完全版 米国アカデミー賞2020 国際映画賞 各国代表作品!

 第92回国際映画賞(外国語映画賞より改称)のエントリーが10月1日に締め切られ、10月7日に今年のオフィシャル・リストが発表されました。

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 【各国代表リスト】
 ・アイスランド:“A White, White Day(Hvítur, Hvítur Dagur)”(アイスランド) 監督:Hlynur Pálmason
 ・アイルランド:“Gaza”(アイルランド・パレスチナ) 監督:Garry Keane、Andrew McConnell
 ・アルジェリア:“Papicha”(仏・ベルギー・アルジェリア) 監督:Mounia Meddour
 ・アルゼンチン:“Heroic Losers(La odisea de los giles)”(アルゼンチン) 監督: Sebastián Borensztein
 ・アルバニア:“The Delegation(Delegacioni)”(アルバニア) 監督:Bujar Alimani
 ・アルメニア:“Lengthy Night”(アルメニア) 監督:Edgar Baghdasaryan
 ・イギリス:『風をつかまえた少年』“The Boy Who Harnessed the Wind”(英・マラウィ) 監督:キウェテル・イジョフォー
 ・イスラエル:“Incitement”(イスラエル) 監督:Yaron Zilberman
 ・イタリア:“The Traitor(Il traditore)”(伊・仏・ブラジル・独) 監督:マルコ・ベロッキオ
 ・イラン:“Finding Farideh”(イラン・オランダ) 監督:Kourosh Ataee、Azadeh Moussavi
 ・インド:『ガリーボーイ』“Gully Boy”(インド) 監督:ゾーヤー・アクタル(Zoya Akhtar)
 ・インドネシア:『メモリー・オブ・ボディー』“Memories of My Body(Kucumbu Tubuh Indahku)”(インドネシア) 監督:ガリン・ヌグロホ
 ・ウクライナ:“Evge(Homeward)”(ウクライナ) 監督:Nariman Aliev
 ・ウズベキスタン:“Hot Bread(Issiq non)”(ウズベキスタン) 監督:Umid Khamdamov
 ・ウルグアイ:“The Moneychanger(Así habló el cambista)”(ウルグアイ・アルゼンチン・独) 監督:フェデリコ・ペイロー(Federico Veiroj)
 ・エクアドル:『ある娼婦の贖罪』“The Longest Night(La mala noche)”(エクアドル) 監督:Gabriela Calvache
 ・エジプト:“Poisonous Roses”(エジプト) 監督:Fawzi Saleh
 ・エストニア:“Truth and Justice(Tõde ja õigus)”(エストニア) 監督:Tanel Toom
 ・エチオピア:“Running Against the Wind”(エチオピア・独) 監督:Jan Philipp Weyl
 ・オーストラリア:“Buoyancy”() 監督:Rodd Rathjen
 ・オーストリア:“Joy”(オーストリア) 監督:スダベー・モルテツァイ(Sudabeh Mortezai)
 ・オランダ:“Instinct”(オランダ) 監督:ハリナ・ライン(Halina Reijn)
 ・ガーナ:“Azali”(ガーナ) 監督:Kwabena Gyansah
 ・カザフスタン:“Kazakh Khanate – Golden Throne”(カザフスタン) 監督:Rustem Abdrashev
 ・カナダ:“Antigone”(カナダ) 監督:ソフィ・デラスペ(Sophie Deraspe)
 ・韓国:『パラサイト 半地下の家族』“Parasite”(韓) 監督:ポン・ジュノ
 ・カンボジア:『音楽とともに生きて』“In the Life of Music”(米・カンボジア) 監督:ケイリー・ソウ(Caylee So)、ヴィサル・ソック(Sok Visal)
 ・北マケドニア:“Honeyland”(北マケドニア) 監督:Tamara Kotevska、Ljubomir Stefanov
 ・キューバ:“A Translator(Un Traductor)”(キューバ・カナダ) 監督:Rodrigo Barriuso、Sebastián Barriuso
 ・ギリシャ:“When Tomatoes Met Wagner”(ギリシャ) 監督:Marianna Economou
 ・キルギス:“Aurora”(キルギス) 監督:Bekzat Pirmatov
 ・クロアチア:“Mali”(クロアチア) 監督:Antonio Nuić
 ・ケニア:“Subira”(ケニア) 監督:Ravneet Sippy Chadha
 ・コスタリカ:“The Awakening of the Ants(El despertar de las hormigas)”(コスタリカ) 監督:Antonella Sudasassi
 ・コソボ:“Zana”(コソボ) 監督:Antoneta Kastrati
 ・コロンビア:『猿』“Monos”(コロンビア・アルゼンチン・オランダ・独・スウェーデン・ウルグアイ) 監督:アレハンドロ・ランデス(Alejandro Landes)
 ・サウジアラビア:『完璧な候補者』“The Perfect Candidate”(サウジアラビア) 監督:ハイファ・アル=マンスール(Haifaa al-Mansour)
 ・ジョージア:“Shindisi”(ジョージア) 監督:Dito Tsintsadze
 ・シンガポール:『幻土』“A Land Imagined”(インガポール・仏・オランダ) 監督:ヨー・シュウホァ(Yeo Siew Hua)
 ・スイス:“Wolkenbruch's Wondrous Journey Into the Arms of a Shiksa”(スイス) 監督:Michael Steiner
 ・スウェーデン:“And Then We Danced”(スウェーデン・ジョージア・仏) 監督:Levan Akin
 ・スペイン:“Pain and Glory(Dolor y gloria)”(西) 監督:ペドロ・アルモドバル
 ・スロヴァキア:“Let There Be Light(Nech je svetlo)”(スロヴァキア・チェコ) 監督:Marko Škop
 ・スロヴェニア:“History of Love(Zgodovina ljubezni)”(スロヴェニア) 監督:Sonja Prosenc
 ・セネガル:“Atlantics”(セネガル・仏・ベルギー) 監督:マティ・ディオプ(Mati Diop)
 ・セルビア:“King Petar of Serbia”(セルビア) 監督:Petar Ristovski
 ・タイ:“Krasue: Inhuman Kiss”(タイ) 監督:Sitisiri Mongkolsiri
 ・台湾:『先に愛した人』“Dear Ex(誰先愛上他的)”(台湾) 監督:シュー・ユーティン(徐誉庭)、シュー・ツーイェン(許智彦)
 ・チェコ:『ペインテッド・バード』“The Painted Bird(Nabarvené ptáče)”(チェコ・ストヴァキア・ウクライナ) 監督:Václav Marhoul
 ・中国:“Ne Zha(哪吒之魔童降世)”(中) 監督:Jiaozi
 ・チュニジア:“Dear Son(ولدي (Weldi))”(チュニジア・ベルギー・仏) 監督:Mohamed Ben Attia
 ・チリ:“Spider(Araña)”(チリ・アルゼンチン・ブラジル) 監督:Andrés Wood
 ・デンマーク:“Queen of Hearts(Dronningen)”(デンマーク) 監督:May el-Toukhy
 ・ドイツ:“System Crasher(Systemsprenger)”(独) 監督:ノラ・フィングシャイト(Nora Fingscheidt)
 ・ドミニカ共和国:“The Projectionist(El proyeccionista)”(ドミニカ共和国) 監督:José María Cabral
 ・トルコ:“Commitment(Bağlılık Aslı)”(トルコ) 監督:セミフ・カプランオール(Semih Kaplanoğlu)
 ・ナイジェリア:“Lionheart”(ナイジェリア) 監督:Genevieve Nnaji
 ・日本:『天気の子』“Weathering with You”(日) 監督:新海誠
 ・ネパール:“Bulbul”(ネパール) 監督:Binod Paudel
 ・ノルウェー:“Out Stealing Horses(Ut og stjæle hester)”(ノルウェー・スウェーデン・デンマーク) 監督:ハンス・ペテル・モランド(Hans Petter Moland)
 ・パキスタン:“Laal Kabootar”(パキスタン) 監督:Kamal Khan
 ・パナマ:“Everybody Changes(Todos Cambiamos)”(パナマ) 監督:Arturo Montenegro
 ・パレスチナ:“It Must Be Heaven”(仏・カナダ・パレスチナ) 監督:エリア・スレイマン
 ・ハンガリー:“Those Who Remained(Akik maradtak)”(ハンガリー) 監督:Barnabás Tóth
 ・バングラデシュ:“Alpha”(バングラデシュ) 監督:Nasiruddin Yousuff
 ・フィリピン:“Verdict”(フィリピン) 監督:Raymund Ribay Gutierrez
 ・フィンランド:“Stupid Young Heart(Hölmö nuori sydän)”(フィンランド・オランダ・スウェーデン) 監督:セルマ・ヴィルフネン(Selma Vilhunen)
 ・ブラジル:『見えざる人生』“Invisible Life(A vida invisível)”(ブラジル・独) 監督:カリム・アイノズ(Karim Aïnouz)
 ・フランス:“Les Misérables”(仏) 監督:Ladj Ly
 ・ブルガリア:“Ága”(ブルガリア) 監督: Milko Lazarov
 ・ベトナム:『ハイ・フォン』“Furie(Hai Phượng)”(ベトナム) 監督:レ・ヴァン・キエ(Lê Văn Kiệt)
 ・ベネズエラ:“Being Impossible(Yo, imposible)”(ベネズエラ・コロンビア) 監督:Patricia Ortega
 ・ベラルーシ:“Debut(Дебют)”(ベラルーシ) 監督:Anastasiya Miroshnichenko
 ・ペルー:“Retablo”(ペルー) 監督:Alvaro Delgado-Aparicio
 ・ベルギー:“Our Mothers(Nuestras madres)”(ベルギー・仏) 監督:César Díaz
 ・ポーランド:“Corpus Christi(Boże Ciało)”(ポーランド) 監督:ヤン・コマサ(Jan Komasa)
 ・ボスニア・ヘルツェゴビナ:“The Son(Sin)”(ボスニア・ヘルツェゴビナ) 監督:Ines Tanović
 ・ボリビア:“I Miss You(Tu me manques)”(ボリビア) 監督:Rodrigo Bellott
 ・ポルトガル:“The Domain(A Herdade)”(ポルトガル・仏) 監督:Tiago Guedes
 ・香港:“The White Storm 2 - Drug Lords(掃毒2天地對決)”(香港) 監督:ハーマン・ヤウ
 ・ホンジュラス:“Blood, Passion and Coffee(Café con Sabor a mi Tierra)”(ホンジュラス) 監督:Carlos Membreño
 ・マレーシア:“M for Malaysia”(マレーシア) 監督:Dian Lee、Ineza Roussille
 ・南アフリカ共和国:“Knuckle City”(南アフリカ共和国) 監督:ジャーミル・X・T・クベカ(Jahmil X.T. Qubeka)
 ・メキシコ:“The Chambermaid(La camarista)”(メキシコ) 監督:Lila Avilés
 ・モロッコ:“Adam”(モロッコ・仏・ベルギー) 監督:Maryam Touzani
 ・モンゴル:“The Steed”(モンゴル) 監督:Erdenebileg Ganbold
 ・モンテネグロ:“Neverending Past(Između dana i noći)”(モンテネグロ) 監督:Andro Martinovic
 ・ラトヴィア:“The Mover(Tēvs Nakts)”(ラトヴィア) 監督:Dāvis Sīmanis
 ・リトアニア:“Bridges of Time(Laiko tiltai)”(リトアニア) 監督:Kristine Briede、Audrius Stonys
 ・ルーマニア:“The Whistlers(La Gomera)”(ルーマニア・仏・独) 監督:コルネイユ・ボルンポユ(Corneliu Porumboiu)
 ・ルクセンブルク:『テルアビブ・オン・ファイア』“Tel Aviv on Fire”(イスラエル・ルクセンブルク・ベルギー・仏) 監督:サメフ・ゾアビ(Sameh Zoabi)
 ・レバノン:“1982”(レバノン) 監督:Oualid Mouaness
 ・ロシア:“Beanpole”(ロシア) 監督:Kantemir Balagov

【データ】

 【出品国】

 ・出品国数(出品してAMPASのエントリー作品リストに載った国の数)

  2013年:71カ国
  2014年:76カ国
  2015年:83カ国
  2016年:81カ国(エントリーは82カ国、有資格作品として認められたのが81カ国。パナマは選外。ウクライナは締め切りに間に合わなかった。)
  2017年:85カ国(エントリーは89カ国、有資格作品として認められたのが85カ国。アフガニスタン、パナマ、アルジェリア、チュニジアは選外)
  2018年:92カ国
  2019年:87カ国(エントリーは89カ国、有資格作品として認められたのが87カ国。キューバ、キルギスタンは選外)
  2020年:93カ国(エントリーは94カ国、有資格作品として認められたのが93カ国。アフガニスタンが選外)(史上最多記録)

 ・前回、外国語映画賞に作品を出品したのに、今回は、出品しなかった国(6カ国):(アフガニスタン)、イエメン(前回初出品)、イラク(前回9回目の出品)、ニジェール共和国(前回初出品)、ニュージーランド(前回6回目の出品)、パラグアイ(前回3回目の出品)、マラウイ(前回初出品)
 ・前回は、外国語映画賞出品を見送っていて、今回は、出品を行なった国(10カ国):アイルランド(2年ぶり6回目の出品)、アルバニア(2年ぶり12回目の出品)、エチオピア(4年ぶり4回目の出品)、キューバ(前回は選外)、キルギス(前回は選外)、サウジアラビア(3年ぶり3回目の出品)、セネガル(2年ぶり2回目の出品)、ホンジュラス(2年ぶり2回目の出品)、マレーシア(3年ぶり5回目の出品)、モンゴル(2年ぶり5回目の出品)

 今回が初出品:ガーナ、ナイジェリア、ウズベキスタン
 今回が2年ぶりの出品:アイルランド、アルバニア、セネガル、ホンジュラス、モンゴル
 今回が3年ぶりの出品:サウジアラビア、マレーシア
 今回が2回目の出品:セネガル、ホンジュラス
 今回が3回目の出品:サウジアラビア
 今回が4回目の出品:エチオピア、ケニア
 今回が5回目の出品:マレーシア、モンゴル

 【ノミネーション】
 ・ノミネートされたことはあるが、1度も受賞していない国(24カ国):イスラエル(10回ノミネート)、ベルギー(7回ノミネート)、ギリシャ、ノルウェー、ブラジル(以上5回ノミネート)、インド(3回ノミネート)、イギリス、中国、パレスチナ、香港(以上2回ノミネート)、アイスランド、エストニア、オーストラリア、カザフスタン、カンボジア、キューバ、コロンビア、ジョージア、ネパール、フィンランド、ベトナム、ペルー、北マケドニア、レバノン(以上1回ノミネート)
 ※ウルグアイは1度ノミネートされたが、その後、失格になっています。
 ・一度もノミネートされたことがない国(46カ国):ポルトガル(36回目の出品)、ルーマニア(35回目の出品)、エジプト(34回目の出品)、韓国、フィリピン(以上31回目の出品)、ブルガリア(30回目の出品)、ベネズエラ(29回目の出品)、クロアチア(28回目の出品)、セルビア、タイ、トルコ(以上26回目の出品)、スロヴァキア、スロヴェニア(以上23回目の出品)、インドネシア(21回目の出品)、ウルグアイ(19回目の出品)、ルクセンブルク(16回目の出品)、バングラデシュ、モロッコ(以上15回目の出品)、シンガポール(13回目の出品)、アルバニア、ウクライナ、キルギス、ドミニカ共和国、リトアニア(以上12回目の出品)、ボリビア、ラトヴィア(以上11回目の出品)、パキスタン(9回目の出品)、アルメニア、エクアドル、コスタリカ(以上8回目の出品)、アイルランド、コソボ、チュニジア、パナマ、モンテネグロ(以上6回目の出品)、マレーシア、モンゴル(以上5回目の出品)、エチオピア、ケニア、ベラルーシ(以上4回目の出品)、サウジアラビア(3回目の出品)、ホンジュラス、セネガル(以上2回目の出品)、ガーナ、ナイジェリア、ウズベキスタン(以上初出品)

 【主な作品の映画祭出品履歴(プレミア上映)】
 ・リマ映画祭2017:ペルー
 ・アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2017:ベラルーシ
 ・サンダンス映画祭2018:キューバ
 ・ロッテルダム2018:エジプト
 ・ベルリン国際映画祭2018
  アウト・オブ・コンペティション部門:ブルガリア
 ・ウーディネ・ファーイースト映画祭2018:台湾
 ・カンヌ国際映画祭2018
  監督週間:チュニジア
 ・カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2018:スロヴァキア、リトアニア
 ・ロカルノ国際映画祭2018:シンガポール
 ・サラエボ映画祭2018:クロアチア
 ・ベネチア国際映画祭2018
  Orizzonti部門:インドネシア、ルクセンブルク
  ベネチア・デイス部門:オーストリア
 ・トロント国際映画祭2018
  CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門:フィンランド
  DISCOVERY部門:ナイジェリア、メキシコ
 ・モントリオール世界映画祭2018:モンテネグロ
 ・チューリヒ映画祭2018:スイス
 ・釜山国際映画祭2018:キルギス
 ・バリャドリッド国際映画祭2018:ベネズエラ
 ・リガ国際映画祭2018:ラトヴィア
 ・ワルシャワ国際映画祭2018:アルバニア
 ・マイアミ映画祭2019:ドミニカ共和国
 ・サンダンス映画祭2019:アイルランド、イギリス、北マケドニア、コロンビア、デンマーク
 ・ベルリン国際映画祭2019
  コンペティション部門:ドイツ、ノルウェー
  ベルリナーレ・スペシャル:インド
  フォーラム部門:コスタリカ
  カリナリー・シネマ部門:ギリシャ
 ・SXSW映画祭2019:エクアドル
 ・カンヌ国際映画祭2019
  コンペティション部門:イタリア、韓国、スペイン、セネガル、パレスチナ、ルーマニア
  ある視点部門:アルジェリア、ウクライナ、ブラジル、モロッコ、ロシア
  監督週間:スウェーデン
  国際批評家週間:ベルギー、アイスランド
 ・カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2019:スロヴァキア
 ・ダーバン国際映画祭2019:南アフリカ共和国
 ・ロカルノ国際映画祭2019
  ピアッツァ・グランデ部門:オランダ
 ・ベネチア国際映画祭2019
  コンペティション部門:チェコ、ポルトガル、サウジアラビア
  Orizzonti部門:フィリピン
  ベネチア・デイズ部門:ポーランド
 ・テルライド映画祭2019:ハンガリー
 ・トロント国際映画祭2019
  CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門:イスラエル、カナダ、チリ
  DISCOVERY部門:コソボ、レバノン
  PLATFORM部門:ウルグアイ
 ・サンセバスチャン国際映画祭2019
  ホライズンズ・ラティーノ部門:ウルグアイ

 【ジャンル】
 ドキュメンタリー:アイルランド、イラン、北マケドニア、ギリシャ、ベラルーシ、ラトヴィア、リトアニア
 アニメーション:中国、日本

 【フランス・ドイツ資本の作品】
 ・フランス資本が投入されている作品:アルジェリア、イタリア、シンガポール、スウェーデン、セネガル、チュニジア、パレスチナ、フランス、ベルギー、ポルトガル、モロッコ、ルーマニア、ルクセンブルク
 ・ドイツ資本が投入されている作品:イタリア、ウルグアイ、エチオピア、コロンビア、ドイツ、ブラジル、ルーマニア

 【監督別選出歴】
 2回目
 ・Bujar Alimani(アルバニア):2017年度“Chromium”
 ・ガリン・ヌグロホ(インドネシア):1999年度『枕の上の葉』
 ・フェデリコ・ベイロー(ウルグアイ):2011年度『映画よ、さようなら』“A Useful Life(La vida útil)”
 ・ポン・ジュノ(韓):2010年度『母なる証明』
 ・Antonio Nuić(クロアチア):2010年度“Donkey(Kenjac)”
 ・ハイファ・アル=マンスール(サウジアラビア):2014年度『少女は自転車にのって』
 ・Dito Tsintsadze(ジョージア):2009年度“Mediator”
 ・Marko Škop(スロヴァキア):2017年度“Eva Nová”
 ・Sonja Prosenc(スロヴェニア):2016年度“The Tree(Drevo)”
 ・セミフ・カプランオール(トルコ):2011年度『蜂蜜』
 ・ジャーミル・X・T・クベカ(Jahmil X.T. Qubeka)(南アフリカ共和国):2019年度“Sew the Winter to My Skin”
 ・エリア・スレイマン(パレスチナ):2003年度『DI』
 ・Rodrigo Bellott(ボリビア):2004年度“Sexual Dependency”
 ・コルネイユ・ポルンボユ(ル―マニア):2010年度“Police, Adjective”

 3回目
 ・Andrés Wood(チリ):2005年度“Machuca”、2012年度“Violeta Went to Heaven”
 ・José María Cabral(ドミニカ共和国):2013年度“Jaque Mate”、2018年度“Woodpeckers(Carpinteros)”

 7回目
 ペドロ・アルモドバル:1989年度『神経衰弱ぎりぎりの女たち』(ノミネート)、1992年度『ハイヒール』、1996年度『私の秘密の花』、2000年度『オール・アバウト・マイ・マザー』(受賞)、2007年『ボルベール《帰郷》』(ショートリスト)、2017年度『ジュリエッタ』

 今回エントリーされた監督の中で、過去にノミネートされたり、受賞したりしたことのある監督は、ペドロ・アルモドバルだけです。

 【初監督】 34作品・36人
 イギリス、ウクライナ、ウズベキスタン、エストニア、エチオピア、オーストラリア、オランダ、ガーナ(Andrew McConnell)、北マケドニア(Ljubomir Stefanov)、キューバ(Rodrigo Barriuso、Sebastián Barriuso)、ギリシャ、キルギス、ケニア、コスタリカ、ナイジェリア、ネパール、フィリピン、フランス、ベトナム(Van Kiet Le)、ペルー、マレーシア(Dian Lee、Ineza Roussille)、メキシコ、モロッコ、モンテネグロ、ラトヴィア(Kristine Briede)、レバノン
 フィクションは初めての監督:アルジェリア、エクアドル、エジプト、カンボジア(ケイリー・ソウ)、コソボ、セネガル、ハンガリー、バルギー
 ※初の長編ナラティヴ作品を初監督作品としてカウントしています。

 数え方にもよりますが、今回が34作品、前回が23作品、前々回が20作品、3年前が27作品でした。

 アルジェリア、エジプト、エストニア、ネパール、モンテネグロは、2年連続初監督作品、エクアドルは、3年連続初監督作品、イギリスは4年連続初監督作品、コソボは5連続初監督作品になっています。

 2014年度には初監督作品が27ありましたが(うち2作品は2人の監督のうち一方が初監督)、ショートリスト9作品まで進んだ作品はゼロ。
 2015年度には初監督作品が17ありましたが、ショートリスト9作品まで進んだ作品はゼロ。
 と初監督作品に厳しい年が続きましたが、
 2016年度には初監督作品が28あり(うち1作品は2人の監督のうち一方が初監督。パナマまで含めると29)、ショートリスト9作品まで進んだ作品は4作品あって、そのうち3作品がノミネートまで進み、受賞作品(『サウルの息子』)も初監督作品でした。
 2017年度は初監督作品が27あり、ショートリストまで進んだ作品は2作品あって、そのうちオーストラリアがノミネートまで進みました。
 2018年度は、初監督作品が20ありましたが、ショートリスト9作品まで進んだ作品は1作品(南アの『傷』)のみで、ノミネートはされませんでした。
 2019年度は、初監督作品が23ありましたが、ショートリスト9作品まで進んだ作品は2作品(デンマークの『THE GUILTY/ギルティ』とコロンビア(クリスティーナ・ガジェゴ)の『夏の鳥』)で、ノミネートはされませんでした。

 『サウルの息子』が外国語映画賞の初監督作品に風穴を開けたようなところはありましたが、いずれにせよ、量的にはある程度の本数がエントリーされているにも拘わらず、初監督作品がショートリストやノミネーションに選ばれる可能性は低いままと言わざるを得ません。

 【女性監督】 27作品・28人
 アルジェリア、イラン(Azadeh Moussavi)、インド、エクアドル、オーストリア、オランダ、カナダ、カンボジア(ケイリー・ソウ)、北マケドニア(Tamara Kotevska)、ギリシャ、ケニア、コスタリカ、コソボ、サウジアラビア、スロヴェニア、セネガル、デンマーク、台湾(Mag Hsu)、ドイツ、ナイジェリア、フィンランド、ベネズエラ、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マレーシア(Dian Lee、Ineza Roussille)、モロッコ、リトアニア(Kristine Briede)

 今回が27作品(史上最多)、前回が20作品、前々回が26作品、3年前が16作品、4年前が(共同監督まで含めて)13作品でした。

 2年連続で女性監督が選ばれたのは、アルジェリア、インド、オーストリア、カナダ、ギリシャ、コソボ、ベトナムでした。

 作品賞に比べると、外国語映画賞で女性監督の作品がノミネートされる確率は圧倒的に高いものになっていますが、それでもノミネートで言って、2年に1作品というくらいの割合です。2002年や2006年のように1回のノミネーションに2つの女性監督作品が入って来る年もあります。
 受賞データでは、1995年にマルレーン・ゴリス(『アントニア』)、2002年にカロリーヌ・リンク(『名もなきアフリカの地で』)、2010年にスザンネ・ビア(『未来を生きる君たちへ』)が外国語映画賞を受賞しています。
 ここ4年では連続で1作品ずつ女性監督の作品がノミネートされていますが、本年度も、選出作品の数から言っても、顔触れから言っても、少なくとも1作品はノミネートされてもいいように思われます。

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 【米国アカデミー賞外国語映画賞に関する6つの傾向】

 Ⅰ.外国語映画賞はヨーロッパ映画がお好き?

 ノミネーション5作品に入る国の近年のバランスは―
 ヨーロッパ:2~3
 南北アメリカ:1~2
 中東:0~2
 その他:0~1
 という風になっています。

 ノミネート国は、(特に近年は)意識的に前年とはなるべく重ならないようにしているのではないかと考えられます。前年と重なったとしても最大で3カ国ですが、3カ国も重なることは稀で、全く重ならない場合もあります。

 過去10年間で、前年と連続して同じ国が選ばれているのは―
 2019年:1カ国(レバノン)
 2018年:1カ国(スウェーデン)
 2017年;1カ国(デンマーク)
 2016年:なし
 2015年:なし
 2014年:1カ国(デンマーク)
 2013年:1カ国(カナダ)
 2012年:1カ国(カナダ)
 2011年:なし
 2010年:3カ国(フランス、ドイツ、イスラエル)
 2009年:2カ国(イスラエル、オーストリア)

 2019年のノミネート国は、チリ、日本、ポーランド、ドイツ、レバノンであり、今回は、ドイツの連続ノミネートの可能性がありそうです。

 Ⅱ.近年のノミネート人気国

 過去10年で外国語映画賞にノミネートされた国は、全部で29カ国あります。
 このうち―
 5回ノミネート:デンマーク
 3回ノミネート:カナダ、ポーランド
 2回ノミネート:アルゼンチン、イスラエル、イラン、スウェーデン、チリ、ドイツ、ハンガリー、フランス、ベルギー、メキシコ、ロシア、レバノン
 1回ノミネート:アルジェリア、イタリア、エストニア、オーストラリア、オーストリア、カンボジア、ギリシャ、コロンビア、日本、ノルウェー、パレスチナ、ペルー、モーリタニア、ヨルダン

 単純な確率論では、たとえば、デンマークは50%の確率で、カナダやポーランドは30%の確率で、それぞれノミネートされることになります。

 Ⅲ.ノミネート5作品のうち、1本は、まだノミネートされたことのない国から選出される

 受賞作は、長らくヨーロッパ偏重だったのが、近年は、世界の各地域に順繰りにオスカーを贈っている(ように見えます)。

 できるだけいろんな国の作品をピックアップしていこうというスタンスは、90年代から明確になってきていて――

 a) これまで1回だけ受賞した国は12カ国ありますが、そのうち8カ国は1995年以降に受賞しています。ロシア、チェコ、台湾、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カナダ、南ア、ポーランド、チリ

 b)これまで1回だけノミネートされて、受賞したことがない国は20カ国ありますが、そのうち90年代以降が18カ国あります。(80年代以前の2カ国は東ドイツとニカラグア)
 1990年:プエルトリコ
 1992年:アイスランド
 1993年:ウルグアイ (台湾 初ノミネート)
 1994年:ベトナム
 1995年:キューバ、マケドニア (台湾 2度目のノミネート)
 1997年:ジョージア (チェコ(となってから) 初ノミネートで初受賞)
 (1999年:イラン 初ノミネート)
 2000年:ネパール
 (2001年:台湾、3度目のノミネートで初受賞)
 2002年:ボスニア・ヘルツェゴビナ 初ノミネートで初受賞
 2003年:フィンランド
 (2005年:南アフリカ 初ノミネート)
 2006年:(パレスチナ初ノミネート) (南アフリカ 2度目のノミネートで初受賞)
 2008年:カザフスタン
 2010年:ペルー
 (2012年:イラン 2度目のノミネートで初受賞)
 2013年:チリ
 2014年:カンボジア (パレスチナ2度目のノミネート)
 2015年:エストニア、モーリタニア (ポーランド 46回目のエントリー、10回目のノミネートで初受賞)
 2016年:コロンビア、ヨルダン
 2017年:オーストラリア
 2018年:レバノン

 以上から考えると、ノミネート5作品のうち、1本は、まだノミネートされたことのない国から選出される可能性が非常に高いことがわかります。

 ※ アカデミー賞サイドが「できるだけいろんな国の作品をピックアップしていこう」としているのではなく、むしろ、世界各国の映画のクオリティーが上がった、もしくは、「新しい物語」は、これまで国際映画賞を出してきた国々以外の地域から生まれるようになった、とも考えられます。

 ちなみに、初めてアカデミー賞に作品を送った国で、その作品がノミネーションを果たした国は6カ国あります(ジョージア、マケドニア、ネパール、ニカラグア、ベトナム、モーリタニア)。

 Ⅳ.国際映画賞ノミネート作品は、ベルリン国際映画祭かカンヌ国際映画祭の出品作から4本選ばれる

 米国アカデミー賞のカンヌ嫌いは有名で、1994年の『さらば、わが愛/覇王別姫』以降、パルムドール受賞作品が、外国語映画賞にノミネートされることは長らく途絶えていましたが、2009年の『パリ20区、僕たちのクラス』で15年ぶりのノミネートを果たし、翌年も『白いリボン』がノミネートを果たしました。「カンヌ嫌い」の傾向は弱まったのかもしれません。

 過去5年のノミネート作品は――

 2019年
 ◎『ROMA/ローマ』(メキシコ):ベネチア国際映画祭、金獅子賞受賞。
 『万引き家族』(日本):カンヌ国際映画祭、パルムドール受賞。
 『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド):カンヌ国際映画祭、監督賞受賞。
 “Werk Ohne Autor(Never Look Away)”(ドイツ):ベネチア国際映画祭、Leoncino d'Oro Award (Agiscuola)、ARCA Cinemagiovani Award ベスト・フィルム・オブ・Venezia 75受賞。
 『存在のない子供たち』(レバノン):カンヌ国際映画祭、審査員賞、エキュメニカル審査員賞受賞。

 2018年
 ◎『ナチュラルウーマン』(チリ):ベルリン国際映画祭、脚本賞受賞。
 ・『判決、ふたつの希望』(レバノン):ベネチア国際映画祭、男優賞受賞。
 ・『ラブレス』(ロシア):カンヌ国際映画祭、審査員賞受賞。
 ・『心と体と』(ハンガリー):ベルリン国際映画祭、金熊賞・国際批評家連盟賞・エキュメニカル審査員賞
 ・『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(スウェーデン):カンヌ国際映画祭、パルムドール受賞。

 2017年
 ◎『セールスマン』(イラン):カンヌ国際映画祭 脚本賞、男優賞受賞
 ・『ヒトラーの忘れもの』(デンマーク):トロント国際映画祭
 ・『幸せなひとりぼっち』(スウェーデン)
 ・『タンナ』(オーストラリア):ベネチア国際映画祭 国際批評家週間 国際批評家週間賞、Fedeora Award(撮影賞)、観客賞受賞
 ・『ありがとう、トニ・エルドマン』(独):カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞受賞

 2016年
 ◎『サウルの息子』(ハンガリー):カンヌ国際映画祭 審査員グランプリ、国際批評家連盟賞受賞
 ・『彷徨える河』(コロンビア):カンヌ国際映画祭 監督週間 CICAE Arte Cinema Prize受賞
 ・『ある戦争』(デンマーク):ベネチア国際映画祭 Orizzonti部門
 ・『裸足の季節』(フランス):カンヌ国際映画祭 監督週間 Label Europa Cinema Prize受賞
 ・『ディーブ』(ヨルダン):ベネチア国際映画祭 Orizzonti部門 監督賞受賞

 2015年
 ◎『イーダ』(ポーランド):トロント国際映画祭 国際批評家連盟賞受賞
 ・『裁かれるのは善人のみ』(ロシア):カンヌ国際映画祭 脚本賞受賞
 ・『みかんの丘』(エストニア):ワルシャワ国際映画祭
 ・『人生スイッチ』(アルゼンチン):カンヌ国際映画祭
 ・『禁じられた歌声』(モーリタニア):カンヌ国際映画祭 エキュメニカル審査員賞受賞

 これらを見ると、近年は、国際的にあまり知られていない作品がノミネートされるということはなく、ベルリン+カンヌで4本、その他1本という組み合わせでノミネートされ、5年のうち1回「その他」が外国語映画賞受賞を果たしている、ということがわかります。

 Ⅴ.やっぱり実力派は強い!

 前項にも関連してきますが、ノミネート作品や受賞作品のリストを眺めてみると、実力派の監督作品が選ばれていることが多いようです。

 本年度で、これまで受賞したことがあるのは、ペドロ・アルモドバルだけです。

 Ⅵ.国際映画賞(外国語映画賞)が好むストーリー

 以前は、外国語映画賞受賞作品には内容的にある傾向性があるように思っていましたが、近年は、『セールスマン』や『ナチュラルウーマン』など、ちょっとシノプシスを読んだだけでは、どうしてこの作品がそんなに評価が高いのだろうというようなことも多くなり、「内容」(シノプシス)で判断することは難しくなりました。

 それでもアカデミー会員に好まれるタイプの作品を書き出してみると―

 ・戦争や貧困など過酷な状況の中で、生き方を問われる主人公の物語

 ・老いや死を見つめた作品(『おくりびと』『みなさん、さようなら』『海を飛ぶ夢』『愛、アムール』)

 ・個性的な生き方を描いた人間賛歌(『オール・アバウト・マイ・マザー』『アントニア』など)

 ・特定の個人や家族のドラマチックな生き方を描いた作品(『ファニーとアレクサンデル』『バベットの晩餐会』『インドシナ』)

 ・映画愛を描いた作品(『映画に愛をこめて アメリカの夜』『ニュー・シネマ・パラダイス』)

 こんな傾向とは無関係に『グリーン・デスティニー』のような活劇が賞をさらっていくこともあります。

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 【米国アカデミー賞2020 国際映画賞 予想】

 以上を踏まえて、米国アカデミー賞2020国際映画賞ショートリストを予想してみると―

 1.国際映画賞に強い(かもしれない)実力派の監督
 ペドロ・アルモドバル

 2.近年の常連国
 デンマーク、カナダ、レバノン、ポーランド、スウェーデン、ドイツ

 3.連続ノミネートの可能性
 ドイツ

 4.地域枠
 ヨーロッパ:アイスランド、イギリス、イタリア、スウェーデン、スペイン、チェコ、デンマーク、ドイツ、ベルギー、フランス、ポーランド
 中東:パレスチナ、レバノン
 アジア:サウジアラビア、トルコ、韓国
 南米アメリカ:コロンビア、ブラジル
 その他:セネガル

 5.初ノミネート枠
 韓国、サウジアラビア、セネガル、トルコ

 ショートリスト9作品(ひょっとすると10作品)の候補としては、以上のような作品から選ばれる感じでしょうか。

 字数が上限に達したので、ノミネーション予想は、また別の機会に改めて―。

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 *当ブログ記事
 ・米国アカデミー賞2020 国際映画賞 各国代表:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201907/article_7.html
 ・映画賞&映画祭カレンダー 2019年10月~2020年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201910/article_7.html

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