シンガポール国際映画祭2016 受賞結果 [審査員長は河瀨直美]

 第27回シンガポール国際映画祭(11月23日-12月4日)の各賞が発表されました。

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 【アジア長編映画コンペティション部門】(Asian Feature Film Competition)

 ※審査員:河瀨直美(審査員長)、ハーマン・ヤウ、Jocelyne Saab(レバノンの監督)、Sunny Pang(シンガポールの男優)

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 ◆作品賞(Best Film/The Silver Screen Award)
 ◎“White Sun(Seto Surya)(ネパール・米・カタール) 監督:Deepak Rauniyar
 物語:少女Poojaは、母Durgaと愛する祖父とともに、ネパール北部の丘陵で暮らしている。父Agniは、反体制のパルチザンで、何年も前に村を出て行ってしまっていて、Poojaは、父親の顔を知らない。祖父が亡くなり、Agniが帰ってくる。Agniは、戦争の傷を負っている。彼は、女手ひとつで娘を育ててきたDurgaと話すだけで一苦労だ。村の医者Surajiは、一家とは最も親しい友人だが、内戦時は、Agniと敵味方に分かれて戦っていて、今回もまた大ケンカしてしまう。遺体は、川まで降りて行って火葬にしなければならないが、急な山道を遺体を下すのに人手が必要となる。村の長老たちからのプレッシャーの中、村の外部に助けを求めに行く。それには、内戦時、彼が取り除こうしていた厳しいカースト制や性的差別にも従わなければならない。
 ベネチア国際映画祭2016 Orizzonti部門出品。Interfilm Award受賞。
 トロント国際映画祭2016 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 釜山国際映画祭2016 アジア映画の窓部門出品。

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 ◆監督賞(Best Director)
 ◎Abdullah Mohammad Saad “Live From Dhaka”(バングラデシュ)

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 “Live From Dhaka”(バングラデシュ) 監督:Abdullah Mohammad Saad
 物語:Sazzadは、体に障害を抱えながらも、調理師としてダッカで暮らしている。ところが、株式市場が破綻した結果、借金取りに追われる身となり、生きることに四苦八苦し、ガールフレンドのRehanaやドラッグ中毒の弟Michaelとどうつきあっていけばいいのかわからなくなる。彼は、ダッカと自らのトラブルから逃れようとして、次第に心の闇に沈んでいく。

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 ◆演技賞(Best Performance)
 ◎Mostafa Monwar “Live From Dhaka”

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 ◆スペシャル・メンション(Special Mention)

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 ◎“Turah”(インドネシア) 監督:Wicaksono Wisnu Legowo
 物語:Kampung Tirangでは、生活が厳しく、人々は悲観的で、怯えながら生活している。特に、彼らを生き延びさせてくれているお金持ちのDarsoに対しては卑屈だ。大卒のPakelは、Darsoにごまをすって、ずる賢く立ち回り、村人たちにみじめな思いをさせる。ところが、TurahとJadagに、かすかな希望が芽生え、恐怖に打ち勝つ勇気が生まれる。
 Jogja-NETPAC アジア映画祭2016出品。NETPAC賞、Geber賞受賞。

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 [その他のエントリー作品]
 ・“Verge”(トルコ) 監督:Ayhan Salar、Erkan Tahhuşoğlu
 ・“By The Time It Gets Dark”(タイ・仏・オランダ・カタール) 監督:アノーチャ・スイッチャーゴーンポン(Anocha Suwichakornpong)
 ・“Wandering”(タイ) 監督:Boonsong Nakphoo
 ・“A Yellow Bird”(シンガポール・仏) 監督:K Rajagopal
 ・“Nokas”(インドネシア) 監督:Manuel Alberto Maia
 ・“Town in a Lake”(フィリピン) 監督:ジェット・ライコ(Jet Leyco)
 ・“White Ant(白蟻)”(台湾) 監督:Chu Hsien-Che(朱賢哲)

 【東南アジア短編コンペティション部門】(Southeast Asian Short Film

 ◆最優秀東南アジア短編映画賞(Best Southeast Asian Short Film)
 ◎“In The Year of Monkey (Prenjak)”(インドネシア) 監督:Wregas Bhanuteja

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 ◆最優秀シンガポール短編映画賞(Best Singapore Short Film)
 ◎“Anchorage Prohibited”(シンガポール・台湾) 監督:Chiang Wei Liang

 ◆監督賞(Best Director)
 ◎“The Mist”(シンガポール) 監督:Liao Jiekai

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 ◆スペシャル・メンション(Special Mention)
 ◎“On The Origin of Fear”(インドネシア) 監督:Bayu Prihantoro Filemon

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 【ユース審査員&批評家プログラム】(Youth Jury & Critics Programme)

 ◆ユース審査員賞(Youth Jury Prize)
 ◎“Still(Hilom)”(フィリピン) 監督:P.R. Patindol [短編]

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 ◆ユース批評家賞(Youth critic award)
 ◎Eliza Ho

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 【東南アジア映画ラボ】(Southeast Asian Film Lab)

 ◆有望プロジェクト賞(Most Promising Project)
 ◎“Taste” Dong Phuong Thao

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 ◆スペシャル・メンション(Special Mention)
 ◎“Rahula” Puangsoi Aksornsawang

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 【特別賞・名誉賞】

 ◆名誉賞(Honorary Award)
 ◎フルーツ・チャン

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 ◆シネマ・レジェンド賞(Cinema Legend Award)
 ◎サイモン・ヤム

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 【Facts & Figures】

 ・上映本数:161本
 ・のべ観客数:約13,000人
 ・マスタークラス&トークの参加者が50%増で史上最多記録
 ・検閲で上映中止になることなく、すべての作品が上映されたのは、27年の歴史の中で初めて。

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 *当ブログ記事

 ・シンガポール国際映画祭2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_84.html

 ・シンガポール国際映画祭2010 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201004/article_14.html
 ・シンガポール映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201004/article_27.html

 ・シンガポール国際映画祭2009 ラインナップ&受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_3.html

 ・シンガポール国際映画祭2008 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200804/article_1.html

 ・シンガポール国際映画祭 1991~2007:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200804/article_2.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月~2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月~11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

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