オンライン映画批評家協会賞2017 ノミネーション発表
第20回オンライン映画批評家協会賞のノミネーションが発表になりました。(12月27日)
【オンライン映画批評家協会賞】(The Online Film Critics Society Awards)
設立年:1997 会員数:246
公式サイト:http://www.ofcs.org/
Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Online_Film_Critics_Society
Wikipedia(日本語):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95%E5%AE%B6%E5%8D%94%E4%BC%9A
オンライン映画批評家協会賞は、全米の映画批評家協会賞系映画賞の中でも、会員数が多い映画賞で、増減を繰り返しつつ、クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)と会員数の1位2位を争っています。
会員数が多いということは、受賞結果にも、それだけ今のアメリカの映画界のムードを反映した結果が出ている、ということになりますが、米国アカデミー賞との合致度でいうと、結果的に、例年、ほとんど重ならないというものになっています。(全米映画賞レースの結果を見ながら、ここではあえて違うチョイスをしている、ということなのかもしれません。)
本年度は、クリティクス・チョイス・アワードが早めに発表されていますが、対照的に、オンライン映画批評家協会賞は、ノミネーションの発表も遅めで、受賞結果も年を跨いで発表するというスケジュールになっています。
2015年の作品賞は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、2014年の作品賞は『グランド・ブダペスト・ホテル』、2013年の作品賞は『それでも夜は明ける』、2012年の作品賞は『ツリー・オブ・ライフ』、2011年の作品賞は『ソーシャル・ネットワーク』、2010年の作品賞は『ハート・ロッカー』となっています。
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◆作品賞
・『メッセージ』(米) 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
・『お嬢さん』(韓) 監督:パク・チャヌク
・『最後の追跡』“Hell or High Water”(米) 監督:デイヴィッド・マッケンジー
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(米・チリ・仏) 監督:パブロ・ラライン
・『ラ・ラ・ランド』(米) 監督:デイミアン・チャゼル
・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(米) 監督:ケネス・ロナーガン
・『ムーンライト』(米) 監督:バリー・ジェンキンス
・“O.J.: Made in America”(米) 監督:Ezra Edelman
・“Paterson”(米・独・仏) 監督:ジム・ジャームッシュ
・“The Witch”(米・英・カナダ・ブラジル) 監督:Robert Eggers
◆監督賞
・デイミアン・チャゼル 『ラ・ラ・ランド』
・バリー・ジェンキンス 『ムーンライト』
・パブロ・ラライン 『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
・ケネス・ロナーガン 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
・ドゥニ・ヴィルヌーヴ 『メッセージ』
◆主演男優賞
・ケイシー・アフレック 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
・アダム・ドライヴァー “Paterson”
・ライアン・ゴズリング 『ラ・ラ・ランド』
・ヴィゴ・モーテンセン 『はじまりへの旅』
・デンゼル・ワシントン “Fences”
◆主演女優賞
・エイミー・アダムス 『メッセージ』
・イザベル・ユペール “Elle”(仏・独・ベルギー)(監督:ポール・ヴァーホーヴェン)
・ルース・ネッガ 『ラビング 愛という名前のふたり』
・ナタリー・ポートマン 『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
・エマ・ストーン 『ラ・ラ・ランド』
◆助演男優賞
・マハーシャラ・アリ 『ムーンライト』
・Tom Bennett “Love & Friendship”(アイルランド・仏・オランダ)(監督:ホイット・スティルマン)
・ジェフ・ブリッジス 『最後の追跡』
・ルーカス・ヘッジズ 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
・マイケル・シャノン “Nocturnal Animals”(米)(監督:トム・フォード)
◆助演女優賞
・ヴィオラ・デイヴィス “Fences”
・リリー・グラッドストーン “Certain Women”(米)(監督:ケリー・ライヒャルト)
・ナオミ・ハリス 『ムーンライト』
・オクタヴィア・スペンサー “Hidden Figures”(米)(監督:セオドア・メルフィ)
・ミシェル・ウィリアムズ 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
◆オリジナル脚本賞
・『最後の追跡』 テイラー・シェリダン
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 ノア・オッペンハイム.
・『ラ・ラ・ランド』 デイミアン・チャゼル
・『ロブスター』 ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ
・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 ケネス・ロナーガン
◆脚色賞
・『メッセージ』 エリック・ハイセラー(Eric Heisserer)、テッド・チャン(Ted Chiang)
・“Elle” デイヴィッド・バーク(David Birke)、フィリップ・ジャン(Philippe Djian)
・“Love & Friendship” ホイット・スティルマン
・『ムーンライト』 バリー・ジェンキンス、Tarell McCraney
・“Nocturnal Animals” トム・フォード
◆撮影賞
・『メッセージ』 ブラッドフォード・ヤング
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 ステファーヌ・フォンテーヌ(Stéphane Fontaine)
・『ラ・ラ・ランド』 リヌス・サンドグレン(Linus Sandgren)
・『ムーンライト』 James Laxton
・『ネオン・デーモン』 ナターシャ・ブライエ(Natasha Braier)
◆編集賞
・『メッセージ』 ジョー・ウォーカー
・“Cameraperson” Nels Bangerter
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 Sebastian Sepulveda
・『ラ・ラ・ランド』 トム・クロス
・『ムーンライト』 Joi McMillon、ナット・サンダース(Nat Sanders)
◆ドキュメンタリー賞
・『13th -憲法修正第13条-』“13th”(米) 監督:エヴァ・デュヴァルネ
・“Cameraperson”(米) 監督:カースティン・ジョンソン(Kirsten Johnson)
・“I Am Not Your Negro”(米・仏・ベルギー・スイス) 監督:ラウル・ペック
・“O.J.: Made in America”(米) 監督:Ezra Edelman
・『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』(米) 監督:ジョシュ・クリーグマン、エリース・スタインバーク
◆アニメーション賞
・『ファインディング・ドリー』
・“Kubo and the Two Strings”(米) 監督:トラヴィス・ナイト
・『モアナと伝説の海』“Moana”(米) 監督:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー
・『レッドタートル ある島の物語』
・『ズートピア』
◆外国語映画賞(Best Film Not in the English Language)
・“Elle”(仏・独・ベルギー) 監督:ポール・ヴァーホーヴェン
・『お嬢さん』(韓) 監督:パク・チャヌク
・“Neruda”(チリ・アルゼンチン・仏・西・米) 監督:パブロ・ラライン
・“The Salesman(فروشنده /Forushande)”(イラン・仏) 監督:アスガー・ファルハディ
・“Toni Erdmann”(独・オーストリア) 監督:マレン・アデ
◆最優秀米国未公開作品(Best Non-U.S. Release)
・『海よりもまだ深く』“After the Storm”(日) 監督:是枝裕和
・“The Death of Louis XIV”(ポルトガル・仏・西) 監督:Albert Serra
・“The Girl With All the Gifts”(英・米) 監督:コーム・マッカーシー
・『エリザのために』“Graduation”(ルーマニア) 監督:クリスティアン・ムンジウ
・『ノクトラマ/夜行少年たち』“Nocturma”(仏・独・ベルギー) 監督:ベルトラン・ボネロ
・“Personal Shopper”(仏・独) 監督:オリヴィエ・アサイヤス
・『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』“A Quiet Passion”(英・ベルギー) 監督:テレンス・デイヴィス
・“Staying Vertical”(仏) 監督:アラン・ギロディー
・“The Unknown Girl”(ベルギー・仏) 監督:リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ
・『あなた自身とあなたのもの』“Yourself and Yours”(韓) 監督:ホン・サンス
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主な作品のノミネート状況は以下の通り。
・『ラ・ラ・ランド』(7):作品・監督・主演男優・主演女優・脚本・撮影・編集
・『ムーンライト』(7):作品・監督・助演男優・助演女優・脚色・撮影・編集
・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(6):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・脚本
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(6):作品・監督・主演女優・脚本・撮影・編集
・『メッセージ』(6):作品・監督・主演女優・脚色・撮影・編集
・『最後の追跡』(3):作品・助演男優・脚本
・“Elle”(3):主演女優・脚色・外国語
・“Paterson”(2):作品・主演男優
・“O.J.: Made in America”(2):作品・ドキュメンタリー
・『お嬢さん』(2):作品・外国語
・“Fences”(2):主演男優・助演女優
・“Love & Friendship”(2):助演男優・脚色
・“Nocturnal Animals”(2):助演男優・脚色
・“Cameraperson”(2):編集・ドキュメンタリー
他の映画賞とはやや異なる作品も並んでいたりもしますが、上位作品の顔ぶれはほとんど変わらないものになっています。発表時期がズレたからといって、お披露目が遅かった『沈黙 -サイレンス- 』や『ビリー・リンの永遠の一日』などが入ってくるようなこともありませんでした。
クリティクス・チョイス・アワードとの対比でいうなら、2015年度はクリティクス・チョイス・アワードが15部門で米国アカデミー賞と受賞結果を一致させているのに対し、オンライン映画批評家協会賞と米国アカデミー賞で一致したのは、オリジナル脚本賞、編集賞、美術賞のわずか3部門でした。
本年度のクリティクス・チョイス・アワードは、『ラ・ラ・ランド』の圧勝でしたが、オンライン映画批評家協会賞はどういうチョイスをして見せてくれるでしょうか。
受賞結果の発表は、2017年1月3日です。
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*当ブログ記事
・オンライン映画批評家協会賞2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_18.html
・オンライン映画批評家協会賞2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_36.html
・オンライン映画批評家協会賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_17.html
・オンライン映画批評家協会賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_23.html
・オンライン映画批評家協会賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_26.html
・オンライン映画批評家協会賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_45.html
・オンライン映画批評家協会賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_64.html
・オンライン映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_2.html
・オンライン映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_6.html
・オンライン映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_5.html
・オンライン映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_24.html
・全米映画賞レース2016 前半戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_86.html
・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html
・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html
・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月~2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html
追記:
・オンライン映画批評家協会賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_8.html
【オンライン映画批評家協会賞】(The Online Film Critics Society Awards)
設立年:1997 会員数:246
公式サイト:http://www.ofcs.org/
Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Online_Film_Critics_Society
Wikipedia(日本語):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95%E5%AE%B6%E5%8D%94%E4%BC%9A
オンライン映画批評家協会賞は、全米の映画批評家協会賞系映画賞の中でも、会員数が多い映画賞で、増減を繰り返しつつ、クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)と会員数の1位2位を争っています。
会員数が多いということは、受賞結果にも、それだけ今のアメリカの映画界のムードを反映した結果が出ている、ということになりますが、米国アカデミー賞との合致度でいうと、結果的に、例年、ほとんど重ならないというものになっています。(全米映画賞レースの結果を見ながら、ここではあえて違うチョイスをしている、ということなのかもしれません。)
本年度は、クリティクス・チョイス・アワードが早めに発表されていますが、対照的に、オンライン映画批評家協会賞は、ノミネーションの発表も遅めで、受賞結果も年を跨いで発表するというスケジュールになっています。
2015年の作品賞は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、2014年の作品賞は『グランド・ブダペスト・ホテル』、2013年の作品賞は『それでも夜は明ける』、2012年の作品賞は『ツリー・オブ・ライフ』、2011年の作品賞は『ソーシャル・ネットワーク』、2010年の作品賞は『ハート・ロッカー』となっています。
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◆作品賞
・『メッセージ』(米) 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
・『お嬢さん』(韓) 監督:パク・チャヌク
・『最後の追跡』“Hell or High Water”(米) 監督:デイヴィッド・マッケンジー
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(米・チリ・仏) 監督:パブロ・ラライン
・『ラ・ラ・ランド』(米) 監督:デイミアン・チャゼル
・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(米) 監督:ケネス・ロナーガン
・『ムーンライト』(米) 監督:バリー・ジェンキンス
・“O.J.: Made in America”(米) 監督:Ezra Edelman
・“Paterson”(米・独・仏) 監督:ジム・ジャームッシュ
・“The Witch”(米・英・カナダ・ブラジル) 監督:Robert Eggers
◆監督賞
・デイミアン・チャゼル 『ラ・ラ・ランド』
・バリー・ジェンキンス 『ムーンライト』
・パブロ・ラライン 『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
・ケネス・ロナーガン 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
・ドゥニ・ヴィルヌーヴ 『メッセージ』
◆主演男優賞
・ケイシー・アフレック 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
・アダム・ドライヴァー “Paterson”
・ライアン・ゴズリング 『ラ・ラ・ランド』
・ヴィゴ・モーテンセン 『はじまりへの旅』
・デンゼル・ワシントン “Fences”
◆主演女優賞
・エイミー・アダムス 『メッセージ』
・イザベル・ユペール “Elle”(仏・独・ベルギー)(監督:ポール・ヴァーホーヴェン)
・ルース・ネッガ 『ラビング 愛という名前のふたり』
・ナタリー・ポートマン 『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
・エマ・ストーン 『ラ・ラ・ランド』
◆助演男優賞
・マハーシャラ・アリ 『ムーンライト』
・Tom Bennett “Love & Friendship”(アイルランド・仏・オランダ)(監督:ホイット・スティルマン)
・ジェフ・ブリッジス 『最後の追跡』
・ルーカス・ヘッジズ 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
・マイケル・シャノン “Nocturnal Animals”(米)(監督:トム・フォード)
◆助演女優賞
・ヴィオラ・デイヴィス “Fences”
・リリー・グラッドストーン “Certain Women”(米)(監督:ケリー・ライヒャルト)
・ナオミ・ハリス 『ムーンライト』
・オクタヴィア・スペンサー “Hidden Figures”(米)(監督:セオドア・メルフィ)
・ミシェル・ウィリアムズ 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
◆オリジナル脚本賞
・『最後の追跡』 テイラー・シェリダン
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 ノア・オッペンハイム.
・『ラ・ラ・ランド』 デイミアン・チャゼル
・『ロブスター』 ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ
・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 ケネス・ロナーガン
◆脚色賞
・『メッセージ』 エリック・ハイセラー(Eric Heisserer)、テッド・チャン(Ted Chiang)
・“Elle” デイヴィッド・バーク(David Birke)、フィリップ・ジャン(Philippe Djian)
・“Love & Friendship” ホイット・スティルマン
・『ムーンライト』 バリー・ジェンキンス、Tarell McCraney
・“Nocturnal Animals” トム・フォード
◆撮影賞
・『メッセージ』 ブラッドフォード・ヤング
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 ステファーヌ・フォンテーヌ(Stéphane Fontaine)
・『ラ・ラ・ランド』 リヌス・サンドグレン(Linus Sandgren)
・『ムーンライト』 James Laxton
・『ネオン・デーモン』 ナターシャ・ブライエ(Natasha Braier)
◆編集賞
・『メッセージ』 ジョー・ウォーカー
・“Cameraperson” Nels Bangerter
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 Sebastian Sepulveda
・『ラ・ラ・ランド』 トム・クロス
・『ムーンライト』 Joi McMillon、ナット・サンダース(Nat Sanders)
◆ドキュメンタリー賞
・『13th -憲法修正第13条-』“13th”(米) 監督:エヴァ・デュヴァルネ
・“Cameraperson”(米) 監督:カースティン・ジョンソン(Kirsten Johnson)
・“I Am Not Your Negro”(米・仏・ベルギー・スイス) 監督:ラウル・ペック
・“O.J.: Made in America”(米) 監督:Ezra Edelman
・『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』(米) 監督:ジョシュ・クリーグマン、エリース・スタインバーク
◆アニメーション賞
・『ファインディング・ドリー』
・“Kubo and the Two Strings”(米) 監督:トラヴィス・ナイト
・『モアナと伝説の海』“Moana”(米) 監督:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー
・『レッドタートル ある島の物語』
・『ズートピア』
◆外国語映画賞(Best Film Not in the English Language)
・“Elle”(仏・独・ベルギー) 監督:ポール・ヴァーホーヴェン
・『お嬢さん』(韓) 監督:パク・チャヌク
・“Neruda”(チリ・アルゼンチン・仏・西・米) 監督:パブロ・ラライン
・“The Salesman(فروشنده /Forushande)”(イラン・仏) 監督:アスガー・ファルハディ
・“Toni Erdmann”(独・オーストリア) 監督:マレン・アデ
◆最優秀米国未公開作品(Best Non-U.S. Release)
・『海よりもまだ深く』“After the Storm”(日) 監督:是枝裕和
・“The Death of Louis XIV”(ポルトガル・仏・西) 監督:Albert Serra
・“The Girl With All the Gifts”(英・米) 監督:コーム・マッカーシー
・『エリザのために』“Graduation”(ルーマニア) 監督:クリスティアン・ムンジウ
・『ノクトラマ/夜行少年たち』“Nocturma”(仏・独・ベルギー) 監督:ベルトラン・ボネロ
・“Personal Shopper”(仏・独) 監督:オリヴィエ・アサイヤス
・『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』“A Quiet Passion”(英・ベルギー) 監督:テレンス・デイヴィス
・“Staying Vertical”(仏) 監督:アラン・ギロディー
・“The Unknown Girl”(ベルギー・仏) 監督:リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ
・『あなた自身とあなたのもの』“Yourself and Yours”(韓) 監督:ホン・サンス
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主な作品のノミネート状況は以下の通り。
・『ラ・ラ・ランド』(7):作品・監督・主演男優・主演女優・脚本・撮影・編集
・『ムーンライト』(7):作品・監督・助演男優・助演女優・脚色・撮影・編集
・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(6):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・脚本
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(6):作品・監督・主演女優・脚本・撮影・編集
・『メッセージ』(6):作品・監督・主演女優・脚色・撮影・編集
・『最後の追跡』(3):作品・助演男優・脚本
・“Elle”(3):主演女優・脚色・外国語
・“Paterson”(2):作品・主演男優
・“O.J.: Made in America”(2):作品・ドキュメンタリー
・『お嬢さん』(2):作品・外国語
・“Fences”(2):主演男優・助演女優
・“Love & Friendship”(2):助演男優・脚色
・“Nocturnal Animals”(2):助演男優・脚色
・“Cameraperson”(2):編集・ドキュメンタリー
他の映画賞とはやや異なる作品も並んでいたりもしますが、上位作品の顔ぶれはほとんど変わらないものになっています。発表時期がズレたからといって、お披露目が遅かった『沈黙 -サイレンス- 』や『ビリー・リンの永遠の一日』などが入ってくるようなこともありませんでした。
クリティクス・チョイス・アワードとの対比でいうなら、2015年度はクリティクス・チョイス・アワードが15部門で米国アカデミー賞と受賞結果を一致させているのに対し、オンライン映画批評家協会賞と米国アカデミー賞で一致したのは、オリジナル脚本賞、編集賞、美術賞のわずか3部門でした。
本年度のクリティクス・チョイス・アワードは、『ラ・ラ・ランド』の圧勝でしたが、オンライン映画批評家協会賞はどういうチョイスをして見せてくれるでしょうか。
受賞結果の発表は、2017年1月3日です。
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*当ブログ記事
・オンライン映画批評家協会賞2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_18.html
・オンライン映画批評家協会賞2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_36.html
・オンライン映画批評家協会賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_17.html
・オンライン映画批評家協会賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_23.html
・オンライン映画批評家協会賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_26.html
・オンライン映画批評家協会賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_45.html
・オンライン映画批評家協会賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_64.html
・オンライン映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_2.html
・オンライン映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_6.html
・オンライン映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_5.html
・オンライン映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_24.html
・全米映画賞レース2016 前半戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_86.html
・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html
・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html
・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月~2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html
追記:
・オンライン映画批評家協会賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_8.html
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