「ヴァラエティー」誌が選ぶ、「観るべき10人の俳優たち」2019

 「ヴァラエティー」誌は、1月に開催されるパームスプリングス国際映画祭では「観るべき10人の監督たち」を表彰し、7月に開催されるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭では「観るべき10人のヨーロッパの監督たち」を選び(2016年以降はヨーロッパに限定していませんが)、秋には、「観るべき10人の俳優たち」を選ぶというのが恒例になっています。近年では、セレクションや開催地が変わってきていますが。

 「観るべき10人の俳優たち」は、1998年から続いていて、2017年までは10月のハンプトンズ国際映画祭で表彰が行なわれていましたが、2018年度からは11月にニューポート・ビーチで表彰されることになっています。(今年は11月3日。本年度は、4月に10人の撮影監督(Cinematographers)、BAFTAに先立ち1月30日に「ロンドンで観るべき10人のイギリス人(Brits)」が発表される、と予告されています)

 10人の中には、「ヴァラエティー」が取り上げなくても既に注目されている俳優もいれば、まだ可能性が未知数の俳優もいます。
 過去に選ばれた俳優には、ヴィオラ・デイヴィス、タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ブリー・ラーソン、ルピタ・ニョンゴ、マイケル・シャノン、メリッサ・レオ、マハーシャラ・アリらがいて、一昨年の「観るべき10人の俳優たち」に選ばれ、その後の映画賞レースでも繰り返し取り上げられた俳優には、ダニエル・カルーヤ、クメイル・ナンジアニ、バリー・コーガン、ティモシー・シャラメが、昨年の「観るべき10人の俳優たち」に選ばれた俳優には、エルシー・フィッシャー、ザジー・ビーツ、ジョン・デイヴィッド・ワシントン、マリーナ・デ・タビラらがいます。

 *Variety:https://variety.com/2019/film/features/10-actors-to-watch-2019-variety-1203311061/

 ・ノア・ジュープ(Noah Jupe)
 2005年ロンドン生まれ。
 父親は映画製作者のクリス・ジュープ、母親は女優のケイティ・カヴァナー。現在はマンチェスターで暮らしている。
 『クアイエット・プレイス』でブレイク。
 『フォードVSフェラーリ』、“Honey Boy.”に出演。
 “A Quiet Place: Part II”が待機中。

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 ・マヤ・ホーク(Maya Hawke)
 1998年生まれ。両親は、ユマ・サーマンとイーサン・ホーク(『ガタカ』で共演後、1998年に結婚し、2005年に離婚)。
 『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のシーズン3でロビン役を務めた。
 今年は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演。
 マーク・マイヤーズの“Human Capital”、ジア・コッポラの“Mainstream”が控えている。

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 ・カメリア・モローネ(Camila Morrone)
 1997年生まれ。
 レオナルド・ディカプリオの恋人として知られる。
 デビューは2013年だが、出演作は多くはなく、今年、ジェームズ・バッジ・デールと共演の“Mickey and the Bear”が公開予定。

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 ・ケルビン・ハリソン Jr.(Kelvin Harrison, Jr. )
 1994年生まれ。
 最近は、“Luce”に出演。トレイ・エドワード・シュルツの『イッチ・カムズ・アット・ナイト』、“Waves”へ出演。TVシリーズの“Godfather of Harlem”に出演。
 アーロン・ソーキンの“The Trial of the Chicago 7”などが控えている。

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 ・マーガレット・クアリー(Margaret Qualley)
 1994年生まれ。
 “Fosse/Verdon”でエミー賞ノミネート。
 『Death Note/デスノート』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、“Seberg”などに出演。

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 ・ジェシー・バックリー(Jessie Buckley)
 1989年生まれ。アイリッシュ・シンガーでもある。
 今年、“Wild Rose”で主演し、ダブリン国際映画祭2019 ダブリン映画批評家賞女優賞受賞、BAFTAスコットランド・アワード女優賞受賞。ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2019主演女優賞ノミネート。
 エミー賞10部門受賞のHBOのミニシリーズ『チェルノブイリ』に出演。
 『ジュデイ 虹の彼方』でレニー・ゼルウィガーと共演。ロバート・ダウニーJr.がドリトル先生を演じる“The Voyage of Doctor Dolittle”ではヴィクトリア女王を演じる。チャーリー・カウフマンの“I'm Thinking of Ending Things”などいくつもの作品が控えている。
 ハリウッド映画賞2019では、主演女優賞(レニー・ゼルウィガー)のプレゼンターを務めた。

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 ・グレン・パウエル(Glen Powell)
 1988年生まれ。
 セオドア・メルフィの『ドリーム』、Netflixの『セットアップ: ウソつきは恋のはじまり』などで知られる。『トップガン マーヴェリック』が期待されている。

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 ・シンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)
 1987年生まれ。
 ミュージカル“The Color Purple”でトニー賞とグラミー賞を受賞している。
 この秋には、ケイシー・レモンズの“Harriet”に主演している。
 ダグ・リーマンの“Chaos Walking”、ジョン・リドリーの“Needle in a Timestack”が待機中。

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 ・Da’Vine Joy Randolph
 1986年生まれ。
 ShowtimeのTVシリーズ“On Becoming a God in Central Florida”、 Hulu のTVシリーズ“High Fidelity”、 Netflixの“Dolemite Is My Name”に出演。

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 ・ロブ・モーガン(Rob Morgan)
 『マッドバウンド 哀しき友情』、“The Last Black Man in San Francisco”で評判を得た。
 デスティン・ダニエル・クレットンの“Just Mercy”でジェイミー・フォックスと共演。
 今回の「観るべき10人」の中では唯一生年を明らかにしていない(たぶん最年長)。

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 例年だと「観るべき10人」のうち4人くらいが、賞レースに絡んできていますが、今年はどうでしょうか。

 現時点では、ジェシー・バックリーがやや抜け出しているといったところでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2019:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201901/article_40.html

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、「観るべき10人の俳優たち」2018:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_23.html

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2018:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201801/article_12.html
 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、「観るべき10人の俳優たち」2017:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201710/article_8.html

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、「観るべき10人の俳優たち」2016:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_28.html

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2018!:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201801/article_12.html

 ・「ヴァラエティー」誌批評家によるチョイス2017:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201706/article_21.html

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2017!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_10.html

 ・「ヴァラエティー」誌批評家によるチョイス2016:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201607/article_8.html

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2016!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_28.html

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2015!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_15.html

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人のヨーロッパの監督たち2014!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_6.html

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2014!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_8.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2019年10月~2020年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201910/article_7.html

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