テーマ:手塚治虫

これは遠い国の空想好きの少年の話です 手塚治虫 『人魚』

 手塚治虫が1964年に発表した短編『人魚』。タイトルと手塚治虫という名前から想像されるものもあるかと思いますが、まずはご覧ください。  【物語】  「これは遠い国の空想好きの少年の話です」  海面。  海辺から海を眺めていた少年が砂浜に打ち上げられてはねている小魚を見つける。  少年は、小魚を助けて水たまりの中…
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手塚治虫 『めもりい』

 タイトルからは少女趣味的なものを連想させますが、中身は「記憶とは曖昧なもので、断片的にしか残らないことも多い」などというようなエッセイ風の作品です。  この作品は、語られていることをそのままアニメ化したのではつまらないので、おそらくそこからどれだけ飛躍して、見た目でも面白くできるのかということにチャレンジした、というよう…
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手塚治虫・ミーツ・夏目漱石 『おす』

 手塚治虫には『PUSH おす』(1987)という作品もあって、ちょっと混乱してしまいますが、こちらは1962年作品の『おす』。「おす」とは“push”ではなく、“male”(男)のことで、ネコのオスの視点で「人間のオスってやつは……」という風に人間について語った短編です。    ネコのオスとメス、人間の男と女、の行なう恋の…
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手塚治虫 『しずく』

 いかだで海を漂流中の男が喉の渇きに耐えかねて、マストについた数滴のしずくをなんとか口にしようとするが、なかなかうまくいかない、というギャグ・コメディー。  この作品には、他の作品に見られるような実験的趣向は見当たりません。  手塚治虫は、この作品で何がやりたかったんでしょうか。あるいは、この作品を作ろうと思ったきっ…
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手塚治虫の最後の監督作品! 『自画像』

 この作品は、アニメ作家David Ehrlichが、1988年に、5カ国(チェコスロヴァキア、エストニア、日本、アメリカ、ユーゴスラヴィア)のアニメーターに自分をモチーフにして作品を作るよう依頼した短編の1つで、他のアニメーターは――  イジー・バルタ、サリー・クルックシャンク、ボリヴォイ・ドヴニコヴィチ、David Ehrlich…
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古きよき映画体験へのオマージュ 『おんぼろフィルム』

 フィルムが途切れたり、音声が途切れたり、“2階建て”になったり、“雨降り”が激しくなったり……。そういう昔の映画によくあったことを、西部劇ものをベースに再現した、古きよき映画&映画体験へのオマージュ作品。    手塚治虫がこういうことを初めてやったわけでもないと思いますが(テックス・エイヴリーとか?)、やっぱり楽しい。 …
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手塚治虫 『ジャンピング』

 手塚治虫には、『鉄腕アトム』や『火の鳥』といった自作の映像化作品や、虫プロと日本ヘラルド映画で共同製作した大人のためのアニメーションであるアニメラマ3部作(『千夜一夜物語』『クレオパトラ』『哀しみのベラドンナ』)のような作品のほかに、実験アニメと分類される10本あまりの短編があります。  実験アニメと言っても、ストーリー性の全く…
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