MCNのオスカー2017予想 【授賞式1週間前】 2部門でサプライズ!

 米国アカデミー賞2017 授賞式1週間前(正確には12日前)の、MCN(Movie City News)の受賞予想が発表されました。(2月14日付)

 *MCN:http://moviecitynews.com/2017/02/gurus-o-gold-final-voting-has-begun-the-gurus-weigh-in/

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 ◆作品賞
 1位(前回1位):『ラ・ラ・ランド』 Fred Berger、ジョーダン・ホロウィッツ、マーク・プラット 31ポイント(11票)
 2位(前回2位):『ムーンライト』 アデル・ロマンスキー、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー 7ポイント(5票)
 3位(前回3位):“Hidden Figures” ドナ・ジグリオッティ(Donna Gigliotti)、ピーター・チャーニン(Peter Chernin)、ジェンノ・トッピング(Jenno Topping)、ファレル・ウィリアムズ、セオドア・メルフィ 3ポイント(3票)

 『ラ・ラ・ランド』は、ゴールデン・グローブ賞コメディー/ミュージカル部門作品賞、米・製作者組合賞(PGA)、BAFTA英国アカデミー賞作品賞受賞。
 “Hidden Figures”は、俳優組合賞(SAG)キャスト賞受賞。

 ◆監督賞
 1位(前回1位):『ラ・ラ・ランド』 デイミアン・チャゼル 31ポイント(11票)
 2位(前回2位):『ムーンライト』 バリー・ジェンキンス 9ポイント(7票)

 デイミアン・チャゼルは、ゴールデン・グローブ賞監督賞、米・監督組合賞(DGA)、BAFTA英国アカデミー賞監督賞受賞。

 ◆主演男優賞
 1位(前回2位):デンゼル・ワシントン “Fences” 25ポイント(11票)
 2位(前回1位):ケイシー・アフレック 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 19ポイント(11票)

 デンゼル・ワシントンは、米・俳優組合賞(SAG)主演男優賞受賞。
 ケイシー・アフレックは、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門主演男優賞、BAFTA英国アカデミー賞主演男優賞受賞。

 ◆主演女優賞
 1位(前回1位):エマ・ストーン 『ラ・ラ・ランド』 33ポイント(11票)
 2位(前回2位):イザベル・ユペール “Elle” 7ポイント(7票)
 3位(前回3位):ナタリー・ポートマン 『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 2ポイント(2票)

 エマ・ストーンは、ゴールデン・グローブ賞コメディー/ミュージカル部門主演女優賞、俳優組合賞(SAG)主演女優賞、BAFTA英国アカデミー賞主演女優賞受賞。
 イザベル・ユペールは、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門主演女優賞受賞。

 ◆助演男優賞
 1位(前回1位):マハーシャラ・アリ 『ムーンライト』 29ポイント(11票)
 2位(前回3位):デヴ・パテル 『LION/ライオン ~25年目のただいま~』 12ポイント(8票)
 3位(前回2位):ジェフ・ブリッジス 『最後の追跡』 2ポイント(2票)

 マハーシャラ・アリは、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞、米・俳優組合賞(SAG)助演男優賞受賞。
 デヴ・パテルは、BAFTA英国アカデミー賞助演男優賞受賞。

 ◆助演女優賞
 1位(前回1位):ヴィオラ・デイヴィス “Fences” 33ポイント(11票)
 2位(前回2位):オクタヴィア・スペンサー “Hidden Figures” 2ポイント(2票)

 ヴィオラ・デイヴィスは、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞、米・俳優組合賞(SAG)助演女優賞、BAFTA英国アカデミー賞助演女優賞受賞。

 ◆オリジナル脚本賞
 1位(前回1位):『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 ケネス・ロナーガン 31ポイント(11票)
 2位(前回2位):『ラ・ラ・ランド』 デイミアン・チャゼル 12ポイント(10票)

 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は、BAFTA英国アカデミー賞オリジナル脚本賞受賞。
 『ラ・ラ・ランド』は、ゴールデン・グローブ賞脚本賞受賞。

 ◆脚色賞
 1位(前回1位):『ムーンライト』 バリー・ジェンキンス ストーリー:タレル・アルヴィン・マクレイニー(Tarell Alvin McCraney) 33ポイント(11票)
 2位(前回 位):『LION/ライオン ~25年目のただいま~』 ルーク・デイヴィス 3ポイント(3票)
 2位(前回2位):“Hidden Figures” アリソン・シュローダー(Allison Schroeder)、セオドア・メルフィ 3ポイント(3票)
 4位(前回3位):『メッセージ』 エリック・ハイセラー(Eric Heisserer) 2ポイント(2票)

 『ムーンライト』は、USCスクリプター受賞。
 『LION/ライオン ~25年目のただいま~』は、BAFTA英国アカデミー賞脚色賞受賞。

 ◆撮影賞
 1位(前回1位):『ラ・ラ・ランド』 リヌス・サンドグレン(Linus Sandgren) 29ポイント(11票)
 2位(前回4位):『LION/ライオン ~25年目のただいま~』 グレイグ・フレイザー 8ポイント(6票)
 3位(前回3位):『メッセージ』 ブラッドフォード・ヤング 6ポイント(4票)
 4位(前回2位):『ムーンライト』 James Laxton 1ポイント(1票)

 『ラ・ラ・ランド』は、BAFTA英国アカデミー賞撮影賞受賞。
 『LION/ライオン ~25年目のただいま~』は、米・撮影監督協会賞(ASC)受賞。

 ◆編集賞
 1位(前回1位):『ラ・ラ・ランド』 トム・クロス 28ポイント(10票)
 2位(前回3位):“Hacksaw Ridge” ジョン・ギルバート 9ポイント(7票)
 3位(前回2位):『ムーンライト』 ナット・サンダース(Nat Sanders)、ジョイ・マクミロン(Joi McMillon) 3ポイント(3票)
 3位(前回4位):『メッセージ』 ジョー・ウォーカー 3ポイント(1票)

 『ラ・ラ・ランド』は、米・映画編集者賞(ACE)コメディー部門賞受賞。
 “Hacksaw Ridge”は、BAFTA英国アカデミー賞編集賞受賞。
 『メッセージ』は、米・映画編集者賞(ACE)ドラマ部門賞受賞。

 ◆美術賞(Achievement in production design)
 1位(前回1位):『ラ・ラ・ランド』 プロダクション・デザイン:デイヴィッド・ワスコ(David Wasco) 装飾:サンディー・レイノルズ・ワスコ(Sandy Reynolds-Wasc) 25ポイント(9票)
 2位(前回4位):『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 プロダクション・デザイン:スチュアート・クレイグ(Stuart Craig) 装飾:アンナ・ピノック(Anna Pinnock) 9ポイント(7票)
 3位(前回2位):『メッセージ』 プロダクション・デザイン:パトリス・バーメット(Patrice Vermette) 装飾:Paul Hotte 8ポイント(4票)
 4位(前回3位):『ヘイル、シーザー!』 プロダクション・デザイン:ジェス・ゴンコール(Jess Gonchor) 装飾:ナンシー・ハイ(Nancy Haigh) 1ポイント(1票)

 『ラ・ラ・ランド』は、美術監督組合賞(ADG)現代劇映画部門賞受賞。
 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、BAFTA英国アカデミー賞美術賞受賞。

 ◆衣裳デザイン賞
 1位(前回2位):『ラ・ラ・ランド』 メアリー・ゾフレス(Mary Zophres) 22ポイント(10票)
 2位(前回1位):『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 マデリーン・フォンテーヌ(Madeline Fontaine) 15ポイント(9票)
 3位(前回5位):『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 コリーン・アトウッド 3ポイント(1票)
 3位(前回3位):『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』 コンソラータ・ボイル 3ポイント(1票)

 『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は、BAFTA英国アカデミー賞衣裳デザイン賞受賞。

 ◆メイキャップ&ヘアスタイリング賞
 1位(前回1位):『スター・トレック BEYOND』 ジョエル・ハーロウ(Joel Harlow)、Richard Alonzo 18ポイント(8票)
 2位(前回2位):『スーサイド・スクワッド』 Alessandro Bertolazzi、Giorgio Gregorini、Christopher Nelson 15ポイント(7票)
 3位(前回3位):『幸せなひとりぼっち』 Eva von Bahr、Love Larson 10ポイント(6票)

 ◆視覚効果賞
 1位(前回1位):『ジャングル・ブック』 ロバート・レガート(Robert Legato)、アダム・ヴァルデス(Adam Valdez)、アンドリュー・R・ジョーンズ(Andrew R. Jones)、ダン・レモン(Dan Lemmon) 33ポイント(11票)
 2位(前回2位):『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』 ジョン・ノール(John Knoll)、モヘン・レオ(Mohen Leo)、Hal Hickel、ニール・コーボールド(Neil Corbould) 5ポイント(5票)
 3位(前回3位):『ドクター・ストレンジ』 ステファン・セレッティ(Stephane Ceretti)、Richard Bluff、Vincent Cirelli、ポール・コーボールド(Paul Corbould) 2ポイント(2票)
 3位(前回4位):“Kubo and the Two Strings” Steve Emerson、Oliver Jones、Brian McLean、Brad Schiff 2ポイント(2票)

 『ジャングル・ブック』は、米・視覚効果協会賞(VES)視覚効果賞、BAFTA英国アカデミー賞特殊視覚効果賞受賞。

 ◆録音賞(Achievement in sound mixing)
 1位(前回1位):『ラ・ラ・ランド』 アンディー・ネルソン、Ai-Ling Lee、Steve A. Morrow 26ポイント(10票)
 2位(前回2位):“Hacksaw Ridge” ケヴィン・オコネル(Kevin O’Connell)、Andy Wright、Robert Mackenzie、Peter Grace 8ポイント(6票)
 3位(前回3位):『メッセージ』 Bernard Gariépy Strobl、クロード・ラ・アヤ(Claude La Haye) 5ポイント(3票)

 『メッセージ』は、BAFTA英国アカデミー賞録音賞受賞。

 ◆音響編集賞(Achievement in sound editing)
 1位(前回1位):“Hacksaw Ridge” Robert Mackenzie、Andy Wright 19ポイント(9票)
 2位(前回3位):『メッセージ』 シルヴァン・ベルマール(Sylvain Bellemare) 13ポイント(5票)
 3位(前回2位):『ラ・ラ・ランド』 Ai-Ling Lee、Mildred Iatrou Morgan 11ポイント(7票)

 ◆オリジナル作曲賞
 1位(前回1位):『ラ・ラ・ランド』 ジャスティン・ハーウィッツ(Justin Hurwitz) 33ポイント(11票)
 2位(前回2位):『ムーンライト』 ニコラス・ブリテル(Nicholas Britell) 3ポイント(3票)
 3位(前回4位):『LION/ライオン ~25年目のただいま~』 ダスティン・オハロラン(Dustin O’Halloran)、ハウシュカ(Hauschka) 2ポイント(2票)
 3位(前回3位):『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 ミカチュー(Mica Levi) 2ポイント(2票)

 『ラ・ラ・ランド』は、ゴールデン・グローブ賞オリジナル作曲賞、BAFTA英国アカデミー賞オリジナル音楽賞受賞。

 ◆オリジナル歌曲賞
 1位(前回1位):『ラ・ラ・ランド』-‘City of Stars’ 作曲:ジャスティン・ハーウィッツ 作詞:Benj Pasek、Justin Paul  33ポイント(11票)
 2位(前回2位):『モアナと伝説の海』-‘How Far I’ll Go’ 作曲・作詞:リン=マヌエル・ミランダ(Lin-Manuel Miranda) 6ポイント(6票)
 3位(前回3位):『ラ・ラ・ランド』-‘Audition (The Fools Who Dream)’ 作曲:ジャスティン・ハーウィッツ 作詞:Benj Pasek、Justin Paul  1ポイント(1票)

 『ラ・ラ・ランド』-‘City of Stars’は、ゴールデン・グローブ賞オリジナル歌曲賞受賞。

 ◆短編映画賞(Best live action short film)
 1位:“Ennemis Intérieurs(Enemies within)”(仏) セリム・アザシ(Sélim Azzazi)(監督・製作) 12ポイント(6票)
 2位:『彼女とTGV』“La Femme et Le TGV”(スイス) ティモ・ヴォン・グンテン(Timo Von Gunten)(監督)、Giacun Caduff(製作) 8ポイント(4票)
 2位:『合唱』“Sing (Mindenki)”(ハンガリー) クリストフ・ディーク(Kristof Deák)(監督・製作)、Anna Udvardy(製作) 8ポイント(4票)
 4位:“Silent Nights”(デンマーク) Aske Bang(監督)、Kim Magnusson(製作) 4ポイント(2票)
 5位:『タイムコード』“Timecode”(西) Juanjo Giménez(監督・製作) 3ポイント(1票)

 ◆長編ドキュメンタリー賞
 1位(前回1位):“O.J.: Made in America”(米) Ezra Edelman(監督・製作)、Caroline Waterlow(製作) 33ポイント(11票)
 2位(前回2位):『13th -憲法修正第13条-』“13th”(米) エヴァ・デュヴァルネ(監督・製作)、スペンサー・アヴェリック(Spencer Averick)(製作)、Howard Barish(製作) 8ポイント(8票)
 3位(前回3位):“I Am Not Your Negro”(米・仏・ベルギー・スイス) ラウル・ペック(監督・製作)、Rémi Grellety(製作)、Hébert Peck(製作) 2ポイント(2票)

 “O.J.: Made in America”は、IDAアワード長編作品賞、シネマ・アイ・オナーズ監督賞、米・製作者組合賞(PGA)ドキュメンタリー部門賞、米・監督組合賞(DGA)ドキュメンタリー部門賞受賞。
 『13th -憲法修正第13条-』は、BAFTA英国アカデミー賞ドキュメンタリー賞受賞。

 ◆短編ドキュメンタリー賞(Best documentary short subject)
 1位:『ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-』“The White Helmets”(英) オーランド・ヴォン・アインシーデル(Orlando von Einsiedel)(監督)、ジョアンナ・ナタセガラ(Joanna Natasegara) 12ポイント(6票)
 2位:“Joe’s Violin”(米) Kahane Cooperman(監督・製作)、Raphaela Neihausen(製作) 9ポイント(5票)
 3位:『最期の祈り』“Extremis”(米) ダン・クラウス(Dan Krauss)(監督) 6ポイント(2票)
 4位:“Watani: My Homeland”(英・独) Marcel Mettelsiefen(監督・製作)、Stephen Ellis(製作) 3ポイント(1票)
 5位:“4.1 Miles”(米) Daphne Matziaraki(監督・製作) 1ポイント(1票)

 『ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-』は、IDAアワード最優秀短編賞受賞。

 ◆長編アニメーション賞
 1位(前回1位):『ズートピア』 バイロン・ハワード(監督)、リッチ・ムーア(監督)、クラーク・スペンサー(Clark Spencer)(製作) 33ポイント(11票)
 2位(前回2位):“Kubo and the Two Strings” トラヴィス・ナイト(監督・製作)、アリアンヌ・サトナー(Arianne Sutner)(製作) 10ポイント(10票)
 3位(前回3位):『モアナと伝説の海』 ロン・クレメンツ(監督)、ジョン・マスカー(監督)、オスナット・シューラー(Osnat Shurer)(製作) 1ポイント(1票)

 『ズートピア』は、ゴールデン・グローブ賞アニメーション賞、米・製作者組合賞(PGA)アニメーション部門賞、アニー賞長編アニメーション賞・監督賞受賞。
 “Kubo and the Two Strings”は、BAFTA英国アカデミー賞アニメーション賞受賞。

 ◆短編アニメーション賞
 1位:『ひな鳥の冒険』“Piper”(米) アラン・バリラーロ(Alan Barillaro)(監督)、Marc Sondheimer(製作) 18ポイント(8票)
 2位:“Pearl”(米) パトリック・オズボーン(監督) 10ポイント(4票)
 3位:“Pear Cider and Cigarettes”(カナダ・英) Robert Valley(監督・製作)、Cara Speller(製作) 4ポイント(2票)
 4位:『盲目のヴァイシャ』(『ブラインド ヴァイシャ』)“Vaysha, l'aveugle(Blind Vaysha)”(カナダ) セオドア・ウシェフ(監督) 2ポイント(2票)
 5位:“Borrowed Time”(米) Andrew Coats(監督)、Lou Hamou-Lhadj(監督) 1ポイント(1票)

 『ひな鳥の冒険』は、アニー賞短編アニメーション賞受賞。

 ◆外国語映画賞
 1位(前回2位):『セールスマン』(イラン・仏) 監督:アスガー・ファルハディ 26ポイント(10票)
 2位(前回1位):『ありがとう、トニ・エルドマン』(独・オーストリア) 監督:マーレン・アデ 13ポイント(7票)
 3位(前回3位):『幸せなひとりぼっち』(スウェーデン・ノルウェー) 監督:ハンネス・ホルム 5ポイント(5票)

 ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞は、“Elle”。
 BAFTA英国アカデミー賞外国語映画賞は、『サウルの息子』。

 ※2位までの予想が行なわれ、1位予想は3ポイント、2位予想は1ポイントで合算されています。11票であれば、最高33ポイントということになります。

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 この段階で、2部門に大きな変動がありました。
 1つ目は主演男優賞で、2つ目は外国語映画賞です。

 主演男優賞は、全米映画賞レースでずっとケイシー・アフレックがトップに立っていて、米国アカデミー賞でも当確と見られていたのが、ここに来てデンゼル・ワシントンに首位を奪われています。
 俳優組合賞(SAG)の受賞結果=アカデミー会員における俳優陣の意向を重く見た結果だと思われますが、このまま米国アカデミー賞も受賞すれば、最後の最後に大逆転したことになります。
 最終的な受賞結果が、上記に近いものになるとしたら、『ムーンライト』は助演男優賞と脚色賞の2部門のみ、“Fences”が主演男優賞と助演女優賞のみとなるので、黒人票もしくはこれまでの全米映画賞レースのブラック・パワーを反映させるためには、主演男優賞はケイシー・アフレックではなく、デンゼル・ワシントンに、という流れになったのかもしれません。長編ドキュメンタリー賞を除けば、もう他にブラック・パワーの割り込む余地はありませんから。

 外国語映画賞の最終予想が、ここに来て『セールスマン』になった理由は、反トランプ、あるいは、トランプのせいで、アスガー・ファルハディが授賞式に出席できなくなったことへの同情票とかもあったりするのでしょうか。
 本年度の全米映画賞レースの外国語映画賞は、『お嬢さん』と“Elle”がトップ2となっていましたが、『お嬢さん』はエントリーすらされず、“Elle”はショートリスト段階で落選していました。だとすれば、世界的レベルで高く評価されている『ありがとう、トニ・エルドマン』が米国アカデミー賞でも外国語映画賞を受賞するのが自然だと思われたんですが、ここに来て、『セールスマン』が浮上してきたようです。
 『セールスマン』は、複雑な構成を持っていて、インテリ好みの作品だとみられていたので、アカデミー会員には敬遠されるのではないかとも思われたんですが、それよりも「知ってる監督」の作品であること、演劇人にはなじみの深いアーサー・ミラーがらみの作品であること、が有利に働いたとも考えられます。

 2部門ともまだ確定的ではないようにも思えますが、どうでしょうか。

 本年度のMCNのオスカー予想はこれが最後なのか、それとも授賞式直前に最終予想が出るのかはわかりませんが、最終予想が出たら、また記事をアップすることにします。

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 *当ブログ記事

 ・米国アカデミー賞2017 ノミネーション その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_66.html
 ・米国アカデミー賞2017 ノミネーション その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_67.html
 ・米国アカデミー賞2017 ノミネーションに関するデータ、トリビア、予想など:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_68.html

 ・MCNのオスカー2017予想 ノミネーション発表直後:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_72.html
 ・MCNのオスカー2017予想(2016年12月第1週):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_9.html
 ・MCNのオスカー2017予想 第1弾:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201611/article_9.html

 ・早くも2017年米国アカデミー賞を予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201603/article_1.html
 ・米国アカデミー賞2017 部門別予想!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201603/article_2.html

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