北京国際映画祭2019 受賞結果

 第9回北京国際映画祭(4月13日-20日)の受賞結果です。

 【天壇奨コンペティション】(The Tiantan Awards competition)
 ・“Trautmann(Keeper)”(英・独) 監督:マーカス・H・ローゼンミューラー( Marcus H. Rosenmüller)
 ・『サンセット』(ハンガリー・仏) 監督:ネメシュ・ラースロー
 ・“The Waiter”(ギリシャ) 監督:Steve Krikris
 ・“Lykke-Per(A Fortunate Man)”(デンマーク) 監督:ビレ・アウグスト
 ・“Ilosia aikoja, Mielensäpahoittaja”(フィンランド) 監督:ティーナ・ルュミ(Tiina Lymi)
 ・“Ahlat Agaci(The Wild Pear Tree)”(トルコ・マケドニア・仏・独・ボスニア ヘルツェゴビナ・ブルガリア・スウェーデン) 監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
 ・“The Unorthodox”(イスラエル) 監督:Eliran Malka
 ・“Tehran: City of Love”(イラン・英・オランダ) 監督:Ali Jaberansari
 ・“Iro”(イラン) 監督:Hadi Mohaghegh
 ・“Bhayanakam”(インド) 監督:Jayaraj
 ・“Composer(音楽家)”(中) 監督:Xierzhati Yahefu(西尔扎提·亚合甫)
 ・“Liu lang di qiu(The Wandering Earth/流浪地球)”(中) 監督:グオ・ファン(Frant Gwo/郭帆)
 ・“Ru Shi Ni Wen(第十一回)”(中) 監督:チェン・ジェンビン(Jianbin Chen/陳建斌)
 ・『半世界』“Half the World”(日) 監督:坂本順治
 ・『ベン・イズ・バック』“Ben Is Back”(米) 監督:ピーター・ヘッジズ

 審査員:ロブ・ミンコフ(審査員長)、Silvio Caiozzi(チリの映画監督、プロデューサー)、曹保平(ツァオ・バオミン)、セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ、カリーナ・ラウ、マジッド・マジディ、サイモン・ウェスト

 ◆作品賞(最佳影片奖)

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 ◎“Lykke-Per(A Fortunate Man)”(デンマーク) 監督:ビレ・アウグスト
 物語:19世紀後半。Peter Sideniusは西デンマークの敬虔なクリスチャン家族の野心的な青年で、牧師の父親に反抗して、デンマークの首都コペンハーゲンで工学を勉強しに行く。 彼は裕福なユダヤ人の家族の知的界と接触し、長女のJakobeを誘惑する。Perは、母国ユトランドで一連の運河の建設を含む大規模なエンジニアリングプロジェクトとその建設のためのロビーを構想する。しかし、彼の誇りが夢に邪魔をする。
 ノーベル賞作家ヘンリク・ポントピダンの古典小説『幸福なペール』の映画化。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2018出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2019出品。
 デンマーク・アカデミー賞2019 作品賞、主演男優賞(Esben Smed)、助演男優賞(Benjamin Kitter)、脚色賞、オリジナル作曲賞ノミネート。
 デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞2019 助演女優賞(Katrine Greis-Rosenthal)ノミネート。

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 ◆監督賞(最佳导演奖)
 ◎ネメシュ・ラースロー 『サンセット』(ハンガリー・仏)

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 ◆主演男優賞(最佳男主角奖)
 ◎Aris Servetalis “The Waiter”(ギリシャ)

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 “The Waiter”(ギリシャ) 監督:Steve Krikris
 物語:Renosは、昔風のウェイターで、周到なルーティンを持っている。彼は、一匹狼で、熱心な情報収集家でもある。彼の日常の反復的なルーティンは、見知らぬものを追いかける苦痛から彼を解放する。彼の人生に思いがけない出来事が入り込んできて、多くの驚きを隠す。それらは、彼を変えるだろうか。そして彼はどんなリアクションをするだろうか。
 初監督長編。
 テッサロニキ国際映画祭2018出品。ギリシャ映画センター賞、ロケーション賞受賞。
 ルクセンブルク・シティー映画祭2019出品。
 テトゥアン国際地中海映画祭2019出品。
 ギリシャ・アカデミー賞2019 主演男優賞(Aris Servetalis)、助演男優賞(Yannis Stankoglou)受賞。

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 ◆主演女優賞(最佳女主角奖)
 ◎Forough Ghajabagli “Tehran: City of Love”(イラン・英・オランダ)

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 “Tehran: City of Love”(イラン・英・オランダ) 監督:Ali Jaberansari
 物語:元チャンピオンのボディビルダー、太り過ぎの美容クリニックの秘書、失望した宗教歌手。3人はそれぞれテヘランで愛とつながりを切望している。
 BFIロンドン映画祭2018 出品。
 ロッテルダム国際映画祭2019出品。
 ソフィア国際映画祭2019出品。ヤング審査員賞受賞。
 ミドル・イースト・ナウ・フェスティバル2019出品。
 アトランタ・フィルム&ビデオ・フェスティバル2019出品。
 サンフランシスコ国際映画祭2019出品。
 モスクワ国際映画祭2019出品。
 Off Camera国際映画祭2019(ポーランド)出品。
 UCLAセレブレーション・オブ・シラン・シネマ2019出品。
 フィルムフェストDC2019 出品。

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 ◆助演男優賞(最佳男配角奖)
 John Henshaw “Trautmann”(英・独)

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 “Trautmann(Keeper)”(英・独) 監督:マーカス・H・ローゼンミューラー( Marcus H. Rosenmüller)
 物語:バート・トラウトマン(1923年10月22日 – 2013年7月19日)は、ドイツ・ブレーメン出身のサッカー選手。第二次大戦後期には西部戦線に異動し、イギリス軍によって捕えられ、捕虜収容所に移された。1948年にドイツへの送還の申し出を拒否し、1948年に釈放されるとランカシャー州に定住、農作業を行いながら、地元のサッカークラブ、セント・ヘレンズ・タウンAFCでプレーした。セント・ヘレンズでは優秀なキーパーとしての名声を得た後、マンチェスター・シティFCと契約した。枢軸国の元空挺兵と契約したクラブの決定は抗議運動を呼び、トラウトマンの加入に反対する人々のデモには多数の人が参加したが、トラウト マンはプレーを通じてマンチェスター・シティのファンに受け入れられた。1956年のFAカップ決勝では、残り17分でタックルで重傷を負ったものの、プレーを続行して重要なセーブの数々を記録した。その後、彼は、X線検査で骨折していることが明らかとなった。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2018出品。
 バイエルン映画賞2019 プロダクション賞受賞。
 ドイツ映画賞2019 衣裳デザイン賞、作曲賞ノミネート。

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 ◆助演女優賞(最佳女配角奖)
 ◎窦靖童(Lear Dou) “Ru Shi Ni Wen(第十一回)”(中)

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 “Ru Shi Ni Wen(第十一回)”(中) 監督:チェン・ジェンビン(Jianbin Chen/陳建斌)
 物語:ローカル劇団は実際の出来事から脚色した劇をリハーサルしていた。 関係者のMa Fuliは、この話は現実と矛盾すると考え、説明を求めた。継娘のJin Duoduoの婚前妊娠は、家族全員を悩ませた。Maは殺人の疑いから彼の名前を片付けることができないので、ついに赤ちゃんを中絶することにした。赤ん坊を守るために、Maは自分と劇場をさらに困難にした。

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 ◆脚本賞(最佳编剧奖)
 ◎牛建荣(Jianrong Niu)、牛牛(Niu Niu)、チェン・ジェンビン(Jianbin Chen/陳建斌)、雷志龙(Zhilong Lei “Ru Shi Ni Wen(第十一回)”(中)

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 ◆撮影賞(最佳摄影奖)
 ◎“Bhayanakam(恐惧)”(インド)(監督: Jayaraj) Nikhil Praveen

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 “Bhayanakam”(インド) 監督:Jayaraj
 物語:第一次世界大戦の退役軍人ベテランが郵便配達員としてクッタナードに送られ、郵便為替や手紙を兵士たちの家族に届ける。彼の訪問が家族にもたらした幸福は、第二次世界大戦の勃発でたちまち悲しみに変わる。
 Asiavision Awards 2018 女優賞(Asha Sharath)受賞。
 ケララ州映画賞2018 音響録音賞ノミネート。
 ナショナル映画賞2018 Best Audiographyノミネート。
 Asianet Film Awards 2019 助演男優賞(Soubin Shahir、Renji Panicker、Dileesh Pothan)ノミネート。

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 ◆視覚効果賞(最佳视觉效果奖)
 ◎丁燕来、徐建、赵浩强、Samir Ansari、Thomas Lautenbach、陈钟铉、卢克泰 “Liu lang di qiu(The Wandering Earth/流浪地球)”(中)

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 “Liu lang di qiu(The Wandering Earth/流浪地球)”(中) 監督:グオ・ファン(Frant Gwo/郭帆)
 物語:太陽は消滅しようとしている。世界中の人々は地球をその軌道から新しい星大系へと移動させるために巨大な推進システムを作った。それでも、人類を救うための2500年の旅は、際限なく予想外の危険を伴う。
 第5届豆瓣电影年度榜单 最值得期待的华语电影ノミネート。
 北京大学生電影節2019 最優秀作品賞受賞。

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 ◆音楽賞(最佳音乐奖)
 ◎Coti K. “The Waiter”(ギリシャ)

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 【Forward Future Award】

 ◆観客賞
 ◎“Crossing The Border(过昭关)”(中) 監督:Meng Huo(霍猛)
 物語:夏休み。7歳のNingningは、70歳のLi Fuchangおじいちゃんが住む田舎に送られる。偶然、おじいちゃんは旧友の行方を知ったが、旧友はもう長くないという。おじいちゃんは、旧友に会うために、Ningningを連れて電動三輪車で何千マイルもの旅に出かける。
 中国の村を舞台にしたロードムービー。タイトルの“crossing the border”は人生のメタファー。
 ピンヤオ映画祭2018 Fei Mu奨 監督賞、男優賞(Yang Taiyi(楊太義))、中国新世代 ヤング審査員賞受賞。
 北京青年影展2018出品。最優秀作品賞受賞。
 Mi Ying Spirit Movie Award 2018出品。最優秀作品賞受賞。
 ファジル映画祭2019 インターナショナル・コンペティション部門出品。

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 ◆新人監督賞
 ◎レオン・レ(Leon Le) 『ソン・ランの響き』“Song Lang”(ベトナム) 

 『ソン・ランの響き』“Song Lang”(ベトナム) 監督:レオン・レ(Leon Le)
 物語:「1980年代のサイゴン(現・ホーチミン市)。借金の取り立てをしているズンはその強引さで恐れられていたが、取り立てに入ったカイルオン(ベトナム南部の大衆歌舞劇)の貧しい劇団で、主演俳優のリン・フンと出会う。反目し衝突するふたり。しかし、実はズンはかつて同様の歌舞劇団を運営していた家の生まれでその道を志したこともあり、リン・フンと接するうちにその記憶がよみがえってくる。やがてふたりの間に友情が芽ばえるが、予期せぬ出来事が迫っていた…。」
 ハノイ国際映画祭2018出品。
 東京国際映画祭2018 アジアの未来部門出品。
 Five Flavoursアジアン映画祭2018出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2019出品。
 ゴールデン・カイト映画祭2019出品。
 アセアン国際映画祭&アワード2019出品。

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 ◆Best New Film
 ◎“Malchik russkiy(A Russian Youth)”(ロシア) 監督:Alexander Zolotukhin
 物語:名声とメダルを夢見る、素朴で若々しい村の男の子が第一次世界大戦に行く物語である。最初の戦いで彼は視力を失う。彼はまだ聴力が使えたので軍隊に残される。彼は巨大な金属製漏斗を通して注意深く耳を傾け、敵機が接近した場合には警報を発しなければならない。当時のロシア帝国軍の基盤は、農民や労働者階級 - 肉体労働が困難な生活を送っていた特徴的な外観を持つ人々 - のせいにされていた。.
 ベルリン国際映画祭2019 フォーラム部門出品。
 ファジル国際映画祭2019出品。
 ソチ・オープン・ロシア映画祭2019出品。

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 ◆新人監督賞
 Adolf El Assal “Sawah”(ルクセンブルク)
 物語:ブリュッセルでのDJチャンピオンシップへの途中で、若いエジプト人が違法な移民と間違えられて、彼が今まで聞いたこともなかった国で拘束される。
 ルクセンブルク・シティー・映画祭2019出品。
 アラブ映画祭ロッテルダム2019出品。
 MOOOV映画祭2019出品。

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 ◆新人脚本賞
 ◎“Savovi (Stitches)”(セルビア・スロヴェニア・クロアチア・ボスニア ヘルツェゴビナ) Elma Tataragic

 “Savovi (Stitches)”(セルビア・スロヴェニア・クロアチア・ボスニア ヘルツェゴビナ) 監督:Miroslav Terzic
 物語:最近セルビアで熱い社会問題となっている病院から誘拐された新生児の話を扱う。Elma Tataragicによって書かれた物語では、主人公の赤ちゃんは死んだと伝えられているが、彼女は自分の赤ちゃんは20年以上前に盗まれたのだと固く信じている。
 ベルリン国際映画祭2019 パノラマ部門出品。Label Europa Cinemas受賞。観客賞第2席。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2019出品。国際批評家連盟賞セルビア賞"Dinko Tucakovic"、女優賞(Snezana Bogdanovic)、Nebojsa Djukelic Foundation Award受賞。
 Las Palmas映画祭2019出品。女優賞(Snezana Bogdanovic)、Dunia Ayaso Award受賞。
 Festival del Cinema Europeo 2019出品。脚本賞受賞。
 全州国際映画祭2019出品。

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 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Beol-sae(House of Hummingbird)”(韓) 監督:Bora Kim
 物語:Eunheeは、14歳。1994年に聖水大橋が崩壊した時、彼女は、両親や兄たちと大峙洞 (テチドン)に暮らしていた。家族は、あまりEunheeのことを気にかけていないように見える。Eunheeは、親友のJisookと万引きに出かけ、非行少女の行きつけの有名なカラオケバーに出入りしていた。彼女は、同級生と同じように、近隣の学校の男子生徒とデートをし、愛を求めてさまよっていた。しかし、そんな彼女にも彼女の人生を気にかけてくれる人物が現れる。それは、教師のKim Youngjiだった。
 初監督作品。
 釜山国際映画祭2018出品。NETPAC賞、KNN賞受賞。
 ベルリン国際映画祭2019ジェネレーション14plus部門出品。インターナショナル審査員賞グランプリ受賞。
 イスタンブール国際映画祭2019インターナショナル・コンペティション部門出品。
 トライベッカ映画祭2019出品。
 Molodist国際映画祭2019出品。
 シアトル国際映画祭2019出品。

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 *当ブログ記事

 ・北京国際映画祭2017 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_25.html
 ・北京国際映画祭2017 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_34.html
 ・北京国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201605/article_6.html
 ・北京国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_30.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2019年4月~9月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201904/article_12.html

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