ルイ・デリュック賞2018 ノミネーション発表!

 第76回ルイ・デリュック賞のノミネーションが発表になりました。(10月25日)

 【ルイ・デリュック賞】

 ・“En Liberté!(The Trouble With You)”(仏) 監督:ピエール・サルヴァドーリ(Pierre Salvadori)
 出演:アデル・エネル、ピオ・マルマイ(Pio Marmaï)、オドレイ・トトゥ、ヴァンサン・エルバズ(Vincent Elbaz)、Damien Bonnard、Hocine Choutri、Christophe Tek、Octave Bossuet、Norbert Ferrer、Emmy Stevenin
 物語:フレンチ・リヴィエラの町。イヴォンヌ刑事は、地元の英雄である警察署長サンティの若き未亡人である。彼女は、夫が息子によって崇められる、美徳のモデルのような人物ではなく、無実の若者アントワーヌを自分の身代わりに刑務所に8年送っていたことを知って動揺する。イヴォンヌは、チャーミングなアントワーヌと奥さんに人生を取り戻してあげるためなら、(真実を打ち明けること以外なら)どんなことでもしてあげたいと考える。しかし、アントワーヌは、人生に復帰するには別の面でトラブルを抱えていて、少しでも話せば、一連の出来事を巻き起こす導火線に火をつけてしまうことになるのだった。
 カンヌ国際映画祭2018 監督週間出品。SACD賞受賞。
 アングレーム映画祭2018出品。
 釜山国際映画祭2018 ワールド・シネマ部門出品。
 シカゴ国際映画祭2018出品。

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 ・“High Life”(独・仏・ポーランド・英) 監督:クレール・ドゥニ
 出演:ジュリエット・ビノシュ、ロバート・パティンソン、ミア・ゴス(Mia Goth)、ラース・アイディンガー(Lars Eidinger)、アガタ・ブゼク(Agata Buzek)、Ewan Mitchell、Claire Tran、アンドレ・ベンジャミン(André Benjamin)
 物語:犯罪者のグループが、目標を見つけるために、代替エネルギーで、宇宙に送られる。その中のひとりモンテは、以前にも参加したことがあり、自分の意思に反して、人工授精させられ、娘ウィローを設けたことがあった。そんなことで始まった2人の関係は旅が終わりに近づくにつれ、愛へと変わっていった。
 クレール・ドゥニ初めての英語作品。
 トロント国際映画祭2018 GALAS部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2018 オフィシャル・セレクション出品。国際批評家連盟賞受賞。
 チューリヒ映画祭2018出品。
 アテネ映画祭2018出品。
 ニューヨーク映画祭2018出品。
 釜山国際映画祭2018 ワールド・シネマ部門出品。
 ケルン映画祭2018出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2018出品。
 リュミエール映画祭2018出品。
 ゲント国際映画祭2018出品。最優秀音楽賞受賞。
 ラ・ロッシュ=シュル=ヨン国際映画祭2018出品。
 ワルシャワ国際映画祭2018出品。
 ムンバイ映画祭2018出品。
 アメリカン映画祭(ポーランド)2018出品。
 ウィーン国際映画祭2018出品。
 ヒホン映画祭2018出品。
 Lisbon & Sintra映画祭2018出品。
 リュブリャナ国際映画祭2018出品。

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 ・『あなたはまだ帰ってこない』“La douleur(Memoir of War)”(仏) 監督:エマニュエル・フィンキエル(Emmanuel Finkiel)
 出演:メラニー・ティエリー、ブノワ・マジメル、Elsa Amiel、Brett Gillen、Grégoire Gros、Christine Riviere-Anissa、Myriam Riviere-Anissa、バンジャマン・ビオレ(Benjamin Biolay)、エマニュエル・ブルデュー(Emmanuel Bourdieu)
 物語:マルグリット・デュラスが、忘れられた箱に中に2冊の古いノートを見つける。彼女は、過去と、耐えがたい待つ苦しみを思い出す。1944年、ナチに占領されたフランスで、彼女は、夫であるロベール・アンテルムとともに活動的なレジスタンスのメンバーであった。夫がゲシュタポに逮捕された時、彼女は必死に夫を救出しようとした。夫を助けるために、地元のヴィシー政権の協力者Rabierとつながって、パリ中で予測不可能な会合をもって、危険な橋を渡る。彼は、本当に彼女を助けようとしたのか? それとも、地下の反ナチ活動について情報を得ようとしていたのか? ついに戦争が終わり、収容所の犠牲者が帰って来る。彼女にとっての耐えがたい期間。パリの解放のカオスの後の長い静かな苦しみ。しかし、彼女は待ち続ける。希望を越えてすら続く不在の苦しみに耐えながら。
 メラニー・ティリーがマルグリット・デュラスを、ブノワ・マジメルがロベール・アンテルムを演じる。マルグリット・デュラスの『苦悩』の映画化。
 アングレーム映画祭2017出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション出品。
 ハイファ国際映画祭2018出品。
 フランス映画祭(日)2018出品。
 米国アカデミー賞2019外国語映画賞フランス代表。


 ・“La prière (The Prayer)”(仏) 監督:セドリック・カーン
 出演:Anthony Bajon、ダミアン・シャペル(Damien Chapelle)、アレックス・ブレンデミュール(Alex Brendemühl)、ルイーズ・グランベール(Louise Grinberg)、ハンナ・シグラ
 物語:トマは、22歳でドラック中毒にかかっている。彼は、悪習を断とうとして、元中毒者のコミュニティーに参加する。そこは、山の中にあって、治療のためにお祈りを用いていた。最初は、気乗りしないトマだったが、次第に鍛錬と節制と労働と定期的な祈りというスパルタ生活を受け入れていく。彼は、信仰と愛を発見し、新しい苦しみを知る。
 ベルリン国際映画祭2018 コンペティション部門出品。男優賞(銀熊賞:Anthony Bajon)受賞。
 オデッサ国際映画祭2018出品。
 エルサレム国際映画祭2018出品。
 フィルム・バイ・ザ・シー映画祭2018出品。Le Prix TV5Monde受賞。
 Festa do Cinema Francês(ポルトガル) 2018出品。

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 ・“Le Grand Bain (Sink or Swim)”(仏) 監督:ジル・ルルーシュ(Gilles Lellouche)
 出演:ギヨーム・カネ、Leïla Bekhti、マチュー・アマルリック、ヴィルジニー・エフィラ、ジャン=ユーグ・アングラード、ブノワ・ポールヴールド、マリナ・フォイス(Marina Foïs)、ジョナサン・ザッカイ(Jonathan Zaccaï)、Noée Abita、メラニー・ドゥーテ(Mélanie Doutey)
 物語:人生の危機にある男たちがプールで再会し、シンクロナイズド・スイミングのチャンピオンシップを目指すことになる。
 プール版の『フル・モンティ』?と評判になっている。
 ジル・ルルーシュは、これまでトリスタン・オリエと短編を2本、長編を1本、そのほかオムニバス映画を2本撮っているが、単独での長編監督作品はこれが初めて。
 カンヌ国際映画祭2018 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 サラエボ映画祭2018出品。
 アングレーム映画祭2018出品。
 Festa do Cinema Francês(ポルトガル)2018出品。

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 ・“Mademoiselle de Joncquières”(仏) 監督:エマニュエル・ムレ(Emmanuel Mouret)
 出演:セシル・ドゥ・フランス、エドゥアール・ベール(Edouard Baer)、アリス・イザーズ(Alice Isaaz)
 物語:Madam of the Pommerayeは、若き未亡人で世間から離れていたが、放蕩で悪名高いArcis侯爵の邸宅に招かれる。欠点のない幸せな数年の後、彼女は侯爵が彼らの関係に飽きていることに気づく。愛の狂気とひどい傷心から、彼女は、Mademoiselle of Joncquièresとその母親と共犯して、彼に復讐することを決心する。
 トロント国際映画祭2018 PLATFORM部門出品。
 釜山国際映画祭2018 ワールド・シネマ部門出品。


 ・“Mes provinciales (A Paris Education)”(仏) 監督:ジャン=ポール・シヴェラック(Jean-Paul Civeyrac)
 出演:Andranic Manet、ディアーヌ・ルクセル(Diane Rouxel)、ジェナ・ティアム(Jenna Thiam)、Gonzague Van Bervesseles、Corentin Fila、ニコラ・ブショー(Nicolas Bouchaud)、Charlotte Van Bervesseles、Sophie Verbeeck、Christine Brucher、グレゴリ・マヌーコフ(Grigori Manoukov)
 物語:Etienneは、期待に胸ふくらませて、ソルボンヌで映画監督の勉強をするためにリヨンからパリにやってきた。彼は、故郷に恋人のLucieがいたが、定期的にスカイプで連絡を取ると約束して、別れてきた。Etienneは、パリで、Jean-NoëlやMathiasと出会う。彼らもまた、小さな町からやって来ていて、映画への情熱を分かち合った。彼らは、一緒に映画の規則を議論したり、フローベルやパゾリーニのテキストを読んだり、バッハやマーラーを聴いたりした。Jean-Noëlは賛同できる友人であることを証明しようとして、Etienneの脆い自信を高めようとし、一方、Mathiasは、しばしば厳格でよそよそしく、ミステリアスに振舞った。Mathiasは、議論好きで、自分がどこにいるか教えずに、何週間もいなくなることがあった。誰もMathiasの学生映画を観たことはなかったし、Etienneがひそかに恋していた、同じフラットに住む理想主義的な若い娘Annabelleと、Mathiasが秘密を共有していることを知って、Etienneは意気消沈したりもした。
 クラシック映画とパリという街への愛の宣言。
 白黒映画。
 ベルリン国際映画祭2018 パノラマ部門出品。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2018出品。
 シドニー映画祭2018出品。
 オデッサ国際映画祭2018出品。
 エルサレム映画祭2018出品。

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 ・“Plaire Aimer Et Courir Vite (Sorry Angel)”(仏) 監督:クリストフ・オノレ
 出演:ヴァンサン・ラコスト(Vincent Lacoste)、ピエール・ドゥラドンシャン(Pierre Deladonchamps)、ドゥニ・ポダリデス(Denis Podalydès)、Rio Vega、Willemijn Kressenhof
 物語:ジャックは、パリに住む作家。彼は、まだ40歳にもなっていないが、もう人生の最良の時は来ないんじゃないかと疑っている。アーサーは、ブルターニュに住む学生。彼は、読書をし、たくさん笑い、人生で不可能なことなんてないと考えている。そして、ジャックとアーサーは愛し合う。愛らしい夢のように。哀しい物語のように。
 カンヌ国際映画祭2018 コンペティション部門出品。
 エルサレム映画祭2018出品。
 香港レズビアン&ゲイ映画祭2018出品。
 アテネ映画祭2018出品。
 CPH:PIX 2018出品。
 ニューヨーク映画祭2018出品。
 Love & Pride映画祭(シンガポール)2018出品。
 バンクーバー国際映画祭2018出品。
 ケルン映画祭2018出品。
 釜山国際映画祭2018ワールド・シネマ部門出品。
 Way Out WEST映画祭(米)2018出品。
 シカゴ国際映画祭2018出品。
 Qシネマ国際映画祭(フィリピン)2018出品。
 ヴァージニア映画祭2018出品。
 デンバー国際映画祭2018出品。

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 ・“The Sisters Brothers(Les Frères Sisters)”(仏・西・ルーマニア・米) 監督:ジャック・オディアール
 出演:ジェイク・ギレンホール、ホアキン・フェニックス、ジョン・C・ライリー、リズ・アーメッド、ルトガー・ハウアー、キャロル・ケイン
 物語:1850年代。凄腕の殺し屋イーライ(ジョン・C・ライリー)とチャーリー(ホアキン・フェニックス)のシスターズ兄弟は、ボスである提督(ルトガー・ハウアー)に命じられて、オレゴンの砂漠からサンフランシスコへと、ゴールド・ラッシュに沸くアメリカを1000マイルも縦断して、山師ハーマン・カーミット・ウォーム(リズ・アーメッド)を始末するために旅をする。途中、イーライは個人的な危機を経験し、こうしたキャリアを続けていくことに疑問を持ち始める。
 パトリック・デウィットの小説『シスターズ・ブラザーズ』の映画化。スペインとルーマニアで撮影された。
 ジャック・オディアールとトマ・ビデガンが脚本を手がけ、パスカル・コーシュトゥー、マイケル・メルクト、ミーガン・エリソン、マイケル・デ・ルカ、ジョン・C・ライリーらがプロデューサーを務める。撮影はブノワ・デビエ、音楽はアレクサンドル・デプラ。
 ベネチア国際映画祭2018 コンペティション部門出品。
 ドーヴィル映画祭2018出品。
 トロント国際映画祭2018 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2018 Pealak部門出品。
 チューリヒ映画祭2018出品。
 バンクーバー国際映画祭2018出品。監督賞受賞。
 PACフェスティバル(オランダ)2018出品。
 釜山国際映画祭2018 ワールド・シネマ部門出品。
 ゲント国際映画祭2018出品。

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 【初監督作品賞】(Prix Louis-Delluc du premier film)

 ・『ジュリアン』“Jusqu'à la garde(Custody)”(仏) 監督:グザヴィエ・ルグラン(Xavier Legrand)
 出演:ドゥニ・メノーシェ(Denis Ménochet)、Léa Drucker、Thomas Gioria、Mathilde Auneveux、Saadia Bentaïeb
 物語:ブレッソン夫妻が離婚し、裁判所で親権を争う。母ミリアムは、息子ジュリアンの単独親権が欲しかった。家庭裁判所が、共同親権という判決を出すまで20分しかかからなかった。それが子どもの最善の利害に適っているという。夫アントワーヌは、離婚が我慢ならず、共同で親権を持つことで、ミリアムとの関係を維持したかったのだ。ジュリアンは、これまで暴力的な父親に抑え込まれ、母親に盾になってもらっていた。何とかして最悪の事態にはならないようにしなければならない。
 短編『全てを失う前に』(2013)が米国アカデミー賞2014短編映画賞にノミネートされるなど高い評価を受けて注目されたグザヴィエ・ルグラン監督の初監督長編。
 ベネチア国際映画祭2017 コンペティション部門出品。監督賞(銀獅子賞)、Leone del Futuro(Lion of the Future)受賞。
 トロント国際映画祭2017 PLATFORM部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 パールズ部門出品。観客賞、TVE Otra Mirada Award受賞。
 チューリヒ映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 CPH:PIX 2017 New Talent Grand Pix部門出品。
 ハイファ国際映画祭2017出品。
 シカゴ国際映画祭2017出品。
 フィラデルフィア映画祭2017出品。
 ボルドー・インディペンデント映画祭2017出品。
 ザグレブ映画祭2017出品。
 ドバイ国際映画祭2017出品。
 マカオ国際映画祭2017 コンペティション部門出品。監督賞、新人賞(Thomas Gioria)受賞。
 アライアンス・フランス語フランス映画祭2018出品。
 「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2018。
 パームスプリングス国際映画祭2018出品。
 アンジェ・ファースト・フィルム・フェスティバル2018出品。
 ロッテルダム国際映画祭2018出品。
 バンガロール国際映画祭2018出品。
 グラスゴー映画祭2018出品。観客賞受賞。
 Jameson ダブリン国際映画祭2018出品。
 マイアミ映画祭2018出品。Jordan Alexander Ressler Screenwriting Award受賞。
 Rendezvous with French Cinema(米)2018出品。
 ヴィリニュス国際映画祭2018出品。
 ウィスコンシン映画祭2018出品。
 クリーヴランド国際映画祭2018出品。
 リバーラン国際映画祭2018出品。男優賞(Thomas Gioria)受賞。
 ルイジアナ国際映画祭2018出品。
 モントクレア映画祭2018出品。
 Molodist国際映画祭2018出品。国際批評家連盟賞受賞。
 フランス映画祭(日)2018出品。
 バーリ国際映画祭2018出品。


 ・“Les garçons sauvages(The Wild Boys)”(仏) 監督:Bertrand Mandico
 物語:20世紀初頭。良家出身で、オカルト好きな5人の少年が、レユニオンの島に来ている。彼らは、ひどい悪さを犯して、オランダ人船長につかまり、罪滅ぼしとして、おばけが出そうなおんぼろの貨物船に乗せられる。船長にこき使われた5人は、反乱を起こす計画を立てる。目指すは、ミステリアスな野菜が生い茂る、神秘の島だ。
 Bertrand Mandicoは、パリのゴブランでアニメーションを学び、1993年に卒業。その後、数多くの短編と中編を監督していて、その中にはカンヌ国際映画祭監督週間で上映された“Boro in the Box”も含まれる。21年間にエリナ・レーヴェンソンの21のプロジェクトに加わり、フランスとノルウェー共同製作のSF作品“Prairie”にも参加した。本作が初監督長編。
 ベネチア国際映画祭2017 国際批評家週間出品。技術貢献賞受賞。
 L'Étrange映画祭2017出品。
 FIFIGROT/トゥールーズgrolandais国際映画祭2017出品。
 ボルドー・インディペンデント映画祭2017出品。
 テッサロニキ国際映画祭2017出品。
 Mezipatra Queer映画祭(チェコ)2017出品。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2017 NEW WAVES部門出品。特別賞受賞。
 タリン・ブラック・ナイツ映画祭2017出品。理由ある反抗部門 観客賞受賞。
 ベルフォール・アントルヴュー・Entrevues映画祭2018出品。
 ロッテルダム国際映画祭2018出品。
 アンジェ・ファースト・フィルム・フェスティバル2018出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2018出品。
 Tours Désir Désirsフェスティバル2018出品。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2018出品。
 ヴィリニュス国際映画祭2018 New Europe - New Names出品。監督賞受賞。
 インディー・リスボア/リスボン国際インディペンデント映画祭2018インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ミュンヘン映画祭2018出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2018出品。
 BUT - B-Movie,アンダーグラウンド&トラッシュ映画祭(オランダ)2018出品。

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 ・“Retour à Bollène(Return to Bollene)”(仏・モロッコ) 監督:Saïd Hamich
 出演:Saïd Benchnafa、Kate Colebrook、Anas El Baz、Bénédicte-Lala Ernoult
 物語:Nassimは、30代初めで。アメリカ人の恋人エリザベスとアブダビで暮らしている。彼は、エリザベスとともに南フランスの街ボレーヌに帰ってくる。ボレーヌは、彼が育った街だが、もう何年も帰っていなかった。Nassimは、過去と向き合わなければならない。この死んだような街は、今は極右党に支配されているし、家族との関係も複雑だった。特に、父親とは口を利いてもいなかった。

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 ・“Sauvage”(仏) 監督:Camille Vidal-Naquet
 物語:レオは22歳。お金のために体を売っている。何人もの男たちが出たり入ったりするが、彼はここにとどまっている。……欲しいのは愛だ。未来に何が待っているのかはわからない。彼は出発する。心臓が高鳴っている。
 初監督長編。
 カンヌ国際映画祭2018 国際批評家週間出品。Louis Roederer Foundation Rising Star Award受賞。
 Strelka映画祭2018出品。
 エルサレム映画祭2018出品。国際批評家連盟賞受賞。
 サンチアゴ国際映画祭(SANFIC)2018出品。
 アングレーム映画祭2018出品。
 シカゴ国際映画祭2018出品。
 フィラデルフィア映画祭2018出品。

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 ・“Shéhérazade”(仏) 監督:Jean-Bernard Marlin
 物語:Zacharyは、17歳で、刑務所から釈放される。母親から拒絶された彼は、マルセイユのミーン・ストリートをうろつく。そこで彼はシェヘラザードと出会う。
 初監督長編。
 カンヌ国際映画祭2018 国際批評家週間 特別上映作品。
 ジャン・ヴィゴ賞2018長編作品賞受賞。
 Transatlantyk映画祭(ポーランド)2018出品。
 アングレーム映画祭2018出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2018出品。
 チューリヒ映画祭2018 インターナショナル・コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 モントリオール・ムーヴォー・シネマ・フェスティバル2018出品。


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 ルイ・デリュック賞は、2017年は9本ノミネート、2016年は7本ノミネートされて、ノミネート外から受賞。2015年は8本ノミネート。2014年は8本ノミネート、2013年は8本ノミネート。なので、昨年からノミネートの定数は9本になったということなのか、今回も昨年に続き、ノミネートは9本ということになりました。

 全体的には、本年度のフランス映画は、ヨーロッパ映画賞のオフィシャル・セレクションにも『ジュリアン』と“The House By The Sea(La Villa)”しか選ばれていないし、映画祭の受賞結果を見ても、上位の賞を受賞した作品とか、多くの受賞を重ねた作品も見当たらなかったので、強い作品がなかった年なのかなあ、という印象だったんですが、ルイ・デリュック賞のノミネートを見ると、案外そんなこともなかったんでしょうか。

 とはいえ、上記作品の受賞歴を見ても、昨年の作品である『ジュリアン』と“Les garçons sauvages(The Wild Boys)”を除けば、受賞歴が多い作品はほぼ見当たりません。

 一方で、新作をリリースしてるのに、ノミネートされていないベテラン監督が何人もいて、相変らず、ルイ・デリュック賞の判断基準は、よくわからないなと思ったりもします。

 今年の特徴は、英語作品が2本もあることと、ドキュメンタリーが1本もないこと、でしょうか。

 今回ノミネートされた9人の監督には、ノミネートされたことがあるのは、4人いて、そのうち受賞経験者が2人います。
 受賞経験者は、セドリック・カーンが1998年に『倦怠』で受賞、ジャック・オディアールが2009年に『預言者』で受賞しています。(AlloCinéでは、なぜか『預言者』が受賞したことになっていません。困っちゃうな。)
 ノミネート経験者は、ジャック・オディアールが2005年に『真夜中のピアニスト』、2012年に『君と歩く世界』でノミネート。
 クリストフ・オノレが、2007年に『愛のうた、パリ』、2009年に“Non ma fille, tu n'iras pas danser(Making Plans For Lena)”(娘よ、どうか踊りに行かないで)でノミネート。
 クレール・ドゥニも2005年に“L'intrus”でノミネートされています。(こちらはWikipediaのルイ・デリュック賞のフランス語ページから記載が抜けてしまっています。)

 そのほか、エマニュエル・フィンキエルは、1999年に“Voyages”で、初監督部門(第1回)を受賞しています。

 ルイ・デリュック賞は、わざと予想を裏切るようなチョイスをするので、予想は難しいのですが、一応、受賞予想をしておくと、このところあちこちの映画祭で特別賞や名誉賞の類の賞を受賞しているクレール・ドゥニが、流れから言っても、他のノミニーの顔ぶれを見ても、本命ということになるでしょうか。

 初監督作品賞の方は、受賞歴から言えば、『ジュリアン』の1択ですが、すんなり受賞歴通りとはならないのが、ルイ・デリュック賞なので、意外なチョイスをしてくる可能性もあります。
 さあ、どうなるでしょうか。

 受賞結果の発表は、12月12日です。

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 *当ブログ記事

 ・ルイ・デリュック賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201711/article_37.html
 ・ルイ・デリュック賞2017 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_55.html
 ・ルイ・デリュック賞2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201611/article_40.html
 ・ルイ・デリュック賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_53.html
 ・ルイ・デリュック賞2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_34.html
 ・ルイ・デリュック賞2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_46.html
 ・ルイ・デリュック賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_29.html
 ・ルイ・デリュック賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_21.html
 ・ルイ・デリュック賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_38.html
 ・ルイ・デリュック賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_51.html
 ・ルイ・デリュック賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_34.html
 ・ルイ・デリュック賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_29.html
 ・ルイ・デリュック賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_22.html
 ・ルイ・デリュック賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_36.html
 ・ルイ・デリュック賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_31.html
 ・ルイ・デリュック賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_36.html
 ・ルイ・デリュック賞2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_39.html
 ・ルイ・デリュック賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_18.html
 ・ルイ・デリュック賞2008 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200811/article_5.html
 ・ルイ・デリュック賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_22.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年10月~2019年1月:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_5.html

 追記:
 ・ルイ・デリュック賞2018 受賞結果:https://umikarahajimaru.at.webry.info/201812/article_27.html

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