バリャドリッド国際映画祭2018 受賞結果!

 第63回バリャドリッド国際映画祭(10月20日-27日)の受賞結果が発表になりました。

 スペイン語圏の映画について調べていると、ちょくちょく名前が挙がってくるバリャドリッド国際映画祭。

 スペイン国内で開催される映画祭としては、サンセバスチャン国際映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭に次ぐ、規模&知名度の映画祭という感じでしょうか。

 歴史と伝統があり、国際映画祭としてもトップクラスのサンセバスチャン国際映画祭、ファンタスティック部門に強いシッチェス・カタロニア国際映画祭に対して、バリャドリッド国際映画祭はスペイン・ラテンアメリカの映画に特化した映画祭というイメージがあります。

 調べてみると、確かにスペイン・ラテンアメリカの映画の上映は多いのですが、全般的にはもう少し広く、ヨーロッパ全体を対象としている国際映画祭、というラインナップになっています。申し訳程度にアメリカ映画も混じっていますが、アジア映画はほとんどありません。今どき珍しいなとも思いますが、ヘタに総花的にするより、ヨーロッパ映画に的を絞って上映するというのも、映画祭の差別化としては、アリ、なのでしょう。潔くていいですね。(といっても、こちらも今年で第63回を迎えた歴史ある映画祭なのですが)

 コンペ部門は4つあり、そのうちの2つにはそれぞれ長編部門と短編部門が設けられています。

 特集としては、本年度は、
 ・イングマール・ベルイマン(『第七の封印』、マルガレーテ・フォン・トロッタの『イングマール・ベルリマンを探して』、ヤーネ・マグヌッソンの“Bergman - ett år, ett liv”、“Aiòn# oo1_DCP version”)
 ・モハマド・ラスロフ(5本)
 ・ポルトガル映画(長編17本、短編10本、ドキュメンタリー4本)
 ・A Prodigious Decade(21本:90年代のアメリカン・インディーズの特集)
 ・1968年5月から50年(ジャン・リュック・マニュロンの“Mai 68, la belle ouvrage”(1969)、ロマン・グーピルの“La Traversée”(2018))
 ・トリビュート・トゥAntonio Giménez-Rico(“Jarrapellejos”)
 のプログラムが組まれています。

画像

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 【オフィシャル・セレクション 長編部門】

 ※審査員:ミゲル・ゴメス、Lucía Cedrón(アルゼンチンのフィルムメイカー)、Bárbara Goenaga(スペインの女優)、Inge De Leeuw(ロッテルダム国際映画祭のプログラマー)、Marta Bényei(ハンガリアン映画ファンド国際部)、Manuel Pérez Estremera(スペインの監督、脚本家、プロデューサー)

 ◆金のスパイク賞(Golden Spike Feature-length)
 ◎“Genèse”(カナダ) 監督:Philippe Lesage
 出演:Noée Abita、Théodore Pellerin、Édouard Tremblay-Grenier、Pier-Luc Funk、Émilie Bierre、Maxime Dumontier、Paul Ahmarani、Jules Roy Sicotte、Antoine Marchand-Gagnon
 物語:3人のティーンエージャーが、青春の騒ぎの中で初恋に揺れる。他の者たちが従順に従うのに対して、彼らは大地を踏みしめ、愛と自由である権利を求めて強く主張する。
 “Les démons”のPhilippe Lesage監督最新作。
 ロカルノ国際映画祭2018 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2018出品。
 モントリオール・ヌーヴォー・シネマ・フェスティバル2018出品。最優秀作品賞受賞。
 CPH:PIX 2018出品。
 ラ・ロッシュ=シュル=ヨン国際映画祭2018出品。
 ストックホルム国際映画祭2018出品。



 ◆銀のスパイク賞(Silver Spike Feature-length)
 ◎“In Den Gängen(In the Aisles)”(独) 監督:Thomas Stuber
 出演:フランツ・ロゴウスキ.(Franz Rogowski)、サンドラ・ヒューラー、ペーター・クルト(Peter Kurth)
 物語:27歳のクリスティアンは、建設現場の仕事をやめて、卸売市場で働き始める。飲料部からやってきたブルーノは、無口な若者の面倒を見て、親代わりのような友人になる。隣の部屋の製菓コーナーではマリオンが働いている。マリオンとクリスティアンは似ていて、ともに初心者だが、クリスティアンは滅多にマリオンに話しかけたりしない。しかもマリオンは既婚者だ。コーヒー・マシーンのところでは、会話ができる。そして、パレット・クラウスがいる。彼だけが大きなフォークリフトを乗りこなすことができる。そから、テレビジョン・ユルゲンもいる……。
 2015年にドイツ脚本賞を受賞した作品。
 ベルリン国際映画祭2018 コンペティション部門出品。エキュメニカル審査員賞、ギルド映画賞受賞。
 ドイツ映画賞2018 主演男優賞(フランツ・ロゴフスキ)受賞。作品賞、助演女優賞(サンドラ・ヒューラー)、撮影賞ノミネート。
 シドニー映画祭2018出品。
 ゴールウェイ映画祭2018出品。
 フィルム・バイ・ザ・シー映画祭2018出品。
 ドイツ映画祭(アルゼンチン)2018出品。
 ハイファ国際映画祭2018出品。
 アテネ映画祭2018出品。脚本賞、GFCA賞受賞。
 ナポリ映画祭2018出品。Augustus Color Award、Vesuvio Award受賞。
 シカゴ国際映画祭2018出品。


 ◎“The Miseducation of Cameron Post”(米) 監督:デジレー・アカヴァン(Desiree Akhavan)
 出演:クロエ・グレース・モレッツ、サーシャ・レーン(Sasha Lane)、フォレスト・グッドラック(Forrest Goodluck)、ジョン・ギャラガー・Jr(John Gallagher Jr.)、ジェニファー・イーリー(Jennifer Ehle)
 物語:1993年。ゲイのティーンエージャーCameron Postは、保守的なモンタナのランチタウンに反抗していて、家族は彼女の生活態度を変えようとして、ゲイ・カンバセーション・セラピー・センターに送る。
 Emily M. Danforthが2013年に発表した同名の小説の映画化。
 女優の4年ぶりの第2監督長編。
 サンダンス映画祭2018出品。グランプリ受賞。
 サンフランシスコ国際映画祭2018出品。
 トライベッカ映画祭2018出品。
 ダラス国際映画祭2018出品。
 シアトル国際映画祭2018出品。
 Molodist国際映画祭2018出品。
 プロヴィンスタウン映画祭2018出品。
 シャンゼリゼ映画祭2018出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2018ホライズンズ部門。
 ミュンヘン映画祭2018出品。
 Transatlantyk映画祭2018出品。
 ニュージーランド国際映画祭2018出品。
 エルサレム映画祭2018出品。
 トラヴァース・シティー映画祭2018出品。
 ノルウェー国際映画祭2018出品。
 Humen映画祭(ハンガリー)2018出品。
 アテネ映画祭2018出品。
 ヘルシンキ国際映画祭2018出品。
 チューリヒ映画祭2018出品。
 アメリカン映画祭(ロシア)2018出品。
 MIXコペンハーゲン2018出品。
 ライデン国際映画祭2018出品。
 バハマ国際映画祭2018出品。


 ◆監督賞(“Ribera del Duero” Award for Best Director)
 ◎Philippe Lesage “Genèse”(カナダ)

 ◆男優賞
 ◎Théodore Pellerin “Genèse”(カナダ)

 ◆女優賞
 ◎Halldóra Geirhardsdóttir “Woman At War(Kona Fer Í Stríð)”(仏・アイスランド・ウクライナ)(監督:ベネディク・エルリングソン)

 “Woman At War(Kona Fer Í Stríð)”(アイスランド・仏・ウクライナ) 監督:ベネディクト・エルリングソン
 物語:Hallaは、女ひとりで地元のアルミニウム工場に戦争を挑む。彼女が愛するアイスランドの自然のままのハイランドを守るためなら、あらゆるものを賭けるリスクもいとわない。だが、そんな彼女の生活に思いもかけず、ひとりの孤児が入り込んでくる……。
 『馬々と人間たち』のベネディクト・エルリングソンの第2監督長編。
 カンヌ国際映画祭2018 国際批評家週間出品。
 シドニー映画祭2018出品。
 ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭2018出品。
 ニュージーランド国際映画祭2018出品。
 ラックス賞2018 ノミネート。
 メルボルン国際映画祭2018出品。
 ヨーロッパ映画賞2018 オフィシャル・セレクション。
 ノルディック映画賞2018ノミネート。
 トロント国際映画祭2018 DISCOVERY部門出品。
 ハイファ国際映画祭2018出品。Carmel Awardスペシャル・メンション受賞。
 ベルゲン国際映画祭2018出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2018出品。Art Cinema賞受賞。
 レイキャビク国際映画祭2018出品。
 アデレード映画祭2018出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2018出品。
 マイアミ映画祭2018出品。
 BFIロンドン映画祭2018 Laugh部門出品。
 フィラデルフィア映画祭2018出品。
 シカゴ国際映画祭2018出品。


 ◆脚本賞/'Miguel Delibes' Award to the Best Script
 ◎“Den Skyldige (The Guilty)”(デンマーク) Gustav Möller,
 出演:ヤコブ・セーダーグレン(Jakob Cedergren)、Jessica Dinnage、Johan Olsen、Omar Shargawi
 物語:緊急通報担当のAsger Holmは、誘拐された女性からエマージェンシー・コールを受ける。通信が突然途切れた後、女性と誘拐犯の捜索が始まる。ツールは電話しかない。時間との競争が始まる。事件は、彼が最初に考えたよりもはるかに大きなものだった……。
 初監督長編。
 サンダンス映画祭2018出品。観客賞受賞。
 ロッテルダム国際映画祭2018 出品。ユース審査員賞、観客賞受賞。
 ヨーテボリ国際映画祭2018出品。
 サン・ヴァレー映画祭2018出品。
 ニュー・ディレクターズ/ニュー・フィルムズ2018出品。
 ウィスコンシン映画祭2018出品。
 ルイジアナ国際映画祭2018出品。
 モントクレア映画祭2018出品。観客賞受賞。
 ダラス国際映画祭2018出品。
 シカゴ批評家映画祭2018出品。
 シアトル国際映画祭2018出品。監督賞受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2018 コンペティション部門出品。観客賞受賞。
 シネトピア映画祭2018出品。
 シドニー映画祭2018出品。
 プロヴィンスタウン国際映画祭2018出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2018アナザー・ビュー部門出品。
 ミュンヘン映画祭2018出品。
 Stony Brook映画祭2018出品。観客賞受賞。
 ニュージーランド国際映画祭2018出品。
 バルチック・デビューズ映画祭2018 インターナショナル・コンペティション部門出品。作品賞受賞。
 トラヴァース・シティー映画祭2018出品。
 ヨーロッパ映画賞2018 オフィシャル・セレクション。
 メルボルン国際映画祭2018出品。
 サハリン国際映画祭2018出品。
 Jameson CineFest - Miskolc国際映画祭2018出品。
 ヘルシンキ国際映画祭2018出品。
 ファンタスティック・フェスト2018出品。
 チューリヒ映画祭2018出品。
 ハンプトンズ国際映画祭2018出品。
 BFIロンドン映画祭2018 Thrill部門出品。


 ◆撮影監督賞(Best Director of Photography Award)
 ◎“A Land Imagined(幻土)”(シンガポール・仏・オランダ) 監督:Yeo Siew Hua(楊修華)
 物語:ミステリアスなゲーマーとヴァーチャルな友情を築いた後、中国からやってきた建設作業員のWangは、シンガポールの埋め立て地で行方不明になる。警察の捜査官のLokは、彼を見つけ出すために、真実を明かさなければならない。
 第2監督長編。
 受賞者は、Hideho Urata(浦田秀穂)ですが、監督が代わりに登壇。Hideho Urata(浦田秀穂)はアジア太平洋スクリーン・アワード2018でも撮影賞にノミネート。
 ロカルノ国際映画祭2018 インターナショナル・コンペティション部門出品。金豹賞、ヤング審査員賞第1席、エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション受賞。
 El Gouna国際映画祭2018出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2018出品。
 アダナ映画祭2018出品。
 バンクーバー国際映画祭2018出品。
 ケルン映画祭2018出品。
 ピンヤオ国際映画祭2018出品。
 台湾・金馬奨映画祭2018出品。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2018 撮影賞ノミネート。



 ◆新人監督賞/'Pilar Miró' prize to the Best New Director
 ◎ミルコ・ラザロフ(Milko Lazarov) “Ága”(ブルガリア・独・仏)

 “Ága(Áга)”(ブルガリア・独・仏) 監督:ミルコ・ラザロフ(Milko Lazarov)
 物語:NanookとSednaは、北半球の、雪に覆われた平原でゲルの中に住み、先祖からの伝統に従って暮らしていた。荒野の中に独りぼっちで、彼らは地球最後の人間のようにも見えた。NanookとSednaと伝統的生活法は、ゆっくりとだが、変わり始めていて、それは避けられないことだった。猟はだんだんと不可能になり、彼らのまわりにいる動物は、不可解な死を遂げ、氷は年々早く溶けるようになった。Chenaは、彼らを定期的に訪ねていて、彼らと外部を繋いでいた。彼らにはÁgaという娘がいたが、家族間の確執により、随分前に、氷に覆われたツンドラを去っていた。Sednaの健康が悪化した時、Nanookは彼女の希望を叶える決心をする。Ágaを捜す長い旅に出るのだ。
 ミルコ・ラザロフは、東京国際映画祭でも上映された『ツァンコの腕時計』(『グローリー』)にも出演しているプロデューサーで、これが5年ぶりの監督第2作。
 ベルリン国際映画祭2018 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 シドニー映画祭2018出品。
 エルサレム映画祭2018出品。
 サラエボ映画祭2018出品。作品賞(Heart of Sarajevo)受賞。
 ヨーロッパ映画賞2018オフィシャル・セレクション。
 CPH:PIX 2018出品。
 ゴールデン・ローズ映画祭2018 作品賞、Danny Lerner Award、監督賞、撮影賞、批評家組合賞(UBF)受賞。
 シカゴ国際映画祭2018出品。



 ◆グリーン・スパイク賞(Green Spike) [新設]
 環境問題にまつわる作品に贈られる。
 ◎“Ága”(ブルガリア・独・仏) 監督:ミルコ・ラザロフ(Milko Lazarov)

 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“La Chute de l’empire américain (The Fall of the American Empire)”(カナダ) 監督:ドゥニ・アルカン
 物語:シャイで危なっかしい配送車の運転手が、偶然から強盗の現場に居合わせ、お金の入った2つのバッグを手に入れてしまい、それをトラックの中に隠す。2人のタフな刑事の尋問は十分ではなかったけれども、哲学の博士号を持っている、彼の頭は悔いでいっぱいになり、汚れた金を処分する方法を模索する。娼婦と刑務所からでてきたばかりの元バイカーの助けのみが彼をトラブルから救い出す。ギャング・リーダーは、お金を取り戻すか、この混乱の落とし前をつけられる人間なら誰でも殺してしまおうとして、すっかり疲れてしまう。ドジばかりしている2人の刑事は、まだ現場を監視していた
 2010年にオールド・モントリオールのブティックで2人の人が殺されるという事件があって、3人が殺人罪で有罪になったが、本作はこの事件がもとになっている。
 本作は、1986年の『アメリカ帝国の滅亡』や2003年の『みなさん、さようなら』と直接的につながっているわけではないが、主題としては関連作品に当たる。
 トロント国際映画祭2018 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 釜山国際映画祭2018ワールド・シネマ部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2018出品。


 ◆ユース賞
 ◎“The Miseducation of Cameron Post”(米) 監督:デジレー・アカヴァン(Desiree Akhavan)

 ◆The Golden Blogos Award
 ◎“Den Skyldige (The Guilty)” Gustav Möller,

 ◆Sociograph Award 2018
 ◎“In Den Gängen(In the Aisles)”(独) 監督:Thomas Stuber

 ◆観客賞(Oficial Section Audience Award)
 ◎“Mi Obra Maestra (My Masterpiece)”(アルゼンチン) 監督:ガストン・ドゥプラット(Gaston Duprat)
 物語:アルトゥーロは、チャーミングで洗練されていて、どこか悪辣なところがある画商で、いつも彼を魅了してくれる街ブエノスアイレスの、ブエノスアイレス・センター地区に自分のギャラリーを持っていた。レンツォは、陰気で、どこかワイルドで自由で退廃的な画家だ。彼は、人づきあいが苦手で、極貧の崖っぷちにいて、支えは自分の生徒たちしかいなかった。アルトゥーロは、国際的に影響力のあるコレクターDuduと知り合いになり、何とか売れない画家を売り込みたいと考える。しかし、ことは期待通りには進まない。彼は、究極の計画を立て、自分たちの人生を永遠に変えてしまおうとする。
 『笑う故郷』のガストン・ドゥプラット監督最新作。
 ベネチア国際映画祭2018 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2018出品。


 [その他のエントリー作品]
 ・“Djon África”(ポルトガル・ブラジル・カポヴェルデ) 監督:Filipa Reis、João Miller Guerra
 ・“Jaulas”(西) 監督:Nicolás Pachec
 ・“Tu Hijo”(西・仏) 監督:Miguel Ángel Viva
 ・“Dogman”(伊・仏) 監督:マッテオ・ガローネ
 ・“Notti magiche”(伊) 監督:パオロ・ヴィルズィ
 ・『イングマール・ベルイマンを探して』“Ingmar Bergman - Vermächtnis eines Jahrhundertgenies”(独・仏) 監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ
 ・“Head Full of Honey”(独) 監督:ティル・シュヴァイガー
 ・“Gräns”(スウェーデン・デンマーク) 監督:Ali Abbasi
 ・“Utøya 22. juli”(ノルウェー) 監督:エリック・ポッペ
 ・『サリとサラームに関する報告書』“Al-Taqareer Hawl Sarah wa Saleem”(パレスチナ・オランダ・独・メキシコ) 監督:ムアヤド・アラヤン(Muayad Alayan)
 ・“La Quietud”(仏・アルゼンチン) 監督:パブロ・トラペロ

 【オフィシャル・セレクション 短編部門】

 ◆金のスパイク賞(Golden Spike Short)
 ◎“Cadavre exquis”(仏) 監督:Stéphanie Lansaque、François Leroy

 ◆銀のスパイク賞(Silver Spike Short)
 ◎“Drzenia (Tremors)”(ポーランド) Dawid Bodza


 ◆ヨーロッパ映画賞 短編映画賞 バリャドリッド代表
 ◎“Cadavre exquis”(仏) 監督:Stéphanie Lansaque、François Leroy

 【ミーティング・ポイント部門】(Punto de Encuentro section)

 ユニークな題材やスタイルの作品を対象としたコンペティション部門

 [長編部門]

 ◆最優秀作品賞(Meeting Point Best Feature)
 ◎“The Return”(デンマーク・韓) 監督:Malene Choi
 物語:韓国で生まれ、すぐ養女に出されてデンマークにやってきた30代のKarolineは、自分が生まれた国を知りたいのは、自分ひとりだけではないことに気づく。彼女は、自分と境遇が似ているヨーロッパとアメリカの養子仲間の助けを借りて、自分の子ども時代のブラックホールを埋めようとする。これは、ある者にとっては苦痛であり、他の者にとっては、フラストレーションであるが、Karolineの場合は後者だった。彼女は、生まれた国を知り、出生時の名前を知る。だが、もっと必要なことは、実の母親を見つけることだった。
 監督Malene Choi Jensen自身の経験に基づく物語。
 初監督長編。
 ロッテルダム国際映画祭2018 Bright Futureコンペティション部門出品。Bright Future賞スペシャル・メンション受賞。
 ヨーテボリ国際映画祭2018ノルディック・コンペティション部門出品。国際批評家連盟賞スペシャル・メンション受賞。
 ヴィリニュス国際映画祭2018 New Europe - New Namesコンペティション部門出品。
 CPH:DOX 2018出品。
 全州国際映画祭2018インターナショナル・コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。
 シアトル国際映画祭2018出品。
 エジンバラ国際映画祭2018出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2018出品。
 サハリン国際映画祭2018出品。
 ヘルシンキ国際映画祭2018出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2018出品。
 AFIフェスト2018出品。



 ◆観客賞
 ◎“Yomeddine”(エジプト・米・オーストリア) 監督:A.B. Shawky
 出演:: Rady Gamal、Ahmed Abdelhafiz、シャヒア・ファーミー(Shahira Fahmy)、Mohamed Abdel Azim、Osama Abdallah、Shehab Ibrahim
 物語:Beshayは、妻が死んだ時、彼が住んでいるライ病患者のコロニーを出て、見習いのShikaとともにロバに乗り、家族を捜して、エジプト中を旅する。彼は、まだ小さかった頃に、コロニーの門のところに棄てられたのだ。なぜ父親は彼の許に戻ってきてくれなかったのか。2人は、コロニーの外の厳しい世界を知る。
 A.B Shawkyが、ライ病患者のコロニーを撮影した15分の短編ドキュメンタリー“The Colony”(2008)での制作を通して、実際に知った話を基に映画化。
 初監督長編。
 カンヌ国際映画祭2018 コンペティション部門出品。Prix François Chalais受賞。
 El Gouna国際映画祭2018 出品。観客賞受賞。
 ミル・ヴァレー映画祭2018出品。
 BFIロンドン映画祭2018 Journey部門出品。
 ハートランド国際映画祭2018出品。Best Foreign Language Contender受賞。
 フィラデルフィア映画祭2018出品。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2018 オリジナル作曲賞ノミネート。


 ◆ユース賞
 ◎“Yomeddine”(エジプト・米・オーストリア) 監督:A.B. Shawky


 ◆The Rainbow Spike
 性の多様性や性的アイデンティティを表現した作品に贈られる。
 ◎“Yo, imposible (Me, Impossible)”(ベネズエラ・コロンビア) 監督:Patricia Ortega


 [短編部門]

 ◆最優秀外国短編映画賞(Meeting Point Best Foreign Short)
 ◎“Totul e foarte departe (Everything is far Away)”(ルーマニア) 監督:Emanuel Párvu

 [スペインの夜部門](La Noche Del Corto Español/A Night of Spanish Shorts')

 ◆スペインの夜賞('A Night of Spanish Shorts' Prize)
 ◎“Gusanos de seda (Silkworms)”(西) 監督:Carlos Villafaina


 【タイム・オブ・ヒストリー部門】(Time of History /Tiempo de Historia section)

 ドキュメンタリー作品のコンペティション部門。

 ◆第1席(Time od History First Prize)
 ◎“Libre (To The Four Winds)”(仏) 監督:Michael Toesca
 ロイア川周辺に暮らす住民と、フランスとイタリアの国境を越えてやってきた難民との関係を描く。
 カンヌ国際映画祭2018 特別上映作品。ドキュメンタリー賞 スペシャル・メンション受賞。
 Biografilmフェスティバル2018出品。



 ◆第2席(Time of History Second Prize)
 ◎“Our New President”(ロシア・米) 監督:マキシム・ポゾロフキン(Maxim Pozdorovkin)
 ドナルド・トランプの選挙戦を、ロシア側のプロパガンダだけを使って語る。それは、ロシア・メディアと現代の情報戦争の戦略を皮肉っぽく映し出す。
 『モスクワ パンクバンドの反乱』(2013)で監督、『ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏』(2015)でエグゼクティヴ・プロデューサーを務める、マキシム・ポゾロフキンの4年ぶりの長編ドキュメンタリー。
 サンダンス映画祭2018出品。編集賞受賞。
 ビッグ・スカイ・ドキュメンタリー・フェスティバル2018出品。
 True/False映画祭2018出品。
 マイアミ映画祭2018出品。
 CPH:DOX 2018出品。
 ミネアポリス・セントポール国際映画祭2018出品。
 ナイト・ヴィジョンズ国際映画祭2018出品。
 チブロン国際映画祭2018出品。
 サンスクリーン映画祭2018出品。
 HotDocsカナディアン国際映画祭2018出品。
 DOXAドキュメンタリー映画祭2018出品。
 シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2018出品。
 Biografilmフェスティバル2018出品。
 Revelationパース国際映画祭2018出品。
 ニュージーランド国際映画祭2018出品。
 モトヴン映画祭2018出品。
 エルサレム映画祭2018出品。
 トラヴァース・シティー映画祭2018出品。スタンリー・キューブリック賞受賞。
 メルボルン国際映画祭2018出品。



 ◆短編ドキュメンタリー賞
 ◎“Un monde sansbêtes (Facind the Beast)”(仏) 監督:Emma Benestan、Adrian Lecouturier

 ◆The Rainbow Spike スペシャル・メンション
 ◎“Prisoner of Society”(ジョージア) 監督:Rati Tsiteladze [短編]

 【DOC Spain】(DOC España section)

 スペインのドキュメンタリーのコンペティション部門。

 ◆最優秀スペイン・ドキュメンタリー賞(Premio Doc. Spain)
 ◎“Morir para contar (Dying to Tell)”(西) 監督:Hernán Zin

 【その他の賞】

 ◆ヤング審査員賞/'Seminci Joven' Award
 ◎『Love,サイモン 17歳の告白』“Love, Simon”(米) 監督:グレッグ・バーランティ(Greg Berlanti) [Young Seminci部門]

 ◆カスティーリャ&レオン短編映画賞(Shorts Castilla y León Prize)
 ◎“Ángel caído”(西) 監督:Fran Parra [Castilla y León Short Films部門]


 ◆The Dunia Ayaso Award [新設]
 ◎『カルメン&ロラ』“Carmen y Lola”(西) 監督:アランチェ・エチェバリア(Arantxa Echevarría) [Spanish Cinema部門]

 ◆グリーン・スパイク賞 スペシャル・メンション
 ◎“Youth Unstoppable”(カナダ) 監督:Slater Jewell-Kemker [Climate Change部門]

 【特別賞・名誉賞】

 ◆名誉スパイク賞(Honorary Spikes 2018)

 ◎モハマド・ラスロフ ビデオ・カンファレンスによって映画祭に参加。


 ◎イシアル・ボジャイン(Icíar Bollaín)


 ◎カルロス・モロ(Carlos Moro)
 ワイン醸造家(ボデガ・マタロメラ)。


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 *当ブログ記事
 ・バリャドリッド国際映画祭2017 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201711/article_6.html
 ・バリャドリッド国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201611/article_17.html
 ・バリャドリッド国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_36.html
 ・バリャドリッド国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_37.html
 ・バリャドリッド国際映画祭2010 ラインナップ&受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_10.html
 ・バリャドリッド国際映画祭2009 ラインナップ&受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_37.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年10月~2019年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_5.html

この記事へのコメント

2018年10月30日 14:25
撮影監督賞(Best Director of Photography Award) A Land Imagined(幻土)

受賞者は撮影監督のHideho Urata 日本人です!
2018年10月31日 17:53
63semiciさま
わざわざありがとうございます。

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