フランス映画界が選ぶ、2017年度最優秀映画プロデューサーは―

 第11 回ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞の受賞者が発表になりました。(2月26日発表)

 ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞(Prix Daniel Toscan du Plantier)は、故ダニエル・トスカン・デュ・プランティエにちなんで、2008年より設けられたもので、前年度に著しい業績を残したと見なされるフランスの映画プロデューサーに贈られます。

 この賞の選出は、フランス映画芸術科学アカデミー(セザール賞を出しているところ)の会員と前年度セザール賞の受賞者の投票により行なわれ、授賞式はセザール賞の前夜祭という位置づけになっています。

 過去の受賞者は、以下の通り。

 2008年: クロード・ベリ 〔Pathé Renn Productions〕~『クスクス粒の秘密』
 2009年:パスカル・コシュトゥー 〔Why Not Productions〕~『クリスマス・ストーリー』
 同:トマ・ラングマン 〔La Petite Reine〕~『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 1 ノワール編』
 2010年:パスカル・コシュトゥー&グレゴワール・ソーラ 〔Why Not Productions〕~『預言者』
 2011年: ヤエル・フォギエル&レティシア・ゴンザレス 〔Les Films du Poisson〕~『さすらいの女神たち』
 2012年: アラン・アタル 〔Les Productions du Trésor〕~『パリ警視庁:未成年保護部隊』
 2013年: Gaëlle Bayssière et Didier Creste 〔Everybody on Deck〕~『ギャロップ』
 2014年:シルヴィー・ピアラ 〔Les Films du Worso〕~『湖の見知らぬ男』、“La religieuse”
 2015年:シルヴィー・ピアラ 〔Les Films du Worso〕~『禁じられた歌声』
 2016年:パスカル・コシュトゥー&グレゴワール・ソーラ 〔Why Not Productions〕~“Comme un avion”、『ディーパンの闘い』、『あの頃エッフェル塔の下で』
 2017年:エリック・アルトメイヤー(Eric Altmayer) & ニコラス・アルトメイヤー(Nicolas Altmayer) 〔Mandarin Cinéma〕~『ショコラ ~君がいて、僕がいる~』、『夜明けの祈り』、『婚約者の友人』

 本年度は、46組61人のファイナリストが発表されていて、その中で、第11回ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞に選ばれたのは、

 ◎Marie-Ange Luciani & ユーグ・シャルボノー(Hugues Charbonneau) 〔Les Films de Pierre〕
 2017年の主なプロデュース作品:『BPM ビート・パー・ミニット』、“La surface de réparation”(監督:Christophe Régin)

 でした。

画像

 これまでの受賞結果からすると、セザール賞作品賞の本命が、ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞を受賞することはなかったので、Marie-Ange Luciani & ユーグ・シャルボノー(Hugues Charbonneau)が受賞することはまずないだろうと思っていたので、これは意外な受賞結果でした。
 これまでの慣例を吹き飛ばすほど、プロデューサーの仕事として『BPM ビート・パー・ミニット』は素晴らしい、ということなんでしょうか。

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 この結果を受けての第43回セザール賞授賞式は、3月2日です。

 『BPM ビート・パー・ミニット』は、セザール賞で12部門13ノミネートを受けています(作品賞、監督賞、助演男優賞(Antoine Reinartz)、助演女優賞(アデル・エネル)、有望若手男優賞(ナウエル・ペレース・ビスカヤート)、有望若手男優賞(アーノード・ヴァロワ)、オリジナル脚本賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣裳賞、録音賞、オリジナル音楽賞)。

 ここまでの受賞結果からすると、作品賞、監督賞、有望若手男優賞(ナウエル・ペレース・ビスカヤート)、オリジナル脚本賞、編集賞、オリジナル音楽賞は、ほぼ当確として、あといくつ獲れるでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・セザール賞2018 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_5.html

 ・フランス映画トロフィー2018:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_21.html

 ・リュミエール賞2018ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_43.html
 ・リュミエール賞2018 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_20.html

 ・ルイ・デリュック賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201711/article_37.html
 ・ルイ・デリュック賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_55.html

 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2018 ファイナリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_22.html
 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2017 ファイナリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_4.html
 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_45.html
 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2016 ファイナリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_42.html
 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_46.html
 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2014 ファイナリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_40.html
 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_50.html
 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_35.html
 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2012:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_38.html
 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2011:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_3.html
 ・ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ賞2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_44.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年12月~2018年3月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_47.html

 追記:
 ・セザール賞2018 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201803/article_4.html

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