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zoom RSS 米国アカデミー賞2019 受賞結果に関する記録&トリビア

<<   作成日時 : 2019/02/26 08:19   >>

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 【データ】

 ◆各作品のノミネート&受賞状況

 ・『女王陛下のお気に入り』(1/10):作品・監督・主演女優・助演女優・助演女優・脚本・撮影・編集・美術・衣裳
 ・『ROMA/ローマ』(3/10):作品・監督・主演女優・助演女優・脚本・撮影・美術・録音・音響・外国語
 ・『アリー/スター誕生』(1/8):作品・主演男優・主演女優・助演男優・脚色・撮影・録音・歌曲
 ・『バイス』(1/8):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・脚本・編集・メイク
 ・『ブラックパンサー』(3/7):作品・美術・衣裳・録音・音響・作曲・歌曲
 ・『ブラック・クランズマン』(1/6):作品・監督・助演男優・脚色・編集・作曲
 ・『ボヘミアン・ラプソディ』(4/5):作品・主演男優・編集・録音・音響
 ・『グリーンブック』(3/5):作品・主演男優・助演男優・脚本・編集
 ・『ファースト・マン』(1/4):美術・視覚効果・録音・音響
 ・『メリー・ポピンズ リターンズ』(0/4):美術・衣裳・作曲・歌曲
 ・『COLD WAR あの歌、2つの心』(0/3):監督・撮影・外国語
 ・『ある女流作家の罪と罰』(0/3):主演女優・助演男優・脚色
 ・『ビール・ストリートの恋人たち』(1/3):助演女優・脚色・作曲
 ・『バスターのバラード』(0/3):脚色・衣裳・歌曲
 ・“Werk Ohne Autor(Never Look Away)”(0/2):撮影・外国語
 ・『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(0/2):美術・メイク
 ・『犬ヶ島』(0/2):作曲・長編アニメーション
 ・『RBG 最強の85才』(0/2):歌曲・長編ドキュメンタリー
 ・『永遠の門 ゴッホの見た未来』(0/1)主演男優
 ・『天才作家の妻 40年目の真実』(0/1):主演女優
 ・『魂のゆくえ』(0/1):脚本
 ・“Border(Gräns)”(0/1):メイク
 ・『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(0/1):視覚効果
 ・『プーと大人になった僕』(0/1):視覚効果
 ・『レディ・プレイヤー1』(0/1):視覚効果
 ・『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(0/1):視覚効果
 ・『クワイエット・プレイス』(0/1):音響

 ◆関連映画賞との一致度

 ◇作品賞
 ・サテライト・アワード 作品賞 ドラマ部門:『ビール・ストリートの恋人たち』×
 ・サテライト・アワード 作品賞 インディペンデント部門:『ブラック・クランズマン』×
 ・サテライト・アワード 作品賞 コメディー/ミュージカル部門:『アリー/スター誕生』×
 ・ゴールデン・グローブ賞 作品賞 ドラマ部門:『ボヘミアン・ラプソディ』×
 ・ゴールデン・グローブ賞 作品賞 ミュージカル/コメディー部門〇
 ・クリティクス・チョイス・アワード 作品賞:『ROMA/ローマ』×
 ・米・製作者組合賞(PGA) ダリル・F・ザナック賞/劇場公開映画プロデューサー賞〇
 ・俳優組合賞(SAG)キャスト賞:『ブラックパンサー』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞:『ROMA/ローマ』×

 ◇監督賞
 ・サテライト・アワード〇
 ・ゴールデン・グローブ賞〇
 ・クリティクス・チョイス・アワード〇
 ・米・監督組合賞(DGA) 長編映画部門〇
 ・BAFTA英国アカデミー賞〇

 ◇主演男優賞
 ・サテライト・アワード ドラマ部門:ウィレム・デフォー 『永遠の門 ゴッホの見た未来』×
 ・サテライト・アワード コメディー/ミュージカル部門〇
 ・ゴールデン・グローブ賞 ドラマ部門〇
 ・ゴールデン・グローブ賞 ミュージカル/コメディー部門:クリスチャン・ベール 『バイス』×
 ・クリティクス・チョイス・アワード:クリスチャン・ベール 『バイス』×
 ・米・俳優組合賞(SAG)〇
 ・BAFTA英国アカデミー賞〇

 ◇主演女優賞
 ・サテライト・アワード ドラマ部門:グレン・クローズ 『天才作家の妻 40年目の真実』×
 ・サテライト・アワードコメディー/ミュージカル部門:〇
 ・ゴールデン・グローブ賞 ドラマ部門:グレン・クローズ 『天才作家の妻 40年目の真実』×
 ・ゴールデン・グローブ賞 ミュージカル/コメディー部門〇
 ・クリティクス・チョイス・アワード:グレン・クローズ 『天才作家の妻 40年目の真実』×
 ・米・俳優組合賞(SAG):グレン・クローズ 『天才作家の妻 40年目の真実』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞〇

 ◆助演男優賞
 ・サテライト・アワード:リチャード・E・グラント 『ある女流作家の罪と罰』×
 ・ゴールデン・グローブ賞〇
 ・クリティクス・チョイス・アワード〇
 ・米・俳優組合賞(SAG)〇
 ・BAFTA英国アカデミー賞〇

 ◆助演女優賞
 ・サテライト・アワード〇
 ・ゴールデン・グローブ賞〇
 ・クリティクス・チョイス・アワード〇
 ・米・俳優組合賞(SAG):エミリー・ブラント 『クワイエット・プレイス』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞:レイチェル・ワイズ 『女王陛下のお気に入り』×

 ◆オリジナル脚本賞
 ・サテライト・アワード:『ROMA/ローマ』×
 ・ゴールデン・グローブ賞〇
 ・クリティクス・チョイス・アワード:『魂のゆくえ』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞:『女王陛下のお気に入り』×
 ・米・脚本家組合賞(WGA):“Eighth Grade”×

 ◆脚色賞
 ・サテライト・アワード:『ある女流作家の罪と罰』×
 ・クリティクス・チョイス・アワード:『ビール・ストリートの恋人たち』×
 ・USCスクリプター:『足跡はかき消して』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞〇
 ・米・脚本家組合賞(WGA):『ある女流作家の罪と罰』×

 ◆撮影賞
 ・サテライト・アワード:マシュー・リバティーク 『アリー/スター誕生』×
 ・クリティクス・チョイス・アワード〇
 ・米・撮影監督協会賞(ASC) 劇場公開作品部門:ウカシュ・ジャル 『COLD WAR あの歌、2つの心』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞〇

 ◆編集賞
 ・サテライト・アワード:アルフォンソ・キュアロン 『ROMA/ローマ』×
 ・クリティクス・チョイス・アワード:『ファースト・マン』×
 ・米・映画編集者賞(ACE)ドラマ部門〇
 ・米・映画編集者賞(ACE)コメディー部門:『女王陛下のお気に入り』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞:『バイス』×

 ◆美術賞
 ・サテライト・アワード:『メリー・ポピンズ リターンズ』×
 ・クリティクス・チョイス・アワード〇
 ・美術監督組合賞(ADG) 歴史もの映画部門:『女王陛下のお気に入り』×
 ・美術監督組合賞(ADG) ファンタジー映画部門〇
 ・美術監督組合賞(ADG) 現代劇映画部門:『クレイジー・リッチ!』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞:『女王陛下のお気に入り』×

 ◆衣裳デザイン賞
 ・サテライト・アワード:『女王陛下のお気に入り』×
 ・クリティクス・チョイス・アワード〇
 ・BAFTA英国アカデミー賞:『女王陛下のお気に入り』×
 ・衣裳デザイナー組合賞 現代映画部門:『クレイジー・リッチ!』×
 ・衣裳デザイナー組合賞 時代映画部門:『女王陛下のお気に入り』×
 ・SF/ファンタジー映画部門〇

 ◆メイキャップ&ヘアスタイリング賞
 ・クリティクス・チョイス・アワード〇
 ・BAFTA英国アカデミー賞:『女王陛下のお気に入り』×
 ・メイキャップ&ヘアスタイリスト組合賞(MUAHS) コンテンポラリー作品 メイキャップ賞:『アリー/スター誕生』×
 ・メイキャップ&ヘアスタイリスト組合賞(MUAHS) コンテンポラリー作品 ヘアスタイリング賞:『クレイジー・リッチ!』×
 ・メイキャップ&ヘアスタイリスト組合賞(MUAHS) 時代もの/キャラクター作品 メイキャップ賞〇
 ・メイキャップ&ヘアスタイリスト組合賞(MUAHS) 時代もの/キャラクター作品 ヘアスタイリング賞:『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』×
 ・メイキャップ&ヘアスタイリスト組合賞(MUAHS) 特殊メイキャップ効果賞〇

 ◆視覚効果賞
 ・サテライト・アワード:『ブラックパンサー』×
 ・クリティクス・チョイス・アワード:『ブラックパンサー』×
 ・視覚効果協会賞(VES) 視覚効果賞:『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』×
 ・視覚効果協会賞(VES) 視覚効果賞 視覚効果が補助的に使われている長編映画部門〇
 ・BAFTA英国アカデミー賞:『ブラックパンサー』×

 ◆録音賞
 ・サテライト・アワード:『クワイエット・プレイス』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞〇
 ・米・映画音響協会賞(CAS)〇

 ◆音響編集賞
 ・ゴールデン・リール賞(MPSE) 長編作品 台詞/ADR部門〇
 ・ゴールデン・リール賞(MPSE) 長編作品 音響効果/Foley部門:『クワイエット・プレイス』×
 ・ゴールデン・リール賞(MPSE) 長編音楽映画部門〇

 ◆オリジナル作曲賞
 ・サテライト・アワード:ジャスティン・ハーウィッツ 『ファースト・マン』×
 ・ゴールデン・グローブ賞:ジャスティン・ハーウィッツ 『ファースト・マン』×
 ・クリティクス・チョイス・アワード:ジャスティン・ハーウィッツ 『ファースト・マン』
 ・BAFTA英国アカデミー賞 オリジナル音楽賞:『アリー/スター誕生』 ブラッドリー・クーパー、レディー・ガガ、ルーカス・ネルソン(Lukas Nelson)×
 ・国際映画音楽批評家協会賞 作曲賞:『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』 ジョン・パウエル×

 ◆オリジナル歌曲賞
 ・サテライト・アワード〇
 ・ゴールデン・グローブ賞〇
 ・クリティクス・チョイス・アワード〇
 ・国際映画音楽批評家協会賞 楽曲賞:『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』-‘The Adventures of Han’×

 ◆短編映画賞

 ◆長編ドキュメンタリー賞
 ・サテライト・アワード:『RBG 最強の85才』×
 ・クリティクス・チョイス・アワード 最優秀ドキュメンタリー賞:“Won’t You Be My Neighbor?”×
 ・IDAアワード長編部門:“Minding the Gap”×
 ・シネマ・アイ・オナーズ 長編ドキュメンタリー賞:“Hale County This Morning, This Evening”×
 ・米・製作者組合賞(PGA) ドキュメンタリー部門:“Won’t You Be My Neighbor?”×
 ・米・映画編集者賞(ACE)〇
 ・米・監督組合賞(DGA) ドキュメンタリー賞:ティム・ウォードル(Tim Wardle) 『まったく同じ3人の他人』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞〇

 ◆短編ドキュメンタリー賞

 ◆長編アニメーション賞
 ・サテライト・アワード:『犬ヶ島』×
 ・ゴールデン・グローブ賞〇
 ・クリティクス・チョイス・アワード〇
 ・米・製作者組合賞(PGA) 最優秀アニメーション・プロデューサー賞〇
 ・米・映画編集者賞(ACE)〇
 ・美術監督組合賞(ADG) アニメーション部門:『犬ヶ島』×
 ・アニー賞 最優秀長編アニメーション賞〇
 ・アニー賞 インディペンデント作品賞:『未来のミライ』×
 ・BAFTA英国アカデミー賞〇

 ◆短編アニメーション賞

 ◆外国語映画賞
 ・サテライト・アワード〇
 ・ゴールデン・グローブ賞〇
 ・クリティクス・チョイス・アワード〇
 ・BAFTA英国アカデミー賞:〇

 ◇ゴッサム・アワード:0部門
 ◇ニューヨーク映画批評家協会賞:4部門(監督賞、助演女優賞、撮影賞、アニメーション賞)
 ◇ロサンゼルス映画批評家協会賞:5部門(主演女優賞、助演女優賞、撮影賞、美術賞、アニメーション賞)
 ◇サテライト・アワード:6部門
 ◇全米映画批評家協会賞:5部門(監督賞、主演女優賞、助演女優賞、撮影賞、外国語映画賞)
 ◇ゴールデン・グローブ賞:9部門
 ◇クリティクス・チョイス・アワード:10部門
 ◇BAFTA英国アカデミー賞:10部門
 ◇インディペンデント・スピリット・アワード:2部門(助演女優賞、外国映画賞)

 *MCN(Movie City News):18部門(外したのは、作品賞、主演女優賞、オリジナル脚本賞、美術賞、衣裳デザイン賞、視覚効果賞、オリジナル作曲賞、短編映画賞)

 本年度は、最有力候補が1つに(あるいは2つとかに)絞り切れなかった部門が多かった気がしますね。
 最多受賞の作品も4部門で、今年は強い作品がなかったのかなという気もしますが、これは実は昨年と同レベルだったりします。ただ最多受賞作品が作品賞も監督賞も受賞しておらず、それが「今年は強い作品がなかった」という印象を強めているのかもしれません。
 ちなみに、2018年の最多受賞は、『シェイプ・オブ・ウォーター』の4部門、2017年は『ラ・ラ・ランド』の6部門、2016年は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の6部門、2015年は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と『グランド・ブダペスト・ホテル』の4部門、2014年は『ゼロ・グラビティ』の7部門でした。

――――――――――――――――――――――――――――――――

 ◆主要作品のリリース・データ
 作品賞にノミネートされた8作品のリリース・データは以下の通り。

 ・『ブラックパンサー』:2018年1月29日 美術賞、衣裳デザイン賞、オリジナル作曲賞
 ・『ブラック・クランズマン』:カンヌ国際映画祭(2018年5月14日)/2018年8月10日 脚色賞
 ・『アリー/スター誕生』:ベネチア国際映画祭(2018年8月31日)/2018年10月5日 オリジナル歌曲賞
 ・『ボヘミアン・ラプソディ』:2018年10月30日 編集賞、録音賞、音響編集賞
 ・『グリーンブック』:トロント国際映画祭(2018年9月11日)/2018年11月16日 作品賞、助演男優賞、オリジナル脚本賞
 ・『ROMA/ローマ』:ベネチア国際映画祭(2018年8月30日)/2018年11月21日 監督賞、撮影賞、外国語映画賞
 ・『女王陛下のお気に入り』:ベネチア国際映画祭(2018年8月30日)/2018年11月23日 主演女優賞
 ・『バイス』:2018年12月12日 メイキャップ&ヘアスタイリング賞

 ◆複数ノミネート
 【4部門】
 アルフォンソ・キュアロン 作品・監督・脚本・撮影

 【3部門】
 ブラッドリー・クーパー 作品・主演男優・脚色
 アダム・マッケイ 作品・監督・脚本
 スパイク・リー 作品・監督・脚色

 【2部門】
 ヨルゴス・ランティモス 作品・監督
 ブライアン・カリー 作品・脚本
 ピーター・ファレリー 作品・脚本
 ニック・ヴィレロンガ 作品・脚本
 レディ―・ガガ 主演女優・歌曲
 サンディー・パウエル 衣裳・衣裳
 Steve Boeddeker 録音・音響
 Ai-Ling Lee 録音・音響
 スキップ・リーヴセイ 録音・音響
 マーク・シャイマン 作曲・歌曲

 ◆連続ノミネート
 【3年連続ノミネート】
 スコット・ルーディン(作品・作品・長編アニメーション)

 【2年連続ノミネート】
 ショーン・マッキトリック(作品・作品)
 ジョーダン・ピール(作品&監督&脚本・作品)
 ウィレム・デフォー(助演男優・助演男優)
 サム・ロックウェル(助演男優・助演男優)
 ネイサン・クロウリー(美術・美術)
 ダン・サディック(視覚効果・視覚効果)
 クリス・コーボールド(視覚効果・視覚効果)
 ポール・ランバート(視覚効果・視覚効果
 ティム・カヴァジン(録音・録音
 Mary H. Ellis(録音・録音)
 アレクサンドル・デプラ(作曲・作曲)
 ダイアン・ウォーレン(歌曲・歌曲)
 ジョスリン・バーンズ(長編ドキュメンタリー・長編ドキュメンタリー)

 ◆久しぶりのノミネート
 39年ぶり:バリー・アレクサンダー・ブラウン(編集)
 21年ぶり:ルース・E・カーター(衣裳) 初受賞
 20年ぶり:Jay Hart(美術) 初受賞
 19年ぶり:マーク・シャイマン(作曲&歌曲)
 14年ぶり:キャレブ・デシャネル(撮影)
 13年ぶり:レイチェル・ワイズ(助演女優)、Dean A. Zupancic(録音)
 12年ぶり:エウヘニオ・カバイェー(美術)
 11年ぶり:アレクサンドラ・バーン(衣裳)
 10年ぶり:エリック・ロス(脚色)、グレッグ・キャノム(メイク) 4回目の受賞

 ◆無冠の帝王
 10回目のノミネート:ダイアン・ウォーレン(歌曲)
 9回目のノミネート:ダン・サディック(視覚効果)
 8回目のノミネート:Paul Massey(録音) 受賞
 7回目のノミネート:グレン・クローズ(主演女優)
 6&7回目のノミネート:マーク・シャイマン(作曲&歌曲)
 6回目のノミネート:エイミー・アダムス(助演女優)、キャレブ・デシャネル(撮影)
 5回目のノミネート:エリック・ロス(脚色)

――――――――――――――――――――――――――――――――

 【トリビア】

 ・米・俳優組合賞(SAG)のキャスト賞にノミネートされていない『ROMA/ローマ』が作品賞を受賞することはなかった。

 ・米国アカデミー賞編集賞にノミネートされていない『ROMA/ローマ』が作品賞を受賞することはなかった。

 ・外国語映画賞と作品賞に同時ノミネートされれば、外国語映画賞の受賞確率は100%(『Z』、『移民者たち』、『ライフ・イズ・ビューティフル』、『グリーン・デスティニー』、『愛、アムール』、『ROMA/ローマ』)。

 ・アルフォンソ・キュアロンは、監督賞と撮影賞を同時に受賞した初めての映画人になった。

 ・アルフォンソ・キュアロンは、外国語映画賞を受賞した監督で初めて監督賞を受賞した。

 ・アルフォンソ・キュアロンの、監督賞にノミネートされれば、必ず受賞するのは、フランク・ボーゼージ(『第七天国』『バッド・ガール』)以来(ともに2戦2勝)。

 ・『ROMA/ローマ』は、外国語映画賞に9回目にノミネートされたメキシコ映画で初受賞。イスラエルは10回ノミネートされて無冠、ベルギーは7回ノミネートされて無冠、ノルウェーとギリシャは5回ノミネートされて無冠。

 『グリーンブック』は、オリジナル脚本賞にノミネートされている脚本家のすべてが作品賞にノミネートされている初めての映画である。

 ・『グリーンブック』は、助演男優賞とオリジナル脚本賞を受賞した6番目の映画になった。
 先立つ5作品は、『ハンナとその姉妹』、『ユージュアル・サスペクツ』、『グッド・ウィル・ハンティング』、『リトル・ミス・サンシャイン』、『ジャンゴ 繋がれざる者』。いずれも作品賞は受賞していない。

 ・『グリーンブック』は、作品賞と助演男優賞とオリジナル脚本賞を受賞した初めての映画になった。

 ・グレン・クローズは、主演女優賞にノミネートされて、主演女優賞ノミネート4回、助演女優賞ノミネート3回になった。今回も受賞できず、単独最多ノミネート記録になった。

 ・エイミー・アダムスは、ノミネート回数6回目で、これまで受賞したことがない俳優として、グレン・クローズに次いで、現役最多となった。
 *List of actors with two or more Academy Award nominations in acting categories:https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_actors_with_two_or_more_Academy_Award_nominations_in_acting_categories

 ・ラミ・マレックは、エジプト系俳優として2人目のノミネートで初受賞。1人目は『アラビアのロレンス』のオマー・シャリフ。

 ・ラミ・マレックは、米国アカデミー賞主演男優賞とエミー賞ドラマ部門主演男優賞の両方を受賞した初めての俳優になった。

 ・『ボヘミアン・ラプソディ』は、主演男優賞、編集賞、録音賞、音響編集賞の4つを受賞した初めての映画になった。

 ・マハーシャラ・アリは、助演男優賞を2回以上受賞した8番目の男優になった。
 先立つ7人は、ウォルター・ブレナン(3勝)、マイケル・ケイン、メルヴィン・ダグラス、アンソニー・クィン、ジェイソン・ロバーツ、ピーター・ユスティノフ、クリストフ・ヴァルツ。

 ・レジーナ・キングは、米国アカデミー賞助演女優賞とエミー賞ミニシリーズ/TV映画部門主演女優賞を同じ年(度)に受賞した初めての女優になった。

 ・レジーナ・キングは、米国アカデミー賞を受賞した初めての「レジーナ」になった。

 ・スパイク・リーが『ドゥ・ザ・ライト・シング』で初めて脚本部門にノミネートされてからオスカーを受賞するまで29年かかったが、これは脚本家の中で2番目に長い記録。最長は、ラリー・マクマートリーの34年(『ラスト・ショー』と『ブロークバック・マウンテン』の間)。

 ・ルース・E・カーターの3回ノミネートは、黒人女性では、ヴィオラ・デイヴィスとオクタヴィア・スペンサーと並ぶタイ記録。今回、ルース・E・カーターが受賞して、いずれも1回ずつの受賞になった。

 ・ルース・E・カーターは、1993年に『マルコムX』で初ノミネートされてから26年目にして初受賞。衣裳デザイン賞では最長。

 ・『ボヘミアン・ラプソディ』は、音楽に焦点を当てた映画で、録音賞を受賞した6番目の作品になった。先立つ5作品は、『シカゴ』『Ray/レイ』『ドリームガールズ』『レ・ミゼラブル』『セッション』。

 ・Nina Hartsoneは、過去20年で音響編集賞を受賞した2人目の女性音響編集技師になった。1人目はカレン・ベイカー・ランダース(Karen Baker Landers)(『ボーン・アルティメイタム』『007 スカイフォール』)。

 ・今回、黒人のノミネート数が、2017年(18件20人ノミネート)には及ばなかったものの、史上第2位となった(12件17人)。受賞結果は、2017年の4件5人を超えて史上最多になった(6件7人)。
 助演男優賞:『グリーンブック』(マハーシャラ・アリ)
 助演女優賞:『ビール・ストリートの恋人たち』(レジーナ・キング)
 脚色賞:『ブラック・クランズマン』(ケヴィン・ウィルモット、スパイク・リー)
 美術賞:『ブラックパンサー』(ハンナ・ビークラー)
 衣裳デザイン賞:『ブラックパンサー』(ルース・E・カーター)
 長編アニメーション賞:『スパイダーマン:スパイダーバース』(ピーター・ラムジー)
 *List of black Academy Award winners and nominees:https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_black_Academy_Award_winners_and_nominees

 美術賞と長編アニメーション賞で黒人がノミネートされるのは史上初めてでともに初受賞。

 ・“Free Solo”は、タイトルに‘Free’が入った5番目の長編ドキュメンタリーで、初の受賞作品になった。
 先立つ4作品はー
 ・“Little Isles of Freedom”(1942)
 ・“Eyes on the Prize: America's Civil Rights Years/Bridge to Freedom 1965”(1987)
 ・“Freedom on My Mind”(1994)
 ・『ウィンター・オン・ファイヤー: ウクライナ、自由への闘い』“Winter on Fire: Ukraine's Fight for Freedom”(2015)

 ・『ブラックパンサー』は、コミックから映画化された作品で、美術賞を受賞した3番目の作品。先立つ2つは1990年の『バットマン』と1991年の『ディック・トレイシー』。

 ・『ブラックパンサー』は、オリジナル作曲を受賞した初めてのスーパーヒーローもの。

 ・レディー・ガガは、非音楽カテゴリーにノミネートされて、オリジナル歌曲賞を受賞した4人目の映画人。
 先立つ3人は、
 アーヴィング・バーリン 1943年の『スイング・ホテル』 オリジナル・ストーリー
 アラン・ジェイ・ラーナー 1959年の『恋の手ほどき』 脚色賞
 フラン・ウォルシュ 2004年の『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』

 “Star is born”は、1976年版と2018年版と両方がオリジナル歌曲賞を受賞している(『スター誕生』『アリー/スター誕生』)。
 こういう例は、他に4つある。
 撮影賞:“Cleopatra”『クレオパトラ』(1934)、『クレオパトラ』(1963)
 衣裳デザイン賞:“Moulin Rouge”『赤い風車』(1952)、『ムーラン・ルージュ』(2001)
 美術賞:“Moulin Rouge”『赤い風車』(1952)、『ムーラン・ルージュ』(2001)
 衣裳デザイン賞:“Great Gatsby”『華麗なるギャツビー』(1974)、『華麗なるギャツビー』(2013)

 ・短編映画賞は女優ジェイミー・レイ・ニューマンの監督作品“Skin”が受賞したが、昨年の『サイレントチャイルド』も俳優クリス・オーバートンの監督作品だった。

 ※トリビアは、探せばまだまだあると思いますが、長くなったのでこのくらいにしておきます。

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 *参考
 ・NEWS18:https://www.news18.com/news/buzz/oscar-trivia-twitter-cant-get-enough-of-these-fascinating-facts-about-this-years-winners-2047731.html

 *当ブログ記事

 ・全米映画賞レース2018 前半戦の受賞結果をまとめてみました:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201812/article_77.html
 ・全米映画賞レース2018 後半戦の受賞結果をまとめてみました:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201812/article_78.html
 ・全米映画賞レース2018 終盤戦の受賞結果をまとめてみました:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201902/article_44.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2019年1月〜5月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201901/article_31.html

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黒人の受賞が7件8人とし、オリジナル作曲賞:『ブラック・クランズマン』(テレンス・ブランチャード)と書かれてますが、この賞はスウェーデン人のLudwig Göransson(『ブラックパンサー』)が受賞です。

あと、『赤い風車』(1952)と『ムーラン・ルージュ』(2001)はオリジナルとリメイクの関係ではないので、ちょっと無理があるかと……
pirxie
2019/03/01 12:09
pirxieさま
わざわざありがとうございます。
黒人の受賞数はうっかりしてしまいましたが、“Moulin Rouge”は単に同タイトルの作品がということで、それ以上の意味はないと思います。出典元にも「リメイク」とは一言も書かれてないし。
umikarahajimaru
2019/03/01 16:22

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