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zoom RSS C米国アカデミー賞2019外国語映画賞 各国代表リスト その4

<<   作成日時 : 2018/09/18 22:54   >>

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 米国アカデミー賞2019 外国語映画賞各国代表作品のリスト その4です。

 ここでは、ノルウェーからベルギーまでを記しています。

 ・米国アカデミー賞2019外国語映画賞 各国代表リスト その1(アイスランド〜エジプト):https://umikarahajimaru.at.webry.info/201808/article_4.html
 ・米国アカデミー賞2019外国語映画賞 各国代表リスト その2(エストニア〜スウェーデン):https://umikarahajimaru.at.webry.info/201809/article_6.html
 ・米国アカデミー賞2019外国語映画賞 各国代表リスト その3(スペイン〜ネパール):https://umikarahajimaru.at.webry.info/201809/article_18.html
 ・米国アカデミー賞2019外国語映画賞 各国代表リスト その5(ボスニア・ヘルツェゴビナ〜ロシア):https://umikarahajimaru.at.webry.info/201810/article_3.html

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 ◆ノルウェー:“What Will People Say(Hva Vil Folk Si)”(ノルウェー・独・スウェーデン) 監督:Iram Haq
 物語:17歳のNishaは、二重生活を送っている。家に家族といる時は、完全にパキスタン人の娘だが、友だちと出かける時は、普通にノルウェーのティーンエージャーになる。Nishaがベッドにボーイフレンドといるのを父親に見つかった時、Nishaの2つの世界が容赦なく衝突する。両親は、Nishaを引きずり出して、パキスタンの親戚の家に預けることに決める。パキスタンではいままで通りというわけにはいかない。ここでは両親たちの文化に合わせなければならない。
 第2監督長編。
 トロント国際映画祭2017 PLATFORM部門出品。
 CPH:PIX 2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 ムンバイ映画祭2017出品。
 AFIフェスト2017出品。観客賞New Auteurs部門受賞。
 レザルク・ヨーロッパ映画祭2017出品。観客賞、Femme de cinéma Sisley/Les Arcs Prize、ヤング審査員賞スペシャル・メンション受賞。
 ロッテルダム国際映画祭2018出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2018出品。
 ダブリン国際映画祭2018出品。
 コスモラマ・トロンハイム国際映画祭2018 監督賞、助演賞(アディル・フセイン(Adil Hussain))、オリジナル音楽賞、プロデューサー賞受賞。主演女優賞(Maria Mozhdah)ノミネート。
 ヴィリニュス国際映画祭2018出品。
 クリーヴランド国際映画祭2018出品。
 ウィスコンシン映画祭2018出品。
 バーリ国際映画祭2018 インターナショナル・パノラマ・コンペティション部門出品。女優賞(Maria Mozhdah)受賞。
 Netia Off Camera国際インディペンデント映画祭2018出品。
 シアトル国際映画祭2018出品。
 エジンバラ国際映画祭2018出品。
 エルサレム映画祭2018出品。
 ノルウェー国際映画祭2018出品。
 アマンダ賞2018 作品賞、監督賞、主演男優賞(アディル・フセイン(Adil Hussain))、脚本賞受賞。主演女優賞(Maria Mozhdah)、編集賞ノミネート。
 ヨーロッパ映画賞2018 オフィシャル・セレクション。
 フィルムズ・バイ・ザ・シー国際映画祭2018出品。
 Iram Haqは、“I Am Yours(Jeg er din)”に続き、5年ぶり2回目の米国アカデミー賞外国語映画賞ノルウェー代表選出。ノルウェーは、近年では2017年に『ヒトラーに屈しなかった国王』でショートリスト、2013年に『コン・ティキ』でノミネート。


 ◆パキスタン:“Cake”(パキスタン・英) 監督:Asim Abbasi
 物語:現代のカラチ。Jamali 一家の年老いた家長が病気になり、長女のZareenがひとりで介護していたが、妹のZaraがロンドンから帰ってきた時、再び連絡を取る。罪と恨みを背負い込み、姉妹は古い秘密と向き合って、元の場所に戻ることが、家族を前進させる唯一の道だということを理解しなければならない。
 初監督長編。
 UKアジアン映画祭2018出品。監督賞受賞。
 パキスタン映画は、6年連続8回目の米国アカデミー賞外国語映画賞出品。


 ◆パナマ:“Ruben Blades Is Not My Name(Yo No Me Llamo Rubén Blades)”(パナマ・アルゼンチン・コロンビア) 監督:Abner Benaim
 ルーベン・ブラデス(Rubén Blades)は、70年代のニューヨークのサルサ革命の中心にいた人物である。彼の社会性のある詞と、爆発的なリズムは、サルサ音楽をインターナショナルな観客に広めた。彼は、17のグラミー賞を獲り、ハリウッドで演技をし、ハーバード大学で法律の学位を取り、故郷パナマの大統領選にも出馬した。今、彼はニューヨークに暮らし、カメラとともにツアーに出かける。ルーベン・ブラデスの、音楽と政治に関する野心、そして50年のキャリアを振り返る。
 SXSW映画祭2018 24 Beats Per Second部門出品。観客賞受賞。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2018出品。
 パナマ映画は、2014年(度)が米国アカデミー賞外国語映画賞初出品で、5年連続5回目の出品。ノミネートにもショートリストにも一度も選ばれたことはない。Abner Benaimはパナマ映画として初めての出品が“Invasion(Invasión)”で、今回が4年ぶり2回目の米国アカデミー賞外国語映画賞パナマ選出。


 ◆パラグアイ:“The Heiresses(Las herederas)”(パラグアイ) 監督:Marcelo Martinessi
 出演:Ana Brun、Margarita Irún、Ana Ivanova
 物語:ChelaとChiquitaは、裕福な家の出身で、30年以上にわたってアスンシオンで一緒に暮らしてきた。ところが経済状況が悪化し、彼らは受け継いだ財産を手放していく。借金のせいで、Chiquitaは刑務所に入れられることになり、Chelaは新しい現実を受け止めなくてはならなくなる。彼女は、何年かぶりに車の運転をし、裕福な高齢の女性グループのために地元でタクシーのサービスを始める。新しい生活にも慣れ始めた頃、年下のAngyと出会い、フレッシュで元気づけられる関係を築いていく。Chelaはついに自分の殻を抜け出し、世界と関わり、自分自身のパーソナルで親しみのある革命に乗り出していく。
 初監督長編。
 ベルリン国際映画祭2018 コンペティション部門出品。女優賞(銀熊賞:Ana Brun)、アルフレッド・バウアー賞(銀熊賞)、テディー賞読者賞受賞。
 カルタヘナ映画祭2018 監督賞、国際批評家連盟賞受賞。
 全州国際映画祭2018 インターナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2018 コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 リマ・ラテンアメリカ映画祭2018出品。女優賞(Ana Brun)、第1回作品賞受賞。
 Molodist国際映画祭2018出品。最優秀LGBTQ映画賞受賞。
 シアトル国際映画祭2018 審査員大賞スペシャル・メンション受賞。
 シドニー映画祭2018出品。作品賞受賞。
 エジンバラ国際映画祭2018出品。
 ゴールウェイ映画祭2018出品。
 ワールド・シネマ・アムステルダム2018出品。
 グラマド映画祭(ブラジル)2018ラテン映画コンペティション部門出品。作品賞、監督賞、女優賞(Ana Brun、Margarita Irun、Ana Ivanova)、脚本賞、観客賞、Kikito Critics Prize受賞。
 サンセバスチャン国際映画祭2018ホライズンズ・ラティーノ部門出品。
 パラグアイは、2015年(度)が初出品で、2年連続3回目の米国アカデミー賞外国語映画賞出品。まだショートリストにもノミネートにも選ばれたことはない。


 ◆パレスチナ:“Ghost Hunting(Istiyad Ashba)”(仏・パレスチナ・カタール・スイス) 監督:Raed Andoni
 監督のRaed Andoniは、ラマッラーにある新聞社の広告部に在籍している。彼は、エルサレムのMoskobiya尋問センター(the Moskobiya interrogation centre)の元収容者を捜す。広告の中で、彼は問う。人間はまた職人や企画者、俳優としての経験を持つべきではないかと。ほとんどロール・プレイのように見えるキャスティングのプロセスの中で、彼は、センターの尋問室とホールの中の実物大の監房のレプリカを整える。それは、元収容者の記憶に基づく詳細な監修に従って用意された。このリアリスティックなセットの中で、人々は、次に、自分たちの尋問を再演し、刑務所について細かく議論し、彼らが拘留されていた間に経験した屈辱を表現する。いわゆる「民主主義的演劇」を連想させるテクニックを使って、彼らは、本物の実体験をドラマ化すべく共同作業をする。この再構築は、長らく抑圧された感情を引きずり出し、処理されていないトラウマを前面に押し出す。この映画に参加することで、人々は肉体的精神的に負担を被る。監督もまた、彼の主人公たちのステージの創造者であるだけでなく、カメラの前に姿を見せる。彼もまた30年前のMoskobiyaでの収容者としての記憶に折り合いをつけようとしているのだ。
 第2作。
 ベルリン国際映画祭2017 パノラマ部門出品。ドキュメンタリー賞(Glasshütte Original Documentary Award)受賞。ドキュメンタリー部門観客賞第3席。
 Festival Palestine en vue 2017出品。
 Docs Against Gravity 映画祭2017出品。
 シアトル国際映画祭2017ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2017出品。
 エンカウンターズ南アフリカ国際ドキュメンタリー映画祭2017出品。
 シェフィールド国際映画祭2017 審査員大賞ノミネート。
 モスクワ国際映画祭2017 自由思想-ドキュメンタリー映画プログラム出品。
 ゴールデン・アプリコット国際映画祭2017出品。
 フィラデルフィア映画祭2017出品。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2017出品。
 CPH:DOX 2018出品。
 パレスチナは、7年連続11回目の出品。そのうち、ハニ・アブ=アサドが2回(2006年と2014年)ノミネートに進んでいる。Raed Andoniは、米国アカデミー賞外国語映画賞パレスチナ代表初選出。


 ◆ハンガリー:“Sunset(Napszállta)”(ハンガリー) 監督:ネメシュ・ラースロー
 出演:ズザンネ・ヴースト(Susanne Wuest)、ヴラド・イヴァノフ、ビョーン・フレイバーグ(Björn Freiberg)、ユルス・レチン(Urs Rechn)、レヴェンテ・モルナール(Levente Molnár)、Judit Bárdos、Juli Jakab、Christian Harting、Balázs Czukor、Mihály Kormos
 物語:1913年。Írisz Leiterは、伝説的な帽子屋で働くために、ブダペストにやってくる。そこは今は亡き両親の店だったが、彼女は新しいオーナーによって追い返されてしまう。Íriszは、失われた過去を取り戻すために、ミッションを実行に移す。
 『サウルの息子』にも出演している主役のJuli Jakabは、1000人以上のハンガリー女優の中から選ばれた。
 2017年6月12日から9月2日にかけて、35mmフィルムと65mmフィルムを使ってハンガリーで撮影された。
 ベネチア国際映画祭2018 コンペティション部門出品。国際批評家連盟賞受賞。
 Jameson CineFest - Miskolc国際映画祭2018出品。
 BFIロンドン映画祭2018 コンペティション部門出品。
 ハンガリーは、米国アカデミー賞外国語映画賞を2回受賞していて、8位タイ(7カ国)。54年連続54回出品して10回ノミネート。前回は『心と体と』でノミネート、2016年に『サウルの息子』で受賞。ネメシュ・ラースローは、今回が、2回目の米国アカデミー賞外国語映画賞ハンガリー代表選出。


 ◆バングラデシュ:“No Bed of Roses(Doob)”(バングラデシュ・インド) 監督:Mostofa Sarwar Farooki
 出演:イルファン・カーン、Nusrat Imroz Tisha、Parno Mittra
 物語:作家でフィルムメイカーのHumayun Ahmed(1948-2012)の人生に基づく。フィルムメイカーのJaved Hasanは、妻と別れて、娘のクラスメイトだった女優と再婚する。
 今年の2月に、バングラデシュ情報省によって、制作が足止めされた、とニュースになっていた作品。
 “Television”(2012)が高い評価を受けたMostofa Sarwar Farookiの最新作。
 上海国際映画祭2017 金爵奨コンペティション部門出品。
 モスクワ国際映画祭2017 メイン・コンペティション部門出品。Kommersant Weekend Prize受賞。
 El Gouna映画祭(エジプト)2017出品。
 バンクーバー国際映画祭2017出品。
 南アジア映画祭(仏)2017出品。
 釜山国際映画祭2017アジア映画の窓部門出品。
 インド国際映画祭(ゴア)2017出品。
 ケーララ国際映画祭2017出品。
 フィルムフェア賞イースト2018 撮影賞、作詞賞、バックグラウンド・スコア賞、批評家賞男優賞(イルファン・カーン)ノミネート。
 ミュンヘン映画祭2018出品。
 シアトル国際映画祭2018出品。
 バングラデシュ映画は、7回連続14回目の米国アカデミー賞外国語映画賞選出。これまでノミネートされたこともショートリスト入りしたこともない。Mostofa Sarwar Farookiは、2010年度(“Third Person Singular Number”)、2013年度(“Television”)に続き、3回目の米国アカデミー賞外国語映画賞バングラデシュ映画代表。


 ◆フィリピン:“Signal Rock”(フィリピン) 監督:チト・ローニョ(Chito S. Roño)
 物語:姉が外国に出稼ぎに出ていってしまったために、Intoyが両親の面倒を見ることになる。彼が住んでいるのは、フィリピンのサマール島の僻地だったので、姉と連絡を取る唯一の方法は、島の奇岩群まで携帯電話を持って電話をかけるしかなかった。
 Pista ng Pelikulang Pilipino 2018出品。
 釜山国際映画祭2018 アジア映画の窓部門出品。
 フィリピン映画は、13年連続30回目の米国アカデミー賞外国語映画賞出品。これまでノミネートもショートリスト入りも経験していない。チト・ローニョは、2003年度の“Dekada '70”以来、15年ぶり2回目の米国アカデミー賞外国語映画賞フィリピン代表選出。


 ◆フィンランド:『ペット安楽死請負人』“Euthanizer (Armomurhaaja)”(フィンランド) 監督:テーム・ニッキ(Teemu Nikki)
 物語:Veijoは、ブラックマーケットで、病気で苦しんでいたり、望まれなかったりするペットの安楽死を手がける医者である。ここは裕福な地域ではなく、必然的に地元の医者が扱えないケースを扱うことになる。
 いくつかの短編や長編『ラブミッラ』(2015)が紹介されているテーム・ニッキ監督の最新作。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 L'Étrangeフェスティバル(仏)2017出品。
 レイキャビク国際映画祭2017出品。
 東京国際映画祭2017 コンペティション部門出品。脚本賞受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2017出品。
 ナイト・ヴィジョンズ映画祭(フィンランド)2017出品。
 フィンランド・アカデミー賞2018 脚本賞、音楽賞受賞。作品賞、監督賞、助演女優賞(ハンナマイヤ・ニカンデル)ノミネート。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2018出品。
 Biografilmフェスティバル2018出品。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2018出品。
 ノルウェー国際映画祭2018 出品。国際批評家連盟賞受賞。
 ノルディック映画賞2018ノミネート。
 フィンランドは、1994年(度)以降連続出品で25年連続32回目の出品。テーム・ニッキは、米国アカデミー賞外国語映画賞フィンランド代表初選出。フィンランドからは、2003年に『過去のない男』がノミネート、2016年に『こころに剣士を』がショートリスト。


 ◆ブラジル:“O Grande Circo Místico (The Great Mystical Circus)”(ブラジル・ポルトガル・仏) 監督:カルロス・ディエギス(Carlo Diegues)
 物語:サーカスを運営するオーストリア人一家Kniepsの、1910年から現在まで、5世代100年の歴史(愛と冒険、現実とファンタジー、絶頂から衰退、そして驚くべき最後まで)をたどる。ブラジルの詩人‎‎Jorge de Limaが1938年に発表した47編からなる“Tunic”を原作とする。
 カンヌ国際映画祭2018 特別上映作品。
 カルロス・ディエギスは、これで米国アカデミー賞外国語映画賞ブラジル代表に7回目の選出で(1976年度 “Xica da Silva”、1979年度 『バイバイ・ブラジル』、1987年度 “Um Trem para as Estrelas(Subway to the Stars)”、1989年度 “Dias Melhores Virão(Better Days Ahead)”、1996年度 “Tieta do Agreste”、1999年度 『オルフェ』(ブラジル代表))、5位タイ(他は、フェデリコ・フェリーニ、ヴェリコ・ブライーチ、イシュトヴァーン・サボー、ミヒャエル・ハネケ)。ノミネートされたことは一度もまだない。ブラジル映画は、ノミネートされたことが4回(+ショートリスト1回)あるが、受賞したことはない。最新の記録は、2008年に“The Year My Parents Went On Vacation(O Ano em Que Meus Pais Saíram de Férias)”がショートリスト、1999年に『セントラル・ステーション』がノミネート。


 ◆フランス:『Memoir Of Pain/メモワール・オブ・ペイン』“Memoir of War(La douleur)”(仏) 監督:エマニュエル・フィンキエル(Emmanuel Finkiel)
 出演:メラニー・ティエリー、ブノワ・マジメル
 物語:マルグリット・デュラスが、忘れられた箱に中に2冊の古いノートを見つける。彼女は、過去と、耐えがたい待つ苦しみを思い出す。1944年、ナチに占領されたフランスで、彼女は、夫であるロベール・アンテルムとともに活動的なレジスタンスのメンバーであった。夫がゲシュタポに逮捕された時、彼女は必死に夫を救出しようとした。夫を助けるために、地元のヴィシー政権の協力者Rabierとつながって、パリ中で予測不可能な会合をもって、危険な橋を渡る。彼は、本当に彼女を助けようとしたのか? それとも、地下の反ナチ活動について情報を得ようとしていたのか? ついに戦争が終わり、収容所の犠牲者が帰って来る。彼女にとっての耐えがたい期間。パリの解放のカオスの後の長い静かな苦しみ。しかし、彼女は待ち続ける。希望を越えてすら続く不在の苦しみに耐えながら。
 メラニー・ティリーがマルグリット・デュラスを、ブノワ・マジメルがロベール・アンテルムを演じる。マルグリット・デュラスの『苦悩』の映画化。
 アングレーム映画祭2017出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション出品。
 ハイファ国際映画祭2018出品。
 フランス映画祭2018出品。
 フランス映画は、米国アカデミー賞外国語映画賞に39回ノミネートされて、史上2位となる12回受賞。最後の受賞は1993年の『インドシナ』で、もう25年以上遠ざかっている。それ以降ノミネートは9回あり、最近のノミネートは、2016年の『裸足の季節』。エマニュエル・フィンキエルは、米国アカデミー賞外国語映画賞フランス代表初選出。


 ◆ブルガリア:“Omnipresent”(ブルガリア) 監督:Ilian Djevelekov
 物語:Emilは、作家であり、広告会社でクリエイティヴ・チームのボスをしている。彼は、監視カメラを設置して、家族や友人、従業員を覗き見るのにはまっていく。それは、最初は、無邪気な趣味として始まったが、次第に力を乱用し、暴くべきではない秘密をも知るようになっていく。
 第2監督長編。
 ゴールデン・ローズ映画祭2017 長編作品部門出品。作品賞、男優賞(Velislav Pavlov)、女優賞(Teodora Duhovnikova)、批評家組合賞、ピープルズ・チョイス賞受賞。
 コットバス・ヤング・イースト・ヨーロッパ映画祭2017出品。
 ソフィア国際映画祭2018 バルカン・コンペティション部門出品。国際批評家連盟賞、ブルガリア映画批評家組合賞受賞。
 ブルガリア映画は、2010年に『さあ帰ろう、ペダルをこいで』が米国アカデミー賞外国語映画賞ショートリスト入りしている。まだノミネートされたことはない。Ilian Djevelekovは、米国アカデミー賞外国語映画賞ブルガリア代表初選出。


 ◆ベトナム:『仕立て屋 サイゴンを生きる』“The Tailor(Cô Ba Sài Gòn)”(ベトナム) 監督:チャン・ビュー・ロック(Trần Bửu Lộc)、グエン・ケイ(Nguyễn Lê Phương Khanh)
 物語:「1969年のサイゴン。9代続いた老舗の仕立て屋の娘ニュイはアオザイ造りを嫌い、伝統を継承する母親の方針に反発する。偶然48年後の未来、2017年のホーチミン市にタイムスリップしたニュイは首吊り自殺を図ろうとしていた年老いた自分自身に対面する。そして、母が急逝後、仕立て屋は継いだニュイによって倒産し、生家も取り上げ寸前であることを知ったニュイは家を守るため、 現代のサイゴンを奔走する。」(大阪アジアン映画祭2018)
 釜山国際映画祭2017 アジア映画の窓部門出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2018出品。
 大阪アジアン映画祭2018出品。
 ウーディネ・ファーイースト映画祭2018 1-2回作品コンペティション部門出品。
 アジア太平洋映画祭2018出品。衣裳賞受賞。
 アジアフォーカス・福岡国際映画祭2018出品。
 ベトナム映画祭2018(日本)出品。
 ベトナム映画は、4年連続14回目の米国アカデミー賞外国語映画賞出品。初出品となった1994年に『青いパパイヤの香り』がノミネートされている。それ以外はノミネートもショートリスト入りもない。2人の監督はいずれも米国アカデミー賞外国語映画賞ベトナム代表初選出。


 ◆ベネズエラ:“La familia(The Family)”(ベネズエラ・チリ・ノルウェー) 監督:Gustavo Rondón Córdova
 出演:Giovanny García、Reggie Reyes
 物語:12歳のペドロは、カラカスの労働者階級地区の暴力的な都会の雰囲気の中で育った。彼は、乱暴なゲームで遊んでいて、他の友だちをひどくケガさせてしまい、シングル・ファザーのアンドレスは、彼らを目につかないように隠してしまおうと考える。父は、10代の息子すらコントロールできないのかと思われたくなかったのだ。ところが、状況は、彼らを以前より仲良くさせる。
 初監督長編。
 Gustavo Rondón Córdova は、これまで多くの短編を手がけていて、“Nostalgia”(2012)でベルリン国際映画祭2012の短編コンペティション部門に選出されている。
 カンヌ国際映画祭2017 国際批評家週間出品。
 ミュンヘン映画祭2017出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 アナザー・ビュー部門出品。
 リマ・ラテン・アメリカ映画祭2017 オフィシャル・コンペティション部門出品。作品賞受賞。
 エルサレム映画祭2017出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 ホライズンズ・ラティーノ部門出品。
 チューリヒ映画祭2017出品。
 CPH:PIX 2017出品。
 ゲント国際映画祭2017出品。
 シカゴ国際映画祭2017 ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。
 Scanorama映画祭ヴィリニュス2017出品。
 フィルムズ・フロム・ザ・サウス映画祭2017出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2017出品。
 マイアミ映画祭2018 HBOイベロ・アメリカコンペティション部門出品。作品賞、Rene Rodriguez批評家賞作品賞受賞。
 ベネズエラは、22回連続28回目の出品。2015年に『リベレイター 南米一の英雄 シモン・ボリバル』“The Liberator(Libertador)”がショートリスト入りしただけで、ノミネート経験はない。


 ◆ベラルーシ:“Crystal Swan”(ベラルーシ・米・独・ロシア) 監督:Darya Zhuk
 物語:若いEvelinaは、法学士を持っているが、夢は、アメリカを旅し、プロのDJとして生計を立てることだった。しかし、彼女は、1996年、ポストソ連のミンスクで生活していた。ミンスクのあるベラルーシ共和国は、高い失業率で経済危機に見舞われていた。しかも市民は現物支給だった。Evelinaは、定職を持っていることを大使館で証明しなければならない。しかし、そこから思いがけないことが起こって、へき地の村に追いやられる。彼女の運命は、結婚式を計画している地元の一家と結びつけられていく。
 初監督長編。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2018 イースト・オブ・ウェスト コンペティション部門出品。
 オデッサ国際映画祭2018 インターナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ(Golden Duke)受賞。
 ベラルーシからは、1997年以来、22年ぶり3回目の出品。ノミネートされれば初ノミネート。Darya Zhukは初選出。


 ◆ペルー:“Wiñaypacha(Eternity/Eternidad)”(ペルー) 監督:Óscar Catacora
 物語:老夫婦は、もう子どもたちから見棄てられている。しかし、だからといって彼らは、怒ったりしないし、咎めたりもしない。彼らは、寒い夜を温めてくれるブランケットを織り、コカの葉を噛み、一陣の風が自分たちを連れてきたところに返してくれるのを夢見て、過ごしている。
 グアダラハラ国際映画祭2018 イベロアメリカ長編フィクション・コンペティション部門出品。撮影賞、第1回作品賞受賞。
 モントリオール・ファースト・ピーポーズ・フェスティバル2018出品。
 ペルー映画は、2010年に『悲しみのミルク』が米国アカデミー賞外国語映画賞に初ノミネートされている。10年連続25回目の出品。Óscar Catacoraは、米国アカデミー賞外国語映画賞ペルー代表初選出。


 ◆ベルギー:“Girl”(ベルギー・オランダ) 監督:Lukas Dhont
 出演:Victor Polster、アリエ・ワルトアルテ(Arieh Worthalter)
 物語:ララは、16歳で、父親と弟と一緒に暮らしている。彼女は、バレリーナになることを夢見ているが、肉体的には男の子として生まれた。思春期の早くから、彼女はホルモン・セラピーを受けているけれども、競技スポーツに携わっている彼女の体は、まだ性転換手術を受ける準備はできていない。まわりのサポートもあるが、彼女は、毎日、自分自身と、自分の肉体と、自分の恐れや希望と向き合っている。
 Lukas Dhontは、ゲント国際映画祭で、2012年に最優秀フレミッシュ学生短編映画賞スペシャル・メンション、2014年に最優秀ベルギー短編映画賞を受賞している。これが初監督長編。
 レザルク・ヨーロッパ映画祭2017 TitraFilm Prize受賞。
 カンヌ国際映画祭2018 ある視点部門出品。パフォーマンス賞(Victor Polster)、クィア・パルム 長編賞、カメラ・ドール、国際批評家連盟賞受賞。
 シドニー映画祭2018出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2018ホライズンズ部門出品。
 ラックス賞2018 オフィシャル・セレクション。
 オデッサ国際映画祭2018 インターナショナル・コンペティション部門出品。演技賞(Victor Polster)受賞。
 Palic映画祭2018出品。作品賞(Golden Tower)受賞。
 エルサレム映画祭2018出品。
 メルボルン国際映画祭2018出品。
 ノルウェー国際映画祭2018出品。
 ゲント国際映画祭2018出品。
 ヨーロッパ映画賞2018 オフィシャル・セレクション。
 Lukas Dhontは、米国アカデミー賞外国語映画賞ベルギー代表初選出。
 ショーリストに選ばれれば、ベルギー映画としては『神様メール』以来の4年ぶり。ノミネートされれば、『オーバー・ザ・ブルースカイ』以来の6年ぶり。ベルギー映画で受賞作はまだない。


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