米国アカデミー賞2020にまつわるトリビア!
『パラサイト 半地下の家族』は、2019年のカンヌ国際映画祭で審査員のケイト・ブランシェットからパルムドールを受け取ったが、それは韓国映画として初めてであり、全会一致での受賞は2013年の『アデル、ブルーは熱い色』以来である。
配給会社のNeonは、創立から3年で映画祭レースに参加し、10月11日にアメリカで封切られる前に、テルライド、トロント、ニューヨーク、ミルバレー、ハンプトンなどの映画祭に出品した。この映画は、3つの映画館から393,216ドルを売り上げた。会場あたりの平均興行収入は131,072ドルで、2016年の『ラ・ラ・ランド』以来最高で、外国語映画としては史上最高だった。現在までに、『パラサイト 半地下の家族』は米国で35,472,282ドル、世界中で165,362,304ドルを稼いでいる。
◆各作品のノミネート状況
・『ジョーカー』(2/11):作品・監督・主演男優・脚色・撮影・編集・衣裳・メイク・録音・音響編集・作曲
・『アイリッシュマン』(0/10):作品・監督・助演男優・助演男優・脚色・撮影・編集・美術・衣裳・視覚効果
・『1917 命をかけた伝令』(3/10):作品・監督・脚本・撮影・美術・メイク・録音・音響編集・視覚効果・作曲
・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2/10):作品・監督・主演男優・助演男優・脚本・撮影・美術・衣裳・録音・音響編集
・『ジョジョ・ラビット』(1/6):作品・助演女優・脚色・編集・美術・衣裳
・『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(1/6):作品・主演女優・助演女優・脚色・衣裳・作曲
・『マリッジ・ストーリー』(1/6):作品・主演男優・主演女優・助演女優・脚本・作曲
・『パラサイト 半地下の家族』(4/6):作品・監督・脚本・編集・美術・国際
・『フォードVSフェラーリ』(2/4):作品・編集・録音・音響編集
・『2人のローマ教皇』(0/3):主演男優・助演男優・国際
・『スキャンダル』(1/3):主演女優・助演女優・メイク
・『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(0/3):音響編集・視覚効果・作曲
・『ペイン・アンド・グローリー』(0/2):主演男優・国際
・『ハリエット』(0/2):主演女優・歌曲
・『ジュディ 虹の彼方に』(1/2):主演女優・メイク
・『トイ・ストーリー4』(1/2):歌曲・アニメーション
・“Honeyland”(0/2):ドキュメンタリー・国際
・“A Beautiful Day in the Neighborhood”(0/1):助演男優
・『リチャード・ジュエル』(0/1):助演女優
・『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(0/1):脚本
・“The Lighthouse”(0/1):撮影
・『マレフィセント2』(0/1):メイク
・『アド・アストラ』(0/1):録音
・『アベンジャーズ/エンドゲーム』(0/1):視覚効果
・『ライオン・キング』(0/1):視覚効果
・『ロケットマン』(1/1):歌曲
・“Breakthrough” (0/1):歌曲
・『アナと雪の女王2』(0/1):歌曲
◆連続ノミネート
【3年連続ノミネート】
・ダン・サディック:視覚効果・視覚効果・視覚効果
・ニール・スキャンラン:視覚効果・視覚効果・視覚効果
・アレクサンドル・デプラ:作曲(受賞)・作曲・作曲
・ダイアン・ウォーレン:歌曲・歌曲・歌曲
【2年連続ノミネート】
・ブラッドリー・クーパー:製作&主演男優&脚色・製作
・アダム・ドライヴァー:助演男優賞・主演男優賞
・Tom Ozanich:録音・録音
・Dean A. Zupancic:録音・録音
・ダン・デリーウ:視覚効果・視覚効果
・ラッセル・アール:視覚効果・視覚効果
・ロジャー・ガイエット:視覚効果・視覚効果
・パトリック・トゥバック:視覚効果・視覚効果
・マーシャル・カリー:短編ドキュメンタリー・短編映画 受賞。
◆久しぶりのノミネート
44年ぶり。Kristine Samuelsonは1976年に“Life Overtakes Me”で短編ドキュメンタリー賞ノミネート。
29年ぶり。ジョー・ペシは1991年に『グッドフェローズ』で助演男優賞を受賞して以来のノミネート。
27年ぶり。アル・パチーノは1993年に『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』で主演男優賞を受賞して以来のノミネート。
25年ぶり。エルトン・ジョンは1995年の『ライオン・キング』でオリジナル歌曲賞を受賞して以来4回目のノミネート。受賞。
22年ぶり。アンソニー・ホプキンスは1998年に『アミスタッド』で助演男優賞にノミネートされて以来のノミネート・
20年ぶり。サム・メンデスは2000年に『アメリカン・ビューティー』で監督賞を受賞して以来のノミネート。
◆無冠の帝王
トマス・ニューマンは15回目のオリジナル作曲賞ノミネート。無冠。
ダイアン・ウォーレンはオリジナル歌曲賞11回目のノミネート。無冠。
ダン・サディックは、視覚効果賞10回目のノミネート。無冠。
ポール・マッセイは、録音賞9回目のノミネート。無冠。
◆初受賞
作品賞:ポン・ジュノ、パァク・シネ
監督賞:ポン・ジュノ
主演男優賞:ホアキン・フェニックス
助演女優賞:ローラ・ダーン
オリジナル脚本賞:ポン・ジュノ、ハン・ジヌォン
脚色賞:タイカ・ワイティティ
編集賞:アンドリュー・バックランド(Andrew Buckland)、マイケル・マカスカー(Michael McCusker)
美術賞:バーバラ・リング
メイキャップ&ヘアスタイリング賞:Anne Morgan、ヴィヴィアン・ベイカー(Vivian Baker)
録音賞:Mark Taylor、Oliver Tarney、スチュアート・ウィルソン(Stuart Wilson)
音響編集賞:Donald Sylvester
視覚効果賞:ギョーム・ロシェロン(Guillaume Rocheron)、Dominic Tuohy
オリジナル作曲賞:ヒドゥル・グドナドッティル
オリジナル歌曲賞:エルトン・ジョン、Bernie Taupin
短編映画賞:マーシャル・カリー
長編ドキュメンタリー賞:スティーヴン・ボグナー(Steven Bognar)、ジュリア・ライカート(Julia Reichert)
短編ドキュメンタリー賞:Carol Dysinger、Elena Andreicheva
長編アニメーション賞:ジョシュ・クーリー、マーク・ニールセン(Mark Nielsen)、ジョナス・リヴェラ(Jonas Rivera)
短編アニメーション賞:Matthew A. Cherry、Karen Rupert Toliver
個人をノミネート対象者としていない国際映画賞を除き、32人が初受賞となりました。
その他のレニー・ゼルウィガー、ブラッド・ピット、ロジャー・ディーキンス、ナンシー・ヘイグ、ジャクリーヌ・デュラン、辻一弘(Kazu Hiro)の6人はすべて2度目の受賞でした。
◆各部門の受賞者&受賞候補(の前哨戦での受賞率)
◇作品賞
『パラサイト 半地下の家族』 27/61(12/2アトランタ~)
『アイリュッシュマン』 7/61
◇監督賞
ポン・ジュノ 『パラサイト 半地下の家族』 27/60(12/2アトランタ~)
サム・メンデス 『1917 命をかけた伝令』 10/60
マーティン・スコセッシ 『アイリュッシュマン』 11/60
クエンティン・タランティーノ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 4/60
◇主演男優賞
ホアキン・フェニックス 『ジョーカー』 14/61(12/7ニューヨーク映画批評家オンライン賞~)
アダム・サンドラー 『アンカット・ダイヤモンド』 10/61
アダム・ドライヴァー『マリッジ・ストーリー』 28/64
◇主演女優賞
レニー・ゼルウィガー 『ジュディ 虹の彼方に』 16/60(11/3ハリウッド映画賞~)
ルピタ・ニョンゴ 『アス』 26/60
◇助演男優賞
ブラッド・ピット 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』31/55(12/2アトランタ~)
ジョー・ペシ 『アイリッシュマン』 11/55
◇助演女優賞
ローラ・ダーン 『マリッジ・ストーリー』 21/55(11/3ハリウッド映画賞~)
マーゴット・ロビー 2/55
フローレンス・ピュー 10/55
◇オリジナル脚本賞
ポン・ジュノ、ハン・ジヌウォン 『パラサイト 半地下の家族』 21/56(12/2アトランタ~)
ノア・バームバック 『マリッジ・ストーリー』 13/56
◇脚色賞
『ジョジョ・ラビット』 タイカ・ワイティティ 7/37(12/13サンフランシスコ・ベイエリア~)
『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』 15/37
◇撮影賞
ロジャー・ディーキンス 『1917 命をかけた伝令』 32/46(12/2アトランタ~)
◇編集賞
アンドリュー・バックランド(Andrew Buckland)、マイケル・マカスカー(Michael McCusker)、ダーク・ウェスターヴェルト(Dirk Westervelt) 『フォードVSフェラーリ』 8/29(11/3ハリウッド映画賞~)
「アイリュッシュマン』 5/29
◇美術賞
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 バーバラ・リング(Barbara Ling)13/22(12/8ロサンゼルス映画批評家協会賞~)
◇衣裳デザイン賞
『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』 4/17(12/6女性映画批評家協会賞~)
◇メイキャップ&ヘアスタイリスト協会賞
『スキャンダル』 辻一弘(Kazu Hiro)、Anne Morgan、ヴィヴィアン・ベイカー(Vivian Baker) 6/8(1/4シカゴ・インディー批評家サークル賞~)
◇視覚効果賞
『1917 命をかけた伝令』(英・米) ギョーム・ロシェロン(Guillaume Rocheron)、Dominic Tuohy /21(1/6ヒューストン映画批評家協会賞~)
◇録音賞
『1917 命をかけた伝令』 1/5
◇音響編集賞
『1917 命をかけた伝令』 0/2
◇オリジナル作曲賞
『ジョーカー』 42(12/7ニューヨーク映画批評家オンライン賞~)
◇オリジナル歌曲賞
“(I’m Gonna) Love Me Again” 『ロケットマン』 4/17(12/16サテライト・アワード~)
◇短編映画賞
『向かいの窓』 1/2
◇長編ドキュメンタリー賞
『アメリカン・ファクトリー』 7/59(12/2ゴッサム・アワード~)
『アポロ11 完全版』 32/59
◇短編ドキュメンタリー賞
“Learning to Skateboard in a Warzone (If You're a Girl)” 1/2
◇長編アニメーション賞
『トイ・ストーリー4』 31/57(11/3ハリウッド映画賞~)
◇短編アニメーション賞
◇国際映画賞
『パラサイト 半地下の家族』 48(12/2アトランタ~)
全米映画賞レース2019は、ハリウッド映画賞の段階で、主演女優賞、助演女優賞、編集賞、長編アニメーション賞の4部門が的中(米国アカデミー賞の結果と一致)になっていました。
映画賞レースの最初期に発表されたアトランタ映画批評家協会賞では、作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、撮影賞、国際映画賞の5部門が的中になっていました。
全米映画賞レースは、終盤にならないと全部門が出揃ったりはしませんが、2019年度のほとんどの部門の受賞者は2019年12月の前半に出揃っていたことがわかります。
主演女優賞はルピタ・ニョンゴ、長編ドキュメンタリー賞は『アポロ11 完全版』がノミネーション時点で、ナンバーワン候補だったno
にノミネーションにカットされていたことがわかります。
◆『パラサイト 半地下の家族]
『パラサイト 半地下の家族』は、米国アカデミー賞作品賞を受賞した最初の非英語作品である。
「外国語映画賞」として知られていた賞が「国際映画賞」と改称されて初めての受賞作品である。
プロデューサーのクァク・シネ(Kwak Sin Ae)は、最優秀作品賞を受賞した最初の有色人女性である。
『パラサイト 半地下の家族』は、英語以外の言語による最優秀作品賞受賞作品として最初の脚本作品であり、脚本賞を受賞したアジアから最初の作品になった。
『パラサイト 半地下の家族』は、米・製作者組合賞(PGA)とBAFTA英国アカデミー賞から落選したが、米・俳優組合賞(SAG)でキャスト賞を受賞した、10年間で唯一の米国アカデミー賞作品賞受賞作品である。
『パラサイト 半地下の家族』は、ゴールデン・グローブ賞では外国語映画賞を受賞したが、ドラマ部門、コメディー部門には不適格だった。
ポン・ジュノは、ゴールデン・グローブ賞、監督組合賞(DGA)、BAFTA英国アカデミー賞は逃したが、米国アカデミー賞監督賞を受賞した(『トラフィック』以来19年ぶり)。
韓国語は、オスカーの主要な8つのカテゴリ(作品賞・監督賞・演技賞・脚本賞)から受賞者を獲得した最初の非ヨーロッパ言語になった。
『パラサイト 半地下の家族』は、6つのノミネートにより、『ディパーテッド』(5)以来監督賞受賞作品で最多ノミネーションを獲得した。『ディパーテッド』以来、撮影賞にノミネートされずに監督賞を受賞した最初の作品になった。
演技部門のノミネートなし/6つ以下のノミネーションで、作品賞を受賞した最後の作品は1952年の『地上最大のショウ』である。
演技部門のノミネートなし/6つ以下のノミネーションで、監督賞を受賞した最後の作品は1949年の『三人の妻への手紙』である。
演技部門のノミネートなし/6つ以下のノミネーションで、作品賞および監督賞を獲得した最後の映画は、1930年の『西部戦線異状なし』である。
演技部門のノミネートなし/6つ以下のノミネーションで、作品賞、監督賞および脚本賞を獲得した作品はこれまでにない。
◆『ジョーカー』
架空の人物で複数の俳優がオスカーを受賞したのは、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランドとロバート・デ・ニーロ)に続き、ジョーカー(ヒース・レジャーとホアキン・フェニックス)が2人目である。
男優賞受賞作品では、『ジョーカー』は、『フォレストガンプ 一期一会』を抜いて、史上最高の映画(highest grossing film)になった。演技カテゴリー(acting category)では『ダークナイト』に続き、史上2位の映画(second-highest grossing film)となった。
ヒドゥル・グドナドッティルは、アイスランドで最初のオスカー受賞賞になった。女性作曲家の受賞は、22年ぶりで、マリリン・バーグマン(1983年の『愛のイエントル』)、レイチェル・ポートマン(1996年の『Emma エマ』)、アン・ダドリー(1997年の『フルモンティ』)に続き、4度目である。
◆『1917 命をかけた伝令』
トマス・ニューマンは、15回目のノミネートで受賞ならず。
Mark Taylor、Oliver Tarney、スチュアート・ウィルソン(Stuart Wilson)は、『ヒューゴの不思議な発明』(2011)以来、オスカーを獲得した3人未満のサウンド・ミキシングチーム。
『1917 命をかけた伝令』は、『トラ!トラ!トラ!』(1970)以来、視覚効果賞を受賞した最初の戦争映画。
バーバラ・リング(Barbara Ling)とナンシー・ヘイグ(Nancy Haigh)は、米国アカデミー賞で美術賞を受賞した初めての女性デュオ。
Barbara LingとNancy Haighは、プロダクションデザインオスカーで史上初の女性デュオです。
◆『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』は、『若草物語』の3つの異なるバージョン(1933、1949、2019)が米国アカデミー賞を獲得した。3つの異なるバージョンで米国アカデミー賞を受賞しているのは、『スタア誕生』“A Star Is Born”(1933、1949、2019)。
ジャクリ-ヌ・デュランは、コリーン・アトウッドとサンディ・パウエルに続き、7つ以上の衣裳デザイン賞にノミネートされ、複数の受賞を受賞した3人目の衣裳デザイナー。
◆『アイリッシュマン』
マーティン・スコセッシは、『アイリッシュマン』で10部門でノミネートされて1部門も受賞できなかった。それは『ギャング・オブ・ニューヨーク』に続いて2度目。
◆『アベンジャーズ:エンドゲーム』
『アベンジャーズ:エンドゲーム』は、興行のトップながら、米国アカデミー賞では受賞できなかった。
◆『トイ・ストーリー4』
『トイ・ストーリー4』は、続編が長編アニメーション賞を受賞した2つ目の作品。1つ目は『トイ・ストーリー3』。
◆『アメリカン・ファクトリー』
『アメリカン・ファクトリー』は、長編ドキュメンタリー賞の5つ以上の、英語以外のノミネーションを破った最初のノミニーである。
この作品は、バラク・オバマ前大統領とミシェル・オバマ夫人が設立した新しい製作会社Higher Ground Productionsの初めて作品である。彼らはエグゼクティブ・プロデューサーであり、米国アカデミー賞のノミネート対象者にはなっていない。
◆レニー・ゼルウィガー
レニー・ゼルウィガーは、ケイト・ブランシェットが『アビエイター』でキャサリン・ヘップバーンを演じた後、以前のオスカー受賞者を演じた2人目の受賞である。
、
◆他のお映画賞との一致
サテライト・アワード(4):撮影賞、編集賞、オリジナル作曲賞、オリジナル歌曲賞
オンライン映画批評家協会賞(7):作品賞、監督賞、助演男優賞、オリジナル脚本賞、撮影賞、アニメーション賞、外国語映画賞
ゴールデン・グローブ賞(7):主演男優賞ドラマ部門、主演女優賞ドラマ部門、助演男優賞、助演女優賞、オリジナル作曲賞、オリジナル歌曲賞、外国語映画賞
クリティクス・チョイス・アワード(12):監督賞、キャスト4部門、撮影賞、美術賞、ヘア&メイキャップ、オリジナル作曲賞、オリジナル歌曲賞、アニメーション賞、外国語映画賞
BAFTA英国アカデミー賞(15):キャスト4部門、オリジナル脚本賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、衣裳デザイン賞、メイキャップ&ヘア賞、録音賞、視覚効果賞、オリジナル作曲賞、(短編ドキュメンタリー賞)、外国語映画賞
インディペンデント・スピリット・アワード(3):主演女優賞、ドキュメンタリー賞、外国語映画賞
製作者組合賞(PGA):×、アニメーション・プロデューサー賞◎
監督組合賞(DGA):×、ドキュメンタリー賞◎
米・俳優組合賞(SAG):キャスト4部門、キャスト賞
米・脚本家組合賞(WGA):オリジナル脚本賞◎、脚色賞◎
USCスクリプター:×
撮影監督協会賞(ASC):劇場公開映画部門◎
米・映画編集者賞(ACE):映画編集者賞×、アニメーション部門◎
美術監督組合賞(ADG):歴史もの映画部門◎、アニメーション部門◎
衣裳デザイナー組合賞(CDG):×
メイキャップ&ヘアスタイリスト協会賞(MUASH):コンテンポラリー メイキャップ部門◎、コンテンポラリー ヘアスタイリング部門◎、特殊メイキャップ効果賞◎
映画音響協会賞(CAS):×、アニメーション部門◎
ゴールデン・リール賞(音響効果賞):長編作品 音響効果/Foley部門◎
視覚効果協会賞(VES):×
◆米国アカデミー賞2020の授賞式で"Into the Unknown"を歌った各国のパフォーマー
・ウィレマイン・フェルカイック(Willemijn Verkaik )(独)
・Maria Lucia Heiberg Rosenberg (デンマーク)
・松たか子(日)
・Carmen Garcia Saenz (ラテン・アメリカ),
・Lisa Stokke (ノルウェー)
・Kasia Laska (ポーランド)
・Anna Buturlina (ロシア)
・ギセラ(Gisela)(西)
・ウィカヤニー・ピレクリン(Gam Wichayanee)(タイ).
参考
*Awardwatch:https://awardswatch.com/2020-oscars-that-parasite-win-plus-stats-and-trivia-of-the-92nd-academy-awards/
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・米国アカデミー賞2020 ノミネーション!:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202001/article_32.html
・米国アカデミー賞2020 ノミネーションに関するデータ、トリビア、予想など:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202001/article_33.html
・米国アカデミー賞2020 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202002/article_12.html
配給会社のNeonは、創立から3年で映画祭レースに参加し、10月11日にアメリカで封切られる前に、テルライド、トロント、ニューヨーク、ミルバレー、ハンプトンなどの映画祭に出品した。この映画は、3つの映画館から393,216ドルを売り上げた。会場あたりの平均興行収入は131,072ドルで、2016年の『ラ・ラ・ランド』以来最高で、外国語映画としては史上最高だった。現在までに、『パラサイト 半地下の家族』は米国で35,472,282ドル、世界中で165,362,304ドルを稼いでいる。
◆各作品のノミネート状況
・『ジョーカー』(2/11):作品・監督・主演男優・脚色・撮影・編集・衣裳・メイク・録音・音響編集・作曲
・『アイリッシュマン』(0/10):作品・監督・助演男優・助演男優・脚色・撮影・編集・美術・衣裳・視覚効果
・『1917 命をかけた伝令』(3/10):作品・監督・脚本・撮影・美術・メイク・録音・音響編集・視覚効果・作曲
・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2/10):作品・監督・主演男優・助演男優・脚本・撮影・美術・衣裳・録音・音響編集
・『ジョジョ・ラビット』(1/6):作品・助演女優・脚色・編集・美術・衣裳
・『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(1/6):作品・主演女優・助演女優・脚色・衣裳・作曲
・『マリッジ・ストーリー』(1/6):作品・主演男優・主演女優・助演女優・脚本・作曲
・『パラサイト 半地下の家族』(4/6):作品・監督・脚本・編集・美術・国際
・『フォードVSフェラーリ』(2/4):作品・編集・録音・音響編集
・『2人のローマ教皇』(0/3):主演男優・助演男優・国際
・『スキャンダル』(1/3):主演女優・助演女優・メイク
・『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(0/3):音響編集・視覚効果・作曲
・『ペイン・アンド・グローリー』(0/2):主演男優・国際
・『ハリエット』(0/2):主演女優・歌曲
・『ジュディ 虹の彼方に』(1/2):主演女優・メイク
・『トイ・ストーリー4』(1/2):歌曲・アニメーション
・“Honeyland”(0/2):ドキュメンタリー・国際
・“A Beautiful Day in the Neighborhood”(0/1):助演男優
・『リチャード・ジュエル』(0/1):助演女優
・『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(0/1):脚本
・“The Lighthouse”(0/1):撮影
・『マレフィセント2』(0/1):メイク
・『アド・アストラ』(0/1):録音
・『アベンジャーズ/エンドゲーム』(0/1):視覚効果
・『ライオン・キング』(0/1):視覚効果
・『ロケットマン』(1/1):歌曲
・“Breakthrough” (0/1):歌曲
・『アナと雪の女王2』(0/1):歌曲
◆連続ノミネート
【3年連続ノミネート】
・ダン・サディック:視覚効果・視覚効果・視覚効果
・ニール・スキャンラン:視覚効果・視覚効果・視覚効果
・アレクサンドル・デプラ:作曲(受賞)・作曲・作曲
・ダイアン・ウォーレン:歌曲・歌曲・歌曲
【2年連続ノミネート】
・ブラッドリー・クーパー:製作&主演男優&脚色・製作
・アダム・ドライヴァー:助演男優賞・主演男優賞
・Tom Ozanich:録音・録音
・Dean A. Zupancic:録音・録音
・ダン・デリーウ:視覚効果・視覚効果
・ラッセル・アール:視覚効果・視覚効果
・ロジャー・ガイエット:視覚効果・視覚効果
・パトリック・トゥバック:視覚効果・視覚効果
・マーシャル・カリー:短編ドキュメンタリー・短編映画 受賞。
◆久しぶりのノミネート
44年ぶり。Kristine Samuelsonは1976年に“Life Overtakes Me”で短編ドキュメンタリー賞ノミネート。
29年ぶり。ジョー・ペシは1991年に『グッドフェローズ』で助演男優賞を受賞して以来のノミネート。
27年ぶり。アル・パチーノは1993年に『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』で主演男優賞を受賞して以来のノミネート。
25年ぶり。エルトン・ジョンは1995年の『ライオン・キング』でオリジナル歌曲賞を受賞して以来4回目のノミネート。受賞。
22年ぶり。アンソニー・ホプキンスは1998年に『アミスタッド』で助演男優賞にノミネートされて以来のノミネート・
20年ぶり。サム・メンデスは2000年に『アメリカン・ビューティー』で監督賞を受賞して以来のノミネート。
◆無冠の帝王
トマス・ニューマンは15回目のオリジナル作曲賞ノミネート。無冠。
ダイアン・ウォーレンはオリジナル歌曲賞11回目のノミネート。無冠。
ダン・サディックは、視覚効果賞10回目のノミネート。無冠。
ポール・マッセイは、録音賞9回目のノミネート。無冠。
◆初受賞
作品賞:ポン・ジュノ、パァク・シネ
監督賞:ポン・ジュノ
主演男優賞:ホアキン・フェニックス
助演女優賞:ローラ・ダーン
オリジナル脚本賞:ポン・ジュノ、ハン・ジヌォン
脚色賞:タイカ・ワイティティ
編集賞:アンドリュー・バックランド(Andrew Buckland)、マイケル・マカスカー(Michael McCusker)
美術賞:バーバラ・リング
メイキャップ&ヘアスタイリング賞:Anne Morgan、ヴィヴィアン・ベイカー(Vivian Baker)
録音賞:Mark Taylor、Oliver Tarney、スチュアート・ウィルソン(Stuart Wilson)
音響編集賞:Donald Sylvester
視覚効果賞:ギョーム・ロシェロン(Guillaume Rocheron)、Dominic Tuohy
オリジナル作曲賞:ヒドゥル・グドナドッティル
オリジナル歌曲賞:エルトン・ジョン、Bernie Taupin
短編映画賞:マーシャル・カリー
長編ドキュメンタリー賞:スティーヴン・ボグナー(Steven Bognar)、ジュリア・ライカート(Julia Reichert)
短編ドキュメンタリー賞:Carol Dysinger、Elena Andreicheva
長編アニメーション賞:ジョシュ・クーリー、マーク・ニールセン(Mark Nielsen)、ジョナス・リヴェラ(Jonas Rivera)
短編アニメーション賞:Matthew A. Cherry、Karen Rupert Toliver
個人をノミネート対象者としていない国際映画賞を除き、32人が初受賞となりました。
その他のレニー・ゼルウィガー、ブラッド・ピット、ロジャー・ディーキンス、ナンシー・ヘイグ、ジャクリーヌ・デュラン、辻一弘(Kazu Hiro)の6人はすべて2度目の受賞でした。
◆各部門の受賞者&受賞候補(の前哨戦での受賞率)
◇作品賞
『パラサイト 半地下の家族』 27/61(12/2アトランタ~)
『アイリュッシュマン』 7/61
◇監督賞
ポン・ジュノ 『パラサイト 半地下の家族』 27/60(12/2アトランタ~)
サム・メンデス 『1917 命をかけた伝令』 10/60
マーティン・スコセッシ 『アイリュッシュマン』 11/60
クエンティン・タランティーノ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 4/60
◇主演男優賞
ホアキン・フェニックス 『ジョーカー』 14/61(12/7ニューヨーク映画批評家オンライン賞~)
アダム・サンドラー 『アンカット・ダイヤモンド』 10/61
アダム・ドライヴァー『マリッジ・ストーリー』 28/64
◇主演女優賞
レニー・ゼルウィガー 『ジュディ 虹の彼方に』 16/60(11/3ハリウッド映画賞~)
ルピタ・ニョンゴ 『アス』 26/60
◇助演男優賞
ブラッド・ピット 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』31/55(12/2アトランタ~)
ジョー・ペシ 『アイリッシュマン』 11/55
◇助演女優賞
ローラ・ダーン 『マリッジ・ストーリー』 21/55(11/3ハリウッド映画賞~)
マーゴット・ロビー 2/55
フローレンス・ピュー 10/55
◇オリジナル脚本賞
ポン・ジュノ、ハン・ジヌウォン 『パラサイト 半地下の家族』 21/56(12/2アトランタ~)
ノア・バームバック 『マリッジ・ストーリー』 13/56
◇脚色賞
『ジョジョ・ラビット』 タイカ・ワイティティ 7/37(12/13サンフランシスコ・ベイエリア~)
『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』 15/37
◇撮影賞
ロジャー・ディーキンス 『1917 命をかけた伝令』 32/46(12/2アトランタ~)
◇編集賞
アンドリュー・バックランド(Andrew Buckland)、マイケル・マカスカー(Michael McCusker)、ダーク・ウェスターヴェルト(Dirk Westervelt) 『フォードVSフェラーリ』 8/29(11/3ハリウッド映画賞~)
「アイリュッシュマン』 5/29
◇美術賞
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 バーバラ・リング(Barbara Ling)13/22(12/8ロサンゼルス映画批評家協会賞~)
◇衣裳デザイン賞
『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』 4/17(12/6女性映画批評家協会賞~)
◇メイキャップ&ヘアスタイリスト協会賞
『スキャンダル』 辻一弘(Kazu Hiro)、Anne Morgan、ヴィヴィアン・ベイカー(Vivian Baker) 6/8(1/4シカゴ・インディー批評家サークル賞~)
◇視覚効果賞
『1917 命をかけた伝令』(英・米) ギョーム・ロシェロン(Guillaume Rocheron)、Dominic Tuohy /21(1/6ヒューストン映画批評家協会賞~)
◇録音賞
『1917 命をかけた伝令』 1/5
◇音響編集賞
『1917 命をかけた伝令』 0/2
◇オリジナル作曲賞
『ジョーカー』 42(12/7ニューヨーク映画批評家オンライン賞~)
◇オリジナル歌曲賞
“(I’m Gonna) Love Me Again” 『ロケットマン』 4/17(12/16サテライト・アワード~)
◇短編映画賞
『向かいの窓』 1/2
◇長編ドキュメンタリー賞
『アメリカン・ファクトリー』 7/59(12/2ゴッサム・アワード~)
『アポロ11 完全版』 32/59
◇短編ドキュメンタリー賞
“Learning to Skateboard in a Warzone (If You're a Girl)” 1/2
◇長編アニメーション賞
『トイ・ストーリー4』 31/57(11/3ハリウッド映画賞~)
◇短編アニメーション賞
◇国際映画賞
『パラサイト 半地下の家族』 48(12/2アトランタ~)
全米映画賞レース2019は、ハリウッド映画賞の段階で、主演女優賞、助演女優賞、編集賞、長編アニメーション賞の4部門が的中(米国アカデミー賞の結果と一致)になっていました。
映画賞レースの最初期に発表されたアトランタ映画批評家協会賞では、作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、撮影賞、国際映画賞の5部門が的中になっていました。
全米映画賞レースは、終盤にならないと全部門が出揃ったりはしませんが、2019年度のほとんどの部門の受賞者は2019年12月の前半に出揃っていたことがわかります。
主演女優賞はルピタ・ニョンゴ、長編ドキュメンタリー賞は『アポロ11 完全版』がノミネーション時点で、ナンバーワン候補だったno
にノミネーションにカットされていたことがわかります。
◆『パラサイト 半地下の家族]
『パラサイト 半地下の家族』は、米国アカデミー賞作品賞を受賞した最初の非英語作品である。
「外国語映画賞」として知られていた賞が「国際映画賞」と改称されて初めての受賞作品である。
プロデューサーのクァク・シネ(Kwak Sin Ae)は、最優秀作品賞を受賞した最初の有色人女性である。
『パラサイト 半地下の家族』は、英語以外の言語による最優秀作品賞受賞作品として最初の脚本作品であり、脚本賞を受賞したアジアから最初の作品になった。
『パラサイト 半地下の家族』は、米・製作者組合賞(PGA)とBAFTA英国アカデミー賞から落選したが、米・俳優組合賞(SAG)でキャスト賞を受賞した、10年間で唯一の米国アカデミー賞作品賞受賞作品である。
『パラサイト 半地下の家族』は、ゴールデン・グローブ賞では外国語映画賞を受賞したが、ドラマ部門、コメディー部門には不適格だった。
ポン・ジュノは、ゴールデン・グローブ賞、監督組合賞(DGA)、BAFTA英国アカデミー賞は逃したが、米国アカデミー賞監督賞を受賞した(『トラフィック』以来19年ぶり)。
韓国語は、オスカーの主要な8つのカテゴリ(作品賞・監督賞・演技賞・脚本賞)から受賞者を獲得した最初の非ヨーロッパ言語になった。
『パラサイト 半地下の家族』は、6つのノミネートにより、『ディパーテッド』(5)以来監督賞受賞作品で最多ノミネーションを獲得した。『ディパーテッド』以来、撮影賞にノミネートされずに監督賞を受賞した最初の作品になった。
演技部門のノミネートなし/6つ以下のノミネーションで、作品賞を受賞した最後の作品は1952年の『地上最大のショウ』である。
演技部門のノミネートなし/6つ以下のノミネーションで、監督賞を受賞した最後の作品は1949年の『三人の妻への手紙』である。
演技部門のノミネートなし/6つ以下のノミネーションで、作品賞および監督賞を獲得した最後の映画は、1930年の『西部戦線異状なし』である。
演技部門のノミネートなし/6つ以下のノミネーションで、作品賞、監督賞および脚本賞を獲得した作品はこれまでにない。
◆『ジョーカー』
架空の人物で複数の俳優がオスカーを受賞したのは、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランドとロバート・デ・ニーロ)に続き、ジョーカー(ヒース・レジャーとホアキン・フェニックス)が2人目である。
男優賞受賞作品では、『ジョーカー』は、『フォレストガンプ 一期一会』を抜いて、史上最高の映画(highest grossing film)になった。演技カテゴリー(acting category)では『ダークナイト』に続き、史上2位の映画(second-highest grossing film)となった。
ヒドゥル・グドナドッティルは、アイスランドで最初のオスカー受賞賞になった。女性作曲家の受賞は、22年ぶりで、マリリン・バーグマン(1983年の『愛のイエントル』)、レイチェル・ポートマン(1996年の『Emma エマ』)、アン・ダドリー(1997年の『フルモンティ』)に続き、4度目である。
◆『1917 命をかけた伝令』
トマス・ニューマンは、15回目のノミネートで受賞ならず。
Mark Taylor、Oliver Tarney、スチュアート・ウィルソン(Stuart Wilson)は、『ヒューゴの不思議な発明』(2011)以来、オスカーを獲得した3人未満のサウンド・ミキシングチーム。
『1917 命をかけた伝令』は、『トラ!トラ!トラ!』(1970)以来、視覚効果賞を受賞した最初の戦争映画。
バーバラ・リング(Barbara Ling)とナンシー・ヘイグ(Nancy Haigh)は、米国アカデミー賞で美術賞を受賞した初めての女性デュオ。
Barbara LingとNancy Haighは、プロダクションデザインオスカーで史上初の女性デュオです。
◆『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』は、『若草物語』の3つの異なるバージョン(1933、1949、2019)が米国アカデミー賞を獲得した。3つの異なるバージョンで米国アカデミー賞を受賞しているのは、『スタア誕生』“A Star Is Born”(1933、1949、2019)。
ジャクリ-ヌ・デュランは、コリーン・アトウッドとサンディ・パウエルに続き、7つ以上の衣裳デザイン賞にノミネートされ、複数の受賞を受賞した3人目の衣裳デザイナー。
◆『アイリッシュマン』
マーティン・スコセッシは、『アイリッシュマン』で10部門でノミネートされて1部門も受賞できなかった。それは『ギャング・オブ・ニューヨーク』に続いて2度目。
◆『アベンジャーズ:エンドゲーム』
『アベンジャーズ:エンドゲーム』は、興行のトップながら、米国アカデミー賞では受賞できなかった。
◆『トイ・ストーリー4』
『トイ・ストーリー4』は、続編が長編アニメーション賞を受賞した2つ目の作品。1つ目は『トイ・ストーリー3』。
◆『アメリカン・ファクトリー』
『アメリカン・ファクトリー』は、長編ドキュメンタリー賞の5つ以上の、英語以外のノミネーションを破った最初のノミニーである。
この作品は、バラク・オバマ前大統領とミシェル・オバマ夫人が設立した新しい製作会社Higher Ground Productionsの初めて作品である。彼らはエグゼクティブ・プロデューサーであり、米国アカデミー賞のノミネート対象者にはなっていない。
◆レニー・ゼルウィガー
レニー・ゼルウィガーは、ケイト・ブランシェットが『アビエイター』でキャサリン・ヘップバーンを演じた後、以前のオスカー受賞者を演じた2人目の受賞である。
、
◆他のお映画賞との一致
サテライト・アワード(4):撮影賞、編集賞、オリジナル作曲賞、オリジナル歌曲賞
オンライン映画批評家協会賞(7):作品賞、監督賞、助演男優賞、オリジナル脚本賞、撮影賞、アニメーション賞、外国語映画賞
ゴールデン・グローブ賞(7):主演男優賞ドラマ部門、主演女優賞ドラマ部門、助演男優賞、助演女優賞、オリジナル作曲賞、オリジナル歌曲賞、外国語映画賞
クリティクス・チョイス・アワード(12):監督賞、キャスト4部門、撮影賞、美術賞、ヘア&メイキャップ、オリジナル作曲賞、オリジナル歌曲賞、アニメーション賞、外国語映画賞
BAFTA英国アカデミー賞(15):キャスト4部門、オリジナル脚本賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、衣裳デザイン賞、メイキャップ&ヘア賞、録音賞、視覚効果賞、オリジナル作曲賞、(短編ドキュメンタリー賞)、外国語映画賞
インディペンデント・スピリット・アワード(3):主演女優賞、ドキュメンタリー賞、外国語映画賞
製作者組合賞(PGA):×、アニメーション・プロデューサー賞◎
監督組合賞(DGA):×、ドキュメンタリー賞◎
米・俳優組合賞(SAG):キャスト4部門、キャスト賞
米・脚本家組合賞(WGA):オリジナル脚本賞◎、脚色賞◎
USCスクリプター:×
撮影監督協会賞(ASC):劇場公開映画部門◎
米・映画編集者賞(ACE):映画編集者賞×、アニメーション部門◎
美術監督組合賞(ADG):歴史もの映画部門◎、アニメーション部門◎
衣裳デザイナー組合賞(CDG):×
メイキャップ&ヘアスタイリスト協会賞(MUASH):コンテンポラリー メイキャップ部門◎、コンテンポラリー ヘアスタイリング部門◎、特殊メイキャップ効果賞◎
映画音響協会賞(CAS):×、アニメーション部門◎
ゴールデン・リール賞(音響効果賞):長編作品 音響効果/Foley部門◎
視覚効果協会賞(VES):×
◆米国アカデミー賞2020の授賞式で"Into the Unknown"を歌った各国のパフォーマー
・ウィレマイン・フェルカイック(Willemijn Verkaik )(独)
・Maria Lucia Heiberg Rosenberg (デンマーク)
・松たか子(日)
・Carmen Garcia Saenz (ラテン・アメリカ),
・Lisa Stokke (ノルウェー)
・Kasia Laska (ポーランド)
・Anna Buturlina (ロシア)
・ギセラ(Gisela)(西)
・ウィカヤニー・ピレクリン(Gam Wichayanee)(タイ).
参考
*Awardwatch:https://awardswatch.com/2020-oscars-that-parasite-win-plus-stats-and-trivia-of-the-92nd-academy-awards/
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・米国アカデミー賞2020 ノミネーション!:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202001/article_32.html
・米国アカデミー賞2020 ノミネーションに関するデータ、トリビア、予想など:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202001/article_33.html
・米国アカデミー賞2020 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/202002/article_12.html
この記事へのコメント
半地下の家族、この前地上波で放送されましたね。
私は2回見ました。とても面白い!
前半のコミカルな雰囲気から一変、中盤から一気にサスペンスホラーへと変わり、最後は惨劇。
アカデミー賞を取ったのもうなづける作品の出来でした。
応援完了です!