に敵への内通者がいるとの噂が広まって、ウンビョ中尉が調査に出向くことになる。そこで彼は、軍隊に入隊して間もない頃に知り合ったスヒョクと再会する。

画像

 ・ギリシャ代表:“Attenberg”(ギリシャ) 監督:Athina Rachel Tsangari
 出演:Ariane Labed、Vangelis Mourikis、Evangelia Randou、Yorgos Lanthimos
 物語:23歳のマリーナは、死にかけの建築家の父親と海沿いの工場町に住んでいる。彼女は、唯一の友だちであるベラのほかにはほとんどつきあうこともなく、ベラが教えてくれる性教育の知識とデイヴィッド・アッテンボローの動物ドキュメンタリーを頼りに人間観察を行なっている。そんな彼女の前に見知らぬ男性が現れ、彼とテーブルサッカーをすることになる。彼女の人間観察は続く……。
 ベネチア国際映画祭2010 コンペティション部門出品。女優賞(Ariane Labed)、Lina Mangiacapre Award受賞。

画像

 ・スウェーデン代表:“Svinalängorna(Beyond)”(スウェーデン)  監督:ペルニラ・アウグスト
 出演:ノオミ・ラパス、オウティ・マエンバー
 物語:レーナは、34歳で、夫と2人の娘とともにストックホルムで暮らしている。ある日、彼女の母が死んだという知らせが届く。そのことは、彼女が日頃、意識から抹消していること、すなわち、両親がアル中で、少女時代は嫌な思い出しかなかったということを思い出させるのだった……。
 ベネチア国際映画祭2010 批評家週間出品。“Regione del Veneto per il cinema di qualità”Award受賞。
 サンパウロ国際映画祭2010 出品。審査員特別賞&俳優賞(ノオミ・ラパス)受賞。
 スウェーデン・アカデミー賞2011 監督賞&助演女優賞(オウティ・マエンバー)受賞。

画像

 ・セルビア代表:“Montevideo, bog te video (Montevideo, God Bless You!)”(セルビア) 監督:ドラガン・ビエログルリッチ(Dragan Bjelogrlić)
 物語:1930年にウルグアイのモンテビデオで第1回サッカー・ワールドカップが開かれることが決まり、ユーゴスラビアの男たちが大会出場を目指す。彼らは、やがてスーパースターとなり、生きる伝説となっていく。
 モスクワ国際映画祭2011 コンペティション部門出品。

画像

 ・台湾代表:“Saideke Balai/セデック・バレ (Warriors Of The Rainbow: Seediq Bale/賽コ克-巴莱)”(台湾) 監督:ウェイ・ダーション(Te-Sheng Wei)
 出演:Da-Ching、Umin Boya、Landy Wen、Lo Mei-Ling
 物語:1930年に日本支配下の台湾で起きた霧社事件を映画化したもの。台湾の現地部族タイヤル族は、モーナ・ルダオを中心に部族で力を合わせて、日本の支配に抵抗して、奇襲作戦として運動会を襲撃する。日本軍は驚くが、すぐに反撃に転じ、航空機や毒ガスを使って対抗する。モーナ・ルダオは最初から敗北を確信していたが、勝利への信念と古くからの神話を信じて、抗戦を続ける。部族の若者たちは、大人への儀式であり、部族の英雄になるための証として、セデック・バレと呼ばれるタトゥーを顔に施す。
 ベネチア国際映画祭2011 コンペティション部門出品。

 ・ドイツ代表:“Pina”(独・仏) 監督:ヴィム・ヴェンダース
 出演:Ensemble Tanztheater Wuppertal Pina Bausch
 2009年夏に亡くなった、ドイツの偉大なるコレオグラファー、ピナ・バウシュについてのドキュメンタリー。本作では、劇場を飛び出して、街へ、そして、彼女のホームであり、彼女が35年以上にわたってクリエイティブな活動を行なったヴッパータールへと出て、彼女の肖像を描き出そうとしている。
 監督であるヴェンダースと彼女との出会いは、1985年で、彼女のステージを観たヴェンダースは圧倒され、そこから2人は友情関係で結ばれることになる。すぐに彼女をフィーチャーした映画を作ろうというプロジェクトも立ち上がるが、彼女をとらえるには映画というメディアでは十分ではないとヴェンダースが考えたことから長らく映画化は実現しなかった。それが変わったのは、2007年にヴェンダースがU2のコンサート映画『U2-3D』を観てからで、3Dであれば、彼女の、動きとジェスチャーと語りと音楽が一体化したユニークなアートをとらえることができるのではないかと考えたという。
 ベルリン国際映画祭2011 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 ドイツ映画賞2011 ドキュメンタリー賞受賞。

画像

 ・日本代表:『一枚のハガキ』(日) 監督:新藤兼人

画像

 ・ノルウェー代表:“Sykt lykkelig (Happy, Happy)”(ノルウェー) 監督:Anne Sewitsky
 出演:Agnes Kittelsen、Henrik Rafaelsen、Maibritt Saerens、Joachim Rafaelsen
 物語:家事を完璧にこなす家政婦がいるが、長らくセックスとは縁がない生活が続いている。そこの家族がドアの向こうでいちゃいちゃしている間、彼女は自分の性欲を抑えようと懸命になっている。
 サンダンス映画祭2011 ワールド・シネマ ドラマ部門出品。審査員グランプリ受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2011フォーカス・セレクション:ノルウェー映画出品。

画像

 ・ハンガリー代表:『トリノの馬』“A Torinói ló (The Turin House)”(ハンガリー・独・仏・スイズ・米) 監督:タル・ベーラ
 出演:デルジ・ヤーノシ(János Derzsi)、ボーク・エリカ(Erika Bók)、Mihály Kormos
 物語:1889年、トリノにいたニーチェは、家から出ようとして、馬が動かなくて、馬車の御者が立ち往生しているところに出くわす。御者は、ついに我慢し切れなくなって、馬にムチを振るうが、それを見たニーチェは、馬にすがりついて、御者にそんなことはやめてくれと泣いて頼む。結局、ニーチェは、家主に連れ帰られることになるが、そのまま2日間ソファーに横になったまま身動きしなくなる。その後、最低限のことしか口にしなくなり、家族の介護を受けることになる。そんな生活が10年続き、ついに発狂してしまう。あの時、馬に何が起こったのかは誰も知らない……。
 ベルリン国際映画祭2011 コンペティション部門出品。銀熊賞(審査員グランプリ)、国際批評家連盟賞受賞。

画像

 ・ベネズエラ代表:“El Rumor de las Piedras (The Rumble of the Stones)” 監督:Alejandro Bellame
 洪水ですべてを失いかけた女性が、希望を取り戻し、家族を再生させようとする物語。

画像

 ・ポーランド代表:“W ciemności (In Darkness)”(ポーランド・独) 監督:アニエスカ・ホランド
 出演:Robert Wieckiewicz、ベンノ・フユルマン、アニエシュカ・グロホフスカ、マリア・シュラーダー
 物語:1943年、ナチ支配下のポーランド。レオポルドは、裁縫師だったが、生活は厳しく、妻と娘を養うために盗みを働いたりしていた。ある日、彼は、ユダヤ人グループと出会う。彼は、ユダヤ人をゲットー送りから救うために、ミシンの中に隠すことにする。彼らは守ってもらう代わりに彼に持っていたお金を差し出す。彼は、これがバレたら、自分も家族も処罰されると悟るがもう後には引けない。しかし、彼はユダヤ人からもらったお金をあっさり使いきってしまう……。

画像

 ・ポルトガル代表:“José & Pilar”(ポルトガル・西・ブラジル) 監督:Miguel Gonçalves Mendes
 ジョゼ・サラマーゴは、最後の著作のプロモーション・ツアーを終えて疲れ切って帰ってきたが、それでも大衆は、静かに休もうとする彼を表に引っ張り出そうとして止まない。ポルトガル語圏で最初のノーベル賞作家となったジョゼ・サラマーゴ(1922-2010)を、妻ピラールとの関係、および、作家生活と私生活を中心にとらえたドキュメンタリー。
 サンパウロ国際映画祭2010 最優秀ブラジル・ドキュメンタリー賞受賞。

画像
 
 ・モロッコ代表:“Omar m'a tuer (Omar Killed Me)”(仏) 監督:ロシュディ・ゼム
 出演:サミ・ブアジラ、ドゥニ・ボダリデス、モーリス・ベニシュー、サロメ・ステヴナン、ノーツァ・クーアドラ、リュドヴィック・ベルティロ、Shirley Bousquet
 物語:オマール・ラダット事件の映画化。1991年、モロッコ人の庭師オマール・ラダットの雇い主マルシャル夫人が殺される。現場には、オマールを犯人と指していると思われる血文字が見つかり、彼は殺人容疑で逮捕され、懲役18年の宣告を受ける。しかし、オマールは冤罪を主張して闘い続け、やがてフランスの刑法を改めさせるまでに至る。

画像

 ・ルーマニア代表:“Morgen”(ルーマニア・仏・ハンガリー) 監督:Marian Crisan
 物語:ネルーは、ハンガリーとの国境に近いルーマニアの小さな町でスーパーの警備員をしている。彼の楽しみは、朝、釣りをすること。この場所は、不法に国境を越えようとする者たちの通り道になっていて、ある日、ネルーは、トルコ人を“釣り上げて”しまい、満足にコミュニケーションもとれないまま、彼を自分の農場に連れ帰る。
 ロカルノ国際映画祭2010 インターナショナル・コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。

画像

 ・レバノン代表: “Et Maintenant On Va Ou ? (Where Do We Go Now?)”(レバノン・仏)  監督:ナディーン・ラバキ
 出演:ナディーン・ラバキ、Claude Moussawbaa、Layla Hakim、Antoinette Noufaily、Yvonne Maalouf
 物語:墓場に向かう途中、暑い日差しが照りつける。黒をまとった女たちの行列。それぞれの夫や父親、息子達の写真をしっかりと握りしめている女たち。何人かはベールを覆い、何人かは十字架をつけていたが、不幸かつ無駄である戦争という結果が招いた死別の悲しみをすべての女性たちが分ち合っていた。墓地の入口に到着したとき、葬列が二つに分かれる。イスラム教とキリスト教。戦争によって引き裂かれた国。
 宗教の異なる女性たちは、しかし、自分達の村や家族が外部からの脅威に脅かされた時、宗教の違いを超えて団結しようとする。彼女たちは、利発で滑稽な計画で男連中の宗教の違いによる怒りや対立を忘れさせようとするが、計画は悲劇に終わる。残った者を助けるために彼女たちはどこまで出来るのだろうか?
 カンヌ国際映画祭2011 ある視点部門出品。エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション&Prix François Chalais受賞。

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 イスラエル:Ophir Awards授賞式で発表予定。候補作:ヨセフ・シダー “Footnote”、Maya Kenig “Little White Lies”、Marco Carmel “My Lovely Sister”、Nadav Lapid “Policeman”、Yossi Madmony. “Restoration”

 イタリア:9月16日発表予定。

 スイス:Delémont-Hollywood festivalにて発表予定。

 スペイン:9月28日発表予定。

 チリ:近日中に発表。候補作:Andrés Wood “Violeta se fue a los Cielos”、パブロ・ラライン“Post Mortem”、Óscar Godoy “Ulises”

 デンマーク:9月20日発表予定。候補作:Martin Zandvliets “Dirch”、Pernille Fischer “En Familie”、オーレ・クリスチャン・マセン“SuperClásico”

 トルコ:9月16日以降に発表予定。ヌリ・ビルゲ・ジェイランの最新作が有力。

 フィリピン 候補作:Albert Martinez “Rosario”、Jerrold Tarog “Senior Year”、アドルフ・アリックスJr.“Presa”、Dondon Santos “Dalaw”、Marlon Rivera “Ang Babae sa Septic Tank”、Marilou Diaz-Abaya. “Ikaw ang Pagibig”

 フィンランド:9月半ばに発表予定。アキ・カウリスマキの“Le Havre”が最有力候補だが、アキ・カウリスマキは長年アカデミー賞候補となることを辞退している。

 ブラジル:9月20日発表予定。

 メキシコ 候補作:Fernando Kalife “180º”、Diego Munoz Vega “Bala Mordida”、Everardo Valerio Gout Gratoff “Dias de Gracia”、Francisco Athie “El Baile de San Juan”、Jose Alvarez “Flores en el Desierto”、Jaime Ruiz Ibanez “La Mitad del Mundo”、Gerardo Naranjo “Miss Bala”、Diana Cardoso “Siete Instantes”、Jorge Michael Grau “Somos lo que Hay”、Hugo Rodriguez “Una Pared para Cecilia”、Gerardo Tort “Viaje Redondo”

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 *この記事がなかなか参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2011年6月〜2012年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201106/article_3.html

 追記:
 ・米国アカデミー賞2012外国語映画賞各国代表作品リスト その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_13.html
 ・米国アカデミー賞2012外国語映画賞各国代表作品リスト その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_14.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
米国アカデミー賞2012 外国語映画賞各国代表 続々発表! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる