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zoom RSS 女性映画批評家協会賞2018 受賞結果発表!

<<   作成日時 : 2018/12/17 17:25   >>

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 第15回女性映画批評家協会賞の受賞結果が発表されました。(12月12日。ノミネーション発表は12月10日)

 【女性映画批評家協会】

 女性映画批評家協会(Women Film Critics Circle)の設立は2004年で、80人前後の会員がいます。
 女性映画批評家協会賞はウーマンリブの流れを汲み、性差別や性的虐待に対し戦う姿勢を見せる映画賞だったのですが、2010年から多少スタンスを変えたようで、攻撃的な姿勢を抑えて、頑張っている女性を評価し、讃える部分を前面に押し出すようになりました。

 設立年:2004 会員数:81
 公式サイト:http://wfcc.wordpress.com/
 公式facebook:https://www.facebook.com/WomenFilmCriticsCircle/?fref=mentions
 Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Women_Film_Critics_Circle

 [賞の特徴]
 ・監督、出演、脚本、イメージ、歌曲、ドキュメンタリー、アニメーション、外国映画賞など、「女性」に特化した数多くの賞を持つ。
 ・エイドリアン・シェリー、ジョゼフィン・ベイカー、カレン・モーリーといった女性の名前を冠した特別賞を設けている。
 ・猿渡由記、長谷川いずみ(Hollywood News Wire、Buzzine)らがメンバーとして所属している。

画像

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 ◆女性を描いた最優秀映画(Best Movie About Women)
 ・『メアリーの総て』(英・ルクセンブルク・米) 監督:ハイファ・アル=マンスール
 次点:『Roma/ローマ』(米・メキシコ) 監督:アルフォンソ・キュアロン
 ◎『女王陛下のお気に入り』(アイルランド・英・米) 監督:ヨルゴス・ランティモス
 ・『妻たちの落とし前』“Widows”(英・米) 監督:スティーヴ・マックイーン

 ◆女性が作った最優秀映画(Best Movie By A Woman)
 ◎“Can You Ever Forgive Me?”(米) 監督:マリエル・ヘラー
 次点:“Leave No Trace”(米) 監督:デブラ・グラニック
 ・“The Kindergarten Teacher”(米) 監督:
 ・『ビューティフル・デイ』(英・仏・米) 監督:リン・ラムジー

 ◆女性脚本家賞(Best Woman Storyteller (Screenwriting Award))
 ・サラ・コランジェロ(Sara Colangelo) “The Kindergarten Teacher”
 次点:デブラ・グラニック “Leave No Trace”
 ・タマラ・ジェンキンス 『プライベート・ライフ』“Private Life”(米)(監督:タマラ・ジェンキンス)
 ◎オードリー・ウェルズ “The Hate U Give”(米)(監督:ジョージ・ティルマン・ジュニア)

 ◆女優賞(Best Actress)
 次点:トニ・コレット 『ヘレディタリー/継承』
 ◎オリヴィア・コールマン 『女王陛下のお気に入り』
 ・ヴィオラ・デイヴィス 『妻たちの落とし前』
 ・マギー・ギレンホール “The Kindergarten Teacher”

 ◆男優賞(Best Actor)
 ・ベン・フォスター “Leave No Trace”
 ◎イーサン・ホーク “First Reformed”
 次点:ヴィゴ・モーテンセン 『グリーンブック』
 ・ヒューゴ・ウィーヴィング “Black ‘47”(アイルランド・ルクセンブルク)

 ◆若手女優賞(Best Young Actress)
 ・エル・ファニング 『メアリーの総て』
 ◎エルシー・フィッシャー(Elsie Fisher) “Eighth Grade”
 次点:トーマサイン・マッケンジー(Thomasin McKenzie) “Leave No Trace”
 ・アマンドラ・ステンバーグ(Amandla Stenberg) “The Hate U Give”

 ◆コメディエンヌ賞(Best Comedic Actress)
 ・ヘレナ・ボナム・カーター “55 Steps”(独・ベルギー)(監督:ビレ・アウグスト)
 ◎オリヴィア・コールマン 『女王陛下のお気に入り』
 ・キャスリーン・ハーン 『プライベート・ライフ』“Private Life”
 次点:メリッサ・マッカーシー “Can You Ever Forgive Me?”

 ◆女性たちの仕事:最優秀アンサンブル(Women's Work/Best Ensemble))
 ・“55 Steps”
 ・『オーシャンズ8』
 次点:『女王陛下のお気に入り』
 ◎『妻たちの落とし前』

 ◆女性による、もしくは女性に関する、最優秀ドキュメンタリー(Best Documentary By or About Women)
 ◎“RBG”(米) 監督:Julie Cohen、Betsy West
 ・“Say Her Name: The Life and Death of Sandra Bland”(米) 監督:Kate Davis、デイヴィッド・ハイルボナー(David Heilbroner)
 ・“Seeing Allred”(米) 監督:Sophie Sartain、Roberta Grossman
 次点:『消えた16mmフィルム』“Shirkers”(米・シンガポール) 監督:サンディー・タン(Sandi Tan)

 ◆女性による、または、女性についての、最優秀外国映画(Best Foreign Film By or About Women)
 次点:“Capharnaüm(Capharnaüm)”(レバノン) 監督:ナディーン・ラバキー
 ・“Happy as Lazzaro(Lazzaro felice)”(伊・スイス・仏・独) 監督:アリーチェ・ロルヴァケル
 ◎『Roma/ローマ』(メキシコ・米) 監督:アルフォンソ・キュアロン
 ・『サマ』“Zama”(アルゼンチン・ブラジル・西・仏・オランダ・メキシコ・ポルトガル・米) 監督:ルクレシア・マルテル

 「スペシャル・メンション賞」(SPECIAL MENTION AWARDS)

 ◆勇気ある映画制作賞(Courage in Filmmaking)
 次点:ハイファ・アル=マンスール 『メアリーの総て』(英・ルクセンブルク・米)
 ・サラ・コランジェロ(Sara Colangelo) “The Kindergarten Teacher”
 ・Sandra Luckow “That Way Madness Lies”(米)
 ◎ジェニファー・フォックス “The Tale”

 ◆勇気ある演技賞(ありきたりでない役を演じて、スクリーン上での女性のイメージを根本的に改めた)(Courage in Acting [Taking on unconventional roles that radically redefine the images of women on screen])
 ・ヘレナ・ボナム・カーター “55 Steps”
 次点:ヴィオラ・デイヴィス 『妻たちの落とし前』
 ◎ニコール・キッドマン “Destroyer”(米)(監督:カリン・クサマ)
 ・メリッサ・マッカーシー “Can You Ever Forgive Me?”

 ◆エイドリアン・シェリー賞:女性に対する暴力に最も闘った作品に贈られる(Adrienne Shelly Award: For A Film That Most Passionately Opposes Violence Against Women)
 ・“Call Her Ganda”(フィリピン・米) 監督:PJ Raval
 ・“I Am Not A Witch” (英・仏) 監督:Rungano Nyoni
 ・『ナディアの誓い』“On Her Shoulders”(米) 監督:アレクサンドリア・ボンバッハ
 ◎“Say Her Name: The Life And Death Of Sandra Bland”

 ◆ジョゼフィン・ベイカー賞:アメリカの有色人種の女性を最も優れて表現した作品に贈られる(Josephine Baker Award: For Best Expressing The Woman of Color Experience in America)
 ◎『ビール・ストリートの恋人たち』
 ・『ライフ・アンド・ナッシング・モア』“Life And Nothing More”(西・米) 監督:アントニオ・メンデス・エスパルサ
 ・“The Hate U Give”
 ・『妻たちの落とし前』

 ◆カレン・モーリー賞:歴史や社会における女性の立場を最もよく表わし、勇気を持って調査した作品に贈られる(Karen Morley Award: For best exemplifying a woman’s place in history or society, and a courageous search for identity)
 ・“93 Queen”
 ・“On The Basis Of Sex”(米) 監督:ミミ・レダー
 ◎『Roma/ローマ』
 ・“Woman Walks Ahead”(米) 監督:スザンナ・ホワイト

 ◆ドラマ的、社会的、歴史的に無視されても、スクリーンの中では際立った存在感を見せている、見えない女優賞(The Invisible Woman Award Performance by a woman whose exceptional impact on the film dramatically socially or historically has been ignored)
 ・ヤリッツァ・アパリシオ(Yalitza Aparicio) 『ROMA/ローマ』
 ◎グレン・クローズ 『天才作家の妻 40年目の真実』“The Wife”(英・スウェーデン・米)(監督:ビヨルン・ルンゲ(Björn Runge))
 ・アンドレア・ライズボロー 『ナンシー』“Nancy”(米)(監督:クリスティーナ・チョウ(Christina Choe))
 ・『妻たちの落とし前』の女たち(The Women Of Widows)

 ◆最優秀スクリーン・カップル(Best Screen Couple)
 ・『アリー/スター誕生』
 ・『クレイジー・リッチ!』
 ・“Disobedience”(アイルランド・米・英) 監督:セバスティアン・レリオ
 ◎『ビール・ストリートの恋人たち』

 ◆最優秀女性アクション・ヒーロー賞(Best Female Action Hero)
 ・“Adrift”(米) 監督:バルタザール・コルマウクル
 ・“55 Steps”
 ◎『ブラックパンサー』
 ・“RGB”

 ◆親愛なるワースト・ママ・オブ・ザ・イヤー賞(Mommie Dearest Worst Screen Mom of the Year Award)
 ・クリスタ・アレン(Krista Allen) “Party Mom”(米)(監督:マイケル・フェイファー(Michael Feifer))
 ・トニ・コレット 『ヘレディタリー/継承』
 ・ニコール・キッドマン “Destroyer”
 ◎ジャッキー・ウィーヴァー 『妻たちの落とし前』

 ◆性の平等賞(Best Equality of the Sexes)
 ◎『ブラックパンサー』
 ・“Like Me”(米) 監督:Robert Mockler
 ・“On The Basis Of Sex”
 ・『妻たちの落とし前』

 ◆アニメーションの最優秀女性キャラクター(Best Animated Females)
 ◎『インクレディブル・ファミリー』
 ・“Liyana”(スイス・カタール・米)(監督:Aaron Kopp、Amanda Kopp)
 ・『メアリと魔女の花』
 ・『未来のミライ』

 ◆ファミリー映画賞(Best Family Film)
 ◎“Eighth Grade”
 ・『インクレディブル・ファミリー』
 ・“Science Fair”(米) 監督:Cristina Costantini、Darren Foster
 ・“The Hate U Give”

 ◆WFCC恥の殿堂賞(WFCC Hall of Shame)
 ×ブライアン・シンガー

 ◆演技と社会活動賞(Acting and Activism Award)
 ◎ヴィオラ・デイヴィス

 ◆生涯貢献賞(Lifetime Achievement)
 ◎エレン・バースティン
 
 ◆最優秀秘密にされていたで賞(Best Kept Secret Award)
 すべての見逃された「消えた女性たちの映画」(PIONEERS: FIRST WOMEN FILMMAKERS. A Kino Lorber Collectors Edition Release.(All The Overlooked 'Gone Girls Of Cinema' PIONEERS: FIRST WOMEN FILMMAKERS. A Kino Lorber Collectors Edition Release.)

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通り。

 ・『妻たちの落とし前』(1/8):女性を描いた・女優・アンサンブル・勇気ある演技・JB・見えない・ワーストママ・性の平等
 ・『Roma/ローマ』(2/4):女性を描いた・外国語・KM・見えない
 ・『女王陛下のお気に入り』(3/4):女性を描いた・女優・コメディエンヌ・アンサンブル
 ・“Leave No Trace”(0/4):女性が作った・脚本・男優・若手
 ・“The Kindergarten Teacher”(4):女性が作った・脚本・女優・勇気ある制作
 ・“The Hate U Give”(1/4):脚本・若手・JB・ファミリー
 ・“55 Steps”(0/4):コメディエンヌ・アンサンブル・勇気ある演技・アクション
 ・『メアリーの総て』(0/3):女性を描いた・若手・勇気ある制作
 ・“Can You Ever Forgive Me?”(1/3):女性が作った・コメディエンヌ・勇気ある演技
 ・『プライベート・ライフ』(0/2):脚本・コメディエンヌ
 ・『ヘレディタリー/継承』(0/2):女優・ワーストママ
 ・“Eighth Grade”(1/2):若手・ファミリー
 ・“RBG”(2):ドキュメンタリー・アクション
 ・“Say Her Name: The Life and Death of Sandra Bland”(1/2):ドキュメンタリー・AS
 ・“Destroyer”(1/2):/勇気ある演技・ワーストママ
 ・『ビール・ストリートの恋人たち』(2/2):JB・カップル
 ・“On The Basis Of Sex”(0/2):KM・性の平等
 ・『ブラックパンサー』(2/2):アクション・性の平等
 ・『インクレディブル・ファミリー』(1/2):アニメーション・ファミリー

 ノミネーションは公式サイトで発表されていますが、受賞結果はfacebookのみで発表されていて、「演技と社会活動賞」と「生涯貢献賞」と「Best Kept Secret Award」は、ノミネーションの発表はなく、結果のみの発表でした。

 スペシャル・メンション賞以外のメインの10部門には「次点」が発表されました。

 結果的には1部門の受賞にとどまりましたが、ノミネーションでは『妻たちの落とし前』が圧倒的多数でした。

 結果的には『インクレディブル・ファミリー』が受賞しましたが、「アニメーションの最優秀女性キャラクター」では、ノミネートされた4本中2本が日本映画でした。

 「最優秀女性アクション・ヒーロー賞」の中にドキュメンタリーの“RBG”がノミネートされていました。

 全米映画賞でもワースト映画やネガティヴな評価を取り上げるものは少なくなっていますが、ここでは本年度初めてブライアン・シンガーが「恥の殿堂」としてピックアップされました。

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 *当ブログ記事

 ・女性映画批評家協会賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_50.html
 ・女性映画批評家協会賞2017 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_91.html
 ・女性映画批評家協会賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_76.html
 ・女性映画批評家協会賞2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_33.html
 ・女性映画批評家協会賞2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_53.html
 ・女性映画批評家協会賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_46.html
 ・女性映画批評家協会賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_61.html
 ・女性映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_59.html
 ・女性映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_48.html
 ・女性映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_47.html
 ・女性映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_22.html
 ・女性映画批評家協会賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_26.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年10月〜2019年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_5.ht

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