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zoom RSS 第31回ヨーロッパ映画賞 第3回ヨーロッパ大学映画賞 ノミネーション発表!

<<   作成日時 : 2018/10/05 13:11   >>

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 2016年よりヨーロッパ映画賞に新設されたヨーロッパ大学映画賞(European University Film Award (EUFA))のノミネーション5作品が発表されました。(9月24日@ハンブルク・フィルム・フェスト)

 ・“Happy As Lazzaro(Lazzaro Felice)”(伊・仏・独・スイス) 監督:アリーチェ・ロルヴァケル
 出演:ニコレッタ・ブラスキ、セルジ・ロペス、アルバ・ロルヴァケル、Natalino Balasso、トマーゾ・ラーニョ(Tommaso Ragno)、Adriano Tardiolo、Luca Chikovani、Leonardo Nigro、Agnese Graziani、Gala Othero Winter
 物語:これは、あまりにも善良すぎてしばしば過ちを犯す若い農夫Lazzaroと、イマジネーションにとりつかれた若い貴族Tancrediの出会いの物語である。1980年代、イタリアの中部。隔絶した牧歌的な村の生活は、恐ろしいタバコ農園の女王Marchesa Alfonsina de Lunaによって支配されている。忠実なる絆は、TancrediがLazzaroに自分を誘拐する手助けをしてくれと頼んだ時に封印される。この奇妙でありそうもない同盟は、Lazzaroを目覚めさせる。あまりにも貴重すぎる友情は、時を超え、LazzaroをTancrediを捜す旅に移送する。大都市への初めての旅で、Lazzaroは現代世界で迷子になった過去のフラグメントのようなものだ。
 カンヌ国際映画祭2018 コンペティション部門出品。脚本賞受賞。
 ナストロ・ダルジェント賞2018 作品賞、助演女優賞(ニコレッタ・ブラスキ)、美術賞ノミネート。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2018 ホライズンズ部門出品。
 ミュンヘン映画祭2018出品。
 ニュージーランド国際映画祭2018出品。
 Strelka映画祭(ロシア)2018出品。
 エルサレム映画祭2018出品。In Spirit for Freedom Award受賞。
 ラックス賞2018 オフィシャル・セレクション。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2018出品。
 メルボルン国際映画祭2018出品。
 香港サマー国際映画祭2018出品。
 Message to Man国際映画祭(ロシア)2018出品。
 El Gouna国際映画祭(エジプト)2018出品。
 チューリヒ映画祭2018出品。
 レイキャビク国際映画祭2018出品。
 ニューヨーク映画祭2018出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2018オフィシャル・ファンタスティック・コンペティション部門出品。
 釜山国際映画祭2018 ワールド・シネマ部門出品。
 BFIロンドン映画祭2018 コンペティション部門出品。
 シカゴ国際映画祭2018出品。
 ヨーロッパ映画賞2018オフィシャル・セレクション。


 ・“Styx”(独・オーストリア) 監督:Wolfgang Fischer
 物語:Rikeは、40歳の、ヨーロッパ出身の医師で、現代西欧の幸福と成功を体現している。彼女は、教育があり、自信を持ち、決断力があり、熱心である。Rikeの日常生活が描かれる。彼女は救命医で、長年の夢を実現すべく独りで船に乗って海に出る。彼女の目的地は、大西洋のアセンション島だ。ところが、夢の休暇は国際水域上で断ち切られる。嵐に遭い、気づいた時、彼女は100人近い難民を乗せたおんぼろ漁船の近くにいた。難民は死にかかっている。彼女は海事法に従い、無線で助けを求める。彼女の願いは聞き入れられず、彼女は思い切った決断をする。
 ベルリン国際映画祭2018 パノラマ部門出品。エキュメニカル審査員賞、Heiner Carow賞、Label Europa Cinemas賞、観客賞第2席受賞。
 香港国際映画祭2018 ヤング・シネマ・コンペティション部門出品。
 イスタンブール国際映画祭2018出品。
 Schwerin Art of Film Festival 2018出品。作品賞、サウンド・ミックス賞、観客賞受賞。
 エムデン国際映画祭2018出品。最優秀クリエイティヴ・パフォーマンス賞受賞(スザンネ・ウォルフ)。
 ヴァレッタ映画祭(マルタ)2018出品。女優賞(スザンネ・ウォルフ)、撮影賞受賞。
 ゴールウェイ映画祭2018出品。
 オデッサ国際映画祭2018インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ラックス賞2018 ノミネート。
 Transatlantyk映画祭2018出品。
 エルサレム映画祭2018出品。
 トロント国際映画祭2018 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 CPH:PIX 2018出品。
 レイキャビク国際映画祭2018出品。
 BFIロンドン映画祭2018 Debate部門出品。
 シカゴ国際映画祭2018出品。
 ヨーロッパ映画賞2018オフィシャル・セレクション。


 ・“Tarzan's Testicles(Ouăle Lui Tarzan)“(ルーマニア・仏) 監督:Alexandru Solomon
 伝説が生まれたのは、1920年代の終わりで、ソ連は、人類と類人猿を異種交配する目的で、アブハジアの首都スフミに研究センターを作った。理論上の生き物は、陽の目を見ることはなかったが、それはマルクス共産主義の新しき人(New Man)の失敗に似ている。しかし、スフミの研究所の遺棄された組織の下で、人間と猿は共存し、前者は荒れ狂った社会政治学的な変化による圧力によって制約され、後者は新しい薬物や医学的手術の容赦ないテストにさらされた。黒海沿岸の紛争地域は、ソビエト連邦の崩壊による永遠なる刻印を受け、続いてジョージア・アブハジア紛争が起こり、彼らは共通した何かを分かち合い、過去からの一連の失敗した実験の陰鬱な遺物になった。このドキュメンタリー・エッセイは、人類と、最も近しい哺乳類である霊長類との関係を考察して、イデオロギー的ドグマの破壊的な影響力と、すべての科学的研究において信頼と倫理の欠くべからざる役割を指摘する。
 トランシルヴァニア国際映画祭2017 ルーマニア・デイズ部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。
 トリエステ映画祭2018出品。
 GOPO賞2018 ドキュメンタリー賞ノミネート・
 ヨーロッパ映画賞2018ドキュメンタリー賞オフィシャル・セレクション。

画像

 ・“U - July 22(Utøya 22. Juli)”(ノルウェー) 監督:エリック・ポッペ
 出演:Andrea Berntzen、Aleksander Holmen、Brede Fristad、Elli Rhiannon Müller Osbourne、Solveig Koløen Birkeland、Sorosh Sadat、Ada Eide
 物語:2011年7月11日、ノルウェー史上最悪の連続テロ事件が起こる。犯人はアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(1979- )で、反移民、反イスラムの思想を持ち、当日、オスロ政府庁舎で爆破事件を仕かけ(8人死亡)、さらに、移民受け入れを推進していたノルウェー労働党青年部約700人が集会を行なっていたオスロ近郊のウトヤ島で銃乱射事件を起こして、69人を殺害した(併せて77人が死亡。単独犯による短時間での大量殺人としては、世界最多)。「ブレイビクはタクシーでウトヤ島の近くまで行った後に警察官の制服を着てボートで島に上陸し、爆破テロ捜査を口実に参加者を整列させ、午後5時頃より銃を乱射」。「確実に殺せるよう各人に2発ずつ撃ち込んで殺していった」(Wikipedia)、という。ブレイビクは、乱射事件直後に逮捕され、2012年8月、禁錮最低10年、最長21年の判決が下された(ノルウェーにおける最高の刑)。
 エリック・ポッペは、ノルウェー連続テロ事件という難しい題材を取り上げるに当たって、ブレイビクの心理を描くことも、裁判を追うこともせず、当日、島にいた若者たちに焦点を当てることにした。そして、ポッペと脚本家たちで事件の生還者の多くに話を聞き、テロから生き延びようとするKaja(18)という主人公を作り上げた。
 完成までに3年の歳月をかけた。
 ベルリン国際映画祭2018 コンペティション部門出品。エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション受賞。
 Transatlantyk映画祭2018出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2018 ホライズンズ部門出品。
 ラックス賞2018 オフィシャル・セレクション。
 アマンダ賞2018 主演女優賞(Andrea Berntzen)、助演女優賞(Solveig Koløen Birkeland)受賞。作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、音響デザイン賞ノミネート。
 Jameson CineFest - Miskolc国際映画祭2018出品。
 ヨーロッパ映画賞2018オフィシャル・セレクション。
 ヘルシンキ国際映画祭2018出品。


 ・『運命は踊る』(イスラエル・独・仏・スイス) 監督:サミュエル・マオズ
 ヨーロッパ映画賞2018オフィシャル・セレクション。

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 ノミネーション5作品は、ヨーロッパ映画賞2018オフィシャル・セレクション49作品とヨーロッパ映画賞2018 ドキュメンタリー賞オフィシャル・セレクション15作品の中から、Dagmar Brunow (スウェーデンの映画研究者)、Mike Goodridge (イギリスの映画祭ディレクター、プロデューサー)、Christophe Leparc (フランスの映画祭ディレクター)からなる委員によって選ばれています。

 ノミネート作品は、23カ国の23の大学で学生たちによって審査され、それぞれお気に入りの1本を選出し、12月上旬に各大学から1名ずつが集まって、3日間議論し、最終的に1本に絞り込むということになっています。授賞式は、ヨーロッパ映画賞の授賞式の前日である12月14日にセビリヤで行なわれます。(参加大学は、第1回が13校、第2回が21校だったのが、今回は23校になり、ディスカッションも前回の2日から3日に変更になっています。)

 第1回ヨーロッパ大学映画賞は、『わたしは、ダニエル・ブレイク』が受賞(ヨーロッパ映画賞は、『ありがとう、トニ・エルドマン』が作品賞を受賞)。
 第2回ヨーロッパ大学映画賞は、『ハートストーン』が受賞(ヨーロッパ映画賞は、『ザ・スクエア 思いやりの聖域』が作品賞を受賞)。

 第1回は、ヨーロッパ大学映画賞とヨーロッパ映画賞でノミネート作品は2作品が同じになって、2つの映画賞で作品を分け合う結果になり、第2回も、同じ作品2作品(だけ)が双方でノミネートされましたが、どちらももう一方ではノミネートされていない作品が受賞しています。

 また第1回のヨーロッパ大学映画賞にノミネートされたドキュメンタリー作品『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』は、ヨーロッパ映画賞でもドキュメンタリー賞を受賞したのに対し、第2回のヨーロッパ大学映画賞にノミネートされたドキュメンタリー作品“The War Show”は、ヨーロッパ映画賞のドキュメンタリー賞にはノミネートすらされませんでした。

 今のところ、過去2回のヨーロッパ大学映画賞ノミネーションとヨーロッパ映画賞作品賞のノミネーションでは、2作品くらいが重なり、受賞結果は同じにはならないという結果になっています。今年もそんな感じでしょうか。

 ヨーロッパ大学映画賞は、どれが受賞してもよさそうですが、これまでの2回の結果からすると、わりとオーソドックスがチョイスになりそうで、そうすると、そんなに強力な作品がない今年は『運命は踊る』あたりが有望かなあと予想したりしますね。

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 *当ブログ記事

 ・ヨーロッパ大学映画賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201710/article_13.html
 ・ヨーロッパ大学映画賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_19.html

 ・ヨーロッパ大学映画賞2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_6.html
 ・ヨーロッパ大学映画賞2016 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_33.html

 ・ヨーロッパ映画賞2018 ピープルズ・チョイス賞 ノミネーション:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201809/article_5.html

 ・ヨーロッパ映画賞2018 オフィシャル・セレクション49作品 その1:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201808/article_23.html
 ・ヨーロッパ映画賞2018 オフィシャル・セレクション49作品 その2:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201808/article_26.html
 ・ヨーロッパ映画賞2018 オフィシャル・セレクション49作品 その3:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201808/article_28.html

 ・ヨーロッパ映画賞2018 ドキュメンタリー賞 オフィシャル・セレクション:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201808/article_16.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年10月〜2019年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_5.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年3月〜9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201803/article_33.html

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