BAFTA LA ブリタニア・アワード2018 授賞式!

 BAFTA LA ブリタニア・アワード2018の授賞式が行なわれました。(10月26日)

 BAFTA LA ブリタニア・アワードは、1989年に始まったBAFTA(英国アカデミー賞)ロサンゼルスのセレモニーで、最初の10年は1人の映画人を選んでその栄誉を称えるだけでしたが、1999年以降は部門が多くなり、映画部門、TV部門、エンタテインメント部門、監督部門と各部門ごとに賞を贈る形式に変わりました。

 第1回の受賞者がプロデューサーのアルバート・ブロッコリでのちにエンタテインメント部門賞に彼の名前が冠され、1999年の映画部門の受賞者がスタンリー・キューブリックで、のちに映画部門賞に彼の名前が冠されるようになっています。

 この賞は、個人に贈られるものであって、作品や番組に対して贈られるものではありませんが、該当者がその年に発表した作品もしくは近年の活躍が評価の対象となって賞が贈られることが多いようです。(受賞者の発表は6月とか7月とかに順次行なわれます。)

 ま、簡単に言うと、英国アカデミー賞に先立って米国アカデミー賞のお膝元ロサンゼルスで行なわれる、英国アカデミー賞の名誉賞の授与式と考えればわかりやすいでしょうか。

 2012年のダニエル・デイ=ルイス、2013年のベネディクト・カンバーバッチ、2015年のエイミー・シューマーなど、その年の賞レースに先駆けて、BAFTA LA ブリタニア・アワードが賞を贈っている例がいくつもあります。

 本年度の受賞者は以下の通りです。

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 ◆アルバート・ブロッコリ賞/エンタテインメントの世界的な貢献賞(The Albert R. Broccoli Britannia Award for Worldwide Contribution to Entertainment) プレゼンター:ジョン・ファヴロー
 革新的なアプローチを深めて、エンタテインメント産業にインパクトを与え続け、映像作品に並ぶ者なき貢献をなしている、稀有なアイコンで、先駆的な人物個人に贈られる。
 ◎ケヴィン・ファイギ(Kevin Feige)
 「マーベル・ユニバースに関する百科事典並の知識を買われ、ローレン・シュラーの製作映画『X-メン』(2000年)でアソシエイトプロデューサーに抜擢された。それ以降、多くのマーベル原作の映画に参加する。2007年にマーベル・スタジオの社長に就任する。2018年には「ブラックパンサー」が成功したことにより、プロデュース作品の全米における累計興行収入はスティーヴン・スピルバーグを抜いて歴代1位となった。」(Wikipedia)
 製作した作品には、マーベル・スタジオの作品には、
 『アイアンマン2』、『マイティ・ソー』、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』、『アベンジャーズ』、『アイアンマン3』、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『アントマン』、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『ドクター・ストレンジ』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、『スパイダーマン:ホームカミング』、『マイティ・ソー バトルロイヤル』、『ブラックパンサー』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
 がある。
 現在、“Captain Marvel”、“Untitled Avengers Movie”、“Untitled Avengers Movie”がポスト・プロダクション中で、そのほか多くの作品が製作予定になっている。
 これまで、いくつもの製作作品が米国アカデミー賞にノミネートされたが、作品賞にノミネートされたことはないので、ケヴィン・ファイギ自身がノミネートされたことはない。『ブラックパンサー』で初めての作品賞ノミネートが期待される。

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 ◆スタンリー・キューブリック賞(The Stanley Kubrick Britannia Award for Excellence in Film) プレゼンター:キャスリーン・ケネディー
 創作作品や参加作品で忘れられない業績を残し、その技能を新たなる高みにまで高めたユニークな個人に贈られる。
 ◎ケイト・ブランシェット
 2018年の公開作品には『オーシャンズ8』『ルイスの不思議の時計』がある。
 ディーン・デュボアの“How to Train Your Dragon: The Hidden World”、リチャード・リンクレイターの“Where'd You Go, Bernadette”、アンディー・サーキスの第2監督長編“Mowgli”、“Lucy and Desi”(監督未定)が待機中。

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 ◆ブリティッシュ・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(The British Artist of the Year) プレゼンター:W・B・ワイス、デイヴィッド・ベニオフ
 演技者として高度なパフォーマンスを披露した才能ある英国人アーティストに贈られる。
 ◎エミリア・クラーク(Emilia Clarke)
 『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス・ターガリエン役として知られ、第1シリーズからずっと出演している。
 2018年は『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演。
 フィリップ・ノイスの“Above Suspicion”、ポール・フェイグの“Last Christmas”が待機中。

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 ◆チャーリー・チャップリン賞(Charlie Chaplin Britannia Award for Excellence in Comedy) プレゼンター:ピーター・ファレリー
 優れたコメディー作品で類稀な才能を発揮して、ポピュラリティーと文化的インパクトをもたらした人物に贈られる。
 ◎ジム・キャリー
 ここ何年も劇場公開作品は途絶えている。2018年にはテレビ・シリーズ“Kidding”に出演。2019年には久々の劇場公開作品で、日本が共同製作している“Sonic the Hedgehog”が公開予定。
 日本では、『ダーク・クライム』(2016)がWOWOWで放映されたほか、『マッドタウン』(2016)とドキュメンタリーの『ジム&アンディ』(2017)がNetflixで配信されている。

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 ◆ジョン・シュレシンジャー賞/監督賞(The John Schlesinger Britannia Award for Excellence in Directing) プレゼンター:ヴィオラ・デイヴィス
 技術面、芸術面において貢献を果たし、深く尊敬されるべき、優れて革新的な映画監督に贈られる。
 ◎スティーヴ・マックイーン
 『妻たちの落とし前』“Widows”が公開待機中。

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 ◆テレビにおける優秀賞(The Britannia Award for Excellence in Television) プレゼンター:マシュー・マクファディン
 ◎ダミアン・ルイス(Damian Lewis)
 近年では、テレビ・シリーズ『ビリオンズ』に出演。その前は『HOMELAND』にレギュラー出演していた。
 “Once Upon a Time in Hollywood”、“Run This Town”が待機中。

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 本年度の受賞者からは、ケヴィン・ファイギとスティーヴ・マックイーンが、米国アカデミー賞2019にノミネートされそう。

 昨年の授賞式には、ディック・ヴァン・ダイクのプレゼンターとして、ケヴィン・スペイシーが登壇していて、ケヴィン・スペイシーはその直後にスキャンダルで引退に追い込まれているわけで、自業自得なのかもしれないけど、授賞式の写真を見るだけでも、何だかちょっと悲しいですね。

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 *当ブログ記事

 ・BAFTA LA ブリタニア・アワード2017 授賞式:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201710/article_47.html
 ・BAFTA LA ブリタニア・アワード2016 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_46.html
 ・BAFTA LA ブリタニア・アワード2015 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_31.html
 ・BAFTA LA ブリタニア・アワード2014 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_8.html
 ・BAFTA LA ブリタニア・アワード2013 発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_11.html
 ・BAFTA LA ブリタニア・アワード2013 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_15.html
 ・BAFTA LA ブリタニア・アワード2012 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_8.html
 ・BAFTA LA ブリタニア・アワード2011 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_2.html
 ・BAFTA LA ブリタニア・アワード2009 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_16.html

 ・BAFTAスコットランド・アワード 2018 ノミネーション:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_28.html

 ・BAFTAウェールズ・アワード2018 ノミネーション:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201809/article_11.html
 ・BAFTAウェールズ・アワード2018 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_24.html


 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年10月~2019年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_5.html

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