アジア映画の収穫!2009 その2

 「アジア映画の収穫!2009」 の続き……

画像

 【マレーシア】

 ・『セルアウト!』“Sell Out!”(マレーシア)  監督:Yeo Joon Han
 ベネチア国際映画祭2008 批評家週間上映作品 “Altre Visioni” Award受賞
 東京フィルムメックス2009 コンペティション部門で上映。

 ・“Call Me If You Need Me” (マレーシア) 監督:ジェームズ・リー
 シンガポール映画祭2009 Cinema Today部門上映。

 ・『心の魔』“At The End Of Daybreak(Sham Moh)”(マレーシア・香港・韓) 監督:ホー・ユーハン
 物語:アル中の母親から逃れたいと考えている23歳の男性が主人公。彼は、ネットである女性と付き合い始め、どんどん親密になっていくが、やがてその相手が15歳の少女であることがわかる……。
 ロカルノ国際映画祭2009 インターナショナル・コンペティション部門出品作品。NETPAC賞受賞。
 トロント国際映画祭2009、釜山国際映画祭2009上映作品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。

 ・“Karaoke”(マレーシア) 監督:Chris Chong Chan Fui
 ある青年の理想と、変わり行くマレーシアの現実を、カラオケ・ビデオを通して描いていく。
 トロント国際映画祭2009、釜山国際映画祭2009上映作品。

 ・『タレンタイム』“Talentime”(マレーシア) 監督:ヤスミン・アハマド
 香港国際映画祭2009 上映作品。
 アジアフォーカス・福岡映画祭2009上映作品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。

 ・“15 Malaysia”(マレーシア) 監督:Desmond NG、Linus Chung、Johan John、Khairil Bahar、Bahir Yeusuff、Ron Nam、タン・チュイムイ、Mussadique Suleiman、Benji Lim、 Liew Seng Tat、ホー・ユーハン、Kamal Sabran、Jordan Suleiman、Woo Ming Jin、Amir Muhammad、ヤスミン・アハマド、ジェームズ・リー
 釜山国際映画祭2009上映作品。

 【シンガポール】

 ・“Here"(シンガポール) 監督:Tzu-Nyen Ho
 妻の死後、人生の意味を探ろうとする中年男性の物語。
 カンヌ国際映画祭2009 監督週間出品。

 ・“Rule #1”(シンガポール) 監督:ケルヴィン・トン
 シンガポール国際映画祭2009 シルバー・スクリーン・アワード 作品賞受賞。

 ・“12 Lotus”(シンガポール) 監督:ロイストン・タン
 シンガポール国際映画祭2009 シルバー・スクリーン・アワード 監督賞受賞。

 ・“Hashi” 監督:Sherman Ong
 シンガポール国際映画祭2009 シルバー・スクリーン・アワード 脚本賞受賞。

 ・“Money No Enough 2” 監督:Mark Lee
 シンガポール国際映画祭2009 シルバー・スクリーン・アワード 演技賞受賞。

 ・“Lucky7” 監督:Roszali Samad, ブライアン・ゴソン・タン, Sharon Loh, Jaye Neo, Cain Chui, Andrew Mark Sobrielo, Chris Yeo Siew Hua, Adrian Lo
 シンガポール国際映画祭2009 シルバー・スクリーン・アワード 撮影賞受賞。

 ・“Macabre”(シンガポール・インドネシア) 監督:The MO Brothers
 物語:1軒の寂れた家があり、罪のない旅行者を誘い込んでは惨殺していた……。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2009 女優賞受賞。

 ・“À La Folie/Like Crazy”(シンガポール) 監督Sanif Olek
 モントリオール世界映画祭2009 上映作品。

 ・“Not Here”(シンガポール) 監督:Teo Mei Ann
 モントリオール世界映画祭2009 上映作品。

 ・『青い館』“The Blue Mansion”(シンガポール・マレーシア) 監督:グレン・ゴーイ
 釜山国際映画祭2009上映作品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。

 【インドネシア】

 ・『空を飛びたい盲目のブタ』“Blind Pig Who Wants to Fly (Babi buta yang ingin terbang)”(インドネシア) 監督:エドウィン(Edwin)
 物語:インドネシアにあって、自分ではちっとも中国人ぽいと思っていないのに、中国系であるために悩む主人公を、ユーモラスに、ブラックなジョークを交えつつ描いた作品。
 Edwin監督はこれが第一長編。今年のベルリン国際映画祭では短編“Trip to the Wound”が上映。
 ロッテルダム国際映画祭2009 国際批評家連盟賞受賞。
 シンガポール映画祭2009 スペシャル・メンション受賞。
 大阪アジアン映画祭2009上映作品。

 ・“At Stake”(インドネシア) 監督:Iwan Setiawan、Muhammad Ichsan、Lucky Kuswandi、Ucu Agustin、Ani Ema Susanti
 ベルリン国際映画祭2009パノラマ部門出品。

 ・“The Forbidden Door”(インドネシア) 監督:Joko Anwar
 物語:Gambirは、若く、ハンサムな彫刻家で、仕事でも成功を収め、美しい女性と結婚する。しかし、妻からも母からも赤ん坊を望まれて、ナーバスになりかけていた。彼の彫刻には、制作方法に暗い秘密があったが、ある日、その秘密にまつわる匿名の手紙が彼の元に届く。彼は、その手紙に導かれて、秘密クラブに赴く……。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2009 グランプリ受賞。
 『禁断の扉』というタイトルでアジアフォーカス・福岡国際映画祭2010で上映。

 【フィリピン】

 ・『100』“100”(フィリピン) 監督:クリス・マルティネス(Chris Martinez)
 大阪アジアン映画祭2009上映作品。

 ・"Kinatay”(フィリピン) 監督:ブリランテ・メンドーサ
 物語:青年がガールフレンドと結婚するためにお金を稼ぎたいと考えている。彼は、2000ドルの仕事を手に入れるが、それはある女性を殺せというものだった……。
 カンヌ国際映画祭2009コンペティション部門出品。監督賞受賞。

 ・"Manila”(フィリピン) 監督:アドルフォ・アリックス Jr.、Raya Martin
 カンヌ国際映画祭2009 特別上映作品。

 ・"Independance”(フィリピン・仏・独)  監督:Raya Martin
 物語:20世紀初頭のフィリピン。戦争が近づいてきていることに気づいた母親は、平和に暮らすため、息子を連れて、森の中に入る。ある日、息子は森の中で傷ついた女性を見つけ、家に連れ帰る。数年後、そんな家族にも戦争の影が忍び寄ろうとしていた……。
 カンヌ国際映画祭2009 ある視点部門出品。
 トロント国際映画祭2009上映作品。

 ・“Cesar Asar” (フィリピン) 監督:Roxlee
 シンガポール映画祭2009 Cinema Today部門上映作品。

 ・“Clash(Engkwentro)”(フィリピン) 監督:Pepe Diokno
 冷酷な市長が支配し、犯罪は悪循環を繰り返し、ギャングや殺し屋が顔を利かせている町から逃げ出そうとする兄弟の24時間を描く。
 ベネチア国際映画祭2009 orizzonti部門上映作品。
 全州国際映画祭2010 インターナショナル・コンペティション部門出品。NETPAC賞受賞。

 ・“Lola”(フィリピン) 監督:ブリランテ・メンドーサ
 ベネチア国際映画祭2009 コンペティション部門出品。
 『ばあさん』というタイトルでアジアフォーカス・福岡国際映画祭2010で上映。

 ・“If I Knew What You Said(Dinig sana kita)”(フィリピン) 監督:Mike Sandejas
 物語:反抗精神の強い女性ロッカーと、ダンス好きな聴覚障害者とのラブ・ストーリー。
 シネマニラ・インディペンデント映画祭2009 観客賞&作曲賞&National Council for Children's Television Award受賞。
 トロント国際映画祭2009上映作品。

 【台湾】

 ・『ヤンヤン』“Yang Yang”(台湾) 監督:チャン・ユーチェー(Yu-Chieh Cheng)
 ベルリン国際映画祭2009パノラマ部門出品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。

 ・『停車』“Parking”(台湾) 監督:チョン・モンホン
 台湾金馬奨2008美術賞&国際批評家連盟賞受賞。
 大阪アジアン映画祭2009上映作品。

 ・『ヴィサージュ』“Visages (Face/臉)”(仏・台湾・オランダ・ベルギー) 監督:ツァイ・ミンリャン
 物語:映画監督であるシャオカンは、サロメを映画化するために、ルーブル美術館にやってきていた……。
 ルーブル美術館の出資を受けて製作した作品。
 カンヌ国際映画祭2009コンペティション部門出品。
 東京フィルメックス2009 特別招待作品部門で上映。

 ・“Invisible Loneliness”(台湾) 監督:Jung-Hsien Lin
 モントリオール世界映画祭2009 上映作品。

 ・『あなたなしでは生きていけない』(台湾) 監督:レオン・ダイ
 アジアフォーカス・福岡映画祭2009上映作品。
 米国アカデミー賞外国語映画賞2010台湾代表。

 ・『お父さん、元気?』“How Are You,Dad?”(台湾) 監督:チャン・ツォーチ
 釜山国際映画祭2009上映作品。
 東京フィルムメックス2009 コンペティション部門で上映。

 ・『台北24時』“Taipei 24H”(台湾) 監督:An Jeyi、Cheng Hsiao-tse(程孝澤)、Lee Chi Y、Debbie Hsu、ニウ・チェンザイ(Niu Cheng-Zer/鈕承澤)、Cheng Fen-fen、Chen Dj Yin-jung、リー・カンション
 釜山国際映画祭2009上映作品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。

 【香港】

 ・“End of Love”(香港・中) 監督:Simon Chung
 ベルリン国際映画祭2009パノラマ部門出品。

 ・“The Day After (Eoddeon gaien nal)”(韓) 監督:Lee Suk-Gyung
 ベルリン国際映画祭2009パノラマ部門出品。

 ・“Soundless Wind Chime (Wu Sheng Feng Ling)”(香港・スイス) 監督:Kit Hung
 ベルリン国際映画祭2009 フォーラム部門出品。

 ・“証人(The Beast Stalker /Ching yan)”(香港) 監督:ダンテ・ラム
 物語:捜査官トンは、捜査中に過って女検事の娘を死なせてしまう。後日、その女検事のもう一人の娘が誘拐されていることを偶然に知った彼は、かつての罪を少しでも償いたいという思いもあって、非公式に捜査を開始する……。
 第3回アジア映画賞 助演男優賞&編集賞ノミネート。ベルリン国際映画祭2009 フォーラム部門出品。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2009 監督賞&スペシャル・メンション(ニック・チョン)受賞。
 中国・金鳳凰賞2009 女優賞受賞。

 ・『彼岸』“Lost,Indulgence”(香港・中) 監督:チャン・イーバイ
 大阪アジアン映画祭2009上映作品。

 ・『ムーン/ジェームス・ウォンの歌詞による7つのアジアの物語』“MooN 7 asian stories adopted to James Wong’s Lyrics”(香港) 監督:ギャヴィン・リム、ブライアン・ハン、山田雅史、アダム・ウォン、イン・リャン、ケニー・チョウ
 アジアン・ミーティング大阪2009上映作品。

 ・“Vengeance(復仇)” (香港・仏・米) 監督:ジョニー・トー
 出演:ジョニー・アリディー、サイモン・ヤム、シルヴィー・テステュー、アンソニー・ウォン
 物語:引退し、今は料理人をしている元殺し屋が、娘を殺されて、復讐に立ち上がる。
 カンヌ国際映画祭2009コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2009上映作品。サンセバスチャン国際映画祭2009上映作品。
 『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』というタイトルで2010年劇場公開。

 ・『崖っぷちの女たち』“True Women for Sale”(香港) 監督:邱禮濤、ハーマン・ヤウ
 出演:プルーデンス・ラウ、アンソニー・ウォン、レース・ウォン
 台湾金馬奨2008 主演女優賞受賞。
 アジアフォーカス・福岡映画祭2009上映作品。

 ・『夜と霧』“Night and Fog”(香港) 監督:アン・ホイ
 釜山国際映画祭2009上映作品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。

 ・“McDull Kung Fu Kindergarten”(香港・日・中/2009) 監督:ブライアン・ツェー(Brian Tse)
 釜山国際映画祭2009上映作品。

 【中国】

 ・“Dongbei, Dongbei (A North Chinese Girl)”(中) 監督:Zou Peng
 ベルリン国際映画祭2009パノラマ部門出品。

 ・『好猫/グッド・キャット』“Good Cat”(中) 監督:イン・リャン
 アジアン・ミーティング大阪2009上映作品。

 ・『春風沈酔の夜』"Spring Fever(春風沉醉的晚上)”(中・仏) 監督:ロウ・イエ
 出演:譚卓、陳思成(チェン・スーチェン)
 物語:3人の若者の三角関係を描く。
 カンヌ国際映画祭2009コンペティション部門出品。脚本賞受賞。
 トロント国際映画祭2009上映作品。
 東京フィルメックス2009 コンペティション部門で上映。
 『スプリング・フィーバー』というタイトルで2010年劇場公開。


 ・『北京陳情村の人々』"Petition”(中) 監督:チャオ・リャン
 カンヌ国際映画祭2009 特別上映作品。
 東京フィルメックス2009 コンペティション部門で上映。

 ・“Jalainur(Zha Lai Nuo Er)”(中) 監督:Zhao Ye
 物語:ジャライノールは、ロシアの国境に近い中国北部の町で、かつて炭鉱で栄えていたが、今は廃鉱寸前となっている。チューさんとチーチョンは仲のいい仕事仲間だったが、チィーさんは、チーチョンとも別れ、30年以上働いた炭鉱を去って、国境近くに住む娘の元に身を寄せようとする。チーチョンは、チューさんを追うが、彼の決心は変えられず、空しさを抱いて、国境付近を彷徨う……。
 シンガポール映画祭2009 撮影賞&NETPAC賞受賞。
 上海国際映画祭2009 Asian New Talent Award監督賞受賞。
 『ジャライノール』のタイトルで中国インディペンデント映画祭2009で上映。

 ・“Dada’s Dance”(中) 監督:チャン・ユアン
 シンガポール映画祭2009 Cinema Today部門上映。

 ・『誠実なおつき合いができる方のみ』/ 『誠意なる婚活』“If You Are the One”(中) 監督:フォン・シャオガン
 アジア映画賞2009 監督賞・主演男優賞ノミネート。
 大阪アジアン映画祭2009上映作品。
 2009 東京・中国映画週間で上映。
 『狙った恋の落とし方。』というタイトルで2010年劇場公開。


 ・“尋我智美更登(The Search)”(中) 監督:Pema Tseden
 物語:映画の制作チームが、自分の映画の理想のキャストを求めて、チベット・オペラで有名な村にやってくる。監督たちは、主人公にふさわしいと思える娘を見つけるが、彼女は、自分の元カレを相手役に選んでくれるなら出演してもいいという条件を出してくる。監督たちは彼女の希望を呑み、彼女の元カレ捜しが始まる……。
 上海国際映画祭2009 審査員グランプリ受賞。
 ロカルノ国際映画祭2009 インターナショナル・コンペティション部門出品作品。
 トロント国際映画祭2009上映作品。

 ・“白銀帝国(Empire of Silver)”(中・香港・台湾) 監督:クリスティーナ・ヤオ
 出演:アーロン・クオック、チャン・ティエリン、ティン・ティーチャン、レイ・チェンユイ
 物語:1899年の中国(清朝末期)。中国のウォール街と呼ばれる山西省の金融街が舞台物語で、銀行家の父親と跡取りとなる息子の確執が激動の時代を背景に描かれる。
 上海国際映画祭2009 審査員賞受賞。

 ・『意外』“Yi Ngoi(Accident)”(中・香港) 監督:チェン・ボウソイ(ソイ・チェン/Soi Cheang)
 出演:ルイス・クー、リッチー・レン、ミシェル・イェー
 物語:「事故の演出家」を自称するザ・ブレインは、事故に見せかけて、ターゲットを殺す殺人のプロであった。しかし、あるミッションに失敗し、その背後になんらかの策略が感じ取られたことから、彼は、何者かが彼と彼の組織を葬り去ろうとしているのではないかと考え、先手を打とうとする。
 プロデューサーはジョニー・トー。
 ベネチア国際映画祭2009 コンペティション部門出品。トロント国際映画祭2009、釜山国際映画祭2009上映作品。
 東京フィルムメックス2009 コンペティション部門で上映。

 ・“Lei Wangzi(涙王子)”(中・台湾・香港) 監督:ヨン・ファン
 出演:ファン・ジーウェイ、テリ・クワン、ジョセフ・チェン、ケネス・ツァン
 1950年代、台湾の空軍基地を舞台にした物語。
 ベネチア国際映画祭2009 コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2009上映作品。

 ・『愛してる、成都』“Chengdu、Wo Ai Ni (Chengdu、I Love You/成都我爱你)”(中) 監督:フルーツ・チャン、ホ・ジノ、ツイ・チエン
 出演:グォ・タオ、アンヤ、Weiei Tan
 物語:成都を舞台にした、1976年、2008年、2029年という3つの時代の3つの物語。
 第1話が家族の物語で監督がフルーツ・チャン、第2話が別れた恋人と成都で再会する韓国人の物語で監督がホ・ジノ、第3話がロック・ミュージシャンの物語で監督がツイ・チエン。
 ベネチア国際映画祭2009 アウト・オブ・コンペティション部門出品作品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。
 ※ホ・ジノ編は、長編『きみに微笑む雨』として独立した作品になりました。

 ・“Dou Niu (Cow)”(中) 監督:Guan Hu(管虎/クワン・フー)
 ベネチア国際映画祭2009 orizzonti部門上映作品。

 ・“Touxi (Judge)”(中) 監督:Jie Liu
 ベネチア国際映画祭2009 orizzonti部門上映作品。

 ・“1428”(中) 監督:Haibin Du(杜海滨)
 ベネチア国際映画祭2009 orizzonti部門上映作品。

 ・“Women Cengjing De Wuchanzhe (Once Upon A Time Proletarian: 12 Tales of A Country)”(中) 監督:シャルー・グォ
 異なる背景を持つ現代中国人の肖像。
 ベネチア国際映画祭2009 orizzonti部門上映作品。
 トロント国際映画祭2009、釜山国際映画祭2009上映作品。

 ・“Weaving Girl”(中) 監督:ワン・チュアンアン
 モントリオール世界映画祭2009 コンペティション部門出品作品。審査員特別賞&国際批評家連盟賞受賞。
 『紡績姑娘』というタイトルで大阪アジアン映画祭2010で上映。

 ・“The Everlasting Flame: Beijing Olympics 2008”(中) 監督:Gu Jun
 モントリオール世界映画祭2009生涯貢献賞受賞。

 ・“She, A Chinese”(英・独・仏) 監督:シャルー・グォ(郭小櫓/Xiaolu Guo)
 物語:メイは、小さな村に住む娘。彼女は、退屈な生活に飽きて、近くの町に出て行くが、そこでの生活は楽ではなくて、縫製工場に勤めた後、ヘアサロンに転職する。マフィアの鉄砲玉のスパイキーと知り合いになるが、ある日、彼は血まみれになって、彼女のところに現れ、彼女の足元で息絶える。彼女は彼が手にしていた大金を持って、ロンドンに向かい、そこで70歳のハント氏と結婚する。彼女の望んでいたものはこういう生活だったのか……。
 ロカルノ国際映画祭2009金豹賞受賞。
 トロント国際映画祭2009上映作品。

 ・『ワンナイト・イン・スーパーマーケット』“One Night in Supermarket(Ye Dian)”(中) 監督:ヤン・チン(Qing Yang)
 ロカルノ国際映画祭2009 NETEPAC賞 スペシャル・メンション。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。

 ・“Toxicosis”(中) 監督:Baochun Wang
 モントリオール世界映画祭2009 上映作品。

 ・『南京!南京!』“City of Life and Death” (中) 監督:ルー・チュアン(陸川/Lu Chuan)
 出演:劉燁、高圓圓、范偉、中泉英雄、宮本裕子、木幡竜
 日中戦争の南京戦とその後を一日本兵の視点で描いた作品。
 トロント国際映画祭2009、釜山国際映画祭2009上映作品。

 ・“Mao’s Last Dancer” (オーストラリア・米・中) 監督:ブルース・ベレスフォード
 出演:ツァオ・チー、Chengwu Guo、ブルース・グリーンウッド、カイル・マクラクラン、ジョアン・チェン、アマンダ・シュール、アリス・パーキンソン
 物語:文化大革命時の中国。11歳のリーは、中国北部の貧しい村から選ばれて、バレエ・ダンサーとなるために北京舞踊学院で学ぶ。1979年に、彼は交換留学生となって、テキサスに渡るが、2年後、アメリカに亡命し、ヒューストン・バレエ団の主役となり、後にはオーストラリアのバレエ団で活躍するようになる。
 2003年に出版された中国人ダンサー李存信(Li Cunxin)の同名の自伝の映画化。タイトルのMaoは毛沢東というより、Madame Mao、つまり毛沢東夫人江青のこと。
 監督は『テンダー・マーシー』『アリア』『ドライビング Miss デイジー』『ラストダンス』などの監督として知られ、オペラの演出も手がけるオーストラリアの映画監督ブルース・ベレスフォードで、脚本は『シャイン』『君に読む物語』などで知られるジョン・サルディ。
 トロント国際映画祭2009上映作品。
 『小さな村の小さなダンサー』というタイトルで2010年劇場公開。

 ・『麦田』“Wheat/麦田”(中) 監督:フー・ピン
 出演:ファン・ビンビン、ホァン・ジュエ、ワン・チーウェン、ワン・シュエチー
 物語:中国の戦国時代。趙の国では、すべての男が秦との戦いのために城外に出ていて、女たちが留守を守っていた。王妃は、「勝利は近い」と言って女たちを元気づけるが、そこに、趙軍の勝利を知らせる兵が駆けつける。しかし、その兵は、趙兵になりすました敵兵であり、偽装が明らかになって城内はパニックに陥る。
 上海国際映画祭2009 オープニング作品。『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』(2003)のフー・ピン監督が8年の歳月をかけて完成させた作品。
 トロント国際映画祭2009上映作品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。

 “The Warrior and the Wolf”(中) 監督:田壮壮
 出演:オダギリジョー、マギーQ
 トロント国際映画祭2009上映作品。
 井上靖『狼災記』の映画化。

 ・“Wo De Tang / Seasons In The Sun”(中) 監督:Zhang Huilin
 サンセバスチャン国際映画祭2009 New Directors部門出品作品。

 ・『爆走自転車』“疯狂的赛车/Fengkuang de saiche/ Crazy Racer” (中) 監督:ニン・ハオ
 中国・金鳳凰賞2009 男優賞受賞。
 アジアフォーカス・福岡映画祭2009上映作品。

 ・“The Message(風声)”(中) 監督:カオ・チュンシュエ(Gao Qunshu)、チェン・クォフー(Chen Kuo-fu)
 釜山国際映画祭2009 クロージング作品。

 【韓国】

 ・『息もできない』“Breathless (Ddongpari)”(韓国) 監督:ヤン・イクジュン(Yang Ik-June)
 物語:借金の取り立てを生業としているチンピラと偶然出会った女子高校生の物語。チンピラは、自分に全く動じることのない女子高生に興味を持ち、やがて互いに似たような境遇であることに気づいていく……。
 Yang Ik-Juneは俳優出身の監督で、これが監督デビュー作。
 ロッテルダム国際映画祭2009 タイガー・アワード受賞作品。釜山国際映画祭2008でも上映。
 東京フィルムメックス2009 コンペティション部門で上映。
 2010年劇場公開。


 ・“Land of Scarecrows (Heosuabideuleui ddang)”(韓・仏) 監督:Roh Gyeong-Tae
 釜山国際映画祭2008グランプリ受賞。ベルリン国際映画祭2009フォーラム部門出品。

 ・“Members of the Funeral (Jangryesigeui member)”(韓) 監督:Baek Seung-Bin
 釜山国際映画祭2008特別賞&NETPAC賞受賞。ベルリン国際映画祭2009フォーラム部門出品。

 ・『素晴らしい一日』“My Dear Enemy (Meotjin haru)”(韓) 監督:イ・ユンギ
 出演:チョン・ドヨン、ハ・ジョンウ
 監督は『チャーミング・ガール』『アドリブ・ナイト』のイ・ユンギ。
 ベルリン国際映画祭2009フォーラム部門出品。
 韓国映画ショーケース2009で上映。

 ・『トロピカル・マニラ』“Tropical Manila”(韓・フィリピン) 監督:イ・サンウ
 アジアン・ミーティング大阪2009上映作品。

 ・『サースト~渇き~』"Thirst”(韓・米) 監督:パク・チャヌク
 出演:エリック・エブアニー、ソン・ガンホ、シン・ハギュン、オ・ダルス、キム・オクビン、メルセデス・カブロル
 物語:手術の失敗で吸血鬼になってしまった男の物語。
 カンヌ国際映画祭2009コンペティション部門出品。審査員賞受賞。
 東京フィルムメックス2009 コンペティション部門で上映。
 『渇き』というタイトルで2010年劇場公開。


 ・『よく知りもしないくせに』“Like You Know It All"(韓) 監督:ホン・サンス
 出演:ハ・ジョンウ、キム・テウ、コ・ヒョンジョン、オム・ジウォン
 元々低予算で企画されながら、ハン・サンス作品への出演を希望する俳優がノーギャラでも出たいと言ったことで豪華キャストが実現した、ということも話題の作品。
 カンヌ国際映画祭2009 監督週間出品。
 トロント国際映画祭2009上映作品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。

 ・『旅人』"A Brand New Life"(仏・韓) 監督:ウーニー・ルコント(Ounie Lecomte)
 韓国生まれのフランス人ウーニー・ルコント(Ounie Lecomte)自身の経験に基づく物語で、共同製作にはイ・チャンドンも参加している。
 カンヌ国際映画祭2009 アウト・オブ・コンペティション部門上映作品。
 トロント国際映画祭2009上映作品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映決定!
 『冬の小鳥』というタイトルで2010年劇場公開


 ・『夜のゲーム』“Today and the Other Days(Jeo Nuk Ul Game)”(韓)(監督:チェ・ウィアン)
 物語:ソンジェは35歳の女性。彼女の父親は酔っては暴力を振るい、母親は何年も前に家を飛び出していた。ソンジェは、今もそんな父親のために食事の用意をする毎日で、届かない夢と逃れられない現実との間で、自分がもはや何を望んでいたのかすらわからなくなっていた…。
 夕張国際ファンタスティック映画祭2009オフシアターコンペティション特別賞受賞。
 モスクワ国際映画祭2009 コンペティション部門出品。

 ・『過速スキャンダル』“Scandal Makers”(韓) 監督:カン・ヒョンチョル(Hyung-Chul Kang)
 物語:ナム・ヒョンスは、かつては人気アイドルだったが、今はラジオ番組のホストをして生計を立てている。ある時、彼の番組に、息子の父親を探しているという若きシングルマザー、ジュンナムからメッセージが届き、それを番組で取り上げたことから、彼の番組は人気番組となっていく。しかし、ジュンナムと彼女の6歳の息子は番組だけでなく、彼の家にまで押しかけてきて、彼こそ息子の実の父親なのだと言い始める……。
 上海国際映画祭2009 Asian New Talent Award作品賞受賞。
 2010年劇場公開。

 ・『牛の鈴音』“Old Partner”(韓) 監督:Chung-Ryoul Lee
 80歳を越える農夫が、短気な妻や老牛とともに、人生の最後の日々を過ごす。
 サンダンス映画祭2009出品。
 シルバードックス・ドキュメンタリー映画祭2009シネマティック・ヴィジョン賞(The Cinematic Vision Award)受賞。
 ※『牛の鈴音』という邦題で2010年お正月公開。

 ・“The Neighbor Zombie”(韓) 監督:Oh Young Doo、Ryu Hoon、Hong Young Guen、Jang Yoon Jung
 4人の監督によるゾンビもののオムニバス映画。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2009審査員賞(Jury's Choice)&シチズンズ・チョイス賞受賞。

 ・“Cafè Noir”(韓)  監督:Sung-Il Jung
 出演:シン・ハギュン、キム・ヘナ、チョン・ユミ
 ベネチア国際映画祭2009 批評家週間出品作品。

 ・『キム氏漂流記』“Castaway on the Moon”(韓) 監督:Lee Hey-jun
 物語:自殺志願者が、漢江の真ん中にある島でロビンソン・クルーソーのような生活をするハメになる。
 トロント国際映画祭2009上映作品。
 韓国映画ショーケース2009で上映。
 『彼とわたしの漂流日記』というタイトルで2010年劇場公開。


 ・“Yeong-Do Da-Ri(I Came From Busan)”(韓) 監督:チョン・スーイル
 サンセバスチャン国際映画祭2009 コンペティション部門出品作品。

 ・“Animal Town”(韓・米) 監督:Jeon Kyuhwan
 サンセバスチャン国際映画祭2009 New Directors部門出品作品。

 ・『酒を呑むから』/『昼間から呑む』“Naj sul(Daytime Drinking)”(韓) 監督:ノ・ヨンソク(Young-Seok Noh)
 アジアフォーカス・福岡映画祭2009上映作品。
 第2回したまちコメディ映画祭 in 台東で上映。

 ・『イリ』“Iri”(韓) 監督:チャン・リュル(Lu Zhang)
 アジアフォーカス・福岡映画祭2009上映作品。

 ・『GO GO 70s』“Gogo chilship”(韓) 監督:チェ・ホ(Ho Choi)
 アジアフォーカス・福岡映画祭2009上映作品。

 ・『デジタル三人三色2009:ある訪問』全州国際映画祭デジタル・プロジェクト「デジタル三人三色2009」(Jeonju Digital Project 2009) 監督:ホン・サンス、河瀬直美、Lav Diaz
 バンコク国際映画祭2009上映作品。
 東京国際映画祭2009「アジアの風」部門で上映。

 ・『グッドモーニング・プレジデント』“Good Morning President”(韓) 監督:チャン・ジン
 釜山国際映画祭2009 オープニング作品。
 韓国映画ショーケース2009で上映。
 2010年劇場公開。


--------------------------------

 各国のヒット作品、ベテラン監督や人気俳優の最新作など、とりこぼしも多々あるとは思いますが、この1年間で、国際的に高い評価を受けたアジア映画は、だいたい以上のようなところで、注目すべき作品の半数はフォローできたのではないでしょうか。

 これらのリストを見て見えてくることの1つは、今どの国の映画に勢いがあるか、ということです。

 たとえば―-
 ・フィリピンでは、ブリランテ・メンドーサやアドルフォ・アリックス Jr.やRaya Martinなどが国際的に注目されつつある
 ・インドネシアでは、リリ・リザやエドウィンなどポスト ガリン・ヌグロホ世代がめざましい台頭をみせている
 ・スリランカでは、『マチャン』が高く評価され、ベネチア国際映画祭2009のコンペ部門にも作品を送り込んでいる
 など、面白そうな動きを見せている国はいくつもあるのですが、これらにもまして面白い動きを見せているのがイスラエルとイランです。

 先ごろ、ベネチアで金獅子賞を受賞したイスラエルは、カンヌやモスクワのコンペ部門にも作品をエントリーさせているのをはじめ、ドキュメンタリー作品にも評価の高い作品があり、また、相撲をモチーフにしてカルロヴィ・ヴァリで観客賞を受賞した作品など、実にいろんなタイプの作品が作られていて、最近の国際映画祭を席巻している感があります。

 他方、イランは、キアロスタミ、マフマルバフ(父)、ジャリリなどが出て、イラン映画が全世界的に注目された頃とはすっかり様子が変わり、新しい名前が次々と出てきて、イラン映画界で今確かに新しいムーブメントが起こっている、と感じさせてくれます。
 それらが、これまでのイラン映画と何が違うかというと、これまではタブーであったはずの、映画を通してイラン国内の社会矛盾を描くということが、新しいイラン映画の中ではわりとストレートに行なわれるようになってきたという点で、イランの若き映画作家たちがそういうことに果敢に挑戦し始めていて、その結果としてできあがった作品が国際的にも認められつつある、ということになります。
 これが、何か「イラン映画新世代」というような形で、若い映画作家たちをパッケージ化して紹介していくことができれば、きっとイラン映画の新しい動きとして、広く認識されていくことになるのではないか、と思うのですが、どうでしょうか。
 といっても、日本ではこれらの成果はまだ観ることはできず、というか、このところイラン映画はほとんど日本に入ってきていないので、今はまだ、作品情報を通して、そうした動きを感じ取ることしかできないのですが……。

--------------------------------

 以上の記事は、サンセバスチャン国際映画祭のラインナップが発表された時点で書き始め、東京国際映画祭のラインナップが発表される前にはブログにアップしようと思っていたのですが、1日遅れで間に合いませんでした。残念!

 フォローできていなかった作品もありましたが、東京国際映画祭で上映されるといいな、上映されるんじゃないかなと思っていた作品のいくつかは期待通り上映されることになりました。
 なので、上映が決定した作品には、邦題を付記しました。上映が楽しみですね!

 *この記事がなかなかよかった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 応援してね!

 *当ブログ記事
 ・アジア映画の収穫!2009 その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_13.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月~2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html

 追記:
 東京フィルメックス2009のラインナップも発表された(9月17日)ので、情報を付記しました。東京国際映画祭と東京フィルメックスは明らかに作品を奪い合ってますね~。

この記事へのコメント

I LOVE CHINESE MOVIE
2009年10月11日 01:37
『白銀帝國』の日本人スタッフ

映画『白銀帝國』には日本人のスタッフが二人参加しているとの事です。

日本人が中国の映画業界で活躍するのは凄いです!!

音楽プロデューサー:池畑伸人(NOBUHITO IKEHATA)~浜崎あゆみ、ELT、Re;Japan(吉本興行)、佐田真由美などのディレクター、プロデューサーを経て、現在は映画音楽のプロデュースが主なお仕事。「赤壁(RED CLIFF)」、「昴(Subaru)」「白銀帝国(Empire of Silver)」など海外大作映画をプロデュースしている。TOTOやCHICAGOなど米国のアーティストやミュージシャンと数多くのセッションをこなし米国でも有名との事です。
その彼が今回は日本の誇るメロディー・メーカー、長岡成貢氏を起用したのは凄い選択ですね~。

音楽:長岡成貢(SEIKOU NAGAOKA)~J-Popの作曲・編曲家として超有名な方で、Smap、嵐などジャニーズから中島美嘉、EXEIL、BoAなどのヒット曲を担当している。アニメのサントラも数多く担当。ソロ・アルバムを二枚リリースし、その中の楽曲が海外の有名DJが取り上げてヨーロッパのダンス・フロアで大ヒットとの事です。

この記事へのトラックバック