君こそスターだ! シューティング・スター2020!

 本年度のEFPシューティング・スターの授賞式が、ベルリン国際映画祭で行なわれました。

 【シューティング・スター】
 シューティング・スター(The Shooting Stars)というのは、ヨーロッパ映画界に登場したニュー・スターをいち早く取り上げて紹介しつつ、彼らの栄光を讃え、これを今後のステップ・アップに役立ててもらおうという趣旨で始められたイベントで、EUのメディア・プログラムとEFP(European Film Promotion)のサポートで、毎年、ベルリン国際映画祭期間中に授賞式が行なわれています。

 これまでこの賞に選ばれた俳優というのが、なかなか凄くて、フランカ・ポテンテ(1998年)、レイチェル・ワイズ(1998年)、モーリッツ・ブライプトロイ(1999年)、マチュー・ドゥミ(1999年)、ケリー・マクドナルド(1999年)、エドゥアルド・ノリエガ(1999年)、マリア・シュラーダー(1999年)、レオノール・ワトリング(1999年)、ダニエル・クレイグ(2000年)、アウグスト・ディール(2000年)、ニーナ・ホス(2000年)、マヤ・サンサ(2000年)、ハイケ・マカシュ(2001年)、リュディヴィーヌ・サニエ(2001年)、ジェレミー・レニエ(2002年)、ダニエル・ブリュール(2003年)、セシル・ド・フランス(2003年)、リカルド・スカルマチョ(2006年)、ヨハンナ・ヴォカレク(2006年)、メラニー・ロラン(2007年)、ヤスミン・トリンカ(2007年)、アナマリア・マリンカ(2008年)、アフシア・エルジ(2009年)、デイヴィッド・クロス(2009年)、アルバ・ロルヴァケル(2009年)、キャリー・マリガン(2009)、アレクサンダー・フェーリング(2011年)、アリシア・ヴィキャンデル(2011年)、アンドレア・ライズブロー(2011年)、アデル・エネル(2012年)、リズ・アーメッド(2012年)、ラウラ・ビルン(2013年)、ジョージ・マッケイ(2014年)、ルイス・ホフマン(2017年)などがいます。

 シューティング・スター選出のための本年度の審査員は、アヴィ・カウフマン(Avy Kaufman:アメリカのキャスティング・ディレクター)、イングヴァール・E・シーグルソン(Ingvar Sigurdsson:アイスランドの男優)、マクダラ・ケルヒャー(Macdara Kelleher:アイルランドのプロデューサー)、Tara Karajica(セルビアの批評家、ジャーナリスト)、Teona Strugar Mitevska(マケドニアの映画監督)という5人です。

 シューティング・スターは、審査員によって、10人(初期は20人)に絞り込まれるのですが、その前に、ヨーロッパ映画プロモーション(EFP)によるノミネーションが行なわれています。現在のノミネーションの条件は―

 ・英語が流暢であること。
 ・16歳から32歳(35歳より変更)まで。
 ・ノミネーションに先立つ過去24ヶ月以内(18ヶ月以内より変更)に映画で主役を演じていること。
 ・初受賞をふくみ、自国でプロの俳優として成功したキャリアを築いていること。

 受賞者には、キャスティング・ディレクターやエージェント、国際的に活躍する映画人たちとミーティングや集会など各種イベントが予定されています。

 本年度の受賞者は、以下の10人です。

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 Pääru Oja
 1989年タリン(エストニア)生まれ
 『1944 独ソ・エストニア戦線』(2015)、“Mihkel”(2019)でEdda賞ノミネート。

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 ジタ・アンロ(Zita Hanrot)
 1989年マルセイユ生まれ。
 『ラジオスター』(2014)、『EDEN エデン』(2014)、『彼は秘密の女ともだち』(2014)、『カブールのツバメ』(2019)など、“Fatima”(2016)でセザール賞Meilleur espoir féminin受賞

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 マルティナ・アポストロバ(Martina Apostolova)
 1990年ソフィア(ブルガリア)生まれ。
 『イリーナ/Irina』(2019)でワルシャワ国際映画祭2018エキュメニカル審査員賞、審査員特別賞受賞、ゴールデン・ローズ賞2018ブルガリア・ユニオン・フィルムメイカー賞受賞、香港国際映画祭2019 ヤング・シネマ コンペティション部門女優賞受賞、SKIPCITY国際Dシネマ映画祭2019 監督賞受賞、ヨーロッパ映画賞2019 ディスカバリー賞ノミネート。

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 Bartosz Bielenia
 1992年ビャウィストク(ポーランド)生まれ。
 “Corpus Christi(Boze Cialo)”(2019)でグディニャ映画祭2019Crystal Star Elle、ディスカバリー賞、シカゴ国際映画祭2019シルバー・ヒューゴ賞、パームスプリングス国際映画祭2020国際批評家連盟賞など受賞。


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 ジョアナ・リベロ(Joana Ribeiro)
 1992年リスボン生まれ
 『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』、“Intifite”(2020/監督:アントワン・フークワ)など

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 ヴィクトリア・カーメン・ソンネ(Victoria Carmen Sonne)
 1994年コペンハーゲン生まれ
 “I blodet”(2016)でBodil賞助演女優賞受賞、Robert助演女優賞ノミネート、『ウィンターズ・ブラザーズ』(2017)でRobert助演女優賞、『ビッチ・ホリデイ』(2018)でBodil賞女優賞受賞、Robert助演女優賞ノミネート。

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 エラ・ランプフ(Ella Rumpf)
 1995年パリ生まれ。
 “Chieg”(2014)、『RAW~少女のめざめ~』(2016)、“Tiger Girl”(2017)など

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 ヨナス・ダスラー(Jonas Dassler)
 1996年レムシャイト(独)生まれ
 『僕たちは希望という名の列車を乗った』(2018)、“Never Look Away”(2018)、『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』(2019)など。

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 レバン・ゲルベシアニ(Levan Gelbakhiani)
 1997年チアトゥラ(グルジア)生まれ
 『ダンサー そして私たちは踊った』(2019)オデッサ国際映画祭2019 グランプリ、男優賞受賞、セビリヤ・ヨーロッパ映画賞2019 観客賞、Ocaña賞受賞、ゴールデン・ビートル賞2020作品賞、男優賞、脚本賞、撮影賞受賞など。ヨーロッパ映画賞2019男優賞ノミネート。

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 Bilal Wahib
 1999年アムステルダム生まれ。
 “Fissa”(2016)、“Commandos:The Mission”(2020)など

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 今年は、現時点で日本には名前も紹介されていない俳優も多いですね。

 有名どころの監督の作品にずっと予定が詰まっているような俳優はほとんどいなくて、1本で飛びぬけて知られるようになった俳優が多いようです。(Bartosz Bieleniaとかレバン・ゲルベシアニとか)

 本年度は、なぜかフランスが2人いて、イギリスやイタリア、スペインは1人もいないようです。

 ちなみに、ベルリン国際映画祭でのセレモニーは、2月24日でした。

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 *当ブログ記事

 ・シューティング・スター2019:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201902/article_23.html
 ・シューティング・スター2018:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_40.html

 ・シューティング・スター2017:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_32.html
 ・シューティング・スター2016:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_32.html
 ・シューティング・スター2014:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_23.html
 ・シューティング・スター2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_27.html
 ・シューティング・スター2012:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_29.html
 ・シューティング・スター2011:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_32.html
 ・シューティング・スター2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_30.htmlhttps://umikarahajimaru.at.webry.info/201902/article_23.html

 ・ベルリン国際映画祭2020 コンペティション部門 ラインナップ:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202002/article_14.html
 ・ベルリン国際映画祭2020 コンペ部門以外のラインナップ:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202002/article_16.html

 ・ベルリン国際映画祭2020 星取表:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202002/article_15.html

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