SIGGRAPH 2019 コンピュータ・アニメーション・フェスティバル ラインナップ

 SIGGRAPH 2019のコンピューター・アニメーション・フェスティバル(7月28日-8月1日)のラインナップです。

 ・“Purl”(米/9min) Lead Creator:Kristen Lester(Pixar) [Best in Show]
 物語:Purlという毛糸玉は、男性中心の新興企業に就職する。彼女が、この会社に受け入れられるためにどうすべきか。彼女は一計を案じる。彼女のプランは成功し、彼女は会社に受け入れられるようになる。そんなある日、新人の毛糸玉が入社してくる。Purlは、彼女の姿を見て、入社した頃の自分を思い出す。
 ※YouTubeで視聴可。

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 ・"Birth of Planet Earth" Fulldome Excerpt: Photosynthesis in a Chromatophore”(米) Lead Creator::Donna Cox
 物語:発色団(chromatophore)と呼ばれる初期の光合成オルガネラのエネルギー獲得過程の科学的可視化。

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 ・“Game Changer”(米/3min) Lead Creator:Aviv Mano(Ringling College of Art and Design)
 物語:女の子がゲームセンターにやってくる。目指すのは、500ポイントのマッチョの人形。女の子は、ゲームで勝って、賞品を手に入れようとするが、マッチョの人形は、こっそり邪魔をして、彼女が目標の点数を稼げないようにする。
 The Discover Film Awards 2018 最優秀学生作品賞受賞。
 Southern Shorts Awards 2018 Award of Distinction、作品賞、脚本賞、アニメーション賞、サウンド・デザイン賞受賞。
 IndieFEST Film Awards 2018 Award Of Excellence受賞。
 Independent Shorts Awards 2018 オナラブル・メンション受賞。
 Accolade Competition 2018 Award of Excellence受賞。
 ナショナル・ボード・オブ・レビュー2018 Student Grant受賞。
 Oniros Film Awards 2018 Best of Year受賞。
 Paris Art and Movie Awards 2018 最優秀アニメーション賞受賞。
 ※YouTubeで視聴可。

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 ・“The Bolt Connection”(仏/6.51min) Lead Creator:Nicolas Lebas (Supinfocom Rubika)
 物語:強盗に失敗した後、ロボットマフィアの運転手だった脆弱なロボットは、持っているべきではない略奪品、つまり人間の心を手に入れる。彼の上司のようになる機会に誘惑されて、彼は自分自身に心を移植して、生きているという感覚を発見する。しかし、それらの短い瞬間には代償がある。
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 ・“Old Soldier”(米) Lead Creator:Marc Messenger(Blizzard Entertainment)
 物語:戦争は風化した兵士たちをすり減らす。伝説的な大群の戦士Varok Saurfangにとって、これは彼の最後である可能性が高い。

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 ・“Hedgehog”(仏/4.48min) Lead Creator:Vaibhav Keswani(GOBELINS, l'école de l'image)
 物語:いつもハリネズミについて話す少年がいる。トイレの中でも、クラスの発表会でも、聞いてくれる相手がいても誰も聞いていなくても。クラスメートたちはいつものことだからかあまり彼の話に耳を傾けない。そんな彼に興味を持ってくれる友だちがひとりできる。少年にも家はあり、家族もいるが、家ではケンカが絶えず、彼は寂しい思いをしている。夜、少年は、外に出て、手からエサをこぼす。すると、闇の中からハリネズミの親子が姿を現す。
 ※YouTubeで視聴可。

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 ・『もやもや』“Stuffed”(仏/6.34min) Lead Creator:Élise Simoulin(Supinfocom Rubika)
 物語:「感情的に不安定な猫が不思議な出会いにより成長を遂げ、怒りを抑える術を学ぶ。」
 Festival International du Court-Métrage Étudiant TYO Prix du Coup de Cœur 。
 Paris International Animation Film Festival (PIAFF)出品。
 CINEKID Festival (オランダ)出品。
 SUPERNOVA Digital Animation Festival (米)出品。
 東京アニメアワード2019 短編コンペティション部門出品。

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 ・メイキング オブ 『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』“The Making of "How to Train Your Dragon: The Hidden World"(米) Lead Creator:Dave Walvoord(DreamWorks Animation)

 ・“Passage”(セルビア/6.50min) Lead Creator:Igor Coric(Artrake)
 物語:小さな男の子が彼の部族の遺跡から造られたトーテムで敵に立ち上がる。

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 ・“Holiday — Share Your Gifts — Apple ”(米/3min) Lead Creator:Buck(Buck & TBWA\Media Arts Lab)
  Appleのホリデーシーズン向けCM「Holiday — あなたの創造力をとどけよう」。
 日本向けに編集し直したものも公開されている。
 ※YouTubeで視聴可。

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 ・“NASA Surveys Hurricane Damage to Puerto Rico's Forests”(米/4.31min) Lead Creator:Alex Kekesi(GST, Inc. - NASA/Goddard Space Flight Center)
 ハリケーンマリアはプエルトリコの青々とした熱帯雨林を変えて、林冠にたくさんの空き地を残した。NASAの科学者たちは、嵐の前後の島の森林を小型の航空機に搭載されたポータブルライダー装置を使って調べ、森林の3Dビューを作成した。
 ※YouTubeで視聴可。

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 ・“Best Friend”(仏) 監督:Nicholas Olivieri、Yi Shen、Juliana De Lucca、Varun Nair、David Feliu (GOBELINS, l'école de l'image)
 物語:近い将来。孤独な男アーサーは彼に完璧な仮想の友達を提供する«Best Friend»と呼ばれる製品にはまっている。
 アニー賞2019最優秀学生作品賞受賞。
 カンボジア国際映画祭2019出品。
 Lyon Science-Fiction Festival Les Intergalactiques2019出品。
 ※YouTubeで視聴可。

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 ・『アニータ:バトル・エンジェル』“Alita: Battle Angel”(ニュージーランド) Lead Creator:Eric Saindon(Weta Digital)

 ・“Mayday - Final Chapter”(台湾/4.13min) Lead Creator:Muh Chen(Grass Jelly Studio)
  MAYDAY五月天の 『轉眼(2018 自傳最終章)】のミュージック・ビデオ。
 物語:ポップアップブックを使って人の人生を紹介する。年齢の増加とともに、異なる選択が私たちを成功へと導き、失われ、満たされ、あるいは後悔する。
 ※YouTubeで視聴可。

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 ・“Expedition Reef for Educators”(米/26min) Lead Creator:Ryan Wyatt(California Academy of Sciences)
 物語:プラネタリウムからの資産を活用するK-12人の教師のための教育リソースは、“Expedition Reef”を示す。

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 ・“Kinky Kitchen”(独) Lead Creator:Bea Hoeller(Filmakademie Baden-Württemberg GmbH, Animationsinstitut)
 物語:選択された台所用品や食料品は、独自の生活を送っている。欲望に満ちた親密な瞬間に、彼らは非典型的な方法で相互作用する。視聴者は、まず彼らを間違った方向に向ける音を通して彼らの官能の楽しさを体験する。

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 ・“The Heretic (Part 1) ”(デンマーク) Lead Creator:Veselin Efremov(Unity Technologies) [CURATED]
 物語:人間と技術が絡み合っている将来、私たちはまだ私たちのおとぎ話の起源を発見していない。

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 ・“The Tree”(仏) Lead Creator:Basil Malek-Abuhamdan(GOBELINS, l'école de l'image)
 物語:干ばつの世界では、老人が枯れ木の渇きを癒すために水の滴を集める彼の日々を過ごす。

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 ・『ワイルド・ラブ』“Wild Love”(仏/6.53min) Lead Creator:Maryka Laudet(Ecole des Nouvelles Images)
 物語:日常をはなれ、自然の中でロマンティックな散策を楽しんでいたアランとビヴァリーだったが、あやまって小さな命を死なせてしまう。小さな仲間たちは、彼らの罪を決して許すまいと復讐に立ち上がり…。
 マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル2019にて配信。

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 ・“ILM 2019 – Behind the Magic”(カナダ・シンガポール・米・英) Lead Creator:Brent Segura-Bowers(Industrial Light & Magic) [CURATED]
 物語:インダストリアルライト&マジック(ILM)は、過去1年間のその最高の長編映画の視覚効果とアニメーション作品を強調する。

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 ・“The Ostrich Politic”(仏/6.25min) Lead Creator:Mohammad Houhou(GOBELINS, l'école de l'image)
 物語:ダチョウは、本能的な行動であると考えながら、頭を埋めて毎日の活動を続けている。しかし、ある日、系統発生学者のDr. Kaysによる研究はそれ以外のことを証明する。
 ※YouTubeで視聴可。

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 ・“The Stained Club”(仏) Lead Creator:Mélanie Lopez(Supinfocom Rubika)
 物語:フィンは彼の肌に汚れがある。ある日、彼は彼らの体に異なる汚れを持つクールな子供たちのグループに会う。

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 ・“Marooned”(米) Lead Creator:Andrew Erekson(DreamWorks Animation)
 物語:月面に座礁し、一人でいると思って、決心したロボットは彼を地球に家に連れ戻すためにロケットを修理するのを手伝う熱心なヘルパーを見つける。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2019出品。
 パームスプリングス国際短編映画祭2019出品。

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 ・『スパイダーマン:スパイダーバース』“Spider-Man: Into the Spider-Verse”(米/8min) Lead Creator:Danny Dimian(Sony Pictures Imageworks)

 例年のように、今年も短編アニメーション、長編作品の一部、CM、ミュージック・ビデオなど、いろんなジャンルの作品が並んでいます。

 例年であれば、上記の中で、米国アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされるような作品がまじっているんですが、今年はどうかなあ。

 本編がYouTubeなどで公開されている作品もありますが、個人的にいいなと思うのは“Hedgehog”でしょうか。

 本年度は日本からの選出はなく、フランスからの選出が多めでしたが、米国アカデミー賞にノミネートされなくても、セザール賞にノミネートされたりするかもしれませんね。

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 *当ブログ記事

 ・SIGGRAPH2018 コンピューター・アニメーション・フェスティバル ラインナップ:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201907/article_13.html

 ・SIGGRAPH2017 コンピューター・アニメーション・フェスティバル ラインナップ:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201707/article_17.html

 ・SIGGRAPH2016 コンピューター・アニメーション・フェスティバル ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201607/article_17.html

 ・SIGGRAPH 2014 コンピューター・アニメーション・フェスティバルのラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201408/article_4.html
 ・SIGGRAPH 2014 コンピューター・アニメーション・フェスティバル 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_13.html

 ・SIGGRAPH 2013 コンピューター・アニメーション・フェスティバルのラインナップ その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201307/article_11.html
 ・SIGGRAPH 2013 コンピューター・アニメーション・フェスティバルのラインナップ その2::http://umikarahajimaru.at.webry.info/201307/article_12.html

 ・SIGGRAPH 2012 コンピューター・アニメーション・フェスティバルのラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_23.html

 ・SIGGRAPH 2010 コンピューター・アニメーション・フェスティバルのラインナップ その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201007/article_19.html
 ・SIGGRAPH 2010 コンピューター・アニメーション・フェスティバルのラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201007/article_20.html

 ・SIGGRAPH 2009 コンピューター・アニメーション・フェスティバル 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_12.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2019年4月~9月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201904/article_12.html

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