モントリオール世界映画祭2010 ワールド・コンペティション部門ラインナップ!

 8月26日から9月6日まで、モントリオール世界映画祭が開催されます。

 ワールド・コンペティションのエントリー作品は20本で、今年は3本の日本映画がエントリーされています。
 このところ日本映画は2年連続で受賞しています(過去4年間で4つの賞を受賞しています)が、さて、今年はどうなるでしょうか。

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 ◆ワールド・コンペティション部門

 ・“Le Mariage À Trois(Three-Way Wedding)”(仏) 監督:ジャック・ドワイヨン [インターナショナル・プレミア]
 出演:パスカル・グレゴリー、ジュリー・ドパルデュー、ルイ・ガレル、アガット・ボニゼール(Agathe Bonitzer)、ルイ=ドー・ド・ランクサン(Louis-Do De Lencquesaing)
 物語:劇作家のオーギュストは、妻アリエットに出て行かれたが、新しい戯曲の執筆中も妻のことが頭から離れない。戯曲が完成に近づいた頃、彼は、カントリーハウスに客を招く。戯曲の演出家と、夏の間に彼のアシスタントを務めてくれている魅力的な法科学生ファニー、そして、舞台で主演する2人の俳優。ここにアリエットが若い恋人テオを見せびらかすように現れる……。
 この作品は、フランスでは4月に劇場公開されていますが、興行成績は散々なものだったと伝えられています。
 撮影は、『ポネット』でも組んでいるカロリーヌ・シャンプティエ。

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 ・“Nannerl、La Sœur De Mozart(Nannerl、Mozart’s Sister)”(仏) 監督:ルネ・フェレ(René Féret) [インターナショナル・プレミア]
 出演:Marie Féret、デルフィーヌ・シェイヨー(Delphine Chuillot)、マルク・バルベ、ダヴィド・モロー、クロヴィス・フワン(Clovis Fouin)、Lisa Féret、Adèle Leprêtre、Valentine Duval
 物語:モーツァルトには、ナンネルルという姉がいて、3才から父に音楽を習っていた彼女も神童と思われ、弟と一緒に、ヨーロッパ中の宮廷に演奏旅行にまわった。ベルサイユを訪れた際、彼女は、ルイ15世の王子から作曲を勧められるが、当時のヨーロッパでは、女性には作曲は認められず、彼女は、それ以降もずっと弟の伴奏に徹しなければならないのだった……。
 監督のルネ・フェレは、『夕映えの道』『哀しみのアレクシーナ』が日本でも紹介されていて、主演のMarie Féretと助演のLisa Féretは自身の娘だそうです。

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 ・“Rendez-Vous Avec Un Ange(Meeting With An Angel)”(仏) 監督:Sophie De Daruvar、Yves Thomas  [ワールド・プレミア]
 出演:イザベル・カレ、セルジ・ロペス、マヤ・サンサ、ミレイユ・ドランシュ(Mireille Delunsch)、Claude Winter、ジェレミー・リップマン(Jérémie Lippman)、グサヴィエ・ボーヴォワ
 物語:ジュディットは、病院に勤める寡黙な看護婦で、パートナーのローランは、オペラが大好きな、オーディオ・ストアのセールスマンだった。ジュディットの声はだんだんか細くなり、満足に話もできなくなって、とうとう病院をクビになってしまう。彼女は、そのことをローランに伝えようとするが、ローランにはいつももっと大事なことがあるようで、なかなか伝えることができず、ついに伝えることをあきらめてしまう。一方、ローランは、たまたまジュディットが職を失ったことを知るが、知らないフリをして、彼女の様子を観察することにする。すると、彼女が、バーやブティック、ビューティーサロンなどに通っているのを発見する。彼は、彼女に新しい恋人でもできたか、売春婦にでもなってしまったのではないかと疑う。

 ・“Tête De Turc”(仏) 監督:パスカル・エルベ(Pascal Elbé) [北米プレミア]
 出演:ロシュディ・ゼム、パスカル・エルベ、ロニ・エルカベッツ(Ronit Elkabetz)、サイモン・アブカリアン(Simon Abkarian)、フローレンス・トマシン(Florence Thomassin)、Valérie Benguigui
 物語:ボラは、14歳の移民の息子で、フランスの郊外に、母と7歳の弟と一緒に暮らしていた。彼と、同じ歳のガールフレンド、ニーナは、彼女の父親を捜しにトルコに行く計画を立てる。ある日、ボラは、“山賊”(hood)を気取って、医者のシモンの車に火を放つが、中にシモンが乗っていたことに気づいて、あわてて彼を引きずり下ろす。意識不明のシモンは、その後、病院に運ばれて一命を取り止める。市長は、この事件を知り、シモンをこういう目に遭わせた犯人を見つけ、彼を助けた謎の人物を表彰すると宣言する。ボラは、どちらも自分の仕業だとは言い出すことができず、代わりに彼の親友であるハッサンの兄サミールが犯人として捕まえられてしまう……。

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 ・“L'Héritage Perdu(Lost Heritage)”(仏(グアドループ)・ガボン) 監督:Christian Lara [ワールド・プレミア]
 出演:Luc Saint Eloy、Philippe Maury、Sidiki Bakaba、Sylvia Jabot、Christelle Thil、Astrid Siwsanker、Patrice Boulemar、Yalili Rodriguez
 物語:グアダループで農場を営むピーターは、アメリカの叔父が残した財産を受け継ぐために1ヶ月以内に結婚しなければならなくなる。しかも、相手は誰でもいいというわけではない。「男はだれでも、それが愛だと気づかずに別れることになった相手がいるはずだ」"Every Man Lets The Love Of His Life Escape Without Realizing It."という叔父の信念に従って、過去につきあった相手の中から結婚相手を探さなくてはならない。そこで、ピーターは、叔父の葬式に、元カノたちを呼び寄せることになる。ビジネス・ウーマンのアストリッド、4歳の息子がいるキュレーターのシルビア、教師のクリステル、廷吏のジェシカ、歌手のカーチャ・L、つき合い始めてはいるがまだ落としてはいない学生のアダ、そして、なぜここにいるのかわからないアフリカ人女性のナナ……。

 ・“Adem (Oxygen)”(ベルギー・オランダ) 監督:Hans Van Nuffel [ワールド・プレミア]
 出演:Stef Aerts、Wouter Henrickx、Marie Vinck、Anemone Valcke、Rik Verheys
 物語:トムとルーカスは、兄弟で、ともに遺伝性の肺の病を患っていた。トムは、短い人生を憂いて、刹那的に生きることしかできず、チンピラたちとつきあっていた。しかし、病院で、同じ病気のグサヴィエと出会い、考え方が変わる。グサヴィエは、とても楽天的な性格で、恋人に振られても前向きで元気でいられた。そんなグザヴィエの影響を受けて、トムも前向きになり、入院患者で、ちょっと風変わりな女の子エリーヌに恋をする。彼女は、感染を防ぐために外界から遮断された部屋に入れられていて、トムとは肌を触れ合うこともできず、ただ電話のみがコミュニケーション手段であった。そんな時、ルーカスが肺の移植手術の最中に死んでしまい、トムはまたふさぎ込んでしまう。

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 ・“Dalla Vita In Poi(From The Waist On)”(伊) 監督:Gianfrancesco Lazotti [インターナショナル・プレミア]
 出演:ニコレッタ・ロマノフ(Nicoletta Romanoff)、Pino Insegno、Carlo Buccirosso、Gianni Cinelli、Carlo Giuseppe Gabardini
 物語:ロサルバは、恋人のダニーロを愛しているが、彼は、刑務所で長い囚人生活を送っていた。彼女は、ダニーロに毎日手紙を書くことに決めるが、自分の思いをうまく言葉に表現することができず、親友で、車椅子生活を送っているカーチャの助けを借りることにする。しかし、ロサルバに向けられるはずのダニーロの返事は、次第にカーチャを意識したものになり、ダニーロとロサルバは別れ、ダニーロとカーチャの文通が続けられることになる。カーチャは、自分の好きになった相手に会いたくて、刑務所に面会に行くが、親戚でも何でもないカーチャにダニーロとの面会は許されなかった。しかし、カーチャのダニーロへの思いは強まるばかりであった……。

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 ・“Das Lied In Mir(The Day I Was Not Born)”(独) 監督:Florian Cossen [ワールド・プレミア]
 出演:ジェシカ・シュヴァルツ(Jessica Schwartz)、ミヒャエル・グヴィスデク(Michael Gwisdek)、Raphael Ferro、Beatriz Spelzini、Carlos Portaluppi、Alfredo Castellani
 物語:31歳のマリアは、チリへの旅の途中に立ち寄ったブエノスアイレスで、自分が意味のわからないままに口ずさんでいた童謡がここアルゼンチン発祥のものらしいことを知って驚く。そして、そのことを電話で父に話した後、しばらくこの街をぶらついてみることにする。2日後、彼女のホテルに突然父がやってくる。父は、70年代の独裁政権時代にマリアを養女に貰い、ドイツに連れ帰ったのだと話す。父は、娘を失いたくないという思いを抱きつつ、娘と2人で、娘の実の両親を捜すことにする。

 ・“Tannöd(The Murder Farm)”(独・スイス) 監督:ベティナ・オルベリ(Bettina Oberli) [インターナショナル・プレミア]
 出演:ユリア・イェンチ、モニカ・ブライプトロイ、フォルカー・ブルッフ(Volker Bruch)、ニルス・アルトハウス(Nils Althaus)、Brigitte Hobmeier
 物語:深い森の中にある農場で、使用人を含め、ダナール一家全員が殺される。兇器はピッケルだったが、村民の誰もそんなものを見たことはなかった。ダナール家の主人は、尊大で、ケチで、娘が生んだ子の父親なのではないかと噂されていた。彼の妻は、敬虔な信者で、村の誰とも話をしなかった。2年後、村に、26歳の看護婦カトリンがやってくる。殺人事件は依然として解決されないままだったが、彼女は、村の中の、からみあったウソとだんまりの陰に罪の匂いを感じ取るのだった……。
 スイス映画賞2010作品賞ノミネート。
 ベティナ・オルベリは、『ひとすじの温もり』(2002)、『マルタのやさしい刺繍』(2006)の監督。

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 ・“Wenecja (Venice)”(ポーランド) 監督:Jan Jakub Kolski [インターナショナル・プレミア]
 出演:Marcin Walewski、Magdalena Cielecka、Mariusz Bonaszewski、アニエスカ・グロホフスカ(Agnieszka Grochowska)、Grazyna Blecka-Kolska
 物語:マレクの一家は、何世代にもわたってヴェニスへ旅行していた。曽祖父も祖父も父も14歳の兄もヴェニス旅行を経験しているが、11歳のマレクだけが実際にヴェニスに行ったことがなかった。話だけはよく聞いていたので、マレクは、ヴェニスの通りや広場をまるで行ったことがあるかのように話せるようになっていた。そんなマレクに、ついにヴェニス旅行のチャンスが巡ってくる。しかし、時は1939年で、戦争の暗雲が忍び寄り、父も軍隊に入隊してしまう。それでもマレクは、ヴェニスの夢をあきらめきれず、「ボクがヴェニスに行けないなら、ヴェニスの方がこっちに来ればいいじゃないか」と考えるようになる。

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 ・“Limbo”(ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・トリニダードトバゴ) 監督:Maria Sødahl [インターナショナル・プレミア]
 出演:Line Verndal、Henrik Rafaelsen、Lena Endre、Bryan Brown、Dana Lee、Sonya Moze
 物語:1970年代初頭。ソニアは、2人の幼い子供を連れて、石油産業のエンジニアである夫が働くトリニダート・トバゴへ向かう。彼女は、そこで、まるで根なし草のように、新しい職場から職場へと、世界の各地を転々としている男たちに紹介される。彼らには、妻も一緒についてきていて、契約次第で世界のどこへでも向かう。彼らは、豪華な家に住み、何人もの召使を使う。そして、お互い、その土地土地で親しいつきあいをするが、そんな関係は、表面的なもので、夫の契約が終わってしまうと、きれいさっぱり忘れ去られてしまうのだった。
 第38回ノルウェー国際映画祭オープニング作品。

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 ・“Peremiriye(Truce)”(ロシア) 監督:Svetlana Proskurina [インターナショナル・プレミア]
 出演:Ivan Dobronravov、Yuriy Itskov、Sergey Shnurov、Nadezha Tolubeyeva、Alexey Vertkov
 物語:イゴールは、トラック運転手で、会社のアパートに住んでいる。ここは、神も見捨てたような鉱山町で、よそ者の鉱夫と地元の住人と間には諍いが絶えず、ずっと緊張関係が続いていた。彼は、ギャングのいとこや叔父やその仲間とつるんでいるが、ここで結婚し、幸せな家庭を築くことを望んでいた。今つきあっている音楽学生のカーチャとは、週に一度、炭鉱が休みになる土曜日にベッドをともにしているだけであった……。
 Kinotavr 2010 グランプリ。

 ・『悪人』“Akunin(Villain)”(日) 監督:李相日 [ワールド・プレミア]

 ・『BOX 袴田事件 命とは』“Box - Hakamada Jiken - Inochi Towa”(日) 監督:高橋伴明 [インターナショナル・プレミア]

 ・『必死剣 鳥刺し』“Hisshiken Torisashi(Sword Of Desperation)”(日) 監督:平山秀幸 [インターナショナル・プレミア]

 ・“Route 132”(カナダ) 監督:Louis Bélanger [ワールド・プレミア]
 出演:François Papineau、Alexis Martin、Sophie Bourgeois、Andrée Lachapelle、Gilles Renaud、Janine Sutto
 物語:ジルは、愛する息子を失って、生きる張り合いをなくし、酒場に入り浸るようになっていた。そこには友人のボブもいて、彼もまたツキを失っていた。彼らは、高速132号線を通って、セントローレンス低地に向かう旅を計画する。そこの信用組合は、バカな田舎者が金を溜め込んでいて、だますのもたやすく、まわりには警官もあまりいないだろうと彼らは考えたのだった。しかし、思いもかけない出来事が続き、彼らの旅は予想していたものとは全く違ってものになるのだった……。
 トロント国際映画祭2010 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。

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 ・“Tromper Le Silence(Silence Lies)”(カナダ) 監督:Julie Hivon [ワールド・プレミア]
 出演:Suzanne Clément、Maxime Dumontier、Sophie Cadieux、Sébastien Huberdeau、Pascale Montpetit
 物語:ヴィヴィアンは、写真家として成功していたが、彼女のミューズであった兄が死んで、途方に暮れてしまう。その後、メカニックのギヨームと出会い、彼の中に兄に通じるものを感じ、再び、創作意欲を取り戻す。しかし、ギヨームを悲劇が見舞い、彼は、それに対して、自分の人生をかけて償おうと考える。そのことは、ヴィヴィアンにとってもショックだったが、少しずつ彼との距離感を縮めることにもなるのだった。

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 ・“The Land Of The Astronauts”(米) 監督:Carl Colpaert [ワールド・プレミア]
 出演:デイヴィッド・アークエット、ビジョウ・フィリップス(Bijou Phillips)、Nicholas Bishop、ヴィヴィカ・フォックス(Vivica Fox)、リン・シェイ(Lin Shaye)、トム・バウアー(Tom Bower)、Petra Sandovar
 物語:ジャック・マッケンジーは、ハリウッドで一世を風靡した作曲家だったが、今は落ちぶれて、リムジンの運転手をしている。美しい妻とかわいい子どもたちと大きな家と素晴らしいキャリア……。彼は、夢をもう一度と思うが、酒と、長女が自動車事故で死んでしまったことが、彼の再起を難しくしていた。そんな時、彼は、トップスターの運転をすることになり、彼と親しくなることで、再起の道が開けそうになる……。

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 ・“Twelve Thirty”(米) 監督:Jeff Lipsky [ワールド・プレミア]
 出演:リード・バーニー(Reed Birney)、ジョナサン・グロフ(Jonathan Groff)、メイミー・ガマー(Mamie Gummer)、Portia Reiners、カレン・ヤング、ヘイリー・ハイファー(Halley Feiffer)、レベッカ・シャール(Rebecca Schull)、バーバラ・バリー(Barbara Barrie)、Kirby Mitchell
 物語:ヴィヴィアンは、2人の娘の母親で、自立しなければならないという思いと、家に閉じこもっていたいという矛盾する思いを抱いている。19歳のメルは、母親とは対照的に明るく楽天的に育っている。22歳のマウラは、引っ込み思案で、自分の居場所が見つけられないでいる。マーティンは、何年も前に別れたヴィヴィアンの前夫だが、ヴィヴィアンとは未だに性的な関係を続けていて、2人の娘はそれを不愉快に感じている。そんな家族関係は、ずっとメルのことが好きだったジェフが、メルと一緒にレストランで働き始めてから、変化を見せ始める……。

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 ・“De La Infancia(From Childhood)”(メキシコ) 監督:カルロス・カレラ [インターナショナル・プレミア]
 出演:Damián Alcazar、Giovanna Zacarías、Ernesto Gómez C.、Benny Emmanuel、Alicia Jaziz Sapién
 物語:ニエブラは、10代のギャングで、警察との銃撃戦の最中に、撃たれて死んでしまう。しかし、10歳のフランシスコを助けるために、幽霊となって戻ってくる。フランシスコの父親は、暴君で、妻や子どもたちにいつも暴力を振るっていた。幽霊となったニエブラは、フランシスコを助け、彼の初恋と、彼が父親に立ち向かう決心をするのを見守るのだった……。
 グアダラハラ国際映画祭2010 メキシコ映画長編コンペティション 監督賞&男優賞(Damián Alcazar)& Award 'Warrior of the Press' 受賞。

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 ※審査員:Irene Bignardi(ベネチア・デイズやロカルノ国際映画祭の元ディレクター)、アンヌ=マリー・カデュー(カナダの女優)、Marwan Hamed(エジプトの監督)、Igor Minaev(ウクライナの監督)、エドゥアルド・モリナロ、Lijung Tang(中国の映画祭ディレクター)

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 国際映画祭のコンペティション部門といえば、高度に作家主義的な作品か、社会性または芸術性の高い作品が選ばれるのが普通ですが、今年のモントリオール世界映画祭は、そうしたものより、ドラマ性の強い作品が多いようです。

 ジャック・ドワイヨンやカルロス・カレラなど国際映画祭の常連監督もいますが、あとの参加監督はこれまでそうしたものとはあまり縁がない監督ばかりで、3大映画祭のコンペ部門に出品したことがあるのは、あとはルネ・フェレくらいでしょうか。(平山秀幸監督は、1998年にモントリオール世界映画祭に『愛を乞うひと』を出品し、国際批評家連盟賞を受賞しています。)

 作品内容としては、心に大きなダメージを受けるような経験をして、人生の転機を迎えている人といった人を主人公にした物語が多いようです。

 シノプシスを読んだ印象でよさそうだなと思ったのは、“Adem (Oxygen)”ですが、審査員の顔ぶれを見ると、どうしても作家主義的なアプローチの作品が評価されそうで、受賞の可能性はちょっと判断がつきません。

 日本映画3本の中では、日本でも既に高い評価を得ている(らしい)『悪人』が何らかの賞を受賞するのではないかと予想されます。

 あとは、既に母国で高い評価を得ている“Tannöd(The Murder Farm)”と“Peremiriye(Truce)”と“De La Infancia(From Childhood)”がどの程度評価されるかが注目のポイントでしょうか。

 そういった評価とは別に“Nannerl、La Sœur De Mozart”は、クラシック・ファンの間ではよく知られた話らしいのですが、題材が面白そうで、音楽ネタの映画は日本でもけっこう需要があるので、日本でも劇場公開されるのではないかと思われます。(ちなみに、昨年のコンペ作品の中で、現在までに日本で劇場公開されたのは日本映画を除けば1本もありません。公開予定になっている作品が1本あるようですが。)

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 *当ブログ記事
 ・モントリオール世界映画祭2010 ラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_13.html
 ・モントリオール世界映画祭2009 ラインナップ その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_8.html
 ・モントリオール世界映画祭2009 ラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_11.html
 ・モントリオール世界映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_5.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年5月~2011年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_23.html

 ※追記:
 ・モントリオール世界映画祭2010 受賞結果発表!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_12.html

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