フロリダ映画批評家協会賞2018の受賞結果が発表になりました。(12月21日。ノミネーション発表は12月19日。) フロリダ映画批評家協会(FFCC:The Florida Film Critics Circle) 設立年:1996 会員数:26(+レガシー・メンバー2) 公式サイト:http://www.floridafilmcritics.com/ Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Florida_Film_Critics_Circle Wikipedia(日本語):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%80%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95%E5%AE%B6%E5%8D%94%E4%BC%9A [賞の特徴] ・美術賞と視覚効果賞を設けている。 ・ブレイクアウト賞を、2014年にポーリン・ケールの名前を冠した賞に改称した。 ・映画に貢献のあった人物や団体を表彰するゴールデン・オレンジ賞を設けている。 ・2014年より事前にノミネーションを発表。 ・2017年の作品賞は『ダンケルク』、2016年の作品賞は『ロブスター』、2015年の作品賞は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、2014年の作品賞は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、2013年の作品賞は『それでも夜は明ける』、2012年の作品賞は『アルゴ』、2011年の作品賞は『ファミリー・ツリー』、2010年の作品賞は『ソーシャル・ネットワーク』。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆作品賞 ・『ファースト・マン』 ・『ビール・ストリートの恋人たち』 ・『Roma/ローマ』 ◎『女王陛下のお気に入り』 ・『ザ・ライダー』 ◆監督賞 ◎アルフォンソ・キュアロン 『Roma/ローマ』 ・デイミアン・チャゼル 『ファースト・マン』 ・是枝裕和 『万引き家族』 次点:リン・ラムジー 『ビューティフル・デイ』 ・ピーター・ファレリー 『グリーンブック』 ・ヨルゴス・ランティモス 『女王陛下のお気に入り』 ◆主演男優賞 ・クリスチャン・ベール 『バイス』 ・イーサン・ホーク “First Reformed” ◎ホアキン・フェニックス 『ビューティフル・デイ』 ・ヴィゴ・モーテンセン 『グリーンブック』 ・ウィレム・デフォー 『永遠の門 ゴッホの見た未来』 ◆主演女優賞 ・グレン・クローズ 『天才作家の妻 40年目の真実』“The Wife”(英・スウェーデン・米)(監督:ビヨルン・ルンゲ(Björn Runge)) ◎メリッサ・マッカーシー “Can You Ever Forgive Me?” ・ナタリー・ポートマン “Vox Lux” ・オリヴィア・コールマン 『女王陛下のお気に入り』 次点:トニ・コレット 『ヘレディタリー/継承』 ◆助演男優賞 ・アダム・ドライヴァー 『ブラック・クランズマン』 ・ヒュー・グラント 『パディントン2』 ・マハーシャラ・アリ 『グリーンブック』 次点:リチャード・E・グラント “Can You Ever Forgive Me?” ◎スティーヴン・ユァン 『バーニング 劇場版』 ◆助演女優賞 次点:クレア・フォイ 『ファースト・マン』 ・エマ・ストーン 『女王陛下のお気に入り』 ・レイチェル・ワイズ 『女王陛下のお気に入り』 ・レジーナ・キング 『ビール・ストリートの恋人たち』 ◎安藤サクラ 『万引き家族』 ◆オリジナル脚本賞 次点:Bo Burnham “Eighth Grade” ◎ブーツ・ライリー “Sorry to Bother You” ・ブライアン・ウッズ、スコット・ベック、ジョン・クラシンスキー 『クワイエット・プレイス』 ・デボラ・デイヴィス(Deborah Davis)、トニー・マクマナラ(Tony McNamara) 『女王陛下のお気に入り』 ・ポール・シュレイダー “First Reformed” ◆脚色賞 ・ジョシュ・シンガー、ジェームズ・R・ハンセン 『ファースト・マン』 次点:バリー・ジェンキンス 『ビール・ストリートの恋人たち』 ◎ニコール・ホロフセナー、Jeff Whitty “Can You Ever Forgive Me?” ・リン・ラムジー 『ビューティフル・デイ』 ・ライアン・クーグラー、ジョー・ロバート・コール(Joe Robert Cole) 『ブラックパンサー』 ◆撮影賞 ・リヌス・ランドグレン 『ファースト・マン』 ◎ウカシュ・ジャル(Lukasz Zal) “Cold War” 次点:アルフォンソ・キュアロン 『Roma/ローマ』 ・ロビー・ライアン 『女王陛下のお気に入り』 ・ジェームズ・ラクストン 『ビール・ストリートの恋人たち』 ◆美術賞(Best Art Direction/Production Design) ・『アナイアレイション -全滅領域-』 ・『ファースト・マン』 ・『ビール・ストリートの恋人たち』 次点:『パディントン2』 ・『Roma/ローマ』 ◎『女王陛下のお気に入り』 ◆視覚効果賞 ◎『アナイアレイション -全滅領域-』 次点:『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』 ・『ファースト・マン』 ・『犬ヶ島』 ・『レディ・プレイヤー1』 ◆作曲賞(Best Score) ◎ジャスティン・ハーウィッツ 『ファースト・マン』 次点:ニコラス・ブリテル 『ビール・ストリートの恋人たち』 ・ジョニー・グリーンウッド 『ビューティフル・デイ』 ・ベン・ソールズ・ベリー(Ben Salisbury)、ジェフ・バーロウ(Geoff Barrow) 『アナイアレイション -全滅領域-』 ◆アンサンブル賞(Best Ensemble) ・『ブラック・クランズマン』 ・『クレイジー・リッチ!』 ・『ビール・ストリートの恋人たち』 次点:“Support the Girls” ◎『女王陛下のお気に入り』 ◆第1回作品賞(Best First Film) ・ブラッドリー・クーパー 『アリー/スター誕生』 ◎Bo Burnham “Eighth Grade” ・アリ・アスター 『ヘレディタリー/継承』 ・ブーツ・ライリー “Sorry to Bother You” ・オフィル・ラウル・グレイザー 『彼が愛したケーキ職人』 ◆ポーリン・ケール ブレイクアウト賞(Pauline Kael Breakout Award) ◎エルシー・フィッシャー “Eighth Grade” ・キキ・レイン(KiKi Layne) 『ビール・ストリートの恋人たち』 次点:トーマサイン・マッケンジー(Thomasin Mckenzie) “Leave No Trace” ◆ドキュメンタリー賞 ・“Free Solo”(米) 監督:ジミー・チン(Jimmy Chin)、エリザベス・C・バサヒリィ(E. Chai Vasarhelyi) ・“Monrovia, Indiana”(米) 監督:フレデリック・ワイズマン ◎『消えた16mmフィルム』“Shirkers”(米・シンガポール) 監督:サンディー・タン(Sandi Tan) ・“Won’t You Be My Neighbor?”(米) 監督:モーガン・ネヴィル ◆アニメーション賞 ・『インクレディブル・ファミリー』 ・『犬ヶ島』 ◎『未来のミライ』 次点:『スパイダーマン: スパイダーバース』 ◆外国語映画賞 ・『バーニング 劇場版』 ・“Cold War(Zimna Wojna)”(ポーランド・英・仏) 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ 次点:『Roma/ローマ』 ◎『万引き家族』 ◆ゴールデン・オレンジ賞(Golden Orange) ◎Alexa Lim Haas “Agua Viva”(米) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 主な作品のノミネート&受賞状況は、以下の通り。 ・『女王陛下のお気に入り』(3/9):作品・監督・主演女優・助演女優・助演女優・脚本・撮影・美術・アンサンブル ・『ファースト・マン』(1/8):作品・監督・助演女優・脚色・撮影・美術・視覚効果・作曲 ・『ビール・ストリートの恋人たち』(0/8):作品・助演女優・脚色・撮影・美術・作曲・アンサンブル・ブレイクアウト ・『Roma/ローマ』(1/5):作品・監督・撮影・美術・外国語 ・『ビューティフル・デイ』(1/4):監督・主演男優・脚色・作曲 ・『万引き家族』(2/3):監督・助演女優・外国語 ・『グリーンブック』(0/3):監督・主演男優・助演男優 ・“Can You Ever Forgive Me?”(2/3):主演女優・助演男優・脚色 ・“Eighth Grade”(2/3):脚本・第1回・ブレイクアウト ・『アナイアレイション -全滅領域-』(1/3):美術・視覚効果・作曲 ・“First Reformed”(0/2):主演男優・脚本 ・『ヘレディタリー/継承』(0/2):主演女優・第1回 ・『ブラック・クランズマン』(0/2):助演男優・アンサンブル ・『パディントン2』(0/2):助演男優・美術 ・『バーニング 劇場版』(1/2):助演男優・外国語 ・“Sorry to Bother You”(1/2):脚本・第1回 ・“Cold War”(1/2):撮影・外国語 ・『犬ヶ島』(0/2):視覚効果・アニメーション 日本映画が、助演女優賞、アニメーション賞、外国語映画賞と3部門で受賞しました。 ノミネートではいくつかありましたが、受賞では本年度最多です。 逆にというか、『ブラックパンサー』や『アリー/スター誕生』は1部門ノミネートで、無冠に終わっています。 *この記事がなかなか参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ↑ ↑ ↑ ↑ クリックしてね! *当ブログ記事 ・フロリダ映画批評家協会賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_89.html ・フロリダ映画批評家協会賞2017 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_93.html ・フロリダ映画批評家協会賞2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_84.html ・フロリダ映画批評家協会賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_90.html ・フロリダ映画批評家協会賞2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_64.html ・フロリダ映画批評家協会賞2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_71.html ・フロリダ映画批評家協会賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_42.html ・フロリダ映画批評家協会賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_57.html ・フロリダ映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_52.html ・フロリダ映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_47.html ・フロリダ映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_44.html ・フロリダ映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_36.html ・フロリダ映画批評家協会賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_30.html ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年10月〜2019年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_5.html |
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