ナント三大陸映画祭2016 受賞結果 『ディストラクション・ベイビーズ』が準グランプリ

 第38回ナント三大陸映画祭(11月22日~29日)の受賞結果です。

 【オフィシャル・セレクション-コンペティション部門】

 ・“Solo, Solitude(Istirahatlah Kata-Kata)”(インドネシア) 監督:ヨセプ・アンギ・ノエン(Yosep Anggi Noen)
 ・“My Father’s Wings(Babamin Kanatlari)”(トルコ) 監督:Kivanç Sezer
 ・『苦い銭』“Bitter Money(Ku Qian)”(仏・香港) 監督:ワン・ビン
 ・『オールド・ストーン』“Old Stone(老石)”(カナダ・中) 監督:ジョニー・マー(Johnny Ma/馬楠)
 ・『よみがえりの樹』“Life After Life(Zhi Fan Ye Mao)”(中) 監督:チャン・ハンイ(Hanyi Zhang)
 ・『バンコクナイツ』“Bangkok Nites”(仏・日・ラオス・タイ) 監督:富田克也
 ・『ディストラクション・ベイビーズ』“Destruction Babies”(日) 監督:真利子哲也
 ・“El Limonero Real”(アルゼンチン) 監督:グスタボ・フォンタン(Gustavo Fontán)
 ・“In The Last Days Of The City(Akher Ayam El Madina)”(独・UAE・英・エジプト) 監督:Tamer El Said

 ※審査員:サッシャ・ブルド(Sacha Bourdo:フランスの男優)、 カンタン・ドルメール(Quentin Dolmaire:フランスの男優)、Jean-Marie Teno(カメルーンのフィルムメーカー)、June Wu(配給者)、ヨランド・ゾーベルマン(Yolande Zauberman:フランスのフィルムメーカー)

 ◆グランプリ/金の気球賞(Golden Montgolfiere) €6,000

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 ◎“In The Last Days Of The City(Akher Ayam El Madina)”(独・UAE・英・エジプト) 監督:Tamer El Said
 物語:2009年から2010年にかけて。Khalidは、カイロに住む35歳の映画監督で、自分の内なるイメージを取り出そうとするが、うまくいかない。3人の友人が、彼を助けようとして、ビデオ映像を送ってきてくれる。1人目は、バグダッドから、ベルリンに移り、今は難民として暮らしている。2人目はバグダッドにとどまり、3人目はベイルートでトラブルの多い生活を送っている。しかし、これらは、Khalidを助けるというよりむしろ、彼との絆を通して、カイロとの何らかのつながりを維持しようとしているようにも見えた。そんなものは完全にファンタジーにすぎないと気づいていながら。やがて、彼は、生きることの厳しさと美しさを通して、前へと進み続ける力を見出す。
 ベルリン国際映画祭2016 フォーラム部門出品。カリガリ賞受賞。
 ヴィリニウス国際映画祭2016出品。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 インディーリスボア/リスボン国際インディペンデント映画祭2016出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 ベルリン-ブカレスト・エクスプレス部門出品。
 メルボルン国際映画祭2016出品。
 グディニャ映画祭2016出品。
 BFIロンドン映画祭2016 Debate部門出品。
 リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭2016出品。
 シカゴ国際映画祭2016出品。
 ウィーン国際映画祭2016出品。
 CPH:PIX2016出品。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2016 文化の多様性賞ノミネート。

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 ◆準グランプリ/銀の気球賞(Silver Montgolfiere) €4,000

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 ◎『ディストラクション・ベイビーズ』“Destruction Babies”(日) 監督:真利子哲也

 ◆スペシャル・メンション

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 ◎“El Limonero Real(The Royal Lemon Tree)”(アルゼンチン) 監督:グスタボ・フォンタン(Gustavo Fontán)
 物語:サンタフェ地方。大晦日。Wenceslaoは、50代後半で、ひとりで家族の会食に出かけていく。というのも、息子が死んでから、妻は家を出ようとしないからだ。彼は、社会にもまわりの出来事にも関心はない。やがて少しずつ彼の内的な世界が明らかになってくる。
 アルゼンチンの小説家フアン・ホセ・サエールが9年かけて書いた同名の野心作(1974)の映画化。
 オーレンセ国際映画祭2016 イベロ・アメリカン・コンペティション部門出品。

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 ◆ヤング審査員賞(Prix du Jury Jeune) €1,000
 ◎“In The Last Days Of The City(Akher Ayam El Madina)”(独・UAE・英・エジプト) 監督:Tamer El Said

 ◆観客賞(WIK FIP Public Prize) €1,500
 ◎“My Father’s Wings(Babamin Kanatlari)”(トルコ) 監督:Kivanç Sezer
 物語:イブラヒムと甥のユスフは、イスタンブールで高級住宅の建設現場で働いている。家族は、郊外で、親戚とともに暮らしている。家を持つことも考えられたが、それには何年も支払いを続けなければならない。イブラヒムに肺がんが発見される。彼は、工事現場で事故が起こり、作業員の家族に多額の賠償金が支払われたという噂を耳にする。イブラヒムは、自分の年齢と病気のことを考え、工事現場で事故死に見せかけた自殺を企てることを思いつく。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 オフィシャル・セレクション出品。
 Adana映画祭2016出品。Yilmaz Guney Award、男優賞、編集賞受賞。


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 本年度の特集は、リティー・パニュ(12本)、インド映画(12本)、アフリカ&ポルトガル(50年代から最新作まで25本)、リー・ハンシャン(6本)、「Dance!Sing!」(『音楽サロン』『ドゥ・ザ・ライト・シング』『Hole』『スリ』『チコとリタ』“Grigris”など10本)でした。

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月~2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html
 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月~11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

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