トロント国際映画祭2016 MIDNIGHT MADNESS、SHORT CUTS、VANGUARD

 【MIDNIGHT MADNESS】 10本

 ・“Free Fire”(英) 監督:ベン・ウィートリー [ワールド・プレミア]
 出演:ブリー・ラーソン、キリアン・マーフィー、アーミー・ハマー、マイケル・スマイリー、シャールト・コプリー
 物語:1978年のボストン。ジャスティンが、荒れ果てた倉庫で、2人のアイルランド人と1人のギャングを引き合わせる。ギャングは、ヴァーノンとオードの手の者で、彼らに秘蔵の銃を売ることになっていた。ところが、引き渡しの場は銃撃戦に転じ、生き残りを賭けたサバイバル・ゲームが始まる。
 オープニング・ナイト作品。

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 ・“The Girl With All The Gifts”(英) 監督:コーム・マッカーシー(Colm McCarthy) [北米プレミア]
 出演:Sennia Nanua、ジェマ・アータートン、グレン・クローズ、パディー・コンシダイン
 物語:真菌の感染によりほとんどの人類が死滅した未来のディストピア。感染者は、人間の心を失って「餓鬼」になり、健康な人間の肉を貪った。病気は、血と唾によって広がるほか、真菌によって作られる胞子によっても広がっていった。少数の生き残りは、厳重に守られたバーミンガムで暮らしていた。彼らは、そこで、半分が人間で、半分が「餓鬼」である第2世代のハイブリッドの子どもたちを研究して、治療方法を探っていた。第2世代は、第1世代の「餓鬼」とは異なり、人間の匂いに近づき過ぎない限りは、人間の心を保持することができた。研究では、科学者は被験者を殺すことも認められていたが、教師のヘレンはそれを快く思っていなかった。科学者のチーフであるキャロラインが、一人の少女メラニーを解剖する決定を下した時、ヘレンは危険を冒してメラニーを守ろうとする……。
 M.R. Careyの小説の映画化。
 ロカルノ国際映画祭2016 ピアッツァ・グランデ部門出品。

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 ・“Raw”(Grave)”(仏・ベルギー) 監督:Julia Ducournau [インターナショナル・プレミア]
 出演:Garance Marillier、Ella Rumpf、ラバ・ナイト・ウフェラ(Rabah Naït Oufella)、ローラン・リュカ、ジョアンナ・プレイス
 物語:ジャスティンの一家は、みんな獣医で、ベジタリアンである。彼女は、才能に恵まれ、16歳で、姉も学んでいる獣医学校に入学する。彼女は、準備する間もなく、いじめを受け、人生で初めて生肉を食べさせられる。すると彼女の真の自我が現れ始め、思ってもみなかった結果が出来する。
 カンヌ国際映画祭2016 国際批評家週間出品。国際批評家連盟賞受賞。

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 ・『貞子vs伽椰子』“Sadako vs. Kayako”(日) 監督:白石晃士 [インターナショナル・プレミア]
 クロージング・ナイト作品。

 ・“The Autopsy of Jane Doe”(米) 監督:アンドレ・ウーヴレダル(André Øvredal) [ワールド・プレミア]
 出演:エミール・ハーシュ、ブライアン・コックス、オフィリア・ラヴィボンド、マイケル・マケルハットン
 物語:トミーと息子のオースティンは、検視官で、家族でモルグを運営している。保安官が、身元不明の殺人事件の遺体を持ち込んできた時、最初は単純明快な事件のように思われた。ところが、身元を特定しようとして検視を進めるにつれ、次々と奇妙な発見があり、2人は恐ろしい秘密へと導かれていく。
 『トロール・ハンター』のアンドレ・ウーヴレダル監督の最新作。

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 ・“The Belko Experiment”(米) 監督:グレッグ・マクリーン(Greg McLean) [ワールド・プレミア]
 出演:トニー・ゴールドウィン、ジョン・C・マッギンリー、マイケル・ルーカー、ジョン・ギャラガー・ジュニア
 物語:サンパウロにあるベルコ・カンパニー。その日もこれまでと同じように普通の1日が始まったかのように思われたが、従業員たちは、やがて自分たちが会社の実験のモルモットにされてしまったことを知る。謎めいた声がスピーカーを通して、彼らに指示を下す。仲間を殺せ。さもなくば、殺されるだけだ。

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 ・『ブレア・ウィッチ』“Blair Witch”(米) 監督:アダム・ウィンガード(Adam Wingard) [ワールド・プレミア?]
 出演:Corbin Reid、ウェス・ロビンソン、ヴァロリー・カリー、ジェームズ・アレン・マキューン、キャリー・ヘルナンデス、Brandon Scott
 物語:ジェームズは、ブレア・ウィッチの森で失踪した妹ヘザーと思われる人物が映っているビデオを見つける。彼は、友人たちとともに、失踪した妹を捜して森の中に入っていく。
 『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』から15年後という設定の続編。

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 ・“Dog Eat Dog”(米) 監督:ポール・シュレイダー [北米プレミア]
 出演:クリストファー・マシュー・クック(Christopher Matthew Cook)、ニコラス・ケイジ、ウィレム・デフォー
 物語:3人の落ちぶれた元詐欺師が、メキシコのギャングのボスから仕事の依頼を受ける。3人は、断るべきなのはわかっていたが、お金に目がくらんで引き受けてしまう。仕事は、ギャング仲間の子どもの誘拐だったが、その最中、彼らは闖入者を殺してしまう。その闖入者こそ、子どもの父親で、ギャングのボスが言うことを聞かせようとしていた相手だった。3人は、逃げ出すが、状況が最悪なことはわかっていた。だが、どんなことがあっても、もう刑務所には入りたくはなかったのだ。
 カンヌ国際映画祭2016 監督週間オープニング作品。

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 ・“Headshot”(インドネシア) 監督:キモ・スタンボエル(Kimo Stamboel)、ティモ・ジャイアント(Timo Tjahjanto) [ワールド・プレミア]
 物語:Ishmaelは、頭部にひどいケガを負って、記憶を失っている。ところが、若い医者の治療によって、記憶が甦り始め、それが彼を脅かす。どうやら暴力沙汰は避けられそうにない……。
 主演は、『ザ・レイド』のイコ・ウワイス。
 ペンエーク・ラッタナルアーン監督の同タイトルの作品と内容的にも似ている? 「ボーン・シリーズ」と設定が似ているという指摘あり。

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 ・“Rats”(米) 監督:モーガン・スパーロック [ワールド・プレミア]
 Robert Sullivanのベストセラー“Rats: A Year With New York's Most Unwanted Inhabitants”に基づく、ネズミに関するドキュメンタリー。ネズミは、地球上のあらゆる場所に生息し、病気や死、心理的トラウマを運ぶ。本作では、害虫駆除業者や科学者、そしてシェフなどの証言によって、この複雑なる生き物の実態に迫り、ネズミこそわれわれ人間の生活を写し出す鏡であることを明らかにする。

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 【SHORT CUTS】 41本

 ・“In The Hills”(英) 監督:Hamid Ahmadi [北米プレミア]

 ・“Night Dancing”(英) 監督:Barney Cokeliss [ワールド・プレミア]

 ・“Standby”(英) 監督:Charlotte Regan [ワールド・プレミア]

 ・“The White Helmets”(英) 監督:Orlando von Einsiedel [カナダ・プレミア].

 ・“Second To None”(アイルランド) 監督:Vincent Gallagher [インターナショナル・プレミア]

 ・“A Brief History of Princess X”(仏・ポルトガル・英) 監督:Gabriel Abrantes, [北米プレミア]

 ・“Decorado”(西・仏) 監督:Alberto Vázquez [北米プレミア]

 ・“Import”(オランダ) 監督:Ena Sendijarević [北米プレミア]

 ・“Semiliberi”(伊) 監督:Matteo Gentiloni [北米プレミア]

 ・“The Pine Tree Villa(Eine Villa Mit Pinien)”(独) 監督:Jan Koester [北米プレミア]

 ・“Sevince(When You Love)”(独) 監督:Süheyla Schwenk [ワールド・プレミア]

 ・“Romantik”(仏・ポーランド) 監督:Mateusz Rakowicz [インターナショナル・プレミア]

 ・“A New Home”(スロヴェニア) 監督:Žiga Virc [ワールド・プレミア]

 ・“Half A Man(Po covika)”(クロアチア) 監督:Kristina Kumric [ワールド・プレミア]

 ・“Transition(Tranzicija)”(セルビア) 監督:Milica Tomovic [北米プレミア]

 ・“Fluffy(Flafi)”(セルビア・カナダ) 監督:Lee Filipovski [ワールド・プレミア]

 ・“All Rivers Run To The Sea(Toate Fluviile Curg în Mare)”(ルーマニア) 監督:Alexandru Badea [北米プレミア]

 ・“Sandy Beach”(ギリシャ) 監督:Thanos Papastergiou [ワールド・プレミア]

 ・“Because The World Never Stops”(スウェーデン) 監督:Maximilien Van Aertryck、Axel Danielson [ワールド・プレミア]

 ・“Mr. Sugar Daddy”(スウェーデン) 監督:Dawid Ullgren [北米プレミア]

 ・“Next”(ロシア) 監督:Elena Brodach [北米プレミア]

 ・“Red Apples”(アルメニア・グルジア・米) 監督:George Sikharulidze [ワールド・プレミア]

 ・“SUBMARINE”(レバノン) 監督:Mounia Akl [北米プレミア]

 ・“Anna”(イスラエル) 監督:Or Sinai [北米プレミア]

 ・“Dadyaa”(ネパール・仏) 監督:Pooja Gurung、Bibhusan Basnet [北米プレミア]

 ・“On The Origin of Fear”(インドネシア) 監督:Bayu Prihantoro Filemon [北米プレミア]

 ・“Imago”(フィリピン) 監督:Raymund Ribay Gutierrez [北米プレミア]

 ・“The Hedonists(営生)”(中) 監督:ジャ・ジャンクー [北米プレミア]

 ・“Bargain(Moam gab)”(韓) 監督:Lee Chung-hyun [インターナショナル・プレミア]

 ・“Trespass”(オーストラリア) 監督:Mirrah Foulkes [インターナショナル・プレミア]

 ・“Andy Goes In”(米) 監督:Josh Polon [ワールド・プレミア]

 ・“Cul-De-Sac”(米) 監督:Damon Russell [ワールド・プレミア]

 ・“Inner Workings”(米) 監督:Leo Matsuda [カナダ・プレミア]

 ・“The Last Leatherman of The Vale of Cashmere”(米) 監督:Greg Loser [インターナショナル・プレミア]

 ・“Summer Camp Island”(米) 監督:Julia Pott [ワールド・プレミア]

 ・“Green(Verde)”(メキシコ) 監督:Alonso Ruizpalacios [ワールド・プレミア]

 ・“And The Whole Sky Fit In The Dead Cow’s Eye(Y Todo El Cielo Cupo En El Ojo De La Vaca Muerta)”(チリ・米) 監督:Francisca Alegría [ワールド・プレミア]

 ・“Battalion To My Beat”(アルジェリア・米・西サハラ) 監督:Eimi Imanishi [インターナショナル・プレミア]

 ・“BLACK HEAD COW”(タンザニア) 監督:Engiteng’ Narok Lukunya Elizabeth Nichols [ワールド・プレミア]

 ・“Samedi Cinema”(セネガル・米) 監督:Mamadou Dia [北米プレミア]

 ・“Paraya”(南ア・仏) 監督:Sheetal Magan、Martín Morgenfeld [北米プレミア]

 【TIFF CINEMATHEQUE】 10本

 ・“General Report On Certain Matters of Interest For A Public Screening(Informe General Sobre Algunas Cuestiones De Interés Para Una Proyección Pública)”(1977/西) 監督:ペレ・ポルタベラ(Pere Portabella)

 ・『イルマ・ヴェップ』(1996/仏) 監督:オリヴィエ・アサイヤス

 ・“Lumière!”(2016/仏) 監督:ティエリー・フレモー(Thierry Frémaux) [北米プレミア]
 4Kデジタルで修復されたリュミエール兄弟の作品98本のセレクションに、(本作のプロデューサーでもある)ティエリー・フレモーとベルトラン・タヴェルニエによるコメンタリー(+Romain Camioloによるピアノ伴奏)を加えたもの。90分。
 2015年のカンヌ国際映画祭 カンヌ・クラシック部門では、114作品/93分バージョン(コメンタリーなし?)が上映されている。(その後、リヨンのオーディトリウムでも上映された。)
 フランスでリリースされているプレスティッジ・エディションのDVD/ブルーレイでは、114本のバージョンが収められ、特典として、ジャン・ルノワールが語るリュミエール兄弟(撮影:エリック・ロメール)と、ペドロ・アルモドバル、マイケル・チミノ、グザヴィエ・ドラン、ジェリー・シャッツバーグ、パオロ・ソレンティーノ、クエンティン・タランティーノによる新しい『工場の出口』が収録されている。

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 ・『歌う女・歌わない女』“One Sings, the Other Doesn’t(L’Une Chante, l’Autre Pas)”(1977/仏) 監督:アニエス・ヴァルダ

 ・『盗馬賊』“The Horse Thief”(1986/中) 監督:田壮壮

 ・『片目のジャック』“One-Eyed Jacks”(1961/米) 監督:マーロン・ブランド

 ・『サムシング・ワイルド』(1986/米) 監督:ジョナサン・デミ

 ・『自由への旅立ち』“Daughters of The Dust”(1991/米) 監督:ジュリー・ダッシュ(Julie Dash)

 ・『パンズ・ラビリンス』(2006/メキシコ・西・米) 監督:ギレルモ・デル・トロ

 ・『アルジェの戦い』“The Battle of Algiers(La Battaglia Di Algeri)”(1966/アルジェリア・伊) 監督:ジッロ・ポンテコルヴォ(Gillo Pontecorvo)

 【VANGUARD】 12本

 ・“Prevenge”(英) 監督:アリス・ロウ(Alice Lowe) [北米プレミア]
 出演:アリス・ロウ(Alice Lowe)、ジェマ・ウィーラン(Gemma Whelan)、ケイト・ディッキー(Kate Dickie)、ジョー・ハートリー(Jo Hartley)、ケイヴァン・ノヴァク(Kayvan Novak)、Dan Renton Skinner、Tom Davis、Mike Wozniak、アイリーン・デイヴィス(Eileen Davies)、Tom Meeten、Leila Hoffman、Marc Bessant
 物語:妊婦が、連続殺人を行おうとしている。ターゲットはバラバラだ。彼女の復讐へのモチベーションは次第に明らかになっていく。
 女優アリス・ロウの初監督長編。「ポスト・フェミニズム復讐映画」(つまり、これまでの復讐映画とは一線を画しているらしい。)
 撮影当時、アリス・ロウ自身が妊娠7-8か月で、それがこの映画にデッドラインを与えた。
 ベネチア国際映画祭2016 国際批評家週間 アウト・オブ・コンペティション部門出品。


 ・“WITHOUT NAME”(アイルランド) 監督:ローカン・フィネガン(Lorcan Finnegan) [ワールド・プレミア]
 出演:アラン・マッケンナ、ニアフ・アルガー(Niamh Algar)、James Browne
 物語:エリックは、土地測量士で、怪しげな開発プロジェクトのため、適合性を調べるために、アイルランドの名もない森林地帯に来ている。霊的な環境の中で、何か形にならないものが感じられ、この場所がある種の知性によって設計されたかのように思えてくる。木々の間からシルエットが瞬く。この場所は、彼を拒絶すると同時に、魅了もする。彼は、まわりの環境になじもうとして、この名もない土地の囚人になる。
 日本にも短編『FOXES / キツネ』が紹介されているローカン・フィネガンの初監督長編。

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 ・“Message From The King”(英・仏・ベルギー) 監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ(Fabrice Du Welz) [ワールド・プレミア]
 出演:チャドウィック・ボーズマン、テレサ・パルマー、ルーク・エヴァンス、アルフレッド・モリーナ
 物語:ジェイコブ・キングは、音信が途絶えた妹を心配して、南アフリカからロサンゼルスにやってくる。彼は、妹の足跡をたどり、彼女に何が起こったのかを探る。やがて妹が死んでいることがわかると、彼女のために復讐を誓う。
 『変態村』などで知られるファブリス・ドゥ・ヴェルツの最新作。

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 ・“Blind Sun”(仏・ギリシャ) 監督:Joyce A. Nashawati [北米プレミア]
 物語:近未来。ギリシャの海辺のリゾート地。太陽の熱波が照りつけて、埃っぽい道路は焼かれ、水は涸れ始め、暴力が出番を窺っている。Aschrafは、移民で、フランス人家族が不在の間、ホリデー・ヴィラの見回りをしている。警官が彼を止めて、IDの提示を求める。水不足と迫りくる生態学的な危機が、Aschrafの現実感を狂わせていく……。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2015 ニュー・ヴィジョンズ部門出品。
 テッサロニキ国際映画祭2015 批評家賞受賞。
 ファンタスポルト2016 監督週間出品。男優賞受賞(Ziad Bakri)。
 ギリシャ・アカデミー賞(Hellenic Film Academy Awards)2016 撮影賞、新人監督賞ノミネート。
 ブリュッセル映画祭2016 オフィシャル・コンペティション部門出品。撮影賞受賞。

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 ・“Interchange”(マレーシア・インドネシア) 監督:Dain Iskandar Said [北米プレミア]
 物語:科学捜査班のカメラマンが、一連の不気味な殺人事件の捜査を手助けしていて、シャーマンと超常現象の世界に引きづり込まれる。
 ロカルノ国際映画祭2016 ピアッツァ・グランデ部門出品。

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 ・“GODSPEED(一路順風)”(台湾) 監督:チョン・モンホン [ワールド・プレミア]
 出演:Na Dow、マイケル・ホイ、レオン・ダイ
 物語:男は、これまで嘘をついて、盗んだり、人を騙したりしてきた。ところが、真っ当な仕事に就こうと決心して、初めて就いたのが宅配便の仕事だった。仕事は簡単だった。朝、荷物を受け取り、ボスの友人に届け、夕方に戻ってくればいいのだ。しかし、その荷物の中身が、高純度のヘロインであることを彼は知らなかった。ある日、彼は、運転手の愛想はいいが、オンボロのタクシーに乗ることになってしまう。運転手は、香港出身で、25年前に台湾に来て、そのまま居ついてしまったらしい。運転手の望みは、平和な人生を送ることだけだったが、男は、この運転手を改造しようと考える。そんな時、タクシーが襲われ、お金もヘロインも奪われ、2人はトランクに詰め込まれてしまう……。

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 ・“Colossal”(カナダ) 監督:ナチョ・ビガロンド(Nacho Vigalondo) [ワールド・プレミア]
 出演:アン・ハサウェイ、ジェイソン・サダイキス(Jason Sudeikis)、ダン・スティーヴンス(Dan Stevens)、オースティン・ストウェル(Austin Stowell)、ティム・ブレイク・ネルソン
 物語:グロリアは、普通の女性だが、職を失い、ボーイフレンドによってアパートを追い出され、ニューヨークから故郷へと帰らなければならなくなる。ソウルで巨大生物が街を破壊しているというニュースを聞いた時、彼女は、この出来事と自分が結びついていることを知る。事態はどんどん収拾つかなくなっていく。彼女は、自分のようなちっぽけな存在が、地球の裏側の重大な出来事に関わっていることについて、決心を下さなければならない。
 米国アカデミー賞短編映画賞やゴヤ賞脚色賞にもノミネートされたことがある俳優で監督のナチョ・ビガロンドの第4監督長編。
 ゴジラ映画に対する著作権侵害であると東宝から訴えられて、舞台は東京からソウルに変更された。

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 ・“I Am The Pretty Thing That Lives In The House”(カナダ・米) 監督:オズグッド・パーキンス(Osgood Perkins) [ワールド・プレミア]
 出演:ルース・ウィルソン、ルーシー・ボイントン(Lucy Boynton)、デボラ・ハリー(Debbie Harry)
 物語:マサチューセッツ州にある、1800年代のファームハウス。リリーは、ホスピス・ナースをしていて、年老いたホラー作家ヘレンのケアをするために、この家にやってくる。ヘレンは、人生の最後の日々を過ごすためにこの愛すべき家を選んだのであり、この家自体が、ゴースト・ストーリーを有していた……。
 『セクレタリー』『ホテルゾンビ』などに出演し、『スクリーム・ガールズ~最後の絶叫~』等の脚本も手がけるオズグッド・パーキンスの第2監督作品。

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 ・“The Bad Batch”(米) 監督:アナ・リリー・アミールポアー(Ana Lily Amirpour) [北米プレミア]
 出演:スキ・ウォーターハウス(Suki Waterhouse)、ジェイソン・モモア(Jason Momoa)、キアヌ・リーヴス、ジム・キャリー、ジョヴァンニ・リビシ
 物語:テキサスの荒野。未来のディストピア。人食い人種のコミュニティーで、重要なルールが破られる。それは、「自分のエサと遊ぶな」というものだった。『ザ・ヴァンパイア ~残酷な牙を持つ少女~』の監督による異色ラブ・ストーリー。
 ベネチア国際映画祭2016 コンペティション部門出品。


 ・“Buster’s Mal Heart”(米) 監督:サラ・アディナ・スミス(Sarah Adina Smith) [ワールド・プレミア]
 出演:ラミ・マレック(Rami Malek)、DJ・クオールズ(DJ Qualls)、ケイト・リン・シエル(Kate Lyn Sheil)
 物語:山男が、地元の保安官から逃げて、無人の別荘に潜り込み、冬をやり過ごそうとしている。彼は、海で迷子になっている夢を繰り返し見る。実際のところ、彼は、海で迷子になっているのだということがわかってくる。2つの体に1つの心。どうしてそのようなことが起きたのかが語られる。
 編集技師として10年以上のキャリアを持つ、サラ・アディナ・スミスの第2監督長編。

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 ・“My Entire High School Sinking Into the Sea”(米) 監督:ダッシュ・ショウ(Dash Shaw) [ワールド・プレミア]
 声の出演:ジェイソン・シュワルツマン、レナ・ダナム(Lena Dunham)、マヤ・ルドルフ、スーザン・サランドン、レジー・ワッツ(Reggie Watts)、ジョン・キャメロン・ミッチェル
 物語:災難が起こった時、高校の社会構造がいかに変化するかを検証する。
 同名の自作のグラフィック・ノベルの映画化。イラストレーター Steve Ditkoへのオマージュ+映画『タイタニック』with 60年代のオリジナル版『キャプテン・アメリカ』。
 グラフィック・ノベル作家のダッシュ・ショウの初監督長編。

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 ・“The Untamed(La Región Salvaje)”(メキシコ・デンマーク・仏・独・ノルウェー) 監督:アマ・エスカランテ(Amat Escalante) [北米プレミア]
 出演:Ruth Ramos、Simone Bucio、Jesús Meza、Edén Villavicencio
 物語:メキシコ低地に近い町で、アンヘルとアレハンドラの若い夫婦が危機を迎えている。相手を傷つけないでは済まないことは互いに気づいている。山間に隕石が落ちる。彼らの生活を変えるようなことが起こる……。
 ベネチア国際映画祭2016 コンペティション部門出品。


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 *当ブログ記事

 ・トロント国際映画祭2016 GALAS、SPECIAL PRESENTATIONS部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201607/article_29.html

 ・トロント国際映画祭2016 SPECIAL PRESENTATIONS部門 ラインナップ(続き):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201607/article_30.html

 ・トロント国際映画祭2016 カナダ作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201608/article_8.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月~11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

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