早くも2006年映画賞&ベストテン予想してみました!

 2006年の折り返し日ということで、ここまでに観た作品から2006年ベストテン&各賞の予想をしてみたいと思います。

 【外国映画】

 ◆ベストテン
  グッドナイト&グッドラック(ジョージ・クルーニー)
 ○クラッシュ(ポール・ハギス)
  ココシリ(ルー・チュアン)
 ○ナイロビの蜂(フェルナンド・メイレレス)
  ニュー・ワールド(テレンス・マリック)
  ヒストリー・オブ・バイオレンス(デイヴィッド・クローネンバーグ)
 ◎ブロークバック・マウンテン(アン・リー)
  ブロークン・フラワーズ(ジム・ジャームッシュ)
  プロデューサーズ(スーザン・ストローマン)
  ホテル・ルワンダ(テリー・ジョージ)
 ○マッチポイント(ウディ・アレン)
  ミュンヘン(スティーヴン・スピルバーグ)
  夜よ、こんにちは(マルコ・ベロッキオ)

 一応キネマ旬報のベストテンをターゲットとして選んでみました。
 今年は今のところほぼ順当な作品(アカデミー賞からみの作品)が選ばれることになりそうです。
 ○印は当確作品。◎は上位当確。
 今年はアジア映画が全くダメで、中国も香港も韓国もイランもタイもある程度の水準を超えるような作品は見当たりませんでした。キム・ギドク作品は『うつせみ』も『弓』も素晴らしいのですが、これまでの作品以上のインパクトがないとベストテンに入ることは難しそうですし、票が割れることも考えられます。ここではあえて『ココシリ』を入れておきましたが、あんまり盛り上がってはいないような感じもあり、スルーされてしまう可能性もあります。今年後半にはホウ・シャオシェンの新作とツァイ・ミンリャンの新作が公開予定ですが、出来&評価はどうでしょうか。
 『マッチポイント』はこれまでのウディ・アレンを知る観客を驚かすのに十分な作品で、評価もされ、晩夏に封切ってお正月前までロングランすると言ってほぼ間違いないと思います(太鼓判!)。
 今年後半は、アカデミー賞からみの残りの作品(『カポーティ』『イカとクジラ』『ダーウィンの悪夢』など)が上映されるのでそれらのうちのどれかと、カンヌでパルムドールを獲ったケン・ローチ作品が上映されるなら、それがベストテンに食い込んでくると思われます。

 画像【日本映画】

 ◆ベストテン
 ○紙屋悦子の青春(黒木和雄)
  カミュなんて知らない(柳町光男)
 ○嫌われ松子の一生(中島哲也)
  THE有頂天ホテル(三谷幸喜)
  死者の書(川本喜八郎)
  寝ずの番(マキノ雅彦)
  花よりもなほ(是枝裕和)
 ◎フラガール(李相日)
  間宮兄弟(森田芳光)
  ヨコハマメリー(中村高寛)
  やわらかい生活(廣木隆一)
  雪に願うこと(根岸吉太郎)

 外国映画同様、私個人の好みや評価とは別で、キネマ旬報のベストテンを予想したものです。東宝系の邦画はほとんど観れていない(がっかりしたくないから)ので、けっこうとりこぼしもあるかもしれません。
 今年は『フラガール』が各映画賞を総なめすることになりそうです。日本版『フルモンティ』または『リトル・ダンサー』とわかっていながらも、笑わせて、泣かせて、日本中を感動させることは間違いなし! 『フラガール』が1位になると2年連続でシネカノン作品になります(昨年度は『パッチギ!』)。
 東宝系の邦画しかヒットしない昨今ですが、今年のベストテンでは入ってせいぜい2~3作品にどまりという結果になりそうです。

 ◆監督賞
 ○ 黒木和雄(『紙屋悦子の青春』)
 ◎李相日(『フラガール』)
  中島哲也(『嫌われ松子の一生』)
  金子修介(『デスノート』他)

 本命は李相日監督ですが、追悼の意味も込めて黒木和雄監督に票が集まる可能性もあります。

 ◆主演男優賞
  オダギリジョー(『ゆれる』『パビリオン山椒魚』『ビッグ・リバー』他)
  岡田准一(『花よりもなほ』『ゲド戦記』)

 今のところ当確も本命もなしです。私は未見ですが、渡辺謙(『明日の記憶』)というのもありえるかもしれません。

 ◆主演女優賞
 ○中谷美紀(『嫌われ松子の一生』)
 ○原田知世(『紙屋悦子の青春』)
  松雪泰子(『フラガール』)

 中谷美紀が一応本命ですが、ここでも黒木監督への追悼票が入ると原田知世ということになるかもしれません。
 『フラガール』の松雪泰子は、主演になるか、助演で終わるかというところだったのですが、あるシーンで見事に主演賞候補に踏みとどまりました。
 今年ははじめて主演女優賞候補に上るような女優さんばかりです。

 ◆助演男優賞
 ◎豊川悦司(『やわらかい生活』『フラガール』)
  佐藤浩市(『THE有頂天ホテル』『陽気なギャングが地球を回す』)

 トヨエツが当確です。肩の力の抜けた演技ができるようになって、なかなかいいですね。もっとも本人としてはそろそろ主演賞を狙いたいところでしょうが……。

 ◆助演女優賞
 ◎蒼井優(『ハチミツとクローバー』『フラガール』)
  富司純子(『寝ずの番』『フラガール』)

 『フラガール』対決です。でも、今更富司純子さんを助演賞に推すということは失礼とも考えられるかもしれません。

 ◆新人賞
  テリー伊藤(『あおげば尊し』)
  塚地武雅(『間宮兄弟』)
  加藤ローサ(『シムソンズ』『TAKI183』『チェケラッチョ』『陽気なギャングが地球を回す』『いちばんきれいな水』『夜のピクニック』)
  山崎静代(『フラガール』)

 加藤ローサは、2004年に『東京タワー』、2005年に『イツカ波ノ彼方ニ』に出演していますが、今年出てきた若手女優という印象があります。「新人賞」はそこらへんあまり厳密ではないので、今年新人賞ノミネートという可能性も十分あります。
 しずちゃんの『フラガール』出演は、話題づくりのためとも見られがちですが、主役となるシーンもあって、(キネ旬はムリでも)何らかの賞を獲得するのはほぼ確実と思われます(映画賞自体の話題作りにもなるし)。

 ◆新人監督賞
  加藤治代(『チーズとうじ虫』)
  信藤三雄(『男はソレを我慢できない』)
  中村高寛(『ヨコハマメリー』)
  マキノ雅彦(『寝ずの番』)

 話題性ではマキノ雅彦でしょうか?
 中村高寛は少なくともヨコハマ映画祭で何らかの賞ももらいそうです。
 他には『ゲド戦記』の宮崎吾朗、『タイヨウのうた』の小島徳宏もいます(私は未見ですが)。

 追記:この記事をアップしたあとで、ようやく『明日の記憶』を観ました。予想以上によかったですね~。続映が続いているのもうなづける佳作でした! よって、以下の4つを再ノミネートすることにしました。当たり前と言えば当たり前ですが、1本の映画によって映画賞の結果はガラッと変わってしまいます。
 監督賞 ○堤幸彦(『明日の記憶』『サイレン』『トリック 劇場版2』)
 主演男優賞 ○渡辺謙(『明日の記憶』)
 助演男優賞 ○香川照之(『明日の記憶』『嫌われ松子の一生』『雪に願うこと』『バッシング』『花よりもなほ』『ゆれる』『ゲド戦記』)
 助演女優賞 ○樋口可南子(『明日の記憶』)

--------------------------------

 *この記事を読んで今年の賞レースも面白そうだなと思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック