バイエルン映画賞2020 受賞結果

 バイエルン映画賞(Bavarian Film Award/ Bayerische Filmpreis)2020の受賞結果です。(1月17日発表)

 ◆作品賞/プロデューサー賞(Best Production (Produzentenpreis))
 ◎“Das perfekte Geheimnis”(独) 監督・プロデューサー:ボラ・ダグテキン(Bora Dagtekin)、プロデューサー:Lena Schömann
 物語:7人の友人-3人の女性と4人の男性-がディナーのために会う。誰もが携帯電話をテーブルの上に置いて、ゲームをする。どんな写真やメッセージが来ても、それを共有しなければならない。ただし、これは多くの混乱につながる。楽しい娯楽として始まったものは、驚きに満ちた恥ずかしい緊張した状況になる。
 バンビ賞2019 映画賞ナショナル受賞。

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 ◎“System Crasher(Systemsprenger)” プロデューサー:Peter Hartwig、Jonas Weydemann、Jakob Weydemann (監督:ノラ・フィングシャイト(Nora Fingscheidt))
 物語:9歳の娘Benniは、優しいけれども、非常に攻撃的な女の子である。彼女はいろんな児童保護サービスに委ねられるが、どこでも、追い出されてしまう。彼女が本当に望んでいることは一つのことだけなのに。しかし母親のビアンカは自分の娘を怖がっている。
 初監督長編。
 ベルリン国際映画祭2019コンペティション部門出品。アルフレッド・バウアー賞(銀熊賞)、Reader Jury of the "Berliner Morgenpost"、受賞。
 Schwerin Art of Film Festival 2019出品。Best Sound and Music(Flying Ox)受賞。
 香港フィルマート2019出品。
 全州国際映画祭2019出品。
 Molodist国際映画祭2019出品。エキュメニカル審査員賞受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2019出品。観客賞受賞。
 上海国際映画祭2019出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2019 ホライズンズ部門出品。
 FEST New Directors New Films2019出品。
 台北電影節2019インターナショナル・ニュー・タレント・コンペティション出品。グランプリ受賞。
 ヴコバル映画祭2019出品。Golden Barge受賞。
 Transatlantyk映画祭2019出品。Transatlantyk Distribution Award受賞。
 エルサレム映画祭2019出品。
 Lux賞2019 オフィシャル・セレクション。
 グアナファト国際映画祭2019出品。
 サンティアゴ国際映画祭SANFIC2019出品。Golden Barge受賞。
 米国アカデミー賞2020国際映画賞国際映画賞ドイツ代表。
 ヨーロッパ映画賞2019オフィシャル・セレクション。
 El Gouna映画祭2019出品。
 アテネ映画祭2019出品。
 チューリヒ映画祭2019出品。Golden Eye受賞。
 BFIロンドン映画祭2019出品。
 ヨーロッパ映画賞2019 作曲家賞受賞。作品賞・女優賞(Helena Zengel)・大学映画賞ノミネート。
 パームスプリングス国際映画祭2020 国際批評家連盟賞女優賞受賞(Helena Zengel)。

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 ◆監督賞(Best Direction (Regiepreis))
 ◎“Nur eine Frau”(独) 監督:Sherry Hormann
 物語:トルコ系のドイツ人女性であるAynurは、家族の反対に直面して、自由で自己決定的な生活に苦労している。彼女の兄弟は彼女のライフスタイルを受け入れることを拒否している。恥辱や脅威は拡大し続けている。最後に、若い女性は彼女の一番上の兄弟を警察に報告する。彼女はもはや家で安全ではないと感じているので、彼女は子供を連れて女性の友人と一緒に引っ越しする。同時に、家族は彼女の兄弟、将来の殺人者のために妻を見つけようとする。彼らは、Evinが演じた若いトルコ人女性Melekを、数週間の間に厳格で敬虔なイスラム教徒に仕立て上げた。 彼女は計画の一部であり、Hatunが死んだ後、小さな男の子を受け入れ、世話をすることを意図している。そして、殺人が行われる。

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 ◆男優賞(Best Actor (Darstellerpreis))
 ◎Bjarne Mädel、Lars Eidinger “25 km/h”(独)(監督:Markus Goller)
 物語:父親の死後、2人の非常に異なる兄弟が特別な旅で再会する。シュバルツ・バルトからバルト海へのビンテージモペットでの遠征。この魂の探索旅行中に、デュオはいくつかの異常な出会いを経験する。
 エルンスト・ルビッチ賞2018受賞。
 バンビ賞2019男優賞受賞(Bjarne Mädel)。

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 ◆女優賞(Best Actress (Darstellerpreis))
 ◎アネ・ラテ=ポレ(Anne Ratte-Polle) “Es gilt das gesprochene Wort”(独・仏)(監督:Ilker Çatak)
 物語:見知らぬ人と向き合い、リスクを取り、挑戦を受け入れるために必要な勇気についてのステレオタイプに挑戦する感動的なラブストーリー。

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 ◆脚本賞(Best Screenplay (Drehbuchpreis))
 ◎“Zoros Solo”(独) 脚本:Fabian Hebestreit、Jochen Laube (監督:Martin Busker)
 物語:ドイツの緊急避難所に住んでいるアフガニスタンからの13歳の難民は、ハンガリーで取り残された父親を救うためにキリスト教の少年合唱団に加わり、厳しい合唱団のマスターと衝突する。
 エムデン国際映画祭2019 NDR Young Talents Award、SCORE Bernhard Wicki Award受賞。

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 ◆撮影賞(Best Cinematography (Kamerapreis))
 ◎“Deutschstunde”(独)(監督:クリスティアン・シュヴォホー(Christian Schwochow)) フランク・ラム(Frank Lamm)
 物語:Siggiは戦後、刑務所にいる。彼はエッセイを書くべきだ。彼は、父親が画家だった友人から職業を禁止することになっていたことを覚えている。Siggiは彼を助けるべきだが、彼は反抗した。
 ジークフリート・レンツの小説『国語の時間』の映画化。

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 ◆音楽賞(Best Music (Filmmusikpreis))
 ◎“Lara”(監督:ヤン・オーレ・ゲルスター) アラシュ・サファイアン (Arash Safaian)
 物語:Laraは、ちょうど60歳になった。それは彼女の息子Victorが彼のキャリアの最も重要なピアノコンサートを行なっている日であり、それが同日なのは偶然ではない。しかし、その日は予想通りには進まず、LaraはVictorがついに自らの拘束から解放されるためにコンサートを使っていることを見出さなければならない。
 『コーヒーをめぐる冒険』のヤン・オーレ・ゲルスター監督最新作。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2019 メイン・コンペティション部門出品。審査員特別賞、エキュメニカル審査員賞、女優賞(コリンナ・ハルフォーフ)受賞。
 ミュンヘン映画祭2019 国際批評家連盟賞受賞。
 ハンプトンズ国際映画祭2019 Golden Starfish Award オナラブル・メンション受賞。
 リュブリャナ国際映画祭2019 Kingfisher Awardスペシャル・メンション受賞。
 レザルク・ヨーロピーアン映画祭2019 プレス賞受賞。

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 ◆ヤング男優賞(Best Young Actor (Darstellernachwuchspreis))
 ◎Jan Bülow “Lindenberg! Mach dein Ding”(独)(監督:ヘルミーネ・フントゥゲボールト(Hermine Huntgeburth))
 ドイツの音楽業界に革命を起こしたウド・リンデンベルクの人生の物語。

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 ◆ヤング女優賞(Best Young Actress (Darstellernachwuchspreis))
 ◎ルナ・ヴェドラー(Luna Wedler) “Dem Horizont so nah, Auerhaus”(独・仏)(監督:Tim Trachte)
 物語:Jessicaは、自分の人生がどのように見えるのか、そしてそれがどこに行くのかを正確に知っている。しかし、彼女はDannyに会う。彼には複雑な過去があり、彼らのすべての計画を混乱させる可能性がある。Jessicaが決めなければならない。
 Jessica Kochの小説の映画化。

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 ◆ヤング監督賞(Best Young Direction (Regienachwuchspreis))
 ◎“Die Goldfische”(独) 監督:Alireza Golafshan
 物語:銀行家のOliverは、仕事のためだけに生きている。彼は約束を守るためにスピードを出して、重大な交通事故を起こし、対麻痺のため、リハビリクリニックに入ることになる。彼は、そこで身障者のための共有フラットを担当しているLauraと出会い、Die Goldfischeというフラットのシェアになる。そこは、盲目のマグダ、自閉症のレインマン、およびダウン症のミチとフランジで構成されている。

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 ◆ヤング映画賞(Best Youth Film (Bester Jugendfilm))
 ◎“Als Hitler das rosa Kaninchen stahl”(独・スイス) プロデューサー:Fabian Maubach、Martin Busker (監督:カロリーネ・リンク)
 物語:1933年、アンナの人生が変わった時、9歳だった。父親アーサー・ケンパーは、有名なユダヤ人ジャーナリストで、ベルリンから逃げなければならない。家族は、アンナと兄のマックス、母親のドロテアで、彼らも父親に従う。最初は、チューリヒへ飛び、それからパリへ、最後にロンドンに飛ぶ。
 ジュディス・カーの小説の映画化。

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 ◆ドキュメンタリー賞(Best Documentary (Dokumentarfilmpreis))
 ◎“Walchensee Forever”(独) 監督:Janna Ji Wonders
 監督は彼女の家族の女性の物語を語る。とりわけ、Walchensee、ヒッピーの夢、そしてRainer Langhansを取り巻くコミューンが舞台になっている。
 ベルリン国際映画祭2020 パースペクティヴ・ドイツ映画部門出品。

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 ◆特別賞(Special Award)
 ◎“Ich war noch niemals in New York”(独) 監督:フィリップ・シュテルツェル(Philipp Stölzl)
 物語:テレビ司会者のLisa Wartbergの母親Mariaが、事故に遭って記憶を失う。彼女が憶えているのは、ニューヨークに行ったことがないということだけ。彼女は病院から逃げ出し、クルーズ船に乗ってニューヨークへと密航する。彼女の娘は、メイクアップアーティストのFredと一緒に母親を探しに行くしかない。大西洋を横切る混沌とした旅が始まる。

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 ◆名誉賞(Honorary Award)
 ◎ハイナー・ラウターバッハ(Heiner Lauterbach)
 『スキャンドールの挑発』『メン』『パラダイス』『クローンゲーム』『ふたりのロッテ』『悦楽晩餐会/または誰と寝るかという重要な問題』『es[エス]』『ストーム・シティ』『ドレスデン、運命の日』『シップ・オブ・ノーリターン 〜グストロフ号の悲劇〜』『アルティメイタム』『VOLCANO ボルケーノ』『ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』『ガーディアン』『キッズレーサー 魔法のメダルと秘密のサーキット』『スターリングラード 史上最大の市街戦』『はじめてのおもてなし』などで知られる俳優。

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 ◆観客賞(Audience Award) 作品賞(Best Film)

 ◎“Leberkäsjunkie”(独) 監督:Ed Herzog
 セバスティアン・ベッツェル(Sebastian Bezzel)とジーモン・シュヴァルツ(Simon Schwarz)が主演するによる警察官の犯罪コメディーの第6作。
 Rita Falkの小説の映画化で、第4作の“Grießnockerlaffäre”のではバイエルン映画賞の2018年のプロデューサー賞、第5作の“Sauerkrautkoma”では2019年の観客賞を受賞している。

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 ・“100 Dinge”(独) 監督:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ(Florian David Fitz)
 ・“Das perfekte Geheimnis”(独) 監督:ボラ・ダグテキン(Bora Dagtekin)、
 ・“Der Junge muss an die frische Luft(独)” 監督:カロリーネ・リンク
 ・『コリーニ事件』“The Collini Cas”(独) 監督:マルコ・クロイツパイントナー(Marco Kreuzpaintner)

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 ・バイエルン映画賞2019 結果発表:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201905/article_12.html
 ・バイエルン映画賞2018 結果発表:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201801/article_57.html
 ・バイエルン映画賞2017 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_60.html
 ・バイエルン映画賞2016 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201605/article_11.html
 ・バイエルン映画賞2014 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_57.html
 ・バイエルン映画賞2013 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_50.html
 ・バイエルン映画賞2012 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_9.html
 ・バイエルン映画賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_36.html
 ・バイエルン映画賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_29.html
 ・バイエルン映画賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_26.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2020年2月~5月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202002/article_7.html

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