サンダンス映画祭2019 US コンペティション部門 ラインナップ

 第35回サンダンス映画祭(1月24日-2月3日)のラインナップです。

 USドラマ・コンペティション部門(U.S. DRAMATIC COMPETITION)
 16本すべてワールド・プレミア

 ・“Before You Know It”(米) 監督:Hannah Pearl Utt
 出演:Hannah Pearl Utt、ジェン・タロック(Jen Tullock)、ジュディス・ライト(Judith Light)、マンディー・パティンキン(Mandy Patinkin)、マイク・コルター(Mike Colter)、アレック・ボールドウィン
 物語:ステージマネージャーのレイチェル・ガーナーは、子どもの頃から、家族が所有し運営する劇場の上のアパートに、風変わりな劇作家の父メル、他人と合わせられない女優の姉のジャッキー、無表情なプレティーンの姪ダッジとともに暮らしている。家族と完全なカオスの間に立っているのは、頭がしっかりした慎重派のレイチェルだけだ。突然の家族の悲劇の後、ジャッキーとレイチェルは、死んだと思っていた母親がソープオペラのスターとして活躍していることを知る。今、前から不安定な姉妹たちのバランスはひっくり返される。レイチェルはこのシュールな難局から自分を解放する方法を考え出さなければならない。
 女優Hannah Pearl Uttの初監督長編。2018年のエイドリアン・シェリー基金女性フィルムメイカー奨学金(Adrienne Shelly Foundation Women Filmmakers Gran)を受賞している。


 ・“Big Time Adolescence”(米) 監督:ジェイソン・オーリー(Jason Orley)
 出演:Pete Davidson、グリフィン・グラック(Griffin Gluck)、ジョン・クライヤー(Jon Cryer)、シドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)、Emily Arlook、コルソン・ベイカー(Colson Baker)
 物語:16歳のモーは、良家の出身で、十分に明るいが、親友のジークは、姉の元カレで、やる気がなく、カレッジのドロップアウトだ。気のいいモーの父親は、この状況を喜んではいない。モーは、大人への準備をする代わりに別のことを学んでいる。ジークは、かけひきやパーティー、ゴースティングが好きなのだ。これは学業ではない。
 『恋するベーカリー〜別れた夫と恋愛する場合〜』(2009)ではアシスタントを務め、『マイ・インターン』(2015)に出演しているジェイソン・オーリーの初監督作品。


 ・“Brittany Runs A Marathon”(米) 監督:Paul Downs Colaizzo
 出演:ジリアン・ベル(Jillian Bell)、ミカエラ・ワトキンス(Michaela Watkins)、Utkarsh Ambudkar、リル・レル・ハウリー(Lil Rel Howery)、Micah Stock、Alice Lee
 物語:ブリタニー・フォーグラーは、27歳のニューヨーカーで、ナイトクラブで遊んでは、毎朝仕事に遅刻している。アンフェタミンを手に入れようと、Yelp推薦の医師のところに立ち寄ると、心拍数の上昇や高血圧など一連の診察結果を申し渡される。突然、気持ちを入れ替えるよう迫られたブリタニーは、コンバースのスニーカーのひもを締めて、汗をかきながら1ブロック走る。次の日は2ブロック走り、まもなく1マイル走れるようになる。彼女の目標は定まった。だが、その方向性は合っているだろうか。
 劇作家Paul Downs Colaizzoの初監督作品。


 ・“Clemency”(米) 監督:Chinonye Chukwu
 出演:アルフレ・ウッダード、オルディス・ホッジ(Aldis Hodge)、リチャード・ホッジ(Richard Schiff)、ウェンデル・ピアース(Wendell Pierce)、リチャード・ガン(Richard Gunn)、ダニエル・ブルックス(Danielle Brooks)
 物語:バーナディン・ウィリアムズは、刑務所長で、夫と疎遠になりながらも、最大限のセキュリティーを施した刑務所で、死刑執行を実行してきた。彼女が死刑囚のアンソニー・ウッズと特異な絆を築いた時、彼女の感情的なガードは剥がれ落ち、彼女は、善意や、報われない欲望、死刑の執行の許可を受けるということが意味することの間で、複雑で、時に矛盾した関係に立ち向かわなければならなくなる。
 第2監督長編。


 “The Farewell”(米) 監督:Lulu Wang
 出演:オークワフィナ(Awkwafina)、ツィ・マー(Tzi Ma)、Jim Li、Gil Perez-Abraham、Ines Laimins、Diana Lin
 物語:最愛の女家長が末期の肺がんにかかっていることが判明するが、家族はそのことを本人には知らせないことにする。その代わり、即興で結婚式を企画し、中国で親族が集まる計画を立てる。頑固で情にもろい作家のBilliは、ニューヨークにとどまれという両親の指示に抵抗して、古い絆を呼び覚ますべく親族に合流し、祖母が本当に楽しみにしている結婚式に人をかき集め、さりげなくさよならの機会を設ける。
 「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2019。
 クラシックのピアニストから転じてフィルムメイカーになったLulu Wangの第2監督長編。


 ・“Hala”(米) 監督:ミナル・ベイグ(Minhal Baig)
 出演:ジェラルディン・ヴィスワナサン(Geraldine Viswanathan)、ジャク・キルマー(Jack Kilmer)、ガブリエル・ルナ(Gabriel Luna)、Purbi Joshi、Azad Khan、アンナ・クラムスキー
 物語:Halaは、父親の誇りであり、喜びである。彼女は、勤勉で才能にあふれ、シカゴのティーンとしての社会生活と、パキスタン人移民の唯一の子どもとしての義務の両方を、巧みにこなしている。しかし、高校卒業が迫ってくる頃、詩とスケートボードを愛する同級生ジェシーと出会い、ロマンスが花開く。イスラム教徒の信仰と、一家の文化的伝統に従って、結婚の手配をする心づもりだった父親は複雑な心境になる。Halaが、これらの習慣に挑戦し始めた時、彼女の両親の生活が明らかになっていき、飛躍しようとしている彼女の声の力が試される。
 第2監督長編。


 ・“Honey Boy”(米) 監督:アルマ・ハレル(Alma Har'el)
 出演:シャイア・ラブーフ、ルーカス・ヘッジズ、ノア・ジュプ(Noah Jupe)
 物語:12歳のオーティスが、ハリウッドで子ども向けテレビスターとして成功し始めた時、元ロデオ・クラウンの彼の父親がの保護者として奉仕するために戻ってくる。オーティスは、応援してくれる観客の前にいない時、父親と一緒に街はずれにある長期滞在型モーテルで過ごして、威圧的な父親の虐待に耐えていた。父と息子は、やがて過去の関係と向き合い、それを修復しようとする。
 アルマ・ハレルは、イスラエル・テルアビブ出身の女性監督で、ミュージック・ビデオやドキュメンタリーを手がけていて、フィクションではこれが初監督長編。


 ・“Imaginary Order”(米) 監督:Debra Eisenstadt
 出演:ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ(Wendi McLendon-Covey)、クリスティン・ウッズ(Christine Woods)、マックス・バークホルダー(Max Burkholder)、スティーヴ・リトル(Steve Little)、キャサリン・カーティン(Catherine Curtin)、Kate Alberts
 物語:キャシーは、自分がいつも知っていると思っていた人生が、滑り落ちていっているように感じる。夫が浮気をしているのではないか、13歳の娘が疎遠になっているのではないかと心配し出すと、自分にとって何が大事なのかわからなくなるのだ。何らかの秩序を取り戻そうとことに必死になって、キャシーは姉の家に引っ込む。そこで、彼女は、猫のように座り込んで、無暗に掃除したり、近所のある家族を見張ったりする。奇妙な隣人は、母親も父親も、10代の息子も、それぞれがキャシーを自分たちの生活の中に誘い込み、彼女の反逆心を刺激する。しかし、キャシーが10代の息子の強迫観念の対象になった時、彼は、キャシーの不安定な結婚生活から彼女の娘の潔白、そして彼女自身の揺れ動く正気まで、すべて明らかにすると言って彼女を脅かす。
 女優Debra Eisenstadtの、第4監督長編。


 ・“The Last Black Man in San Francisco”(米) 監督:Joe Talbot
 出演:Jimmie Fails、Jonathan Majors、ロブ・モーガン(Rob Morgan)、Tichina Arnold、ダニー・グローヴァー
 物語:ジミー・フェイルズは、人生において一つの希望を持っている。それは、彼の祖父が建てた壮大なビクトリア様式の家を取り戻すことだ。 毎週、ジミーと唯一の友人モンゴメリーは、サンフランシスコを横断して、ジミーの夢の家への巡礼をし、この近隣が全く変わっていなかったらどんな人生になるだろうかと想像してみる。家の現在の所有者が引っ越したことに気づいた時、Jimmieは彼の家族がかつて持っていた家を再現する決心をする。彼は家族と連絡を取って、彼が望んでいるようなコミュニティーを再建しようと苦労するが、ジミーの内なる願望は、現実を見えなくする。
 初監督長編。


 ・“Luce”(米) 監督:ジュリアス・オナー(Julius Onah)
 出演:ナオミ・ワッツ、オクタヴィア・スペンサー、ケヴィン・ハリソンJr.(Kelvin Harrison Jr.)、ティム・ロス、ノーバート・レオ・バッツ(Norbert Leo Butz)
 物語:エイミーとピーターのエドガー夫妻は、戦争で荒廃したエリトリアから息子を養子にしてから10年が経ち、最悪の事態が自分たちの背後にあると考える。Luce Edgarは、彼が暮らすバージニア州アーリントンで、コミュニティーから愛されるオールスター学生になる。彼のアフリカンアメリカの先生ハリエット・ウィルソンは、彼が同輩にとって前向きな例となる黒人の優秀さの象徴であると考える。しかし、彼が歴史的な20世紀の人物としてエッセイを書くように割り当てられた時、彼は政治的暴力についての驚くべき声明を書いてしまう。このエッセイが彼にどんな影響を与えるか心配したハリエットは、彼のロッカーを捜し、彼女の最悪の心配を裏付ける何かを発見する。
 ナイジェリアン・アメリカンのジュリアス・オナーの第3監督長編。日本にも『トラブルメーカー』(2014)、『クローバーフィールド・パラドックス』(2018)が紹介されている。


 ・“Ms. Purple”(米) 監督:ジャスティン・チョン(Justin Chon)
 出演:Tiffany Chu、Teddy Lee、Octavio Pizano、ジェームズ・カン(James Kang)
 物語:ロサンゼルスのコリアンタウン。Kasieは、ショッピング・モールの薄暗いカラオケ店で、doumi girl、裕福なビジネスマンの気まぐれに応えてチップを稼ぐ若いアジア系ホステス、として働いている。彼女が焼酎とMDMAによって、夜通し、悲しみを隠そうと奮闘している時、彼女の心を占めるはただ一つのこと、すなわち、寝たきりの父親を世話するための十分なチップを得ること、である。父親の世話人が思いもかけず辞職した時、Kasieは疎遠な兄の助けを求め、兄妹としてやり直し、別離へ導いた抑圧されたトラウマを解消しようとする。
 俳優ジャスティン・チョンの第3監督長編。


 ・“Native Son”(米) 監督:Rashid Johnson
 出演:アシュトン・サンダース(Ashton Sanders)、マーガレット・クアリー(Margaret Qualley)、ニック・ロビンソン(Nick Robinson)、キキ・レイン、ビル・キャンプ(Bill Camp)、サナ・レイサン(Sanaa Lathan)
 物語:若いアフリカンアメリカ人男性、ビッガー“ビッグ”トーマス、は、シカゴで母親と兄弟とともに暮らしている。彼は、ガールフレンドと気乗りのしないつきあいをし、グリーン・ヘアでパンクのジャケットを着、ハッパを吸い、そしてピストルを所持している。しかし、彼は、街角の店を襲ってあぶく銭を稼ぐような友人の誘いには乗らない。その代わり、裕福な実業家ウィル・ダルトン一家の運転手としての仕事を受け入れている。彼らの大邸宅に移動して、彼はダルトンの猛烈に進歩的な娘メアリーの運転手を務める。ところが、思いがけず事故に巻き込まれ、彼を攻撃する強力な社会的勢力と衝突してしまう。
 初監督作品。


 “Share”(米) 監督:Pippa Bianco
 出演:Rhianne Barret、チャーリー・プラマー(Charlie Plummer)、プールナ・ジャガナサン(Poorna Jagannathan)、J・C・マッケンジー(J.C. MacKenzie)、ニコラス・ガリツィン(Nicholas Galitzine)、Lovie Simone、ダニー・マストロジョルジオ(Danny Mastrogiorgio)
 物語:高校2年生で16歳のマンディーは、パーティーの夜の後、携帯電話のビデオがウィルスに感染しているのを発見する。彼女は半裸で、ほとんど意識を失っているのだ。彼女は、何が起こったのか、断片をまとめようとし、ひっくり返されたノーマルな生活をできるだけすばやく元に戻そうとする。しかし、彼女をノーマルな社会的ルーティンに戻そうとする友人たちの誘いは信用できないし、彼女のために行動してくれようとする両親は彼女を不安にする。マンディーは、他人の善意が散らばっている景色の中を抜けて、自分では識別できない傷から癒す方法を見つけなければなならない。
 初監督長編。
 「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2019。


 ・“The Sound of Silence”(米) 監督:マイケル・ツブルスキー(Michael Tyburski)
 出演:ピーター・サースガード、ラシダ・ジョーンズ、トニー・レヴォロリ(Tony Revolori)、オースティン・ペンドルトン(Austin Pendleton)
 物語:独学の科学者であるピーターは、ニューヨークで「ハウスチューナー」として働いている。これは彼が発明したユニークで非常に専門的な職業である。彼のクライアントは、うつ病、不安、または疲労などの悩みで彼にアプローチする。ピーターは、彼らの家の音響特性を徹底的に分析した後、彼らの気分に影響を与えるいくつかの音の組み合わせ - 例えばキッチン用品とミックスされたラジエーターの音 - を特定する。いくらかの懐疑論にも拘らず、クライアントは、疲労困憊しているエレンに会うまで、様子を見る。彼の最初の結論が間違っていることが証明された後、ピーターは自分の理論の欠陥を強迫的に捜していく。
 初監督長編。Ben Naborsの短編の長編版。


 ・“Them That Follow”(米) 監督:Britt Poulton、Dan Madison Savage
 出演:オリヴィア・コールマン、ケイトリン・ディーヴァー(Kaitlyn Dever)、アリス・イングラート(Alice Englert)、ジム・ガフィガン(Jim Gaffigan)、ウォルトン・コギンス(Walton Goggins)、t-マス・マン(Thomas Mann)
 物語:アパラチアの険しい荒野。レムエル牧師が率いるペンテコステ派のヘビ使いの孤立したコミュニティーのメンバーは、神の前で自分たちの命を危険にさらして自分自身を証明しようとする。レムエルの娘マーラは、父親が娘のためにホープの用心深い目の前で選び出した若い信者との来るべき結婚式の準備をしながら、父の教会を破滅に導く可能性を秘めている秘密を隠そうと必死になっている。
 初監督長編。


 ・“To The Stars”(米) 監督:マーサ・スティーヴンス(Martha Stephens)
 出演:カーラ・ヘイワード(Kara Hayward)、リアナ・リベラト(Liana Liberato)、ジョーダナ・スパイロ(Jordana Spiro)、シェー・ウィガム(Shea Whigham)、マリン・アッカーマン(Malin Akerman)、トニー・ヘイル(Tony Hale)
 物語:1960年代、オクラホマ州の神を恐れている小さな町。眼鏡をかけた、引きこもりがちの10代のアイリスは、母親の酒によるばかげた行動とクラスメートによる毎日のいじめに耐えている。彼女は、学校でカリスマ的で謎めいた新しい女の子、マギーに慰めを見い出し、一方で、マギーは、アイリスの手つかずの可能性を尊重し、彼女を殻から引き出そうとする。マギーの謎めいた過去が明らかになると、小さなコミュニティーはパニック状態に陥り、マギーに対して潜在的でドラスティックな対策を講じるようになり、アイリスはマギーと自分自身のために立ち上がろうとする。
 2015年のインディペンデント・スピリット・アワードでジョン・カサヴェテス賞を受賞したマーサ・スティーヴンスの第4監督長編。日本でも『ミッチとコリン 友情のランド・ホー!』(2014)が紹介されている。


 USドキュメンタリー・コンペティション部門(U.S. DOCUMENTARY COMPETITION)
 16本すべてワールド・プレミア

 ・“Always in Season”(米) 監督:Jacqueline Olive
 2014年8月24日。17歳のLennon Lacyがノースカロライナ州のブレーデンボロにあるブランコからぶら下がっているのが発見される。当局はすぐに彼の死を自殺としたが、母親のClaudia Lacyは、死を取り巻く疑わしい詳細と、息子が自分自身の命を奪うことはないということから、彼はリンチされたのだと確信する。
 初監督長編。

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 ・“American Factory”(米) 監督:Steven Bognar、Julia Reichert
 2014年、中国の億万長者がオハイオ州デイトンに廃工場になったゼネラルモーターズ工場の外にFuyaoの新工場を開設し、2千人のアメリカ人ブルーカラーを雇った。これは、地元の人々にとって、不況の後に仕事を取り戻すこと、そして尊厳を取り戻すことを意味した。 本作では、全く異なる文化の労働者が衝突したときに何が起こるかを観察する。

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 ・“APOLLO 11”(米) 監督:Todd Douglas Miller
 物語:NASAの保管庫が開かれ、これまで公開されたことのないアポロ11号のミッションの70mmフィルムの映像と音響が提供される。ケネディ宇宙センターがあるケープ・カナベラルでは、カメラは、未来へと続くアメリカの夢のような肖像と、アポロ11号の宇宙船内部をとらえる。宇宙飛行士の会話は驚くべきほど軽妙で、ミッションの各ステージを区切っていく。それでも、ロケットを見ている観衆は、ミッションコントロールが成功するためにかけられている莫大な圧力に気づいていない。

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 ・“Bedlam”(米) 監督:Kenneth Paul Rosenberg
 物語:重度の精神障害を持つ市民のケアにおける危機についての初めての本格的なドキュメンタリー。
 長期の庇護を必要とする精神病患者は、回復の見込みもないまま、薬を飲まされて、街頭に放り出され、ささいな犯罪を犯しては、刑務所に入れられ、再び薬を飲まされるというループを繰り返し、政府公認の狂気の実験場のようになっている。しかもほとんどの精神科医は最も苦しんでいる人たちを治療しようともしない。
 タイトルのベドラムとは大混乱の意。
 初監督長編。

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 ・“David Crosby: Remember My Name”(米) 監督:A.J. Eaton
 明白な誠実さ、自己吟味、後悔、恐怖、家族への揺るぎない信念、そして音楽の変革的な特性。ミュージシャン、デイヴィッド・クロスビーの肖像。

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 ・“Hail Satan?”(米) 監督:Penny Lane
 物語:悪魔崇拝団体のThe Satanic Temple(悪魔の神殿)に関するドキュメンタリー。

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 ・“Jawline”(米) 監督:Liza Mandelup
 16歳のハンサムでAustyn Testerは、テネシー州の彼の小さな故郷での生活には限界を感じている。しかし、オンラインストリーミングの世界では、Austynは何千人もの若い女の子に憧れられている。Austynと彼のような多くの人にとって、十分に大きいファン基盤は、アメリカの田舎から新しい富と名声の生活への切符となるかもしれない。

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 ・“Knock Down the House”(米) 監督:Rachel Lears
 Alexandria Ocasio-Cortezは、ブロンクスの若いプエルトリカンのバーテンダーで、家族の家を差し押さえから守るために2交代勤務を余儀なくされる。彼女は、隣人の多くも生計を立てるのが難しいと知っていて、アメリカで最も取り残されている選挙区の一つから立候補する。

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 ・“Midnight Family”(メキシコ・米) 監督:Luke Lorentzen
 メキシコシティーには、900万人という人口に対し、緊急救急車は45台しかない。Ochoa一家は、民間の救急車を走らせて、地下のライフラインとして機能している。しかし、一家は、警察への賄賂と熾烈な争いでいっぱいである。彼らは、信用できるという評判を得ながらも、窮地にある患者からお金を稼ぐという倫理的に疑わしい慣行に身を置くことを余儀なくされる。本作では、至る所で、息をのむようなスピードと緊急の事態が展開する。カメラは緊張感あるテクスチャーと救急車とレスキューのスリルを捉えて、深刻な財政的および道徳的な強要の下での家族と社会についてのサブテキストの物語が浮かび上がっていく。

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 ・“Mike Wallace Is Here”(米) 監督:Avi Belkin
 アメリカのジャーナリズムは、現在の大統領によって「人々の敵」と見なされて、ズタズタにされつつある。嘘、偽のニュース、宣伝、そして言葉による些細なことが、表現の自由、報道の自由を定めたアメリカ合衆国憲法修正第1条を不自由にする恐れがある。“60 Minutes’”の放送ジャーナリスト、マイク・ウォレスは、20世紀の最も大きな人物を疑う余地なく尋問する。放送中の50年間で、彼の積極的な報告スタイルとショーマンシップは、アメリカが放送局に何を期待するようになったかを再定義する。

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 ・“Moonlight Sonata: Deafness in Three Movements”(米) 監督:Irene Taylor Brodsky
 生まれつき耳が聴こえなかったが、手術によって聴覚を得、生活が変わっていく様子をとらえた監督の両親の物語“HEAR AND NOW”(2007年のサンダンス映画祭観客賞受賞)の続編に当たるドキュメンタリー。
 監督の息子、Jonasは幼児として聴覚を失い始め、幼児として人工内耳手術を受ける。 11歳の今、Jonasは健全な世界に適応し、ベートーベンの『月光ソナタ』の演奏を学んでいる。監督の両親も人工内耳を持っているが、Jonasとは異なり、彼らの人生の大部分は沈黙によって形作られた。Jonasが、彼にとって沈黙が何を意味するのか探求している間、彼の祖父は彼自身の新たな移り変わりと格闘する。

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 ・“One Child Nation”(中・米) 監督:Nanfu Wang(王男栿)、Jialing Zhang
 “Hooligan Sparrow”(2016)のNanfu Wang(王男栿)監督最新作。
 母親になったNanfu Wang(王男栿)は、中国の一人っ子政策の厳重に保持された秘密を明らかにし、それによって取り返しのつかないほど傷つけられた数百万の声を解放する。

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 ・“Pahokee”(米) 監督:Ivete Lucas、Patrick Bresnan
 4人の高校生、Na’Kerria、Jocabed、Junior、およびBJが、フロリダの小さな町、Okeechobee湖畔のPahokeeで、上級生になる。十代の若者たちは、ある時はエキサイティングなこと、またある時には彼らが未来について深遠な決断をする時のような悲痛な儀礼儀式のすべてをナビゲートするPahokeeの経済的困難のプレッシャーは彼らの肩に非常に重くのしかかる。地域社会は彼らに希望のすべてのチャンスを次世代の彼らに委ねる。

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 ・“TIGERLAND”(米) 監督:ロス・カウフマン(Ross Kauffman)
 ほんのわずかな世代の間に、トラは、意識の中で文化的な役割を担う崇敬すべき生き物から主要な収入源に変わった。そしてアジアの野生のトラは、10万頭以上から4000頭までに減少した。本作では、ロシアとインドの政治的現実の変化が、トラの減少をもたらす密猟の暗黒街をいかに作り出したかを示していく。
 『未来を写した子供たち』のロス・カウフマン監督最新作。

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 ・“Untitled Amazing Johnathan Documentary”(米) 監督:Ben Berman
 1980年代に衝撃と詐欺からキャリアを築いたユニークな魔術師「The Amazing Johnathan」ことJohnathan Szelesは、末期的な心臓病と診断され、余命1年を宣言され、引退を余儀なくされる。しかし、Johnathanは死んでいない。ドキュメンタリー監督のBen Bermanは壮大なカムバックツアーでJohnathanを撮影しようとする。ところが、彼らの旅が始まると、Johnathanは映画を不透明に渦巻くような爆弾を投下する。この思いがけない障害を受け入れて、Benは真実と幻想が何であるかを明らかにするためにより深く掘り下げていく。

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 ・“Where's My Roy Cohn?”(米) 監督:マット・ティルナー(Matt Tyrnauer)
 検察官としてローゼンバーグ事件を手がけ、赤狩りでマッカーシーの主任顧問となり、弁護士に転身してからはニクソンやレーガンといった大統領とも親交を結び、ドナルド・トランプをも顧客に持ったロイ・コーン(Roy Cohn, 1927–1986)に関するドキュメンタリー。
 『ジェイン・ジェイコブズ:ニューヨーク都市計画革命』のマット・ティルナー監督の最新作。

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 ・映画賞&映画祭カレンダー 2019年1月~5月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201901/article_31.html

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