流れは変わった?! 米・製作者組合賞(PGA)2016 結果発表!

 第27回米・製作者組合賞(PGA)の受賞結果:が発表になりました。(1月23日)

 【映画部門】

 ◆ダリル・F・ザナック賞/劇場公開映画プロデューサー賞(The Darryl F. Zanuck Award For Outstanding Producer of Theatrical Motion Pictures) プレゼンター:マイケル・B・ジョーダン

 ◎『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
 プロデューサー:ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー

 ・『ブリッジ・オブ・スパイ』
 プロデューサー:スティーヴン・スピルバーグ、マーク・プラット、Kristie Macosko Krieger

 ・“Brooklyn”
 プロデューサー:フィノラ・ドワイヤー(Finola Dwyer)、アマンダ・ポージー

 ・“Ex Machina”
 プロデューサー:アンドリュー・マクドナルド、アロン・ライヒ(Allon Reich)

 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
 プロデューサー:ダグ・ミッチェル、ジョージ・ミラー

 ・『オデッセイ』
 プロデューサー:サイモン・キンバーグ、リドリー・スコット、マイケル・シェーファー、マーク・ハッファム(Mark Huffam)

 ・『レヴェナント:蘇えりし者』
 プロデューサー:アーノン・ミルチャン、スティーヴ・ゴリン、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、メアリー・ペアレント、キース・レドモン(Keith Redmon)

 ・『ボーダーライン』
 プロデューサー:ベイジル・イワンイク(Basil Iwanyk)、エドワード・E・マクドネル(Edward L. McDonnell)、モリー・スミス

 ・『スポットライト 世紀のスクープ』
 プロデューサー:マイケル・シュガー、スティーヴ・ゴリン、Nicole Rocklin、Blye Pagon Faust

 ・『ストレイト・アウタ・コンプトン』
 プロデューサー:アイス・キューブ、マット・アルヴァレス、F・ゲイリー・グレイ、ドクター・ドレー(Dr. Dre)、スコット・バーンスタイン

 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』の3人のプロデューサーは、2年前に『それでも夜は明ける』でも受賞しているトリオで、前回もヴィジョナリー賞を受賞しています。
画像

 ◆最優秀アニメーション・プロデューサー賞(The Award For Outstanding Producer of Animated Theatrical Motion Pictures) プレゼンター:アマンダ・セイフライド

 ・“Anomalisa”
 プロデューサー:Rosa Tran、デューク・ジョンソン、チャーリー・カウフマン

 ・『アーロと少年』
 プロデューサー:デニス・リーム

 ◎『インサイド・ヘッド』
 プロデューサー:ジョナス・リヴェラ

 ・『ミニオンズ』
 プロデューサー: クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー

 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』
 プロデューサー:クレイグ・シュルツ、マイケル・J・トラヴァーズ

画像

 ◆ドキュメンタリー劇場公開作品 プロデューサー賞(The Award for Outstanding Producer of Documentary Theatrical Motion Pictures) プレゼンター:フランシス・フィッシャー

 ◎“Amy”
 プロデューサー:ジェームズ・ゲイ=リース

 ・“The Hunting Ground”
 プロデューサー:エイミー・ジーリング(Amy Ziering)

 ・『ルック・オブ・サイレンス』
 プロデューサー:シーネ・ビュレ・ソーレンセン(Signe Byrge Sørensen)

 ・“Meru”
 プロデューサー:Elizabeth Chai Vasarhelyi、ジミー・チン(Jimmy Chin)

 ・“Something Better to Come”
 プロデューサー:Sigrid Dyekjær、Hanna Polak

画像

 【テレビ部門】

 ◆David L. Wolper賞/ロングフォーム番組プロデューサー賞(The David L. Wolper Award for Outstanding Producer of Long-Form Television) プレゼンター:ジェニファー・ジェイソン・リー

 ・“American Crime”(Season 1)
 対象者未発表。

 ・“American Horror Story: Hotel”(Season 5)
 プロデューサー:ブラッド・ファルチャック、ライアン・マーフィー、Brad Buecker, ティム・マイナー、ジェニファー・ソルト、ジェームズ・ウォン、アレクシス・マーティン・ウッドール(Alexis Martin Woodall)、Robert M. Williams Jr.

 ◎『FARGO/ファーゴ』(Season 2)
 プロデューサー:ノア・ホーリー、ジョン・キャメロン、イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン、ウォーレン・リトルフィールド、キム・トッド

 ・『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』(Season 2)
 プロデューサー:ニック・ピゾラット、スコット・スティーヴンス、スティーヴ・ゴリン、 Aida Rodgers

 ・“A Very Murray Christmas”
 対象者未発表。

 『FARGO/ファーゴ』は2年連続ノミネートで、2連覇。“American Horror Story”はシリーズとしては4年連続ノミネート。『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』は、前回、ノーマン・フェルトン賞/最優秀テレビ-ドラマ・プロデューサー賞にノミネート。

画像

 ◆ノーマン・フェルトン賞/最優秀テレビ-ドラマ・プロデューサー賞(The Norman Felton Award for Outstanding Producer of Episodic Television,Drama) プレゼンター:クラーク・グレッグ

 ・『ベター・コール・ソウル』
 プロデューサー:ヴィンス・ギリガン、ピーター・ゴールド、メリッサ・バーンスタイン、マーク・ジョンソン、Stewart A. Lyons、トーマス・シュノーズ、ジェニファー・ハッチソン、Nina Jack、Diane Mercer、ボブ・オデンカーク

 ◎『ゲーム・オブ・スローンズ』
 プロデューサー:デイヴィッド・ベニオフ、D・B・ワイス、バーナデッド・コールフィールド、フランク・ドールガー、キャロリン・ストラウス、ブライアン・コグマン、Lisa McAtackney、Chris Newman、グレッグ・スペンス

 ・『HOMELAND』
 プロデューサー:アレックス・ガンサ、アレクサンダー・ケリー、レスリー・リンカ・グラッター、ハワード・ゴードン、チップ・ヨハンセン、メレディス・スティーム、パトリック・ハービンソン、Michael Klick、クレア・デーンズ、Lauren White

 ・『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
 プロデューサー:ボー・ウィリモン、デイナ・ブルネッティ、ジョン・デイヴィッド・コールズ、ジョシュア・ドネン、デイヴィッド・フィンチャー、エリック・ロス、ケヴィン・スペイシー、Robert Zotnowski、カレン・ムーア

 ・『MAD MEN マッドメン』
 プロデューサー:マシュー・ワイナー、スコット・ホーンバッカー、ジャネット・レイヒー、セミ・チェラス、エリン・レヴィ、ジョン・ハム、Blake McCormick、トム・スマッツ

 『ベター・コール・ソウル』は初ノミネート。『ハウス・オブ・カード 野望の階段』は3年連続ノミネート、『ゲーム・オブ・スローンズ』は5年連続ノミネート。『HOMELAND』は2年ぶり3回目のノミネート。『MAD MEN マッドメン』は3年ぶり5回目のノミネート。

画像

 ◆ダニー・トマス賞/最優秀コメディー番組プロデューサー賞(The Danny Thomas Award for Outstanding Producer of Episodic Television、Comedy) プレゼンター:シェリル・ハインズ

 ・“Inside Amy Schumer”
 対象者発表。

 ・『モダン・ファミリー』
 プロデューサー:スティーヴン・レヴィタン、クリストファー・ロイド、ポール・コリガン、エイブラハム・ヒギンボーサム、ジェフ・モートン、ジェフリー・リッチマン、ブラッド・ウォルシュ、ダニー・ズーカー、ヴァリ・チャンドラセカラン、メーガン・ガンツ、エレイン・コー、ケニー・シュワルツ、チャック・テイタム、リック・ウィーナー、Chris Smirnoff、サリー・ヤング

 ・“Silicon Valley”
 プロデューサー:Mike Judge、アレック・バーグ、Jim Kleverweis、クレイ・ターヴァー、Dan O’Keefe、マイケル・ロテンバーグ、トム・ラサリー

 ◎『トランスペアレント』
 プロデューサー:ジル・ソロウェイ、アンドレア・スパーリング、ヴィクター・スー、ニーシャ・ガナトラ、リック・ローゼンタール、ブリジット・ベダード

 ・“Veep”
 プロデューサー:アーマンド・イヌアッチ、クリス・アディソン、サイモン・ブラックウェル、クリストファー・ゴッドシック、Stephanie Laing、ジュリア・ルイス=ドレイファス、Frank Rich、トニー・ローチ、Kevin Cecil、Roger Drew、Sean Gray、Ian Martin、ジョージア・プリチェット、David Quantick、Andy Riley、ウィル・スミス、Bill Hill

 “Veep”は3年連続ノミネート。『モダン・ファミリー』は6年連続ノミネート。他は初ノミネート。

画像

 ◆ノンフィクション番組プロデューサー賞(The Award for Outstanding Producer of Non-Fiction Television) プレゼンター:トニー・ヘイル

 ・“30 for 30”
 プロデューサー:コナー・シェル、ジョン・ダール、ビル・シモンズ、Erin Leyden、Andrew Billman、Marquis Daisy、Libby Geist

 ・“Anthony Bourdain: Parts Unknown”
 プロデューサー:アンソニー・ボーデン、クリストファー・コリンズLydia Tenaglia、Sandra Zweig

 ◎“The Jinx: The Life and Deaths of Robert Durst”
 プロデューサー:マーク・スマーリング、アンドリュー・ジャレッキー、ジェイソン・ブラム

 ・“Shark Tank”
 プロデューサー:マーク・ブルネット、Clay Newbill、Yun Lingner、Max Swedlow、ジム・ラッシュ、Brandon Wallace、Becky Blitz、Laura Roush、Shaun Polakow、Phil Gurin

 ・“Vice”
 プロデューサー:BJ Levin、ビル・マー、Eddy Moretti、Shane Smith、Jonah Kaplan、Tim Clancy、Ben Anderson、Shawn Killebrew

 “30 for 30”は3年連続ノミネート。“Shark Tank”は4年連続ノミネート。“Anthony Bourdain:No Reservations”は6年連続ノミネート、前々回受賞。他は初ノミネート。

画像

 ◆コンテスト番組プロデューサー賞(The Producer Guild Award for Outstanding Producer of Competition Television)

 ・“The Amazing Race”
 プロデューサー:ジェリー・ブラッカイマー、バートラン・ファン・ミュンスター、ジョナサン・リットマン、エリーゼ・ドガニエーリ、Mark Vertullo

 ・“Dancing with the Stars”
 プロデューサー:Rob Wade、Ashley Edens-Shaffer、Joe Sungkur

 ・“Project Runway”
 プロデューサー:Jonathan Murray、Sara Rea、デジレー・グルーバー、Jane Cha、ハイディ・クルム、ティム・ガン、Teri Weideman

 ・“Top Chef”
 プロデューサー:Daniel Cutforth、Tom Colicchio、Chaz Gray、Casey Kriley、Padma Lakshmi、Jane Lipsitz、Doneen Arquines、Erica Ross

 ◎“The Voice”
 プロデューサー:Audrey Morrissey、マーク・バーネット、John de Mol、Marc Jansen、Lee Metzger、Chad Hines、ジム・ラッシュ、Kyra Thompson、Mike Yurchuk、Amanda Zucker

 すべて連続ノミネート。“The Voice”は4年連続ノミネートで、3連覇!“Dancing with the Stars”は5年連続6回目のノミネート。“Top Chef”は8年連続ノミネート、“The Amazing Race”と“Project Runway”は9年連続ノミネート。3年前は“The Amazing Race”が受賞。

画像

 ◆ライブ・エンタテインメント番組&トーク番組プロデューサー賞(The Award for Outstanding Producer of Live Entertainment & Talk Television)

 ・“The Colbert Report”
 プロデューサー:スティーヴン・コルベア、Tom Purcell、ジョン・スチュワート、Meredith Bennett、Barry Julien、Emily Lazar、Tanya Michnevich Bracco、ポール・ディネロ、Matt Lappin

 ・“Key & Peele”
 対象者未発表。

 ◎“Last Week Tonight with John Oliver”
 プロデューサー:ティム・カーベル、ジョン・オリバー、Liz Stanton

 ・“Real Time with Bill Maher”
 プロデューサー:ビル・マー、Scott Carter、Sheila Griffiths、Marc Gurvitz、Billy Martin、ディーン・E・ジョンセン、Matt Wood

 ・“The Tonight Show Starring Jimmy Fallon”
 プロデューサー:ローン・マイケルズ、Jamie Granet Bederman、Katie Hockmeyer、Jim Juvonen、Brian McDonald、Josh Lieb、Gavin Purcell

 “Key & Peele”は初ノミネート。“Last Week Tonight with John Oliver”と“The Tonight Show Starring Jimmy Fallon”は2年連続ノミネート。“The Tonight Show Starring Jimmy Fallon”は、前回受賞。“Real Time with Bill Maher”は5年連続ノミネート、“The Colbert Report”は6年連続ノミネート。

 授賞式は、アンソニー・アンダーソン↓が出席。
画像

 ◆子供番組部門(The Award for Outstanding Children’s Program)
 ※対象者は未発表
 ・『ドックはおもちゃドクター』“Doc McStuffins”
 ・『Oops!フェアリーペアレンツ』“The Fairly OddParents”
 ・『すすめ! オクトノーツ』“Octonauts”
 ◎『セサミ・ストリート』
 ・『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』“Teenage Mutant Ninja Turtles”
 ・『トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド』“Toy Story That Time Forgot”

 ◆スポーツ番組部門(The Award for Outstanding Sports Program)
 ※対象者未発表。
 ・“Back on Board: Greg Louganis”
 ・“E:60”
 ・“Hard Knocks: Training Camp with the Houston Texans”
 ・“Kareem: Minority of One”
 ◎“Real Sports with Bryant Gumbel”

 “Hard Knocks~”はシリーズとしては3年連続ノミネート。
 “Real Sports with Bryant Gumbel”は5年連続ノミネートで前回受賞。

 ◆デジタル・シリーズ部門(The Award for Outstanding Digital Series)
 対象者未発表。
 ・“30 for 30 Shorts”
 ◎“Comedians in Cars Getting Coffee”
 ・“Epic Rap Battles of History”
 ・“Marvel's Agents of S.H.I.E.L.D.: Double Agent”
 ・“This American Life Presents: Videos 4 U”

 “30 for 30 Shorts”と“Comedians in Cars Getting Coffee”は2年連続ノミネート、“Epic Rap Battles of History”は3年連続ノミネート。“Comedians in Cars Getting Coffee”は2連覇。

 【特別賞・名誉賞】

 ◆マイルストーン賞(The Milestone Award) プレゼンター:リドリー・スコット
 エンタテインメント産業に歴史的な貢献をした人物に贈られる。米・製作者組合賞(PGA)の最高賞。
 ◎ジム・ギアノーパロス(Jim Gianopulos)
 ジム・ギアノーパロスは、20世紀フォックス・グループのチェアマンで、業界の様々な団体で重職を務めている。

画像

 ◆デイヴィッド・O・ゼルズニック賞/映画部門名誉賞(The David O. Selznick Achievement Award) プレゼンター:ゲイリー・オールドマン
 ◎デイヴィッド・ハイマン
 デイヴィッド・ハイマンは、『ハリー・ポッター』シリーズ、『ゼロ・グラビティ』などを手がけるプロデューサー。

画像

 ◆ノーマン・レア賞/テレビ部門功労賞(The Norman Lear Achievement Award in Television) プレゼンター:ヴィオラ・デイヴィス
 ◎ションダ・ライムズ
 ションダ・ライムズは、『グレイズ・アナトミー』や『スキャンダル 託された秘密』の製作・脚本、『殺人を無罪にする方法』の製作総指揮などを手がける。最初は、監督も手がけていたが、脚本に比重を移し、自らの製作会社を立ち上げ、『グレイズ・アナトミー』を成功させて以降は、次第に製作に専念するようになる。

画像

 ◆スタンリー・クレイマー賞(The Stanley Kramer Award) プレゼンター:アメリカ・フェレーラ +レディー・ガガのパフォーマンス
 社会問題にスポットライトを当てた作品に贈られる。
 ◎“The Hunting Ground”

画像

 ◆ヴィジョナリー・ヴァンガード賞(The Visionary Vanguard Award) プレゼンター:J・J・エイブラムス
 ◎Industrial Light & Magic (ILM)

画像

--------------------------------

 ◆映画部門について

 映画部門のノミネーションに関して、米国アカデミー賞との関連性を見てみると、ノミネート作品数が10本(~最大10本)になったこの6年について見てみると、2009年度は10本中8本が同じで、2010年度は10本中9本が同じ、2011年度は9本中7本が同じ(PGAのノミネーションは10本)、2012年度は9本中8本が同じ、2013年度は9本中8本が同じ、2014年度は8本中7本が同じになっています。

 本年度は、上記の中から『ストレイト・アウタ・コンプトン』、『ボーダーライン』、“Ex Machina”が落ちて、『ルーム』が米国アカデミー賞作品賞にノミネートされています。

 受賞結果では、過去26回で、米国アカデミー賞と一致したのは19回で、この回数を一致度が高いと見るか、それほどでもないと見るかは、微妙なところですが、2008年以降すべて一致していて、そのデータの方がより重要視されるかもしれません。

 2010年度は、PGA発表前は、『ソーシャル・ネットワーク』が文句なしに作品賞の本命でしたが、PGAで『英国王のスピーチ』が受賞したことで流れががらっと変わってしまっています(というか、流れが変わったことをPGAが教えてくれたと言うべきかもしれません)。

 2011年度は、『アーティスト』が作品賞に本命視されていながら、外国映画であることで本当に受賞できるかどうか確信が持てなかったところ、PGAを受賞したことで、作品賞受賞をより確実なものにしました。

 2012年度は、有力視された『アルゴ』と『ゼロ・ダーク・サーティ』が米国アカデミー賞監督賞にノミネートされなかったことで、作品賞の行方がどうなるのか注目されましたが、PGAで『アルゴ』が受賞して、米国アカデミー賞作品賞受賞への流れを作っています。

 2013年度は、『それでも夜は明ける』が安定した評価を得ていたのが、PGAでは『ゼロ・グラビティ』とのダブル受賞となり、米国アカデミー賞作品賞はどうなるか、予想がつかなくなったところで、最終的に『それでも夜は明ける』が米国アカデミー賞作品賞を獲るという結果になりました。

 2014年度は、ずっと『6才のボクが、大人になるまで。』が作品賞の本命だったのが、PGAで『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が受賞し、それまでの流れが一気に変わりました。

 本年度の米・製作者組合賞(PGA)はまさかの『マネー・ショート 華麗なる大逆転』でした。現時点では、オスカー予想の4番手以下である『マネー・ショート 華麗なる大逆転』が米国アカデミー賞作品賞を受賞するとは考え難いですが、過去の例を見ると、全く可能性がないとも言い切れません。BAFTA英国アカデミー賞と監督組合賞(DGA)で、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』が受賞すれば、一気に流れが変わるかもしれません。

 ◆アニメーション部門について

 受賞結果に関しては、過去10年のデータでは、米国アカデミー賞長編アニメーション賞とは、6回一致しています。

 ◆ドキュメンタリー部門について

 米・製作者組合賞(PGA)に、ドキュメンタリー部門ができて9年。過去8年でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞と同じ結果になったのは3回だけで、ノミネーションもあまり重ならず、少なくとも現時点ではアカデミー賞を占うような賞にはなっていません。

 ちなみに、過去のデータを具体的に見てみると―
 ※◎印は同じ作品が受賞/一致したノミネート作品数

 2016年:?/2
 2015年:×/1
 2014年:×/0
 2013年:◎/2 受賞作:『シュガーマン 奇跡に愛された男』
 2012年:×/0
 2011年:×/1
 2010年:◎/2 受賞作:『ザ・コーヴ』
 2009年:◎/2 受賞作:『マン・オン・ワイヤー』
 2008年:×/1

 3年ごとに一致するなら、本年度は一致する年に当たります。また、ノミネーションで2作品が一致した年に受賞作が一致するなら、本年度は受賞作が一致することになります。

--------------------------------

 *この記事がなかなか参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事

 ・米・製作者組合賞(PGA)2016 映画部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_14.html
 ・米・製作者組合賞(PGA)2016 テレビ部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_87.html
 ・米・製作者組合賞(PGA)2016 ドキュメンタリー部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_28.html
 ・米・製作者組合賞(PGA)2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_30.html
 ・米・製作者組合賞(PGA)2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201502/article_2.html
 ・米・製作者組合賞(PGA)2014 長編映画部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_3.html
 ・米・製作者組合賞(PGA)2014 ドキュメンタリー部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_39.html
 ・米・製作者組合賞(PGA)2014 TV部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_11.html
 ・米・製作者組合賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_60.html
 ・米・製作者組合賞2013 ドキュメンタリー部門&テレビ部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_2.html
 ・米・製作者組合賞2013 映画部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_2.html
 ・米・製作者組合賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_63.html
 ・米・製作者組合賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_4.html
 ・米・製作者組合賞2012 ドキュメンタリー部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_5.html
 ・米・製作者組合賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_43.html
 ・米・製作者組合賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_8.html
 ・米・製作者組合賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_42.html
 ・米・製作者組合賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_4.html
 ・米・製作者組合賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_40.html
 ・米・製作者組合賞2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_4.html
 ・米・製作者組合賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_32.html

 ・全米映画賞レース2015の結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_70.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年1月~5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_49.html
 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年9月~2016年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201509/article_2.html

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック