バリャドリッド国際映画祭2009 ラインナップ&受賞結果!

 スペイン語圏の映画について調べていると、ちょくちょく名前が挙がってくるバリャドリッド国際映画祭。

 スペイン国内で開催される映画祭としては、サンセバスチャン国際映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭に次ぐ、規模&知名度の映画祭という感じでしょうか。

 歴史と伝統があり、国際映画祭としてもトップクラスのサンセバスチャン国際映画祭、ファンタスティック部門に強いシッチェス・カタロニア国際映画祭に対して、バリャドリッド国際映画祭はスペイン・ラテンアメリカの映画に特化した映画祭というイメージがあります。

 調べてみると、確かにスペイン・ラテンアメリカの映画の上映は多いのですが、全般的にはもう少し広く、ヨーロッパ全体を対象としている国際映画祭、というラインナップになっています。申し訳程度にアメリカ映画も混じっていますが、アジア映画が皆無、全然ありません。今どき珍しいなとも思いますが、ヘタに総花的にするより、ヨーロッパ映画に的を絞って上映するというのも、映画祭の差別化としては、アリ、なのでしょう。潔くていいですね。(といっても、こちらも今年で第54回を迎えた歴史ある映画祭なのですが)

 コンペ部門は3つあり、その中にそれぞれ長編部門と短編部門があります。

 コンペ部門は、作品であれ、監督であれ、知らない名前が多くて、どのくらいのクオリティーの作品が集まっているのかはよくわからないのですが、一目見て充実してるなとわかるのは、特集部門で、今年は、カルロス・サウラとエットーレ・スコラとヌーヴェル・ヴァーグの特集が組まれています。

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 第54回バリャドリッド国際映画祭(54ª Semana Internacional de Cine de Valladolid)
 2009年10月23日~31日

 【オフィシャル・セレクション】

 ◆長編部門

 ・“Adam”(米) 監督:Max Mayer
 ・“Adam Resurrected”(独・米・イスラエル) 監督:ポール・シュレイダー
 ・“Amereeka”(カナダ・クウェート・米) 監督:Chrien Dabis
 ・“Casanegra”(モロッコ) 監督:Nour-Eddine Lakhmari
 ・“Castillos de cartón”(西) 監督:Salvador García Ruiz
 ・“Cooking with Stella”(カナダ) 監督:Dilip Mehta
 ・“Dirty Mind”(ベルギー) 監督:Pieter van Hees
 ・“Estigmas”(西) 監督:Adán Aliaga
 ・“Honeymoon”(セルビア・アルバニア) 監督:ゴラン・パスカリェーヴィチ(Goran Paskaljevic)
 ・“I skoni tou chronou”(ギリシャ・独・伊・仏・ロシア) 監督:テオ・アンゲロプロス
 ・“La isla interior”(西) 監督:Félix Sabroso、Dunia Ayaso
 ・“Le Hérisson”(仏・伊) 監督:Mona Achache
 ・“Le Père de mes enfants”(独・仏) 監督:ミア・ハンセン=ラヴ(Mia Hansen-Løve)
 ・『リトル・ソルジャー』“Lille Soldat”(デンマーク) 監督:アネット・K・オルセン(Annette K. Olesen)
 ・“Luna caliente”(西) 監督:ビンセンテ・アランダ
 ・“L’Armée du crime”(仏) 監督:ロベール・ゲディガン(Robert Guédiguian)
 ・“My Queen Karo”(オランダ・ベルギー) 監督:Dorothée van den Berghe
 ・“Paco”(アルゼンチン) 監督:Diego Rafecas
 ・“Petit Indi”(西) 監督:Marc Recha
 ・“The Girlfriend Experience”(米) 監督:スティーヴン・ソダーバーグ

 ◎グランプリ/金のスパイク賞(Golden Spike):“Honeymoons”(セルビア・アルバニア) 監督:ゴラン・パスカリェーヴィチ(Goran Paskaljevic)

 物語:新婚夫婦が、より素晴らしいチャンスを与えてくれる約束の国に向かって、新婚旅行に出発する。しかし、たちまちにして希望は絶望に変わり、夢は悪夢となる。
 アルバニアとセルビアによる初の共同製作作品。自国セルビアの社会矛盾を描く。
 ベネチア国際映画祭2009 ベネチア・デイズ上映作品。トロント国際映画祭2009上映作品。

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 ◎銀賞/銀のスパイク賞(Silver Spike):『リトル・ソルジャー』“Lille Soldat”(デンマーク) 監督:アネット・K・オルセン(Annette K. Olesen)

 物語:ロッテは戦争から帰ってきたばかりの女兵士で、故郷に帰ってきた後、酒に溺れるような荒んだ生活を送っていた。そんな彼女を見かねた父親は、自分の仕事を手伝わせることにするが、それは車で娼婦を送り迎えするというものだった。ロッテは娼婦たちの1人リリーが問題を抱えていることに気づく……。
 ベルリン国際映画祭2009 コンペティション部門出品。

 ◎審査員特別賞:“L’armée du crime”(仏)

 出演:サイモン・アブカリアン、ヴィルジニ・ルドワイアン
 物語:1941年のパリ。トルコによるアルメニア人大虐殺でフランスに亡命した詩人のMissak Manouchianは、外国人移民の仲間でレジスタンスを始めるが、やがてつかまり処刑される。ナチスは彼らのことを「犯罪の軍隊」と呼んで、犯罪者の烙印を押そうとしたが、フランス国民からはレジスタンスの英雄とみなされた。
 『マルセイユの恋』で知られるロベール・ゲディガン監督の最新作。
 カンヌ国際映画祭2009 アウト・オブ・コンペティション部門上映作品。

 ◎新人監督賞('Pilar Miró' prize to the best new director ):Adán Aliaga “Estigmas”(西)

 物語:ブルーノは、アル中で乱暴者だった。まともな人間になりないとは思っていたが、いつも行き着く先は同じだった。ある日、ブルーノが目覚めると腕から血が流れていることに気づく。ここから彼の贖罪と痛みと死への旅が始まる……。

 ◎男優賞:Alberto San Juan “Le Isla Interior”(西)

 物語:マルチンは、家を出て、パリで作家になりたいと思い、ガルシアは事実と虚構の入り混じった自らの生活から脱却したいと思い、コラルは人から愛されたいと思っていた。そんな3人の父が今まさに亡くなろうとしていて、彼ら3人は閉じこもっていたそれぞれの世界から出て来ざるを得なくなる。

 ◎女優賞:トリーネ・ディアホルム(Trine Dyrholm) 『リトル・ソルジャー』(デンマーク)

 ◎脚本賞:“L’armée du crime”(仏)

 ◎撮影賞:『リトル・ソルジャー』(デンマーク)

 ◎オリジナル音楽賞:“Adam Resurrected”

 出演:ジェフ・ゴールドブラム、ウィレム・デフォー、デレク・ジャコビ、モーリッツ・ブライブトロイ、アイェット・ゾラー
 物語:アダム・ステイン(ジェフ・ゴールドブラム)は、サーカスの人気者だったが、ナチの収容所に入れられて、司令官クライン(ウィレム・デフォー)の“犬”にさせられた。それは、そうしないと妻や娘を殺すと言われたからだった……。ヨーラム・カニュク Yoram Kaniukの同名の小説の映画化。
 ベルリン国際映画祭2009 特別上映作品。

 ◎ヤング審査員賞:“Le Hérisson”

 物語:パリにあるあるアパートの7号室での物語。11歳のパロマにはある計画があり、お留守番役のミシェルは愚鈍そうな外見の下に知性を隠していた。そこに日本人のムッシュ・オズ・カクローが訪ねてくる……。
 ムッシュ・オズ・カクロー役は伊川東吾。

 ◎国際批評家連盟賞:“Honeymoons”(セルビア・アルバニア) 監督:ゴラン・パスカリェーヴィチ(Goran Paskaljevic)

 ◎Cultural Diversity Award:“Amreeka”(カナダ・クウェート・米) 監督:Cherien Dabis.

 ◎観客賞:“Le Hérisson”(仏・伊) 監督:Mona Achache

 *審査員:エットーレ・スコラ、Pierre-Hneri、Teresa Font、Antonio Saura、Carmen Posadas、Irene Visedo、アルトゥール・リプステイン

 ◆短編部門

 ・“Amor”(ノルウェー) 監督:Thomas Wangsmo
 ・“Ampelmann”(デンマーク) 監督:Giulio Ricciarelli
 ・“Jade”(英) 監督:Daniel Elliott
 ・“La historia de siempre”(西) 監督:José Luis Montesinos
 ・“Mama”(ハンガリー) 監督:Géza M. Tóth
 ・“Phone Story”(ベルギー・仏) 監督:Binevsa Bêrîvan
 ・『大暴走列車』“Runaway”(カナダ) 監督:コーデル・バーカー
 ・“Slitage”(スウェーデン) 監督:Patrik Eklund
 ・“The Six Dollar Fifty Man”(ニュージーランド) 監督:Mark Albiston、Louise Sutherland
 ・“True beauty this night”(米) 監督:Peter Besson

 ◎金のスパイク賞 短編賞:“Ampelmann”(デンマーク) 監督:Giulio Ricciarelli

 ◎銀のスパイク賞 短編賞:“The Six Dollar Fifty Man”(ニュージーランド) 監督:Mark Albiston、Louise Sutherland

 ◎最優秀ヨーロッパ短編賞(Award to the Best European Short produced in 2009):“Ampelmann”(デンマーク) 監督:Giulio Ricciarelli

 ※ オフィシャル・セレクションでは、上記のほかに、オープニング作品として、ケン・ローチ『エリックを探して』、クロージング作品としてサム・メンデス“Away We Go”が上映さえました。

 【カスティーリャ・イ・レオン短編賞(Shorts Castilla y León Prize)】
 バリャドリッドを「州都」とするカスティーリャ・イ・レオン州にちなみ、昨年から始まった(スペインの短編を対象とした?)短編コンペティション。

 ◎“Ida y vuelta”(西) 監督:David Martín Porras
 ・“La última voluntad de don Gervasio o los títeres de la muerte”(西) 監督:Sonia Madrid
 ・“Machu Picchu”(西) 監督:Hatem Khraiche Ruiz Zorrilla
 ・“Micología”(西) 監督:Jorge Corrales
 ・“Tiempo”(西) 監督:Juan Carlos Mostaza

  【Meeting Point部門】
 ユニークな題材やスタイルの作品を対象としたコンペティション部門

 ◆長編部門

 ・“40-ci qapi/The 40th Door”(アゼルバイジャン) 監督:Elchin Musaoglu Guliyev
 ・“Aram bash va ta haft beshmar/ Be Calm and Count to Seven”(イラン) 監督:Ramtin Lavafipour
 ・“El regalo”(チリ) 監督:Cristián Galaz、Andrea Ugalde
 ・“Eloïse”(西) 監督:Jesús Garay
 ・“Estació de l’oblit”(西) 監督:Christian Molina, Sandra Serna
 ・『黒犬、吠える』“Kara Köpekler Havlarken/Black Dogs Barking”(トルコ) 監督:メフメット・バハドゥル・エル(Mehmet Bahadir Er)、マリナ・ゴルバチ(Maryna Gorbach)
 ・“La causa de Kripan”(西) 監督:Omer Oke
 ・“La Journée de la jupe/ Skirt Day”(仏・ベルギー) 監督:Jean-Paul Lilienfeld
 ・“Maternelle/Motherly”(ベルギー) 監督:Philippe Blasband
 ・“Meisjes/ The Over the Hill Band”(ベルギー) 監督:Geoffrey Enthoven
 ・“Niciji sin/ No One's Son”(クロアチア・スロヴェニア) 監督:Arsen Anton Ostojic
 ・“Oveja negra/ Black Sheep”(メキシコ) 監督:Humberto Hinojosa Ozcariz
 ・“Príma Primavéra”(ハンガリー・ブルガリア・英・オランダ) 監督:János Edelényi
 ・“Ritu”(インド) 監督:Shyamaprasad
 ・“Sipur gadol/A Matter of Size”(イスラエル・仏・独) 監督:Erez Tadmor, Sharom Maymon
 ・“Xtrems”(西) 監督:Abel Folk、Joan Riedweg

 ◎作品賞:“Aram bash va ta haft beshmar/Be Calm and Count to Seven”(イラン) 監督:Ramtin Lavafipour

 ◎作品賞:“La journée de la jupe (Skirt Day)”(仏・ベルギー) 監督:Jean-Paul Lilienfeld

 ◎スペシャル・メンション:“La causa de Kripan”(西) 監督:Omer Oke

 ◎ヤング審査員賞:“Niciji sin”(クロアチア・スロヴェニア) 監督:Arsen Anton Ostojic

 ◎観客賞:“La causa de Kripan”(西) 監督:Omer Oke

 ◆短編部門

 ・“Ara 2,70 Ft”(ハンガリー) 監督:Roland Ballai Tóth
 ・“Ariadné Fonala”(ハンガリー・ルーマニア) 監督:Attila Bertóti
 ◎“Formic”(独) 監督:Roman Kälin、Florian Wittmann
 ・“L'Âge adulte”(仏) 監督:L'Âge adulte
 ・“Me and my monster”(スイス) 監督:Claudia Röthlin
 ・“O familie”(ルーマニア) 監督:Emanuel Parvu
 ・“The happiness Salesman”(英) 監督:Krishnendu Majumdar
 ・“The last page”(米) 監督:Kevin Acevedo
 ・“Vostok Station”(ニュージーランド) 監督:Dylan Pharazyn
 ・“Yalda Gdola/ Grown Up”(イスラエル) 監督:Dana Neuberg

 ◎作品賞:“Formic”(独) 監督:Roman Kälin、Florian Wittmann

 ◆‘スペイン短編映画の夜’賞('A Night of Spanish Shorts' Prize)

 ・“)Parenthesis(”(西) 監督:José Luis García-Pérez
 ・“Ellos tienen que jugar”(西) 監督:Nancho Novo
 ◎“La rubia de Pinos Puente”(デンマーク) 監督:Vicente Villanueva
 ・“Les sabatilles de Laura”(西) 監督:Óscar Bernàcer Martínez
 ・“Lo siento, te quiero”(西) 監督:Leticia Dolera
 ・“Marxmadera”(西) 監督:Antonio Llorens
 ・“Padre modelo”(西) 監督:Alejandro Marzoa
 ・“Pichis”(デンマーク) 監督:Marta Aledo

 *審査員:Chus Gutiérrez、Lluís Bonet、Margaret von Schiller

  【Time of History部門】
 ドキュメンタリー作品のコンペティション部門。

 ◆長編部門

 ・“15/03/09 La última ofensiva”(エル・サルバドル、西) 監督:Juan Carrascal Ynigo、José Luis Sanz Rodríguez
 ・“Cambio de sentido”(西・メキシコ) 監督:Sergio García de Leániz Vicente Pérez
 ・“Cerca de tus ojos”(西) 監督:Elías Querejeta
 ・“Cómicos”(西) 監督:Ana María Pérez de la Puente, Marta Arribas Velasco
 ・“Cooking History”(オーストリア・チェコ・スロヴァキア) 監督:Peter Kerekes
 ・“De ollas y sueños”(ペルー・ブラジル) 監督:Ernesto Cabellos
 ・“Diletante”(アルゼンチン) 監督:Kris Niklison
 ・“El esfuerzo y el ánimo”(西) 監督:Arantxa Aguirre
 ・“El sistema”(デンマーク) 監督:Paul Smaczn、Maria Stodtmeier
 ・“El último aplauso”(デンマーク) 監督:German Kral
 ・“From somewhere to nowhere”(スイス) 監督:Villi Hermann
 ・“In the Name of Democracy: America’s Conscience, A Soldier’s Sacrifice”() 監督:Nina Rosenblum、Dennis Watlington
 ・“In ‘t heilige vuur van revolutie”(オランダ) 監督:Masha Novikova
 ・“It Might Get Loud”(米) 監督:デイヴィス・グッゲンハイム
 ・“Los caminos de la memoria”(ベルギー・西) 監督:José-Luis Peñafuerte
 ・“PianoMania - Auf der Suche nach dem perfekten Klang”(オーストリア・独) 監督:Robert Cibis、Lilian Franck
 ・“Puskás Hungary”(ハンガリー) 監督:Tamás Almási
 ・“Señora de”(西) 監督:Patricia Ferreira
 ・“Septiembre del 75”(西) 監督:Adolfo Dufour
 ・“The Last Truck: Closing of a GM Plant”(米) 監督:Steven Bognar、Julia Reichert

 ◎第1位:“Puskás Hungary”(ハンガリー) 監督:Tamás Almási
 ◎第2位:“Septiembre del 75”(西) 監督:Adolfo Dufour
 ◎第3位:“Señora de”(西) 監督:Patricia Ferreira

 ◆短編部門

 ・“Yelda. La noche más larga”(西) 監督:Roberto Lozano

 *審査員:Javier Rioyo、Christina Andreu、José Luis Cano de Gardoqui

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  【スペイン映画2009 (Spanish Cinema 2009)】
 *必ずしもスペインの最新作を上映するプログラムではなく、2008年から2009年にかけてのヒット作・話題作をまとめて上映するプログラムであるようです。

 ・“25 Kilates”(西) 監督:Patxi Amezcua
 ・『カミーノ』“Camino”(西) 監督:ハヴィエル・フェセル
 ・“Dieta Mediterránea/Mediterranean Food”(西) 監督:Joaquín Oristrell
 ・『ファイティング・シェフ~美食オリンピックへの道~』“El pollo, el pez y el cangrejo real”(西) 監督:ホセ・ルイス・ロペス・リナレス(José Luis López-Linares)
 ・『クアホ、逆手のトリック』“El truco del manco”(西) 監督:サンティアゴ・A・サンノウ(Santiago A. Zannou)
 ・“Eloxio da distancia/Praise of the distance”(西) 監督:Felipe Vega、Julio Llamazares
 ・“La conjura de El Escorial/The Escorial Conspiracy”(西) 監督:Antonio del Real
 ・“La escarcha/The Frost”(西・ノルウェー) 監督:Ferrán Audí
 ・“La vergüenza/The Shame”(西) 監督:David Planell
 ・“Los girasoles ciegos/The Blind Sunflowers”(西) 監督:José Luis Cuerda
 ・『セックスとパーティと嘘』“Mentiras y gordas”(西) 監督:アルフォンソ・アルバセテ(Alfonso Albacete)、ダビ・メンケス(David Menkes)
 ・“Pagafantas”(西) 監督:Borja Cobeaga
 ・“Sólo quiero caminar/Just Walking”(西・メキシコ) 監督:アウグスティン・ディアス・ヤネス
 ・“Tiro en la cabeza/Bullet in the Head”(西) 監督:Jaime Rosales
 ・“Tres dies amb la família/Three Days with the Family”(西) 監督:Mar Coll
 ・“Un buen hombre/A Good Man”(西) 監督:Juan Martínez Moreno
 ・“Una palabra tuya/One Word from You”(西) 監督:Ángeles González-Sinde

  【カルロス・サウラ レトロスペクティヴ (Saura Integral)】

 ・“Cuenca”(1958)
 ・“Los golfos”(1959)
 ・“Llanto por un bandido”(1964)
 ・『狩り』 “La caza”(1966)
 ・『ペペーミント・フラッペ』“Peppermint Frappé”(1967)
 ・“Stress es tres, tres”(1968)
 ・“La madriguera”(1969)
 ・“El jardin de las delicias”(1970)
 ・“Ana y los lobos”(1973)
 ・『従妹アンヘリカ』“La prima Angélica”(1974)
 ・『カラスの飼育』“Cría cuervos”(1975)
 ・“Elisa, vida mía”(1977)
 ・“Los ojos vendados”(1978)
 ・『ママは百歳』“Mamá cumple cien años”(1979)
 ・『急げ、急げ』“Deprisa, deprisa”(1980)
 ・『血の婚礼』“Bodas de sangre”(1981)
 ・“Dulces horas”(1981)
 ・『アントニエッタ』“Antonieta”(1982)
 ・『カルメン』“Carmen”(1983)
 ・“Los zancos”(1984)
 ・『恋は魔術師』“El amor brujo”(1986)
 ・『エル・ドラド』“El Dorado”(1988)
 ・“La noche oscura”(1989)
 ・『歌姫カルメーラ』“¡Ay, Carmela!”(1990)
 ・“El Sur”(1991)
 ・“Sevillanas”(1991)
 ・『マラソン』“Marathon”(1992)
 ・『愛よりも非情』“¡Dispara!”(1993)
 ・『フラメンコ』“Flamenco”(1995)
 ・『タクシー』“Taxi”(1996)
 ・“Pajarico”(1997)
 ・『タンゴ』“Tango”(1998)
 ・『ゴヤ』“Goya en Burdeos”(1999)
 ・“Buñuel y la mesa del rey Salomón”(2000)
 ・『サロメ』“Salomé”(2002)
 ・“El séptimo día”(2004)
 ・『イベリア 魂のフラメンコ』“Iberia”(2005)
 ・『ファド』“Fados”(2007)

  【ヌーヴェル・ヴァーグ モダニティーの道(Nouvelle Vague. Modernity's Roads)】

 ・『不良少女モニカ』“Sommaren med Monika”(1952) 監督:イングマール・ベルイマン
 ・『黄金の馬車』“Le Carrosse d’or”(1953) 監督:ジャン・ルノワール
 ・『バンド・ワゴン』“The Band Wagon”(1953) 監督:ヴィンセント・ミネリ
 ・『イタリア旅行』“Viaggio in Italia”(1953) 監督:ロベルト・ロッセリーニ
 ・『紳士は金髪がお好き』“Gentlemen Prefer Blondes”(1953) 監督:ハワード・ホークス
 ・『キッスで殺せ!』“Kiss Me Deadly”(1955) 監督:ロバート・アルドリッチ
 ・『ムーンフリート』“Moonfleet”(1955) 監督:フリッツ・ラング
 ・『黒の報酬』“Bigger than Life”(1956) 監督:ニコラス・レイ
 ・『間違えられた男』“The Wrong Man”(1956) 監督:アルフレッド・ヒッチコック
 ・『悲しみよこんにちは』“Bonjour tristesse”(1957) 監督:オットー・プレミンジャー
 ・『パリはわれらのもの』“Paris nous appartient”(1958) 監督:ジャック・リヴェット
 ・『勝手にしやがれ』“À bout de souffle”(1959) 監督:ジャン=リュック・ゴダール
 ・『獅子座』“Le Signe du Lion”(1959) 監督:エリック・ロメール
 ・『いとこ同士』“Les Cousins”(1959) 監督:クロード・シャブロル
 ・『大人は判ってくれない』“Les Quatre cents coups”(1959) 監督:フランソワ・トリュフォー
 ・『二十四時間の情事』“Hiroshima, mon amour”(1959) 監督:アラン・レネ
 ・『唇によだれ』“L’Eau à la bouche”(1959) 監督:ジャック・ドニオル・ヴァルクローズ
 ・『突然炎のごとく』“Jules et Jim”(1961) 監督:フランソワ・トリュフォー
 ・『ローラ』“Lola”(1962) 監督:ジャック・ドゥミ
 ・『軽蔑』“Le Mépris”(1963) 監督:ジャン=リュック・ゴダール
 ・“Jacques Doniol-Valcroze, les cahiers d´un cineaste”(2008) 監督:Nicole D.-V. Berckmans

  【エットーレ・スコラ レトロスペクティヴ(Ettore Scola Personal)】

 ・『醜い奴、汚い奴、悪い奴』“Brutti sporchi e cattivi”(1976)
 ・『特別な一日』“Una giornata particolare”(1977)
 ・“La terraza”(1980)
 ・『ラ・ファミリア』“La famiglia”(1987)
 ・『BARに灯ともる頃』“Che ora é”(1989)
 ・“Il viaggio di capitan Fracassa”(1990)
 ・“Romanzo di un giovane povero”(1995)
 ・『星降る夜のリストランテ』“La cena”(1998)
 ・“Concorrenza sleale”(2001)
 ・“Un’intervista particolare, incontro con Ettore Scola”(2001) 監督:Roberto Gannarelli
 ・『ローマの人々』“Gente di Roma”(2003)

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 メインのコンペ部門だけ見ると、新人もベテランも巨匠も混じっていて、けっこう滅茶苦茶なラインナップにも見えますが、まあ、映画祭ラッシュのこの時期に組まれるラインナップらしいラインナップになっている(プレミア作品をいくつかと、先行するより大きな映画祭の上映作品を組み合わせてラインナップを構成する)といえばいえないこともありません。

 一映画ファンとしては、もう少しメジャーな作品、期待される監督の話題の新作も観たいような気もしますが、レトロスペクティヴが充実しているので、レトロスペクティヴと各コンペ部門の作品を組み合わせれば、会期中は十分に楽しめる、ということができるのかもしれません。

 ゴラン・パスカリェーヴィチは、1995年、2006年に続いて、3度目のグランプリ(金のスパイク賞)です。

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 ちなみに、2007年度は、難民映画祭でも上映された『14キロメートル』がグランプリ(金のスパイク賞)を受賞し、『迷子の警察音楽隊』が新人監督賞を受賞しています。
 2005年は、山田洋次『隠し剣 鬼の爪』、ベント・ハーメル『酔いどれ詩人になるまえに』、ミヒャエル・ハネケ『隠された記憶』、ディーパ・メータ『ウォーター』、クシシュトフ・クラウゼ『ニキフォル 知られざる天才画家の肖像』、フランソワ・オゾン『ぼくを葬る』などを押しのけて、チリのMatías Bize監督の“En la cama”がグランプリを受賞しています。

 賞自体は、有名な監督の作品よりも、どちらかといえば、若い監督の作品に贈る傾向があるようです。

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 *当ブログ記事
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月~2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html
 ・サンセバスチャン国際映画祭2009 ラインナップその1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_26.html
 ・サンセバスチャン国際映画祭2009 ラインナップその2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_15.html
 ・サンセバスチャン国際映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_2.html
 ・シッチェス・カタロニア国際映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_17.html
 ・シッチェス・カタロニア国際映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_10.html

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