サンダンス映画祭2016 ワールド・シネマ コンペティション部門 ラインナップ!

 【ワールド・シネマ ドラマ部門】(WORLD CINEMA DRAMATIC COMPETITION)

 全12作品のうち、特記以外はワールド・プレミア。

 ・“Belgica”(ベルギー・仏・オランダ) 監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
 出演:Stef Aerts、Tom Vermeir、シャルロッテ・ファンデルメールシュ(Charlotte Vandermeersch)、Hélène De Vos
 物語:カリスマティックで、気まぐれなフランクは、結婚して、子供がいる。根っからの女好きで、片目のジョーは、野心家だが、青臭いところがある。弟のジョーは、ベルヒカ(Belgica)という名のバーを開く。そのバーを兄のフランクが手伝うようになって、いい音楽がかかり、おしゃれな人や遊びなれた人が集まるようになって、ジョーとフランクは、バーを拡張するためのビジネス・パートナーになる。ベルヒカは、よりよく、より大きくなり、兄弟は成功への方程式をつかんだかと思えた。だが、やがてこの規模でビジネスをするには難しいことが多く、彼らの関係や個人生活にも問題が生じる。

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 ・“Between Sea And Land(La Ciénaga entre el mar y la tierra)”(コロンビア) 監督:Manolo Cruz、Carlos del Castillo
 出演:Manolo Cruz、Vicky Hernandéz、Viviana Serna、Jorge Cao、Mile Vergara、Javier Sáenz
 物語:アルベルトは、28歳で、カリブ海に面した湿地帯に住んでいる。彼には、神経障害があり、ベッドに縛りつけられていて、母のローサに面倒を見てもらっていた。彼の皮肉っぽいユーモアや創造力は、苦しみを耐える力ともなり、また、近くで会社を営むジセルは、愛情を持って、彼に接し、彼を楽しませた。しかし、アルベルトは恋人と暮らすことを夢見たが、そんな人生は、彼の目の前のカリブ海のように、近くにあるけれども手の届かないものだった。アルベルトが苦しみ始めて、ローサは、息子の背負っている重荷を担ぎ、1日外にでかけたいという彼の願いを叶えるために、自分の過去と向き合うことに決める。
 コロンビアの俳優Manolo Cruzの第1回監督作品。

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 ・“Brahman Naman”(英・インド) 監督:Q(Qaushiq Mukherjee)
 出演:Shashank Arora、Tanmay Dhanania、Chaitanya Varad、Vaiswath Shankar、Sindhu Sreenivasa Murthy、Sid Mallya
 物語:1980年代のインド。バンガロール大学に通うネイマンは、クイズ狂だ。彼は、カルカッタで開かれるクイズ大会に、高校時代の友人を誘うが、彼にはこの旅で童貞を捨ててしまいたいというもうひとつの夢があった。

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 ・“A Good Wife(Dobra zena)”(セルビア・ボスニア・クロアチア) 監督:ミリャナ・カラノヴィッチ(Mirjana Karanovic)
 出演:ミリャナ・カラノヴィッチ、ボリス・イサコヴィッチ、ヤスナ・ジュリチッチ、 ボヤン・ナヴォイッチ、Hristina Popovic、クセニヤ・マリンコヴィッチ
 物語:ミレーナは、50歳で、ベオグラード郊外の高級住宅地に住んでいる。彼女は、夫を愛し、料理を作ったり、人を楽しませたりするのが好きで、古い友人たちと集ったり、合唱団の仲間とつきあったりしていた。ところが、古いテープを見つけ、夫が恐ろしい戦争犯罪に関わっていたことを知り、同じころ、自分が癌にかかっていることを知る。
 『パパは、出張中!』『アンダーグラウンド』『ライフ・イズ・ミラクル』『サラエボの花』などに出演している女優ミリャナ・カラノヴィッチの第1回監督作品。

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 ・“Halal Love”(And Sex)”(レバノン・独・UAE) 監督:Assad Fouladkar [インターナショナル・プレミア]
 出演:Darine Hamze、Rodrigue Sleiman、Zeinab Khadra、Hussein Mokadem、Mirna Moukarzel、Ali Sammoury
 物語:4つの喜悲劇が並行して進む。BatoulとMokhtarは新婚だが、口論の果てに、嫉妬深いMokhtarは離婚に発展するのを恐れる。隣人のSalimは、夫婦円満の秘訣としてセックスに勝るものなしという考えの持ち主だが、妻のAwatefはくたびれ果てていて、夫の性欲を処理するために、第二夫人のようなものがいればいいと考えるようになる。早熟な彼らの娘たちは、鳥と蜂に関する仮説を思いつく。Loubnaは、バツイチで、やり手の服飾デザイナーだが、初恋の相手である青果商のAbu Ahmadとやり直せないかと考える。
 ドバイ国際映画祭2015出品。

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 ・“The Lure(Córki Dancingu)”(ポーランド) 監督:Agnieszka Smoczynska [インターナショナル・プレミア]
 出演:Marta Mazurek、Michalina Olszanska、ヤクブ・ギェルシャウ(Jakub Gierszal)、Kinga Preis、Andrzej Konopka、ズィグムント・マラノウィッチ(Zygmunt Malanowicz)
 物語:とあるダークナイト。ミュージシャンの一家が、水辺で、セイレーンの姉妹シルバーとゴールデンと出会う。2人は、彼らを襲ったりはしないと保証し、その後、ネオンきらめくワルシャワのダンス・クラブで、バンド フィグス&デイツにスカウトされる。シルバーは、美しいブロンドのベーシスト、ミエテクに恋するが、より狡猾なゴールデンは、血への渇望から逃れられず、妹のせいで、アメリカで新生活を始めるという夢が叶えられなくなるのを心配する。
 初監督長編。

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 ・“Pleasure. Love(Male Joy,Female Love/男歓·女愛)”(中) 監督:Yao Huang(黄堯)
 出演:Nan Yu(余男)、Daizhen Ying(應岱臻)、グオ・シャオドン(郭暁冬/Xiaodong Guo)、Yi Sun(孙怡)
 物語:若い男性と若い女性の、情熱的な2つの初恋が語られる。どちらも、ダンスホールで、年下の娘が年上の青年に出会って、恋に落ちるところから始まる。娘は、未熟で頑固なところがあり、青年は娘の無垢で誠実なところを好きになる。彼らは、唯物論的な社会で、ピュアな温もりと愛を求める。彼らは、よりよい未来を求めて故郷を出て都会に向かうが、大事なものは心のうちにあることに気づく。

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 ・“Mammal”(アイルランド・ルクセンブルク・オランダ) 監督:Rebecca Daly
 出演:レイチェル・マクアダムス、バリー・コーガン、マイケル・マクマホン
 物語:マーガレットは、バツイチで、ダブリンで暮らしている。ある日、彼女は、赤ん坊の頃に捨てた息子が、18歳になっていて、死んでいるのが見つかったと知らされる。彼女の、孤独でシンプルな生活は、悲劇的に破綻へと向かう。元夫が彼女に一過性の怒りをぶつけてくる一方で、10代のホームレス、ジョーが彼女の生活に入り込んできて、マーガレットは、彼に部屋を与えることにする。彼女は、これまで経験したことのない母親としての気分を味わう。やがて、彼女は、ジョーとの関係について、母親らしい愛情と、肉欲的な親密さを求める気持ちとの間で、揺れ始める。
 第2回監督長編。

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 ・“Mi Amiga Del Parque”(アルゼンチン・ウルグアイ) 監督:Ana Katz [インターナショナル・プレミア]
 出演:フリエタ・ジルベルベルグ(Julieta Zylberberg)、Ana Katz、マリセル・アルバレス(Maricel Álvarez)、ミレージャ・パスクアル(Mirella Pascual)、Malena Figó、ダニエル・エンドレール(Daniel Hendler)
 物語:リズの夫は、映画監督で、今、チリで撮影をしていて、リズは生まれたばかりの息子の世話に孤軍奮闘している。公園のママさんグループの中に居場所を見つけられないと感じたり、夫にあらぬ疑いをかけられたり、新しく雇ったメイドをジャッジしなければならかったりしていた彼女は、ある日、ブランコのところで、工場労働者でシングルマザーのローサと出会う。リズは、率直なもの言いをするローサに惹かれるが、次第に階級の違いも明らかになってくる。ローサの本心や彼女のどろどろの家庭事情に関する噂を聞くに及び、リズが彼女とつき合うことで悪影響を与えられるのではないかと心配になってくる。
 アルゼンチン・アカデミー賞2015 助演女優賞(マリセル・アルバレス)受賞。主演女優賞(フリエタ・ジルベルベルグ)、脚本賞、新人女優賞(Malena Figó)ノミネート。

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 ・“Much Ado About Nothing(Aquí no ha pasado nada)”(チリ) 監督:アレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラス(Alejandro Fernández)
 出演:アウグスティン・シルヴァ(Agustín Silva)、アレハンドロ・ゴイック(Alejandro Goic)、ルイス・ニェッコ(Luis Gnecco)、パウリーナ・ガルシア(Paulina García)、Daniel Alcaino、Augusto Schuster
 物語:ヴィンセンテは、大学生で、夏休みを海辺のファミリーハウスで過ごしていた。ある夜、パーティーから抜け出した彼は、仲間と一緒に車に乗り込むが、ひき逃げ事故を起こしてしまう。記憶は曖昧で、仲間の言うことも違う。このままでは犯罪を犯してしまうことになるが、特に問題なのは、車を運転していたのが、大物政治家の息子であることだった……。
 実際に起きた事件に基づいた映画作品。
 『フアチョ』“Huacho”でサンダンス・NHK国際映像作家賞を受賞したアレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラスの第4回監督長編。“Matar a un hombre”でサンダンス映画祭2014審査員特別賞受賞。

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 ・“Sand Storm(Sufat Chol)”(イスラエル) 監督:Elite Zexer
 出演:Lamis Ammar、Ruba Blal-Asfour、ヒサーム・オマリ(Hitham Omari)、Khadija Alakel、Jalal Masrwa
 物語:イスラエルのベドウィン族の村で結婚式が開かれていた。花婿は、ジャリラの夫スリマンで、彼は若い第2夫人を嫁にもらおうとしていた。宴の間、ジャリラは、長女のライラが、大学からやってきた青年アヌアーといちゃいちゃしているのを目撃してしまう。一族の伝統では、そうした関係は許されず、一家の恥とされるものだった。ジャリラは、夫が隣のリビングで新しい妻とベタベタし始めたのを気にしないようにしつつ、ライラのことも自分の胸だけに収めようとする。彼女にとって世界は厳しく残酷で、それを乗り越えるためには、口を閉ざしているしかないというのがジャリラの考えだった。ところが、若い2人の精神は自由で、ライラは自分の人生について違う考えを持っていた……。
 初監督長編。
 ベルリン国際映画祭2016 パノラマ部門出品。

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 ・“Wild”(独) 監督:ニコレッテ・クレビッツ(Nicolette Krebitz)
 出演:Lilith Stangenberg、Georg Friedrich
 物語:寒く、平凡な町のはずれで、アニアは、野性のオオカミと出会う。彼女の中の深いところにあった情熱が目覚め、それまでの退屈で辛いだけだった日常が吹き飛ぶ。彼女は、オオカミをつかまえようと考えるが、オオカミに対する大胆な欲望が大きくなってくるにつれて、自然界に引きずり込まれ、自分の中の「メス」が明確になり、社会的な美徳などどうでもよくなってきたことに気づく。やがて野性の世界と現代文明のバランスが曖昧になり始め、彼女は、偽善も、義務的なセーフティーネットもなしで生きてみようと決心する。
 『バンディッツ』『トンネル』などで知られるドイツの女優ニコレッテ・クレビッツの第3回監督長編。

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 【ワールド・シネマ ドキュメンタリー部門】(WORLD CINEMA DOCUMENTARY COMPETITION)

 全12作品のうち、特記以外はワールド・プレミア作品。

 ・“All These Sleepless Nights(Wszystkie Nieprzespane Noce)”(ポーランド・英) 監督:Michal Marczak
 フィルムメーカーのMichal Marczakは、過去のトラウマと、未来に向けてあふれんばかりのエネルギーを放つ新しい世代の間にある、現在のワルシャワを、美術学校の生徒クリスとミハルをドキュメントすることでとらえようとする。クリスは、長くつきあったガールフレンドと別れて、友人のミハルとともに、夜のメトロポリスへと繰り出していく。パーティーからパーティーへ。次々と出会いを重ね、チェーン・スモーキングをし、酒を飲み、ダンスをする。Michal Marczakは、それを夢のように撮影し、流れるように編集した。そこには、発見と偶像破壊を行なったフランス・ヌーヴェルバーグの精神を重ねている。
 “Fuck for Forest”が話題になったMichal Marczakの第3作。

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 ・“A Flag Without A Country”(イラク) 監督:バフマン・ゴバディ [北米プレミア]
 シリアからイラクにやってきた2人のクルド人の肖像。パイロットのNariman Anwarは、30代で、2013年のイラクのクルディスタン議会選挙の時、スピーチをするために、群衆が集まっているところに飛行機を着陸させたが、その後、性急に飛び立たせたため、墜落事故を起こし、辛くも生き延びたということで知られている。彼は、自分の航空学校に子供たちが入ってくれることを希望している。Helly Luvは、将来有望なシンガーで、ミュージック・ビデオのためにカラシニコフとクルディスタンの旗を集めている。彼女は、クルディスタンの独立のために曲を書き、歌う。彼らはともに発展と自由と連帯を追求している。クルド人に対する新たな戦争の真っただ中で、Nariman Anwarは、遠い昔に失われてしまった愛を回想し、Helly Luvは、シリアとの国境に近い難民キャンプでクルド人の子供たちとコンタクトを取る。彼らは、厳しい生活環境や戦争、ISISからの攻撃といった現状の中で、人々の力の源となっている。
 釜山国際映画祭2015 アジア映画の窓部門出品。

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 ・“Hooligan Sparrow(海南之后)”(中・米) 監督:Nanfu Wang(王男栿)
 2013年5月8日、海南万寧第二小学校の校長と政府の職員が、小学校6年生の女子6人をホテルに連れ込むというスキャンダルが起きる。活動家Ye Haiyan(叶海燕)(その名からフーリガン・スパロウと呼ばれる)率いるグループが、抗議活動を始める。彼女は、たちまち、国の敵とみなされるようになるが、拘束されても、取り調べを受けても、彼女は抗議活動をやめようとはしない。
 初監督作品。

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 ・“The Land of The Enlightened”(ベルギー) 監督:Pieter-Jan De Pue
 監督のPieter-Jan De Pueは、最初、戦争で疲弊したアフガニスタンと新しい世代を行き当たりばったりで撮影していた。米軍が撤退し始めた時、彼はこれまで知られていなかった土地に深く入り込み始める。そこでは、子供たちがギャングと化していて、キャラバンがブルーのジェムストーンを密輸する流通ルートを支配し、戦争で取り残された鉱山から爆弾を盗み出して売り捌いていた。放置されて錆びた戦車は、彼らの遊び場となった。こうして、厳しい風景の中に新しいルールが形作られてきている。
 16mmで5年かけて撮影された。
 初長編ドキュメンタリー。

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 ・“The Lovers And The Despot”(英) 監督:Robert Cannan、Ross Adam
 シン・サンオク(申相玉)(1926-2006)は、韓国の映画界で監督デビューし、当時、大スターだった映画女優のチェ・ウニ(崔銀姫)と結婚するが、その後、離婚する。そんな2人の運命が大きく変わるのは、1978年。香港に来ていたチェ・ウニが北朝鮮によって拉致され、続いて、シン・サンオク監督も拉致される。2人の拉致を指示したのは映画マニアとして知られる金正日だった。2人のことは、対外的には、自発的亡命と説明された。どこにも逃げられない。拷問と投獄と監視の中で、2人の愛は再熱する。異常な状況の中で映画製作が続けられた。1986年、ウィーンに滞在していた2人は、アメリカ大使館に飛び込み、本当の「亡命」を求めた。2人が北朝鮮に拉致されて、映画製作をさせられていたことは、その時になってようやく明らかにされた。
 本作には、金正日が、映画のプロットについて議論しているところ、といった極秘の記録を含む、レアなアーカイブ映像が使われている。
 “Three Miles North of Molkom”(2008)が話題になったRobert Cannanの第2回監督ドキュメンタリー。Ross Adamは初監督作品。

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 ・“Plaza De La Soledad”(メキシコ) 監督:Maya Goded
 カルメン、レティー、ラクエル、エスター、……。50代から80代までの彼女たちは、メキシコシティーのLa Mercedに立つ娼婦たちだ。写真家から映画監督に転身したMaya Godedは、20年以上にわたって、彼女たちの人生を間近で撮り続けてきた。カメラは、彼女たちの歴史や家族、迷信、希望をとらえ、よりよい生活を(可能なら真実の愛を)目指して生き抜こうとする姿を、ユーモアと威厳を込めて、記録している。
 初監督作品。

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 ・“The Settlers”(仏・カナダ・イスラエル・独) 監督:シモン・ドータン(Shimon Dotan)
 1967年の6日間戦争でイスラエルが圧倒的な勝利を収めてからおよそ50年、約10万人のイスラエル人がヨルダン川西岸に入植して、コミュニティーを広げている。入植者たちは、地域のパレスチナ人住民と直接衝突を起こしたり、国際的な非難を浴びたりもしていて、現代シオニズムの正しい先導者と見なされることもあれば、地域の平和の障害となる不法占拠者と見なされることもある。
 ヨルダン川西岸のユダヤ人入植者に関して、包括的にとらえた初めてのドキュメンタリー。
 『シールズ/栄光の戦士たち』『ザ・ウォリアーズ』『バニシング・ヒーロー』などで知られる監督・プロデューサーのシモン・ドータン監督の最新作。将来のテロリストの芽を摘むためにパレスチナ人を投獄しているイスラエルの刑務所に関するドキュメンタリー“Hot House”でサンダンス映画祭2006審査員特別賞受賞。

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 ・“Sky Ladder:The Art of Cai Guo-Qiang”(米) 監督:ケヴィン・マクドナルド
 中国出身のアーティスト蔡國強(ツァイ・グオチャン/Cai Guo-Qiang)に関するドキュメンタリー。火薬を用いた作品制作や、火薬の爆発によるパフォーマンスやインスタレーションで知られ、10年近く日本に滞在したこともあり、日本での展覧会やプロジェクトも多く開催されている。本作では、彼の友人や家族、美術界の関係者にインタビューし、彼が過ごした文化大革命時代の少年期から、美術界のスーパースターになった現在までをたどる。クライマックスは、20年ごしのプロジェクトである、「天にかける炎のハシゴ」で、2015年6月15日、中国の故郷の村で実現させた。

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 ・“Sonita”(独・イラン・スイス) 監督:Rokhsareh Ghaem Maghami [北米プレミア]
 18歳の、イランの女性ラッパーSonitaに関するドキュメンタリー。または、新しい世代のアーティストの目を通して、映し出される現代イラン社会のコントラスト。Sonitaは、ビッグになることを夢見ているわけではない。正義の希求、恐れ、女性差別主義の横行が彼女を叫ばせるのだ。カリスマ的な存在感と、生き生きとした目が、彼女の未来を変えるのに、そう時間はかからないに違いない。監督Rokhsareh Ghaem Maghamiの手助けもあって、彼女は、アフガニスタンからユタまでを見てまわる機会を得る。ところが、保守的な彼女の母親は、いい時期にお嫁に行った方がよいと言って、彼女の人生を脱線させようとする。
 第2長編ドキュメンタリー。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2015出品。

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 ・“Tickled”(ニュージーランド) 監督:Dylan Reeve、David Farrier
 「耐久くすぐりコンテスト」の世界に迫った作品。
 オンライン・エディターとして活躍するDylan Reeveと、ジャーナリストであり、俳優としても活躍するDavid Farrierの初監督長編ドキュメンタリー。

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 ・“We Are X”(英・米・日) 監督:スティーヴン・カイヤック(Stephen Kijak)
 2014年のマディソン・スクエア・ガーデンでのライブを核に、X Japanの結成から現在までを俯瞰したドキュメンタリー。マリリン・マンソンやデイヴィッド・リンチがキャメオ出演している。
 『ストーンズ・イン・エグザイル ~「メイン・ストリートのならず者」の真実』『BACKSTREET BOYS:SHOW ‘EM WHAT YOU’RE MADE OF』で知られるスティーヴン・カイヤックの最新作。

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 ・“When Two Worlds Collide”(ペルー) 監督:Heidi Brandenburg、Mathew Orzel
 アマゾンの原住民のリーダーAlberto Pizangoは、ビッグ・マネーによるアマゾンの開発に反対して、追放され、20年間、刑務所に入れられる。彼の奮闘は、アマゾンの運命と地球の気候の未来に関して、相反するヴィジョンを明らかにする。
 初監督作品。

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 *当ブログ記事

 ・サンダンス映画祭2016 US コンペティション部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_1.html

 ・サンダンス映画祭2016 コンペティション部門以外のラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_12.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年9月~2016年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201509/article_2.html

 追記:
 ・サンダンス映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_1.html

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