ボストン映画批評家協会賞2017 受賞結果

 ボストン映画批評家協会賞2017が発表されました。(12月10日)

 【ボストン映画批評家協会賞】(Boston Film Critics Association)

 設立年:1981 会員数:25
 公式サイト:http://www.bostonfilmcritics.org/
 Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Boston_Society_of_Film_Critics
 Wikipedia(日本語):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95%E5%AE%B6%E5%8D%94%E4%BC%9A

 [特徴]
 ・最優秀特集上映(Best Film Series)、最優秀‘再発見’プログラム(Best Rediscoveries)、表彰(Commendations)という、他の映画賞にはない特別賞を設けている。
 ・編集賞、ニュー・フィルムメーカー賞、外国語映画賞を、それぞれKaren Schmeer、David Brudnoy、Jay Carrのメモリアル賞としている。
 ・‘タイ’受賞となる部門が比較的に多い。
 ・各媒体での受賞結果には、公式サイトに載っていない「次点」が載っていたりする。

 2016年の作品賞は『ラ・ラ・ランド』、2015年の作品賞は『スポットライト 世紀のスクープ』、2014年の作品賞は『6才のボクが、大人になるまで。』、2013年の作品賞は『それでも夜は明ける』、2012年の作品賞は『ゼロ・ダーク・サーティ』、2011年の作品賞は『アーティスト』、2010年の作品賞は『ソーシャル・ネットワーク』。

画像

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 ◆作品賞
 ◎“Phantom Thread” 監督:ポール・トーマス・アンダーソン
 次点:『シェイプ・オブ・ウォーター』 監督:ギレルモ・デル・トロ

 ◆監督賞
 ◎ポール・トーマス・アンダーソン “Phantom Thread”
 次点: ギレルモ・デル・トロ 『シェイプ・オブ・ウォーター』

 ◆主演男優賞
 ◎ダニエル・カルーヤ 『ゲット・アウト』
 次点:ティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet) “Call Me By Your Name”

 ◆主演女優賞
 ◎サリー・ホーキンス 『シェイプ・オブ・ウォーター』
 次点: ヴィッキー・クリープス(Vicky Krieps) “Phantom Thread”

 ◆助演男優賞
 ◎ウィレム・デフォー “The Florida Project”
 次点:サム・ロックウェル 『スリー・ビルボード』

 ◆助演女優賞
 ◎ローリー・メトカーフ(Laurie Metcalf)
 次点:アリソン・ジャネイ “I,Tonya”(監督:クレイグ・ギレスピー)

 ◆脚本賞
 ◎グレタ・ガーウィグ ”Lady Bird”(監督:グレタ・ガーウィグ)
 次点:ジョーダン・ピール 『ゲット・アウト』

 ◆撮影賞
 ◎ホイテ・ヴァン・ホイテマ 『ダンケルク』
 次点: ロジャー・ディーキンス 『ブレードランナー 2049』

 ◆編集賞
 ◎デイヴィッド・ロウリー(David Lowery) “A Ghost Story”(監督:デイヴィッド・ロウリー)
 次点: タティアナ・S・リーゲル(Tatiana Riegel) “I, Tonya”

 ◆オリジナル作曲賞
 ◎ジョニー・グリーンウッド ”Phantom Thread”
 次点:アレックス・ソマーズ(Alex Somers) 『ドーソン・シティー:凍結された時間』(監督:ビル・モリソン)
 次点:アレクサンドル・デプラ 『シェイプ・オブ・ウォーター』

 ◆アンサンブル・キャスト賞(Best Ensemble Cast)
 ◎『マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)』
 次点:『BPM ビート・パー・ミニット』

 ◆ニュー・フィルムメーカー賞(Best New Filmmaker(awarded in memory of David Brudnoy)
 ◎ジョーダン・ピール 『ゲット・アウト』

 ◆ドキュメンタリー賞
 ◎『ドーソン・シティー:凍結された時間』“Dawson City: Frozen Time” 監督:ビル・モリソン(Bill Morrison)
 次点:“Faces Places(Visages,Villages)”(仏) 監督:アニエス・ヴァルダ、JR

 ◆アニメーション賞
 ◎『リメンバー・ミー』 監督:リー・アンクリッチ 共同監督:エイドリアン・モリーナ
 次点:『ゴッホ 最期の手紙』(英・ポーランド) 監督:ドロタ・コビエラ、ヒュー・ウェルチマン

 ◆外国映画賞
 ◎“The Square”(スウェーデン・独・仏・デンマーク) 監督:リューベン・オストルンド
 次点:『BPM ビート・パー・ミニット』(仏) 監督:ロバン・カンピヨ

 ◆最優秀特集上映(Best Film Series)
 ◎“A Year of Women in Cinema” at The Brattle Theatre
 ◎“Hachimiri Madness! Japanese Independents from the Punk Years” at The Harvard Film Archive
 ◎“Harry Dean Stanton: Say Something True” at The Museum of Fine Arts Boston
 ◎“Frederick Wiseman: For the Record” at The Museum of Fine Arts Boston
 ◎“Robert Mitchum Centennial Tribute” at The Brattle Theatre

 ◆最優秀再発見プログラム(Best Rediscoveries)
 ◎『殺人者はライフルを持っている!』“TargetsTargets”(1968、監督:ピーター・ボグダノヴィッチ) at The Brattle Theatre
 ◎“The Loom”(1986、スタン・ブラッケージ)(“Stan Brakhage’s Metaphors on Vision”) at The Harvard Film Archive
 ◎『セブン・ビューティーズ』(1975、リナ・ウェルトミュラー) (“The Films of Lina Wertmuller”) at The Brattle Theatre
 ◎『営倉』“The Brig”(1964、ジョナス・メカス)(“Scenes from the Life of a Happy Man … The Films of Jonas Mekas”) at The Harvard Film Archive
 ◎『血みどろの入江』“A Bay of Blood”(1971、マリオ・バーヴァ)(“Mario Bava and the Birth of Italian Giallo”) at The Brattle Theatre

 ◆レトロスペクティヴ・オブ・ザ・イヤー(Retrospective of the Year (awarded in memory of David Pendleton))
 ◎“The Complete Jean Renoir” at The Harvard Film Archive

 ◆表彰(Commendations)
 ◎The Brattle Theatreが、象徴的なボストン映画『エディー・コイルの友人たち』を再び映画館で観客に観られるようにしたことに対して。ロバート・ミッチャム主演で1973年製作の『エディー・コイルの友人たち』は、プリントがなかったのを、The Brattle Theatreがこの映画には需要があると言ってパラマウント映画を説得し、スタジオがデジタル修復版のDCPを制作するのに大きな経済的貢献をし、DVDリリースにまでこぎつけた。
 (To The Brattle Theatre for ensuring that the iconic Boston movieThe Friends of Eddie Coyle can once again be seen by cinema audiences. With no prints to be found of the 1973 film starring Robert Mitchum, the Brattle convinced Paramount Pictures that there was demand for the picture and made a significant financial contribution to the studio’s creation of a DCP of the digital restoration that had been done for a DVD release.)

 ◎ボストンを拠点とするミュージシャンであり、サイレント映画の研究者でもあるMartin MarksとRobert HumphrevilleとJeff Rapsisに対して。彼らのサイレント映画の上映でのライヴ演奏は、長年にわたってボストンの観客を喜ばせている。彼らの芸術的才能は、今年のThe Harvard Film Archiveでのサイレント企画「ある感性…エルント・ルビッチのタッチ」では特に素晴らしかった。幅広いコメディー、派手なアドベンチャー、繊細なドラマに対して、相応しい一連の音楽を提供した。
 (To Boston-based musicians and silent-film-music scholars Martin Marks, Robert Humphreville and Jeff Rapsis, whose live accompaniment at silent-film screenings have delighted Boston audiences for many years. Their artistry was particularly sublime this year during the silent component of The Harvard Film Archive’s “That Certain Feeling … The Touch of Ernst Lubitsch,” a series requiring music for broad comedies, extravagant adventures and subtle dramas.)

 ◎ウォルサムを拠点とする、アーティストが運営する集団AgX Bostonに対して。彼らは、ワークショップやイベント、コラボ実験を通して、光化学に基づく動画に対する技術向上や関心を高めるスペースを創出した。
 (To the Waltham-based, artist-run film collective AgX Boston, for creating a space dedicated to fostering skill-building and interest in photochemical-based moving images through workshops, events and collaborative experimentation.)

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 *当ブログ記事

 ・ボストン映画批評家協会賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_39.html
 ・ボストン映画批評家協会賞2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_13.html
 ・ボストン映画批評家協会賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_12.html
 ・ボストン映画批評家協会賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_17.html
 ・ボストン映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_28.html
 ・ボストン映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_20.html
 ・ボストン映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_25.html
 ・ボストン映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_23.html
 ・ボストン映画批評家協会賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_24.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年9月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_31.html

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