アメリカン・シネマテーク・アワード2019:シャーリーズ・セロン

 第33回アメリカン・シネマテーク・アワードの授賞式が行なわれました。(11月8日)

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 アメリカン・シネマテーク・アワードは、ロサンゼルスを拠点に活動している非営利団体「アメリカン・シネマテーク」(1981年設立)が出している映画賞で、1986年スタートして今年で33回を迎えています。

 賞といっても、たくさんはなくて、映画産業に従事し、映画産業に貢献したと認められる1名のアーティスト(具体的には俳優か監督)に贈るメインの「アメリカン・シネマテーク・アワード」と、上映活動を通してハリウッドの映画産業に貢献したと認められる個人に贈られるSid Grauman Awardという賞しかありません。

 とってもローカルで小さな映画賞ですが、トップ・スターや有名な映画監督ばかりを受賞者に選んでいるので、ニュースにもなり、30年も続いています。(2000年まではMoving Picture Ballという名称も併用して使われていたようです。)

 これまでの「アメリカン・シネマテーク・アワード」の受賞者は、以下の通り。

 1986年:エディー・マーフィー
 1987年:ベット・ミドラー
 1988年:ロビン・ウィリアムズ
 1989年:スティーヴン・スピルバーグ
 1990年:ロン・ハワード
 1991年:マーティン・スコセッシ
 1992年:ショーン・コネリー
 1993年:マイケル・ダグラス
 1994年:ロブ・ライナー
 1995年:メル・ギブソン
 1996年:トム・クルーズ
 1997年:ジョン・トラボルタ
 1998年:アーノルド・シュワルツェネッガー
 1999年:ジョディー・フォスター
 2000年:ブルース・ウィリス
 2001年:ニコラス・ケイジ
 2002年:デンゼル・ワシントン
 2003年:ニコール・キッドマン
 2004年:スティーヴ・マーティン
 2005年:アル・パチーノ
 2006年:ジョージ・クルーニー
 2007年:ジュリア・ロバーツ
 2008年:サミュエル・L・ジャクソン
 2010年:マット・デイモン
 2011年:ロバート・ダウニー・ジュニア
 2012年:ベン・スティラー
 2013年:ジェリー・ブラッカイマー
 2014年:マシュー・マコノヒー
 2015年:リース・ウィザースプーン
 2016年:リドリー・スコット
 2017年:エイミー・アダムス
 2018年:ブラッドリー・クーパー
 2019年:シャーリーズ・セロン

 映画賞なので、映画賞レースに先駆けて、注目の作品で評判になっている俳優や映画監督にいち早く賞を贈って、話題づくりをするというやり方もあるかと思いますが、ここはそうではなくて、基本的には前年末から春先にかけて映画賞レースを盛り上げた俳優や映画監督たちの中から1人を選んで表彰するという形を取っているようです。

 たとえば、2014年であれば、2013年の『ダラス・バイヤーズクラブ』に対してマシュー・マコノヒーに、2016年であれば、2015年の『オデッセイ』に対してリドリー・スコットに、2017年であれば『メッセージ』に対してエイミー・アダムスに、2018年であれば初監督作品『アリー/スター誕生』のブラッドリー・クーパーというように。

 今年の受賞者は、シャーリーズ・セロンで、現在の状況からすると、日本公開は『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(兼プロデューサー)、アメリカ公開がジェイ・ローチ監督の“Bombshell”があるくらいで、賞の授与(と授賞式の日付)が決まった6月(3日)の段階では、シャーリーズ・セロンが本年度の賞レースにがっつり絡んでくるかどうかははっきりとはわからなかったような気もします。とはいえ、シャーリーズ・セロンは本年度のハリウッド映画賞でハリウッド・キャリア貢献賞を受賞したりしています。(ハリウッド映画賞の授賞式でニコール・キッドマンと抱き合っていましたが、“Bombshell”で共演していたからだったんですね。) 本年度の女優賞へのノミネートは有望なんでしょうか。

 もう1つの賞、Sid Grauman Awardは、現在はアメリカン・シネマテークが運営している1922年創業の老舗の映画館Egyptian Theatre の創業者の名前を冠した賞で、今年はAMCシアターを代表してAdam Aronniに贈られています。

 授賞式は、ショウ形式で、一般に開放されていますが、チケットがなんと650ドルもします(本年度は50ドルアップ!)。さすがハリウッドというか、トップ・スターを何人も呼ぶからにはやっぱりそのくらいは取るんですね。

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 【PHOTO GALLERY】

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 ・セス・ローゲン(賞のプレゼンター、『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』製作)、デイヴィッド・オイェロウォ(“Gringo”共演)

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 ・セス・マクファーレン(『荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜』監督・製作・出演、『宇宙探査艦オーヴィル』原案・出演)

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 ・ジェイソン・ライトマン(『ヤング≒アダルト』監督・製作、『タリーと私の秘密の時間』監督・製作)

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 ・クリステン・スチュワート(『スノーホワイト』共演)

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 ・ジェイ・ローチ(“Bombshell”監督・製作)

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 ・辻一弘(“Bombshell”特殊メイク&ヘアデザイナー)

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 ・Adam Aron

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 *当ブログ記事

 ・アメリカン・シネマテーク・アワード2018 授賞式:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201812/article_1.html

 ・アメリカン・シネマテーク・アワード2017 授賞式:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201711/article_22.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2019年10月~2020年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201910/article_7.html

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