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zoom RSS ムンバイ映画祭2009 受賞結果発表!

<<   作成日時 : 2009/11/08 11:57   >>

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 第11回ムンバイ映画祭(10月29日〜11月5日)の受賞結果――

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 ◆インターナショナル・コンペティション(対象は初監督作品のみ)
 ○“Applause (Applaus)”(デンマーク) 監督:Martin Pieter Zandvliet 女優賞(Paprika Steen)
 ○“Gigante”(ウルグアイ・独・アルゼンチン・オランダ) 監督:Arián Biniez 監督賞
 ・“Here”(シンガポール) 監督:ホ・ツ・ニェン(Tsu Nyen Ho)
 ・『フアチョ』“Huacho”(チリ) 監督:アレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラス(Alejandro Fernández Almendras)
 ○“Katalin Varga”(ルーマニア・英・ハンガリー) 監督:Peter Strickland 審査員賞(撮影のMark Gyori、音響のGyorgy Kovacfに対して)
 ○“La Pivellina (Non è ancora domani)”(オーストリア・伊) 監督:Rainer Frimmel、Tizza Covi 審査員グランプリ
 ・“La Tigra, Chaco”(アルゼンチン) 監督:Federico Godfrid、Juan Sasiaín
 ・『トロッコ』“Rail Truck (Torocco/軌道)”(台湾・日) 監督:川口浩史(Hirofumi Kawaguchi)
 ・“The Day Will Come (Es Kommt der Tag)”(独・仏) 監督:Susanne Schneider
 ・“The Man Beyond The Bridge (Paltadacho Munis)”(インド) 監督:Laxmikant Shetgaonkar
 ・『風のささやき』“Whispers with the Wind (Sirta la gal ba)”(イラク) 監督:アフラム・アリーディ(Shahram Alidi)
 ◎“White Lightnin'”(英・クロアチア) 監督:Dominic Murphy グランプリ、男優賞(エドワード・ホッグ)
 ・『二つのロザリオ』“Wrong Rosary (Uzak Ihtimal)”(トルコ) 監督:マフムト・ファズル・ジョシュクン(Mahmut Fazil Coskun)
 ・“Whip It”(米) 監督:ドリュー・バリモア

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 *審査員:ポール・シュレイダー(審査員長)、Shaji N. Karun(インドの撮影監督/監督)、ブリランテ・メンドーサ、Irene Bignardi(映画評論家/作家/ロカルノ国際映画祭の元ディレクター)

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 映画祭ラッシュのこの時期に開催される映画祭のコンペ部門のラインナップを見ていくとある種の傾向性があることがわかります。

 それは、ベルリン・カンヌ・ベネチアの各映画祭のコンペ部門に出品された作品(ただし大賞を受賞していないもの)数本に、ベルリン・カンヌ・ベネチアの各映画祭のメイン・コンペ以外の部門(ベルリンのパノラマ部門やフォーラム部門、カンヌの監督週間や批評家週間)で上映された作品および、ロッテルダムやカルロヴィ・ヴァリ、ロカルノなどの各国際映画祭で上映された作品(コンペ・非コンペ問わず)を加えて、ラインナップを作るというものです。

 今回のムンバイ映画祭では――
 ・“Gigante”と“Katalin Varga”がベルリン国際映画祭2009出品作品(それぞれ銀熊賞(審査員グランプリ)&銀熊賞(第1回作品賞)&アルフレッド・バウアー賞受賞、芸術貢献賞受賞)。
 ・“White Lightnin'”がベルリン国際映画祭2009パノラマ部門出品作品、“Here”“La Pivellina (Non è ancora domani)”がカンヌ国際映画祭2009監督週間出品作品、“White Lightnin'”が『フアチョ』と『風のささやき』が同映画祭批評家週間出品作品
 ・“Applause (Applaus)”と“La Tigra, Chaco”がカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2009出品作品(前者がメイン・コンペ、後者がインディペンデント・フォーラム出品)、“The Day Will Come (Es Kommt der Tag)”がミュンヘン映画祭2009出品作品、“Wrong Rosary (Uzak Ihtimal)”がロッテルダム国際映画祭2009出品作品(タイガー・アワード受賞)
 ということになっています。

 なので、上のコンペティション部門のラインナップが東京国際映画祭やワルシャワ国際映画祭のラインナップであっても、全くかまわないわけです(もっとも東京国際映画祭では規定によりベルリン・カンヌ・ベネチアのコンペ部門出品作はコンペ部門に入れない/入れられないということになっていますが)。

 グランプリを受賞した“White Lightnin'”は、先行するワルシャワ国際映画祭にも出品されていた作品で――
 物語:アパラチア山脈の奥深く、人々は銃を抱えて、息を潜め、ジェスコ・ホワイトを待っていた。ジェスコは、学校と少年院を出たり入ったりしていた札付きのワルだったが、その行く末を案じた父親は、彼にマウンテン・ダンスを教える。そのダンスは、バンジョーに合わせて踊るタップ系ダンスの激しい踊りで、父の死後、ジェスコは父のタップ・シューズをはいて、路上でダンスを踊るようになる……。

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 内容紹介からは、イタリア映画の『血の記憶』(2000)、スペイン映画の『ジターノ』を思い出せます。

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 コンペ部門出品作で気になるもう1本の作品は、日本からの出品作『トロッコ』で、日本では全く報道されていない(と思う)のですが、2008年に台北で制作記者発表もしていて、原作は芥川龍之介の「トロッコ」で、尾野美千子が主演しています。
 川口監督は、2001年『みすゞ』(2001/五十嵐匠)、『フィラメント』(2001/辻仁成)、『スパイ・ゾルゲ』(2002/篠田正浩)、『油断大敵』(2002/成島出)、『きょうのできごと』(2003/行定勲)、『HAZAN』(2003/五十嵐匠)、『Into the Sun』(2003/Mink)、『アダン』(2004/五十嵐匠)、『春の雪』(2004/行定勲)、『長い散歩』(2005/奥田瑛二)、『あかね空』(2006/浜本正機)、『遠くの空に消えた』(2006/行定勲)の助監督を務めています。

 撮影は、『空気人形』の撮影も手がけたリー・ピンビンだそうで、それだけでも十分に期待させてくれます。

 台北で開催中(11月5日〜28日)の台北金馬奨映画祭(台北金馬影展)にも出品されています。

 公式サイト:http://www.torokko.com/staff.html

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 ◆短編コンペティション(The Best Film in Dimensions Mumbai Competition)

 ◎最優秀作品:“Sagar Setu” 監督:Chandni Arora、Archana Phadke

 ◎次点:“Munbai Lego” 監督:Sahil Shah

 ◎スペシャル・メンション:“Udaan” 監督:Abhay Kumar

 ◆その他の賞

 ◎P7観客賞:“Road to Sangam”(インド) 監督:Amit Rai

 ◎生涯貢献賞(Lifetime Achievement Award):テオ・アンゲロプロス

 ◎生涯貢献賞(Lifetime Achievement Award):シャシ・カプール

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 ◎生涯貢献賞(Lifetime Achievement Award):アミターブ・バッチャン

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 【その他の上映部門】

 ◆ABOVE THE CUT
 ・“Ajami”(独・イスラエル) 監督:Scandar Copti & Yaron Shani
 ・“Bank Robbery (Pangarööv)”(エストニア) 監督:Andrus Tuisk
 ・“Can Go Through Skin (Kan Door Huid Heen)”(オランダ) 監督:Esther Rots
 ・“Give Me Your Hand (Donne-moi la main)”(仏・独) 監督:Pascal-Alex Vincent
 ・“How Are You? (Kako Si?)”(トルコ) 監督:Özlem Akovaligil
 ・“Lost Persons Area”(ベルギー・オランダ・ハンガリー・独・仏) 監督:Caroline Strubbe
 ・“Made Up Memories (Mentiras Piadosas)”(アルゼンチン・西) 監督:Diego Sabanés
 ・“Natarang”(インド) 監督:Ravi Jadhav
 ・“Rwanda, The Day God Walked Away (Rwanda April 7, 1994) (Le jour ou dieu est parti en voyage)”(仏) 監督:Philippe Van Leeuw
 ・“She, A Chinese”(英・仏・独) 監督:シャオルー・グオ
 ・“Should I really Do It?”(トルコ) 監督:Ismail Necmi
 ・“The Amazing Truth About Queen Raquela”(アイスランド・フィリピン) 監督:Olaf de Fleur
 ・“The Last Thakur”(英・バングラデシュ) 監督:Sadik Ahmad
 ・“The Sublet”(米) 監督:Georgiana Nestor

 ◆World Cinema
 なんと112本も上映されます!
 日本からは『火天の城』が上映。

 ◆インド映画フレーム(Indian Frame)
 ・“Abohomaan (The Eternal)”(ベンガル) 監督:Rituparno Ghosh
 ・“Ecstasy (Ullas)”(ベンガル) 監督:Ishwar Chakraborty
 ・“Ek Cup Chai (Ek Cup Chya)”(マラーティー) 監督:Sumitra Bhave、Sunil Sukthankar
 ・“Kaalbela ”(ベンガル) 監督:Goutam Ghose
 ・“Native Village (Sontha Vooru)”(テルグ) 監督:P Suneel kumar Reddy
 ・“New York (yet to confirm)”(ヒンディー) 監督:Kabir Khan
 ・“Pokkisham”(タミル) 監督:Cheran
 ・“Rita”(マラーティー) 監督:Renuka Shahane
 ・“Road to Sangam”(ヒンディー) 監督:Amit Rai
 ・“The Crown(Thalappavu)”(マラヤラム) 監督:Madhupal
 ・“The Smell (Gandha)”(マラーティー) 監督:Sachin Kundalkar
 ・“The Well (Vihir)”(マラーティー) 監督:Umesh Kulkarni
 ・“The Window (Janala)”( ) 監督:Buddhadeb Bhattacharya
 ・“The Damned Rain (Gabhricha Paus)”(マラーティー) 監督:Satish Manwar

 ◆インド映画ディカバリー(Indian Discoveries)
 ・“Haat : The Weekly Bazaar”(ラジャスタン) 監督:Seema Kapoor
 ・“Land Gold Woman”(英・インド) 監督:Avantika Hari
 ・“White Elephant”(ヒンディー) 監督:Aijaz Khan

 ◆世界のインド映画(Film India Worldwide)
 ・“Cash n Curry”( ) 監督:Sarjit Bains
 ・“Karma Calling”(米) 監督:Sarba Das
 ・“Life Goes On.…”(英) 監督:Sangeeta Dutta
 ・“Mitsein”(米) 監督:Aparna Malladi
 ・“Today’s Special”(米) 監督:Asif Kapadia
 ・“Waiting City”(オーストラリア) 監督:Claire MacCarthy
 ・“Bollywood Beats”(米) 監督:Mehul Shah

 ◆ドキュメンタリー・セクション
 ・“14-18, The Noise And The Fury (14-18, Le Bruit et la Fureur)”(仏・ベルギー) 監督:Jean-Francois Delassus
 ・“Between HipHop and Kalashnikov (Zwischen HipHop und Kalaschnikow)”(レバノン・ヨルダン西岸・独) 監督:Stefanie Landgraf 、Johannes Gulde
 ・『キャピタリズム:マネーは踊る』(米) 監督:マイケル・ムーア
 ・“Cash and Marry (Plati I Ženi)”(クロアチア・マケドニア・米・オーストリア) 監督:Atanas Georgiev
 ・“Cast Lead (Piombo Fuso)”(伊) 監督:Stefano Savona
 ・“China Is Still Far (La chine est encore loin)”(仏・アルジェリア) 監督:Malek Bensmail
 ・『ブロードウェイ♪ブロードウェイ』(米) 監督:ジェームズ・D・スターン、アダム・デル・デオ
 ・“Food Inc.”(米) 監督:Robert Kenner
 ・“Made in Pakistan”(パキスタン) 監督:Adil Sher
 ・“Marching Band”(仏・米) 監督:クロード・ミレール
 ・『マン・オン・ワイヤー』(英・米) 監督:ジェームズ・マーシュ
 ・“Meet Me At Mango Tree”(オーストラリア) 監督:Brian Mckenzie
 ・“My Neighbor, My Killer”(米・仏) 監督:Anne Aghion
 ・“Nobody's Perfect”(独・英) 監督:Niko von Glasow
 ・“Of Time and the City”(英) 監督:テレンス・デイヴィス
 ・『北京陳情村の人々』“Petition”(中・仏) 監督:チャオ・リャン
 ・“Soundtrack For A Revolution”(米) 監督:Bill Guttentag、Dan Sturman
 ・『テッラ・マードレ―母なる大地』“Terra Madre”(伊) 監督:エルマンノ・オルミ
 ・“That Should Not Be: Our Children Will Accuse Us (Nos enfants nous accuseront)”(仏) 監督:Jean-Paul Jaud
 ・“The Moon Inside You”(西・仏) 監督:Diana Fabiánová
 ・“The Tale of Nicolai & the Law of Return (Ha’agada Al Nicolai Ve’chok Ha’shvut)”(イスラエル) 監督:David Ofek
 ・“Tibet in Song”(米) 監督:Ngawang Choephel
 ・“Unmistaken Child”(イスラエル) 監督:Nati Baratz
 ・“Z32”(イスラエル・仏) 監督:Avi Mograbi

 ◆テオ・アンゲロプロス レトロスペクティヴ
 ・“The Dust of Time (I skoni tou chronou)”(2008/ギリシャ・伊・独・ロシア・仏)
 ・『永遠と一日』(1998/ギリシャ・仏・独・伊)
 ・『霧の中の風景』(1988/仏・ギリシャ・伊)
 ・『蜂の旅人』(1986/仏・ギリシャ・伊)
 ・『シテール島への船出』(ギリシャ・伊・英・西独)

 ◆シャシ・カプール レトロスペクティヴ
 ・“In Custody (Muhafiz)”(1994/英・インド) 監督:イスマイル・マーチャント
 ・“The Obsession (Junoon)”(1978/インド) 監督:シャーム・ベネガル
 ・『インドのシェイクスピア』“Shakespeare-Wallah”(1965/米) 監督:ジェームズ・アイヴォリー

 ◆ポール・シュレイダー レトロスペクティヴ
 Mumbai Film Festival

 ・“Adam Resurrected”(2008/独・米・イスラエル)
 ・『ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター』“Auto Focus”(2002/米)
 ・『白い刻印』“Affliction”(1997/米)
 ・“Mishima: A Life in Four Chapters”(1985/米)
 ・『アメリカン・ジゴロ』“American Gigolo”(1980/米)

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 *当ブログ記事
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html

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