わかっていても笑ってしまう 『パットとマット 「レンガ」』

 でも、そんなの関係ない、でも、そんなの関係ない?



 【物語】
 パットが庭にタイルを敷き詰めようとしている。
 しかし、コンクリート・ミキサーとタイルの距離が遠い。
 離れた距離を往復するパットを見たマットはコンクリート・ミキサーを近づければいいと、運んであげるが、コンクリートをひっくり返したあげく、タイルにぶつけてこなごなにしてしまう。
 マットは、タイルが積んであるトラックを知っていたらしく、そのトラックを近くまで運転してくる。
 庭までは距離があるので、なんとかうまい方法がないかと、板に傾斜をつけて滑らせてみたり、ベルトコンベアーで運ぼうとしたり……。
 ようやくうまく運ぶ方法を思いついたと思った時には、もうトラックにはタイルは残されていなかった。その時、マットは「いいこと、思いついた」とパットにある提案をする……。

画像

 【コメント】
 やろうとしていたのは、庭にタイルを敷き詰めることじゃなかったの?と考えてしまったりしますが、そういうことでもないのでしょう(笑)。
 そんなに創意工夫が得意なのであれば、これからやることの結果や問題点にも気がつきそうなものですが、きっとそういうことでもないんでしょう(笑)。
 最終的にハッピーであれば、それでハッピーなんですよね、たぶん。

 途中で、あ~、じれったい、その場に私が行ってなんとかしたい!とも思いましたが(笑)、何度か声を出して笑ってしまったりもしました。

 ちなみに、邦題は、「レンガ」になっていますが、「タイル」状の「レンガ」ということなのでしょう。

 ◆作品データ

 1992年/チェコ/7分24秒
 台詞なし/字幕なし
 人形アニメーション

 *この作品は、日本版DVDには未収録です。

 *この作品は、<チェコアニメ映画祭’99>で上映されました。

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 ◆監督について
 ルボミール・ベネシュ Lubomir Benes

 1935年生まれ、1995年没
 1950年 プラハ・ショート・フィルムでキャリアをスタートさせる。
 1960年代に『人類』で監督デビュー。
 1976年からシリーズ<パットとマット>を手がけ、1994年まで全49作を発表する。

 パットとマット “Pat & Mat”(1976~1994)
 ・1976年「へま」‘Kutaci’ (00) ⑤
 ・1979年「額縁」‘Obraz’ ①
 ・1979年「揺り椅子」‘Houpaci kreslo’ ①
 ・1979年「書庫」‘Garaz’ ①
 ・1979年「カーペット」‘Koberec’ ①
 ・1979年「本棚」‘Dilna’ ①
 ・1979年「ライト」‘Svetlo’ ①
 ・1979年「壁紙」‘Tapety’①
 ・1981年「蓄音機」‘Gramofon’ (01) ④
 ※第6回エスピニョ映画祭 子供映画部門最優秀賞受賞
 ・1981年「グリル」‘Gril’②
 ・1982年「ペンキ塗り」‘Malovani’ ②
 ・1982年「移動」‘Stehovani’ ②
 ・1982年「飛行」‘Skokani’ ②
 ・1982年「クロスワードパズル」‘Krizovka’(01) ③
 ・1982年「庭園」‘Zahradka’ ②
 ・1982年「水」‘Voda’ ②
 ・1983年「巣箱」‘Budka’ ②
 ・1983年「洗濯機」‘Pracka’ ③
 ・1983年「運動」‘Telocvicna’ (01) ④
 ・1983年「朝食」‘Snidane v trave’ ③
 ・1983年「雨」‘Dest’ ③
 ・1983年「洗濯」‘Velke pradlo’ (01) ③
 ・1984年「遠出」‘Vylet’ (01) ③
 ・1984年「ワイン作り」‘Vinari’ (01) ③
 ・1984年「ピアノ」‘Klavir’ ④
 ・1984年「スケート」‘Brusle’ ④
 ・1985年「テレビ」‘Porucha’ (01) ④
 ・1985年「りんご」‘Jablko’ (01) ④
 ・1985年「陶芸」‘Hrnciri’ (01) ④
 ・1990年「ドア」‘Dvere’ (99) ⑤
 ・1990年「芝刈り機」‘Sekacka’ (99) ⑤
 ・1990年「屋根」‘Strecha’ (99) ⑤
 ・1990年「家具」‘Nabytek’ (99) ⑤
 ・1990年「大掃除」‘Generalni uklid’ (99) ⑤
 ・1990年「鍵」‘Klíc’ (99) ⑤
 ・1992年「ビスケット」‘Susenky’ (99)
 ・1992年「サイクリング」‘Cyklisti’ (99)
 ※1993年アヌシー国際アニメーションフェスティバルで優秀作品セレクション’93に選出、ケベック映画祭 アニメ部門作品賞受賞
 ・1992年「寄木細工」‘Parkety’ (99)
 ・1992年「雨どい」‘Okap’ (99)
 ・1992年「レンガ」‘Dlazdice’ (99)
 ・1992年「パンク」‘Nehoda’ (99)
 ・1992年「ガレージドア」‘Vrata’ (99)
 ・1992年「幌つき自動車」‘Kabriolet’ (99)
 ・1994年「ウインドサーフィン」‘Windsurfing’ (99)
 ・1994年「泥よけ」‘Blatnik’ (99)
 ・1994年「模型」‘Modelari’ (99)
 ・1994年「金庫」‘Trezor’ (99)
 ・1994年「ビリヤード」‘Kulecnik’ (99)
 ※1997年 ワールド・アニメーション・セレブレーションでアニメシリーズ部門優勝、人形アニメ部門準優勝
 ・1994年「生け垣」‘Zivy plot’ (99)

 ※ベネシュの死後、1997年以降は他の監督がシリーズを引き継いでいる。
 (99):<チェコアニメ映画祭’99>で上映された作品 21作品
 (00):<チェコアニメ映画祭2000>で上映された作品 6作品
 (01):特集上映<ぼくらと遊ぼう!>で上映された作品 12作品
 ①:DVD『パットとマット ドジで愉快な2人組 それでいいのか』収録作品
 ②:DVD『パットとマット ドジで愉快な2人組 されどまだまだ』収録作品
 ③:DVD『パットとマット ドジで愉快な2人組 なにがなにやら』収録作品
 ④:DVD『パットとマット ドジで愉快な2人組 よくもここまで』収録作品
 ⑤:DVD『パットとマット ドジで愉快な2人組 なにもそこまで』収録作品

 ・?年 『人類』
 ・?年 『不均衡の決闘』
 ※ヴァンクーバー映画祭 最優秀賞受賞
 ・?年 『微笑みを浮かべて』
 ※ウエスコ映画祭 最優秀賞受賞
 ・1981年 『王様と小人』“Král a skritek(The King and the Goblin)”
 ※カンヌ国際映画祭短編映画部門コンペティション出品、シッチェス・カタロニア国際映画祭 短編部門Medalla Sitges en Plata de Ley受賞
 ・1984年 “Muzikant a smrt(The Musician and Death)”
 ※ファンタスポルト 観客賞特別賞受賞
 ・1986年 “Rohy(The Horns)”
 ・1987年 “Jája a Pája”(TVシリーズ)

 *参考サイト
 ・the Pat & Mat fansite:http://www.schaeppi.tv/patandmat/

 *参考書籍
 ・「夜想35 チェコの魔術的芸術」(ペヨトル工房)p2~9

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