ドイツ映画賞2020 ノミネーション!!

 第70回ドイツ映画賞のノミネーションです。

 スケジュール
 2019年12月16日:ドキュメンタリー作品15作品の予備選考
 2020年1月7日:長編映画27編と子供むけ映画8編の予備選考
 3月5日:最初の受賞者を発表
 3月11日:ノミネーション発表
 4月24日:結果発表(今回はライブテレビ番組にて)

 ◆作品賞(Bester Spielfilm)
 ・”Berlin Alexanderplatz”(独・オランダ) プロデューサー:Leif Alexis、ヨハン・ラウベ(Jochen Laube)、ファビアン・マウバッフ(Fabian Maubach) 監督:ブルハン・クルバニ(Burhan Qurbani)
 ・”Es gilt das gesprochene Wort”(独・仏) プロデューサー:インゴ・フリース(Ingo Fliess) 監督:Ilker Çatak
 ・“Lara”(独) プロデューサー: Marcos Kantis、マーティン・レーヴァルト(Martin Lehwald)、Michal Pokorny 監督:ヤン・オーレ・ゲルスター
 ・”Lindenberg! Mach dein Ding”(独) プロデューサー:Michael Lehmann、Johannes Pollmann、グンター・ルス(Günther Russ) 監督:ヘルミーネ・フントゥゲボールト(Hermine Huntgeburth)
 ・”System Crasher(Systemsprenger)”(独) プロデューサー:Peter Hartwig、Jonas Weydemann、Jakob Weydemann 監督:ノラ・フィングシャイト(Nora Fingscheidt)
 ・“Undine”(独・仏) プロデューサー:フロリアン・ケルナー・フォン・グストルフ(Florian Koerner von Gustorf)、Michael Weber、マルガレート・メネゴス(Margaret Ménégoz) 監督:クリスティアン・ペツォールト(Christian Petzold)

 ”System Crasher(Systemsprenger)”は、ベルリン国際映画祭2019コンペティション部門出品。アルフレッド・バウアー賞(銀熊賞)、Reader Jury of the "Berliner Morgenpost"、受賞。バイエルン映画賞2020 作品賞/プロデューサー賞受賞。
 ”Berlin Alexanderplatz”と“Undine”は、ベルリン国際映画祭2020 コンペティション部門出品。
 ”Es gilt das gesprochene Wort”は、バイエルン映画賞2020 女優賞受賞。
 “Lara”は、バイエルン映画賞2020音楽賞受賞。
 ”Lindenberg! Mach dein Ding” は、バイエルン映画賞2020ヤング男優賞受賞。

 ◆監督賞(Beste Regie)
 ・Ilker Çatak “Es gilt das gesprochene Wort”
 ・ノラ・フィングシャイト(Nora Fingscheidt) “System Crasher(Systemsprenger)”
 ・ブルハン・クルバニ(Burhan Qurbani) ”Berlin Alexanderplatz”

 ◆主演男優賞(Beste männliche Hauptrolle)
 ・Jan Bülow “Lindenberg! Mach dein Ding”
 ・Welket Bungué “Berlin Alexanderplatz”
 ・Albrecht Schuch ”System Crasher(Systemsprenger)”

 Albrecht Schuchは、ドイツ映画批評家賞2020男優賞ノミネート。

 ◆主演女優賞(Beste weibliche Hauptrolle)
 ・アネ・ラテ=ポレ(Anne Ratte-Polle) ”Es gilt das gesprochene Wort”
 ・Alina Șerban “Gipsy Queen”(独・オーストリア)(監督:Hüseyin Tabak)
 ・Helena Zengel ”System Crasher(Systemsprenger)”

 アネ・ラテ=ポレとHelena Zengelは、バイエルン映画賞2020女優賞受賞。

 ◆助演男優賞(Beste männliche Nebenrolle)
 ・Pasquale Aleardi “Ich war noch niemals in New York”(独)(監督:フィリップ・シュテルツェル(Philipp Stölzl))
 ・ゴーデハート・ギーズ(Godehard Giese) “Es gilt das gesprochene Wort”
 ・Albrecht Schuch “Berlin Alexanderplatz”

 “Ich war noch niemals in New York”は、バイエルン映画賞2020 特別賞受賞。
 Albrecht Schuchは、ドイツ映画批評家賞2020では“System Crasher(Systemsprenger)”で男優賞ノミネート。

 ◆助演女優賞(Beste weibliche Nebenrolle)
 ・イェラ・ハーゼ(Jella Haase) “Berlin Alexanderplatz”
 ・Lisa Hagmeister “System Crasher(Systemsprenger)”
 ・ガブリエラ・マリア・シュマイデ(Gabriela Maria Schmeide) “System Crasher(Systemsprenger)”

 ◆脚本賞(Bestes Drehbuch)
 ・Martin Behnke、ブルハン・クルバニ(Burhan Qurbani) “Berlin Alexanderplatz”
 ・ノラ・フィングシャイト(Nora Fingscheidt) “System Crasher(Systemsprenger)”
 ・Nils Mohl、Ilker Çatak “Es gilt das gesprochene Wort”

 ◆撮影賞(Beste Kamera/Bildgestaltung)
 ・ヨシ・ハイムラート(Yoshi Heimrath) “Berlin Alexanderplatz”
 ・フランク・ラム(Frank Lamm) “Deutschstunde”(独)(監督:クリスティアン・シュヴォホー(Christian Schwochow))
 ・Jieun Yi “O Beautiful Night”(独)(監督:Xaver Böhm)

 “Deutschstunde”は、バイエルン映画賞2020 撮影賞受賞。

 ◆編集賞(Bester Schnitt)
 ・Stephan Bechinger、Julia Kovalenko “System Crasher(Systemsprenger)”
 ・ベッティナ・ボーラー(Bettina Böhler) “Schlingensief In das Schweigen hineinschreien”(独)(監督: ベッティナ・ボーラー(Bettina Böhler))
 ・Heike Gnida “Pelikanblut”(独・ブルガリア)(監督:カトリン・ゲビー(Katrin Gebbe))
 ・Andreas Menn “Mein Ende. Dein Anfang.”(独)(監督:Mariko Minoguchi)

 Stephan Bechingerは、“Das unmögliche Bild”でドイツ映画批評家賞2019編集賞受賞。
 ベッティナ・ボーラーは、『未来を乗り換えた男』でドイツ映画批評家賞2019編集賞ノミネート。

 ◆美術賞(Bestes Szenenbild)
 ・ジルク・ビューア(Silke Buhr) “Berlin Alexanderplatz”
 ・Matthias Müsse “Ich war noch niemals in New York”
 ・Sebastian Soukup “Narziss und Goldmund(Narcissus and Goldmund)”(独)(監督: シュテファン・ルツォヴィツキー(Stefan Ruzowitzky))
 ・Tim Tamke “Freies Land”(独)(監督:クリスティアン・アルヴァルト(Christian Alvart))

 ◆衣裳賞(Bestes Kostümbild)
 ・Ingken Benesch “Freies Land”
 ・Sabine Böbbis “Lindenberg! Mach dein Ding”
 ・トマス・オラー(Thomas Oláh)、Nora Bates “Ich war noch niemals in New York”

 ◆メイキャップ賞(Bestes Maskenbild)
 ・Helene Lang “Narziss und Goldmund(Narcissus and Goldmund)”
 ・Astrid Weber、Hannah Fischleder “Lindenberg! Mach dein Ding”
 ・Gerhard Zeiss “Ich war noch niemals in New York”

 ◆音響デザイン賞(Beste Tongestaltung)
 ・Simone Galavazi、Michel Schöpping “Berlin Alexanderplatz”
 ・Andreas Mücke-Niesytka、マーティン・ステイヤー(Martin Steyer)、Dominik Schleier、Benjamin Hörbe、ベッティナ・ボーラー(Bettina Böhler) “Undine”
 ・Corinna Zink, Jonathan Schorr, Dominik Leube, Oscar Stieblitz, Gregor Bonse “System Crasher(Systemsprenger)”

 ◆音楽賞(Beste Filmmusik)
 ・ロレンツ・ダンゲル (Lorenz Dangel) “Deutschstunde”
 ・Dascha Dauenhauer “Berlin Alexanderplatz”
 ・ジョン・ギュルトラー(John Gürtler) “System Crasher(Systemsprenger)”

 ◆視覚効果&アニメーション賞(Beste visuelle Effekte und Animation) [新設]
 ・Frank Kaminski “Berlin Alexanderplatz”
 ・Sven Martin “Ich war noch niemals in New York”
 ・ジャン・ストルツ(Jan Stoltz)、Claudius Urban  “Die Känguru-Chroniken”(独)(監督:ダニー・レヴィ)

 ◆ドキュメンタリー賞(Bester Dokumentarfilm)
 ・“Born in Evin”(独・オーストリア) プロデューサー:アレックス・トンドウスキー(Alex Tondowski)、Ira Tondowski 監督:マリアム・ザリー(Maryam Zaree)
 ・“Heimat ist ein Raum aus Zeit”(独・オーストリア) プロデューサー: Heino Deckert 監督:トーマス・ハイゼ(Thomas Heise)
 ・“Schlingensief In das Schweigen hineinschreien”(独) プロデューサー: フリーダー・シュライヒ(Frieder Schlaich)、イレーネ・フォン・アルベルティ(Irene von Alberti) 監督: ベッティナ・ボーラー(Bettina Böhler)

 ◆児童映画賞(Bester Kinderfilm)
 ・“Als Hitler das rosa Kaninchen stahl”(独・スイス) プロデューサー: ヨヘン・ラウベ(Jochen Laube)、ファビアン・マウバッフ(Fabian Maubach)、Clementina Hegewisch 監督:カロリーネ・リンク
 ・『フリッツィ』“Fritzi Eine Wendewundergeschichte”(独・ルクセンブルク・ベルギー・チェコ) プロデューサー: ラルフ・ククラ(Ralf Kukula)、Richard Lutterbeck 監督:ラルフ・ククラ(Ralf Kukula)、マティアス・ブルーン(Matthias Bruhn)

 “Als Hitler das rosa Kaninchen stahl”は、バイエルン映画賞2020 ヤング映画賞受賞。

 ◆観客賞(Besucherstärkster Film)
 ◎“Das perfekte Geheimnis”(独) Lena Schömann、ボラ・ダグテキン(Bora Dagtekin)
 バンビ賞2019 映画賞ナショナル受賞、バイエルン映画賞2020 作品賞/プロデューサー賞受賞。

 ◆名誉賞(Ehrenpreis)
 ◎エドガー・ライツ(Edgar Reitz)
 ニュー・ジャーマン・シネマの映画監督。日本ではオムニバス映画『秋のドイツ』(1978)などが紹介されている。他に“Heimat - Eine Chronik in elf Teilen”(1984)、“Die Zweite Heimat - Chronik Einer Jugend”(1992)、“Venice 70: Future Reloaded”(2013)など。

 主な作品のノミネート状況は以下の通り。

 ・“Berlin Alexanderplatz”(11):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・脚本・撮影・美術・音響・音楽・視覚効果
 ・“Systemsprenger(Systemsprenger)”(10):作品・監督・主演男優・主演女優・助演女優・助演女優・脚本・編集・音響・音楽
 ・“Es gilt das gesprochene Wort”(5): 作品・監督・主演女優・助演男優・脚本
 ・“Ich war noch niemals in New York”(5):助演男優・美術・衣裳・メイク・視覚効果
 ・“Lindenberg! Mach dein Ding”(4):作品・主演男優・衣裳・メイク
 ・“Deutschstunde”(2):撮影・音楽
 ・“Freies Land”(2):美術・衣裳
 ・“Narziss und Goldmund“(2):美術・メイク
 ・“Schlingensief In das Schweigen hineinschreien”(2):編集・ドキュメンタリー
 ・“Undine”(2):作品・音響

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 主なノミネート作品は、以下の通り。

 “Berlin Alexanderplatz”(独・オランダ) 監督:ブルハン・クルバニ(Burhan Qurbani)
 出演:Albrecht Schuch、マルティン・ヴトケ(Martin Wuttke)、イェラ・ハーゼ(Jella Haase)
 物語:アルフレート・デーブリーンの代表作『ベルリン・アレクサンダー広場』の映画化。
 物語はベルリンの下層労働者ビーバコップを主人公として進められる。4年の服役を果たして刑務所から出たビーバーコップは、真面目に生き直そうと考え靴紐の訪問販売を始めるが、同僚に裏切られて失望し酒に溺れる。その後体勢を立て直し、ラインホルトという若い男と知り合い彼の仕事を手伝うが、それと知らずに手伝ったのは窃盗団の仕事であった。そのうえ逃走の車中でラインホルトの反感を買ったビーバーコップは、車から突き落とされて右腕を切断する破目に陥る。療養が済んでからは娼婦ミーツェと生活をはじめ、ラインホルトを尋ねて窃盗団に入りなおす。しかしビーバーコップはここでも裏切られ、ラインホルトはミーツェをかどわかそうとして結果彼女を殺害し、ビーバーコップは共犯ということにされてしまう。ビーバーコップは警察に捕らえられて精神病院に入院し、ここでの内省を経て新たな人間として退院、駐車場の門衛の仕事につく。
このビーバーコップの遍歴を主軸としながら、作中では都会の様々な声とイメージ、例えば新聞記事や広告、ラジオ放送の引用や市中の人々の会話といった都市の情報、さらには聖書の詩句といったものが、映画的なモンタージュの手法ならびにジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』を範とした意識の流れの手法などによって重層的に描き出されていく。
 1931年にフィル・ユッツィ監督によって映画化され、1980年にはライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督によって15時間のテレビ映画が製作された。
 ベルリン国際映画祭2020 コンペティション部門出品。
 ロッテルダム国際映画祭2020出品。Eurimages Award受賞。

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 “System Crasher(Systemsprenger)”(独) 監督:ノラ・フィングシャイト(Nora Fingscheidt)
 物語:9歳の娘Benniは、優しいけれども、非常に攻撃的な女の子である。彼女はいろんな児童保護サービスに委ねられるが、どこでも、追い出されてしまう。彼女が本当に望んでいることは一つのことだけなのに。しかし母親のビアンカは自分の娘を怖がっている。
 初監督長編。
 ベルリン国際映画祭2019コンペティション部門出品。アルフレッド・バウアー賞(銀熊賞)、Reader Jury of the "Berliner Morgenpost"、受賞。
 Schwerin Art of Film Festival 2019出品。Best Sound and Music(Flying Ox)受賞。
 香港フィルマート2019出品。
 全州国際映画祭2019出品。
 Molodist国際映画祭2019出品。エキュメニカル審査員賞受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2019出品。観客賞受賞。
 上海国際映画祭2019出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2019 ホライズンズ部門出品。
 FEST New Directors New Films2019出品。
 台北電影節2019インターナショナル・ニュー・タレント・コンペティション出品。グランプリ受賞。
 ヴコバル映画祭2019出品。Golden Barge受賞。
 Transatlantyk映画祭2019出品。Transatlantyk Distribution Award受賞。
 エルサレム映画祭2019出品。
 Lux賞2019 オフィシャル・セレクション。
 グアナファト国際映画祭2019出品。
 サンティアゴ国際映画祭SANFIC2019出品。Golden Barge受賞。
 米国アカデミー賞2020国際映画賞国際映画賞ドイツ代表。
 ヨーロッパ映画賞2019オフィシャル・セレクション。
 El Gouna映画祭2019出品。
 アテネ映画祭2019出品。
 チューリヒ映画祭2019出品。Golden Eye受賞。
 BFIロンドン映画祭2019出品。
 ヨーロッパ映画賞2019 作曲家賞受賞。作品賞・女優賞(Helena Zengel)・大学映画賞ノミネート。
 パームスプリングス国際映画祭2020 国際批評家連盟賞女優賞受賞(Helena Zengel)。
 バイエルン映画賞2020 作品賞/プロデューサー賞受賞。

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 “Es gilt das gesprochene Wort”(独・仏) 監督:Ilker Çatak
 物語:見知らぬ人と向き合い、リスクを取り、挑戦を受け入れるために必要な勇気についてのステレオタイプに挑戦する感動的なラブストーリー。
 ミュンヘン映画祭2019出品。
 バイエルン映画賞2020 女優賞(アネ・ラテ=ポレ(Anne Ratte-Polle))受賞。

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 “Ich war noch niemals in New York”(独) 監督:フィリップ・シュテルツェル(Philipp Stölzl)
 物語:テレビ司会者のLisa Wartbergの母親Mariaが、事故に遭って記憶を失う。彼女が憶えているのは、ニューヨークに行ったことがないということだけ。彼女は病院から逃げ出し、クルーズ船に乗ってニューヨークへと密航する。彼女の娘は、メイクアップアーティストのFredと一緒に母親を探しに行くしかない。大西洋を横切る混沌とした旅が始まる。
 バンビ賞2019 男優賞(Uwe Ochsenknecht)ノミネート。
 バイエルン映画賞2020 特別賞受賞。
 エルンスト・ルビッチ賞2020受賞。
 Romy Gala 2020 大好きな女優賞(ハイケ・マカチュ(Heike Makatsch))ノミネート。

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 “Lindenberg! Mach dein Ding”(独) 監督:ヘルミーネ・フントゥゲボールト(Hermine Huntgeburth)
 ドイツの音楽業界に革命を起こしたウド・リンデンベルクの人生の物語。
 バイエルン映画祭2020 ヤング男優賞受賞(Jan Bülow)。

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 “Deutschstunde”(独) 監督:クリスティアン・シュヴォホー(Christian Schwochow)
 物語:Siggiは戦後、刑務所にいる。彼はエッセイを書くべきだ。彼は、父親が画家だった友人から職業を禁止することになっていたことを覚えている。Siggiは彼を助けるべきだが、彼は反抗した。
 ジークフリート・レンツの小説『国語の時間』の映画化。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2019出品。
 チューリヒ映画祭2019出品。
 バイエルン映画賞2020 撮影賞受賞。

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 “Undine”(独・仏)監督:クリスティアン・ペツォールト(Christian Petzold)
 出演:パウラ・ベーア、フランツ・ロゴフスキ、マリアム・ザリー
 物語:ウンディーネは、ベルリンの博物館ガイドとして働いている歴史家。彼女はフンボルトフォーラムについてよく知っていて、適切なブラウスとスーツを選ぶコツを持っている。彼女はさりげなく美しく、沼地に建てられた都市に関する知識を伝える方法は、優雅であると同時に専門的である。それでも、彼女の視線は市立美術館の中庭のカフェにさまよい、彼がそこにいるか、を確認する。しかし、ヨハネスは去り、ウンディーネの世界は崩壊する。クリスチャン・ペツォルトは、神秘的な水の精霊の神話を、幻想的な世界の現代のおとぎ話として作り直した。彼のウンディーネは無力で拍車がかかった女性としての彼女の役割に逆らい、新たに恋に落ちる。そこでは、正確な日常のジェスチャーと幽霊のような超現実主義が組み合わされている。生死の愛の物語は、見事かつ楽々と語られる。
 ベルリン国際映画祭2020 コンペティション部門出品。女優賞(銀熊賞:パウラ・ベーア)、国際批評家連盟賞受賞。

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 “Das perfekte Geheimnis”(独) 監督・プロデューサー:ボラ・ダグテキン(Bora Dagtekin)、プロデューサー:Lena Schömann
 物語:7人の友人-3人の女性と4人の男性-がディナーのために会う。誰もが携帯電話をテーブルの上に置いて、ゲームをする。どんな写真やメッセージが来ても、それを共有しなければならない。ただし、これは多くの混乱につながる。楽しい娯楽として始まったものは、驚きに満ちた恥ずかしい緊張した状況になる。
 バンビ賞2019 映画賞ナショナル受賞、バイエルン映画賞2020 作品賞/プロデューサー賞受賞。

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 “Als Hitler das rosa Kaninchen stahl”(独・スイス) プロデューサー:Fabian Maubach、Martin Busker (監督:カロリーネ・リンク)
 物語:1933年、アンナの人生が変わった時、9歳だった。父親アーサー・ケンパーは、有名なユダヤ人ジャーナリストで、ベルリンから逃げなければならない。家族は、アンナと兄のマックス、母親のドロテアで、彼らも父親に従う。最初は、チューリヒへ飛び、それからパリへ、最後にロンドンに飛ぶ。
 ジュディス・カーの小説の映画化。
 バイエルン映画賞2020 ヤング映画賞受賞。
 ドイツ映画批評家賞2020児童映画賞 ノミネート。

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 *当ブログ記事

 ・ドイツ映画賞2019 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201905/article_11.html
 ・ドイツ映画賞2018 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201803/article_19.html
 ・ドイツ映画賞2018 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201804/article_22.html  ・ドイツ映画賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_31.html
 ・ドイツ映画賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_41.html
 ・ドイツ映画賞2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201605/article_10.html
 ・ドイツ映画賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201605/article_46.html
 ・ドイツ映画賞2014 ロングリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_67.html
 ・ドイツ映画賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_26.html
 ・ドイツ映画賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201405/article_18.html
 ・ドイツ映画賞2013 ロングリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_35.html
 ・ドイツ映画賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201304/article_13.html
 ・ドイツ映画賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201304/article_17.html
 ・ドイツ映画賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201203/article_13.html
 ・ドイツ映画賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201205/article_2.html
 ・ドイツ映画賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_17.html
 ・ドイツ映画賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201004/article_24.html
 ・ドイツ映画賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200904/article_13.html

 ・バイエルン映画賞2020:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202003/article_3.html
 ・ドイツ映画批評家賞2020 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202003/article_4.html
 ・ベルリン国際映画祭2020 コンペティション部門 ラインナップ:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202002/article_14.html
 ・ベルリン国際映画祭2019 コンペティション部門 ラインナップ:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201901/article_52.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2020年2月~5月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202002/article_7.html

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