青龍映画賞2009 ノミネーション発表!

 第30回青龍映画賞のノミネーションが発表になりました(11月12日)。

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 ◆作品賞
 ・“Take off/国家代表” 監督:キム・ヨンファ
 ・『サースト~渇き~』 監督:パク・チャヌク
 ・『母なる証明』 監督:ポン・ジュノ
 ・『グッドモーニング・プレジデント』 監督:チャン・ジン
 ・“Heaunde/海雲台” 監督:ユン・ジェギュン

 ◆監督賞
 ・キム・ヨンファ “Take off/国家代表”
 ・パク・チャヌク 『サースト~渇き~』
 ・ポン・ジュノ 『母なる証明』
 ・ユン・ジェギュン “Heaunde/海雲台”
 ・チャン・ジン 『グッドモーニング・プレジデント』

 ◆主演男優賞
 ・キム・ミョンミン “Closer to Heaven/私の愛、私のそばに”(監督:パク・ジンピョ)
 ・キム・ユンソク 『亀、走る』(監督:イ・ヨヌ)
 ・ソン・ガンホ 『サースト~渇き~』
 ・チャン・ドンゴン 『グッドモーニング・プレジデント』
 ・ハ・ジョンウ “Take off/国家代表”

 ◆主演女優賞
 ・キム・オクビン 『サースト~渇き~』
 ・キム・ハヌル “My Girlfriend is an Agent/7級公務員”(監督:シン・テラ)
 ・キム・ヘジャ 『母なる証明』
 ・チェ・ガンヒ “Ae-ja/エジャ”(監督:チョン・ギフン)
 ・ハ・ジウォン “Closer to Heaven/私の愛、私のそばに”

 ◆助演男優賞
 ・キム・イングォン “Heaunde/海雲台”
 ・ソン・ドンイル “Take off/国家代表”
 ・ソン・ハギュン 『サースト~渇き~』
 ・イ・ミンギ “Heaunde/海雲台”
 ・チン・グ 『母なる証明』

 ◆助演女優賞
 ・ギム・ボヨン “Living Death/不信地獄”(監督:イ・ヨンジュ)
 ・キム・ヨンエ “Ae-ja/エジャ”
 ・キム・ヘスク 『サースト~渇き~』
 ・チャン・ヨンナム “My Girlfriend is an Agent/7級公務員”
 ・チュ・ジャヒョン “Portrait of a Beauty/美人図”(監督:チョン・ヨンス)

 ◆新人監督賞
 ・ガン・ヒョンチョル 『過速スキャンダル』
 ・パク・ゴニョン 『キングコングを持ち上げる』
 ・ヤン・イクジュン 『息もできない』
 ・イ・ヨンジュ “Living Death/不信地獄”
 ・チョン・ギフン “Ae-ja/エジャ”

 ◆新人男優賞
 ・キム・ムヨル 『作戦』(監督:イ・ホジェ)
 ・キム・ジソク “Take off/国家代表”
 ・ソン・チャンウィ “Once Upon a Time in Seoul/少年は泣かない”(監督:ペ・ションジュン)
 ・ヤン・イクジュン 『息もできない』(監督:ヤン・イクジュン)
 ・チェ・ジェウン “Like the Flame, Like the Butterfly/花火のように蝶のように”(監督:キム・ヨンギュン)

 ◆新人女優賞
 ・ガンイェウォン “Heaunde/海雲台”
 ・キム・コッピ 『息もできない』
 ・パク・ボヨン 『過速スキャンダル』(監督:カン・ヒョンチョル)
 ・ソン・ウソン 『亀、走る』
 ・オ・ヨンソ “Blood Pledge/女子高怪談5:心中”(監督:イ・ジョンヨン)

 ◆脚本賞
 ・キム・ヨンファ “Take off/国家代表”
 ・パク・ウンギョ、ポン・ジュノ 『母なる証明』
 ・イ・ヨンジュ “Living Death/不信地獄”
 ・イ・ヘジュン 『キム氏漂流記』(監督:イ・ヘジュン)
 ・チョン・ギフン “Ae-ja/エジャ”

 ◆撮影賞
 ・キム・ヨンホ “Heaunde/海雲台”
 ・パク・ヒョンチョル “Take off/国家代表”
 ・チョン・ジョンフン 『サースト~渇き~』
 ・チェ・ヒョンギ 『霜花店―運命、その愛―』(監督:ユ・ハ)
 ・ホン・ギョンピョ 『母なる証明』

 ◆照明賞
 ・ギム・スンギュ “Portrait of a Beauty/美人図”
 ・バク・ヒョンウォン 『サースト~渇き~』
 ・ユン・ジウォン 『霜花店―運命、その愛―』
 ・イ・ソクファン “Take off/国家代表”
 ・チェ・チョルス、バク・トンスン 『母なる証明』

 ◆美術賞
 ・キム・ギチョル 『霜花店―運命、その愛―』
 ・ミン・オンウク “Like the Flame, Like the Butterfly/花火のように蝶のように”
 ・リュ・ソンヒ 『サースト~渇き~』
 ・イ・ハジュン “Portrait of a Beauty/美人図”
 ・チョ・ファソン、チェ・ヒョンソク “Private Eye/影の殺人”(監督:パク・テミン)

 ◆技術賞
 ・イ・ヒェスン、Jeong Jeong-eun 『霜花店―運命、その愛―』(衣裳)
 ・ユン・イェリョン “Private Eye/影の殺人”(特殊メイク)
 ・チョン・ソンジン(EON) “Take off/国家代表”(CG)
 ・HANS UHLIG(POLYGON)、チャン・ソンホ(Mofac)、キム・ヒドン(CJ Power Cast) “Heaunde/海雲台”(CG)
 ・HANS UHLIG(POLYGON) “Chaw/チャウ”(監督:シン・ジョンウォン)(CG)

 ◆音楽賞
 ・キム・ジュンソク 『過速スキャンダル』
 ・パク・ギホン “Closer to Heaven/私の愛、私のそばに”
 ・イ・ビョンウ 『母なる証明』
 ・イ・ジェハク “Take off/国家代表”
 ・チョ・ヨンウク 『サースト~渇き~』

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 各作品のノミネート状況は以下の通りです。

 ・“Take off/国家代表”(10):作品・監督・主演男優・助演男優・新人男優・脚本・撮影・照明・技術・音楽
 ・『サースト~渇き~』(10):作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優・撮影・照明・美術・音楽
 ・『母なる証明』(8):作品・監督・主演女優・助演男優・脚本・撮影・照明・音楽
 ・“Heaunde/海雲台”(7):作品・監督・助演男優・助演男優・新人女優・撮影・技術
 ・“Ae-ja/エジャ”(4):主演女優・助演女優・新人監督・脚本
 ・『霜花店―運命、その愛―』(4):撮影・照明・美術・技術
 ・『グッドモーニング・プレジデント』(3):作品・監督・主演男優
 ・“Closer to Heaven/私の愛、私のそばに”(3):主演男優・主演女優・音楽
 ・“Living Death/不信地獄”(3):助演女優・新人監督・脚本
 ・“Portrait of a Beauty/美人図”(3):助演女優・照明・美術
 ・『息もできない』(3):新人男優・新人女優・新人監督
 ・『過速スキャンダル』(3):新人女優・新人監督・音楽
 ・『亀、走る』(2):主演男優・主演女優・音楽
 ・“My Girlfriend is an Agent/7級公務員”(2):主演女優・助演女優
 ・“Like the Flame, Like the Butterfly/花火のように蝶のように”(2):新人男優・美術
 ・“Private Eye/影の殺人”(2):美術・技術
 ・『作戦』(1):新人男優
 ・“Once Upon a Time in Seoul/少年は泣かない”(1):新人男優
 ・“Blood Pledge/女子高怪談5:心中”(1):新人女優
 ・『キングコングを持ち上げる』(1):新人監督
 ・『キム氏漂流記』(1):脚本
 ・“Chaw/チャウ”(1):技術

 ノミネーションも受賞結果も非難が多かった今年の大鐘賞と比べると、ネチズンと映画専門家によって候補が選ばれるというだけあって、青龍映画賞は(概して評判のよくない『サースト~渇き~』が最多ノミネーションとなっているほかは)ほぼ下馬評通りのノミネーションとなっています。

 大鐘賞を除く3つの映画賞、利川春史映画大賞映画祭、韓国映画評論家協会賞、釜山映画評論家協会賞を前哨戦と考えるなら、今年の映画賞レースは“Take off/国家代表”と『母なる証明』の一騎打ちで、これに“Heaunde/海雲台”がどこまで食い込めるか、というところが見どころになるでしょうか。

 今のところは、利川春史映画大賞映画祭では“Take off/国家代表”が作品賞を受賞し(『母なる証明』は対象外でした)、2つの映画批評家協会賞では『母なる証明』が作品賞を受賞しています(大鐘賞はここでは対象になっていない“The Divine Weapon/神機箭”が作品賞受賞しています)。

 監督賞は、利川春史映画大賞映画祭がパク・チャヌク、韓国映画評論家協会賞と大鐘賞がキム・ヨンファ、釜山映画評論家協会賞がヤン・イクジュンとなっています。

 主演男優賞は、利川春史映画大賞映画祭がソン・ガンホ、韓国映画評論家協会賞がイ・ボムス、釜山映画評論家協会賞がハ・ジョンウ(『素晴らしい一日』)、大鐘賞がキム・ミョンミンとなり、主演女優賞は、利川春史映画大賞映画祭がシン・ミナ、2つの映画批評家協会賞がキム・ヘジャ、大鐘賞がスエ、という結果になっています。

 ※ちなみに、昨年の作品賞は、大鐘賞が『チェイサー』、利川春史映画大賞映画祭が『クロッシング』、2つの映画批評家協会賞が『アバンチュールはパリで』、青龍映画賞が『私たちの生涯最高の瞬間』、となっています。2007年以前の青龍映画賞作品賞は、『優雅な世界』(2007)、『グエムル』(2006)、『親切なクムジャさん』(2005)、『シルミド』(2004)、『春夏秋冬そして春』(2003)、『酔画仙』(2002)、『春の日は過ぎゆく』(2001)、『JSA』(2000)という顔ぶれで、作家主義にポピュラリティーを加味した、わりとオーソドックスな映画賞となっています。

 個人的には、既に観てしまっている『母なる証明』を含め、どの作品にも特に思い入れはないので(『キングコングを持ち上げる』はちょっと好き)、どれがどの賞を獲っても、「ああ、そんなものか」と思うくらいだと思うのですが、大ヒットもし、評判もいい『牛の鈴音』や、世界的に評価の高い『旅人』がどの映画賞にも全くひっかかっていないことをちょっと意外に思ったりもします。

 韓国映画のパワーダウンが叫ばれ、実際、観てみても、大した工夫もなく、さしたる意欲や野心も感じられず、かといってスターの魅力で魅せる映画にもなっていない、そんな映画ばかりで、ガッカリさせられることも多い昨今の韓国映画にあって、『キングコングを持ち上げる』や『牛の鈴音』や『旅人』を観ると韓国映画もまだまだ捨てたものではない、と思わせてくれたりするのですが……。

 青龍映画賞の発表は、12月2日です。

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 *当ブログ記事
 ・大鐘賞2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_10.html
 ・利川春史大賞映画祭映画賞2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_6.html
 ・釜山映画評論家協会賞2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_7.html
 ・韓国映画評論家協会賞2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_7.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月~2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html

 *追記:
 ・青龍映画賞2009受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_5.html

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